感想一覧
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[良い点]
一人称を主人公とヒロインのふたりへ割り振り、それぞれがしてしまう若さゆえの依怙地さと、先入観や思い込みによって生じてしまう誤解とすれ違い。
やはり良いですね。青い男女が陥りやすい青い苦悩というのは。
当人たちは必死だろうと分かっていても、すでに通過した年寄りの目から見ると微笑ましく思えてしまいます。
特に最後、ようやく流れや体裁、安いプライドをかなぐり捨てて本心を吐露するところは、幼かった雛鳥がやっと巣を旅立つ様にも似て、とても綺麗な閉じ口だと思います。
[気になる点]
これに悪い点を上げろというのは結構な無理を……と思いますが、まあ形式上でも書かないわけにはいきませんし、言い掛かり的なものをひとつ。
この作品、慣れていない方が読んだら相当にイライラするでしょうねえ(苦笑)。
こうした心理描写の多い作品の場合、神様視点である読み手はどうしても「なんでそんなこと言うんだよ!」とか、「どうしてその程度のことも気づかないんだよ!」などと、見て分かっているからこそ言えることをさも、「自分だったら分かる」と勘違いして苛立ちを募らせたりしますが、現実ではエスパーでもない限り無理な相談です。
そういった意味では、好き嫌いのはっきり分かれる作品だとは思います。
というか、
恋愛ものが好きな方が読む分には、別に何の問題も無いんですけどね(笑)。
[一言]
吉崎くん、お気の毒に……。
あ、これは割と本気の一言です。
学生時代、かなり良く似たシチュエーションでふられた友人がいたもので、変に感情移入してしまいました。
聡実ちゃんと東二くんは「破れ鍋に綴蓋」という感じで、これからは良好な交際が期待できるでしょうが、個人的には吉崎くんのキャンパスライフが幸多いものとなりますようにと願わずにはいられません(笑)。
一人称を主人公とヒロインのふたりへ割り振り、それぞれがしてしまう若さゆえの依怙地さと、先入観や思い込みによって生じてしまう誤解とすれ違い。
やはり良いですね。青い男女が陥りやすい青い苦悩というのは。
当人たちは必死だろうと分かっていても、すでに通過した年寄りの目から見ると微笑ましく思えてしまいます。
特に最後、ようやく流れや体裁、安いプライドをかなぐり捨てて本心を吐露するところは、幼かった雛鳥がやっと巣を旅立つ様にも似て、とても綺麗な閉じ口だと思います。
[気になる点]
これに悪い点を上げろというのは結構な無理を……と思いますが、まあ形式上でも書かないわけにはいきませんし、言い掛かり的なものをひとつ。
この作品、慣れていない方が読んだら相当にイライラするでしょうねえ(苦笑)。
こうした心理描写の多い作品の場合、神様視点である読み手はどうしても「なんでそんなこと言うんだよ!」とか、「どうしてその程度のことも気づかないんだよ!」などと、見て分かっているからこそ言えることをさも、「自分だったら分かる」と勘違いして苛立ちを募らせたりしますが、現実ではエスパーでもない限り無理な相談です。
そういった意味では、好き嫌いのはっきり分かれる作品だとは思います。
というか、
恋愛ものが好きな方が読む分には、別に何の問題も無いんですけどね(笑)。
[一言]
吉崎くん、お気の毒に……。
あ、これは割と本気の一言です。
学生時代、かなり良く似たシチュエーションでふられた友人がいたもので、変に感情移入してしまいました。
聡実ちゃんと東二くんは「破れ鍋に綴蓋」という感じで、これからは良好な交際が期待できるでしょうが、個人的には吉崎くんのキャンパスライフが幸多いものとなりますようにと願わずにはいられません(笑)。
ありがとうございます!
登場人物たちのうじうじした悩みなんかは、私自身感じている、感じていたものであることが多くて、そのせいでいっそう長々といらいらするくらい堂々巡っている描写が多いのだと思います。私もまだまだ若造なので、そういう意味で今しか書けないものだったのかな、なんて思ってみたり。
ただ、評価していただいた、最終話の感情を吐露する場面、あのようなことは現実では少なくて(とりあえず私の周辺では殆どありませんでした)、書いている最中は「話をまとめるための都合の良い展開」程度の認識でしたが、ぶちまけて解決してすっきりする、というのは現実で心中求めている解決法だったのかもしれません。
とまたぐちぐちし始めましたので、一言に書いていただいたことについてでも。
吉崎くんは本当にかわいそうなやつです。最終話にぽっとでてすぐ振られました。
この手の恋愛小説や恋愛マンガでは、正直当て馬やライバルの方がいい女(男)だろこれ、という思いを抱いてしまうことが多いですよね。まあ物語上東二ではなく吉崎くんを選ぶという選択肢は私にとってありえませんが、実際の物件としては吉崎くんの方がいい男だと思います。
彼のキャンパスライフについて語ることは多分ありませんが、幸多かれと私も願っています(他人事)。
登場人物たちのうじうじした悩みなんかは、私自身感じている、感じていたものであることが多くて、そのせいでいっそう長々といらいらするくらい堂々巡っている描写が多いのだと思います。私もまだまだ若造なので、そういう意味で今しか書けないものだったのかな、なんて思ってみたり。
ただ、評価していただいた、最終話の感情を吐露する場面、あのようなことは現実では少なくて(とりあえず私の周辺では殆どありませんでした)、書いている最中は「話をまとめるための都合の良い展開」程度の認識でしたが、ぶちまけて解決してすっきりする、というのは現実で心中求めている解決法だったのかもしれません。
とまたぐちぐちし始めましたので、一言に書いていただいたことについてでも。
吉崎くんは本当にかわいそうなやつです。最終話にぽっとでてすぐ振られました。
この手の恋愛小説や恋愛マンガでは、正直当て馬やライバルの方がいい女(男)だろこれ、という思いを抱いてしまうことが多いですよね。まあ物語上東二ではなく吉崎くんを選ぶという選択肢は私にとってありえませんが、実際の物件としては吉崎くんの方がいい男だと思います。
彼のキャンパスライフについて語ることは多分ありませんが、幸多かれと私も願っています(他人事)。
- ミノマ
- 2014年 07月29日 20時30分
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