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感想一覧

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[良い点]
○恋愛感情で状況が見えなくなるということは、やむを得ない面もあるのだろうと思います。がそれだけに、その最中にあって自分の置かれた状況について冷静に見ることの出来る人は立派です。アマーリエはそれができました。シャルロッテが誇らしく思うのも納得です。
○そして自分が仕える相手を傑物と思えるというのは幸せなことだと思います。相手が年下であればなおのことでしょう。
○「死」以外では分かたれることのない二人とは誰のことなのか。巧みな筆致で綴られ、いろいろに想像しながら読むことができました。読み終えて、ああ、こういうことだったのかと納得します。よく練られた作品だと思います。
○難解になりがちな、国々の事情や力関係などもわかりやすく説明されていました。
○平和そうに見えながら、実は策謀渦巻いている様も読んでいてスリリングでした。厳しい時代なのだなと、改めて世界観を思いました。

○アマーリエが全て見抜いていたと悟った時、シャルロッテは「さすがは自分の主だ」と考えます。「さすがはグリューネバルトの王女だ」とは考えなかったわけです。これは重要な点だと思います。彼女がいかに、立場を含めて自らが自らであることを矜恃として生きているのか、端的に表れた感慨だと思うからです。
○この作品から強く感動を覚えるのは、そのように自らの力を正しく認識する、ゆえに気高くある者が、自分以上の存在を再確認し更なる恭順を誓う物語だから、というのも理由の一つに挙げられるのかなと思います。シャルロッテの知見は見事でしたし、迷いつつもその上で取った行動もまた同様です。
○しかしその彼女を含め、先んじて全てを見通していたのがアマーリエでした。どちらの描写が不足していても伝わらない難しい題材だと思われます。しかし、シャルロッテの恭敬の思いは共感として読者に伝わります。タイトルにもなる彼女の一言は、これ以上無いほど適切に選ばれた一言となりました。構成と筆力のレベルの高さを感じずにはいられません。

○作者様の別の作品には、この後の二人の様子が語られているように思えるものがあります。本作はストーリーもさることながら、二人の絆がどのように培われてきたのか、その一部を物語る秀逸な作品だと思います。それら別作品と共に、時系列に沿わずに読んでも楽しめるのも素晴らしいです。一読を強くお勧めします。
[一言]
女性の潔さや凜とした美しさがモチーフとなることは、作者様の作品の特徴とも言えるかと思います。本作でもそれがよく表れていたと思いました。
  • 投稿者: Milla
  • 2017年 02月18日 15時17分
 中世。
 豊かではないから戦争になるのか、戦争に明け暮れるから豊かではなくなるのか。
 とかく領土争いが絶えない時代です。
 そんな時代ですから、個々の幸せよりも国の存続が優先されることになります。
 身分によって、あるいは男女の違いによって扱いが違うことも、社会を維持するシステムとして当然というのが常識の世界。
 個人としては生きていくのが不自由な世界だと思います。
 そういう世界の中で、強く生きていく女性を書きたくて生まれてきたのがこのアマーリエとシャルロッテです。
 強いと言っても、国のトップに立ったり戦場で剣を振るったりという強さではありません。芯の強さ、器の大きさみたいなものです。
 けれどこの二人、作者などよりよっぽど器が大きいようで、彼女たちを書くには筆力が追いついていない感じがしています。
 もっともっと魅力的に書きたいなぁ、といつも思うのです。

 Milla様には彼女たちについて、気高さ、潔さ、凛とした美しさと仰っていただきました。
 いつも作品を深く読んでくださるMilla様ゆえに彼女たちをご理解いただいたところもあると思いますが、共感いただけたことは大いに自信になります。
 感想をいただくことが作者を成長させる、それを痛感しています。
 本当に、いつもありがとうございます。
  • 醉鏡
  • 2017年 02月19日 09時19分
[良い点]
面白かったです。読んでいくたびに頭に浮かぶ疑問が、話が進むにつれ解き明かされ、最後は決然とした姫の姿にこころ打たれる。短い区切りの中でここまで世界観を作り出せる手腕はさすがです。読ませて頂きありがとうございました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 23歳~29歳
  • 2014年 02月15日 08時51分
管理
姫と侍女というのは大好きなシチュエーションで、まだまだ書いてみたい世界です。
頭の中でつくり上げた世界観をなんとか文章化できていたようでホッとしました。
お褒めいただいた点に磨きをかけ、弱点を克服し、この世界観でいつかしっかりとした長編を書いてみたいと思っています。
感想をいただけて嬉しかったです。
ありがとうございました!
  • 醉鏡
  • 2014年 02月16日 10時23分
[良い点]
30枚という短い枚数で、きっちり世界観を仕上げているのがすごいなぁと思いました。
ちゃんと世界を造り上げながら、ストーリーも作っていて結末までしっかりと書かれている。普通なら枚数におさめるために詰め込みすぎな印象になってしまうのに、きっちりと書かれていてさすがだなと思いました。
[気になる点]
恋人であったマティアスの年齢がちょっと、幼すぎかなと思ってしまいました。幼い口調にするなら14歳でも良いのですが、若くたくましい腕に抱かれているのなら14歳だと幼すぎるように思います。王女もたしかに若くはありますが、……どうもマティアスの年齢でうまく入り込めないものがありました。
あとは、冒頭できっちり世界を描いているからこそ世界観が確立しているのだとは思いますが、そこをもう少し削って書くキャラクターの掘り下げをもっとしていったほうが話に奥行きが出たのではないかと思いました。
[一言]
作品を読ませていただきました。感想を残していきます。

タイトルのインパクトから、はじめは壮大なラブストーリーだと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。わたしもこれくらい思い切って書かなきゃだめだなと勉強になりました。

これからもどうぞ頑張ってください!

  • 投稿者: 玉木 久芳
  • 23歳~29歳 女性
  • 2014年 02月02日 20時03分
感想&ご指摘、御礼申し上げます。

実はこのキャラクターや世界観でいくつか作品を書いたことがあるのです。
きっちり仕上がっているように感じていただけたのは、もともとある程度世界観が固まっていたためだと思います。
マティアスのことは、仰っていただけるまで気がつきませんでした。
どうも気に入っているキャラ以外はおざなりな扱いになってしまいます。そのあたりをきちんと書くようにしないと、作品の完成度は上がっていかないのでしょうね。
丁寧に読んでいただいてありがとうございます。
なろうさんで公開した甲斐がありました。
  • 醉鏡
  • 2014年 02月02日 22時31分