感想一覧

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[良い点]
 絵本のような大きく温かな世界観と鮮やかな色彩が目に浮かぶようでした。
 そして自分にとって大切な何かとは何か、を考えさせられました。
[一言]
 読了後も余韻が残り、ほんわかとした気分になれました。
 この小説には様々な愛が溢れていると思います。
嘉月アオ様

この度は作品への感想、ありがとうございました。
読了後の余韻というのは、「終わりよければ~」ではありませんが、作品の全体像を決めるものとして非常に重要な部分だと思っております。

冒頭と最後で同じ文章を掛け、さらに最後の一小節に「……しん」が加わっているのも、その「読了後の余韻」を重視したからです。

繋がり、紡がれていく「愛情」を作品の中で垣間見て頂ければ嬉しく存じます。
[良い点]
普段何気なく目にしている光景がまったく違うものに感じられてとても新鮮でした。
[一言]
初めまして、氷翠朔と申します。
絵本のように心に優しく語り掛けてくるお話、とても素敵でした。大人だけではなく、子供にもぜひ読んでほしいと切に思いました。
  • 投稿者: 氷翠朔
  • 2014年 03月03日 15時29分
氷翠朔様

はじめまして、竹條です。
この度は作品への感想、誠にありがとうございました。

作品を書くにあたって、まず「絵本」を意識しました。
子供と大人がこの話を読みながら、そのメッセージについて一緒に考えてもらえたら……と願いを込めて作中にメッセージを込めました。



[良い点]
詩と童話のコラボ、という表現がいちばんしっくり来るのでしょうね。
根底に流れている作者様の愛情溢れる感性と、親から子へ、そしてまたその先へと綿々と繋げられていく愛情へのオマージュとして、素晴らしい作品です!
[一言]
何と言っても、作品にはその作者様の人と成りが映し出されるものだと思います。
そういう意味で、素晴らしい作者様と出会えたという感動が大きいです。
雪そのものが主人公という設定も新鮮でした。
ひらひら、しんしん。
まるで音楽の一小節のように心に残りました。

  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 03月02日 07時03分
管理
唯野誠一様

感想ありがとうございます。

唯野様から競演参加のお誘いを頂いたとき、その最中にこの話が頭に浮かびました。

童話というのは人が生まれて、たぶん一番最初に触れる「活字」の世界だと思います。
わたしは今でも、保育園時代に読んだひとつの絵本が忘れられません。
「うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブは抜けません」
この一小節からつながっていくストーリーに魅せられて、何十回、何百回と読んだ記憶があります。

あの絵本に出会えたからこそ、今の「本が好きな私」がいるのだと思います。

そして、伝えたいメッセージをわたしはこの作品の中に込めたつもりです。
どう受け取るか、何を受け取るかを読者様ひとりひとりにゆだねつつ……。

[一言]
とても素敵なお話でした。
絵本になったら、とっても素敵だろうな。
と思います。
どの場面もとても色彩が鮮やかに浮かんできます。
最後の…行かなきゃ行けない。
坊やにちょっと…ほろりとしてしまいました。

女の子の手の上のひとひらがとても尊く、愛おしいものに感じました。

天野音色様


感想を頂きまして、ありがとう御座います。

わたしもこの話が絵本で見れたらと思ったりしています(*´∀`)
童話の中で、真っ白な坊やが感じる様々な「色」
感情、景色、といったものを、出会った人(ではないですが)達から受け取って成長していく様子が描けていたら嬉しいです。

きっとそれぞれの「雪」に、たくさんのストーリーがあるのではないでしょうか。
[良い点]
韻を踏んだ読み易さ、擬音語をまぶした文体と、各キャラクターのしっかりとした個性が一般に童話とされる作品の如く表現されていて、ただ関心致しました。
この世界観をこの文体でここまで物語を運んだ技術に驚かされます。
読んでいて本当に幻想的な気持ちを抱かされたところがまた評価されるべき点ではないでしょうか。

雪の坊やがそこに訪れること、この童話の世界にはそれそのものに意味があるんだなぁと感じられました。最後に赤いマフラーの女の子に楽しい冬を伝えるメッセージとなって消えた、その表現もまた個人的に好きです。(いや本当、さながら「おーしーまいっ!」っと本を閉じられたような終わり方で、関心させられました。)
[気になる点]
前半の方はかなり短くコンパクトにまとめられているのに対して、後半へと進むにつれて情報量が多くなってきたこと、また登場人物に大きな心情の変化が無いにも関わらずそれによって文章構成に偏りが生まれてしまっていることにほんの少しの残念さを感じました。
説明文となった箇所をいくらか削り、表現を変えてみては?と勝手ながらふわふわ考えておりました次第です。

ですが、依然として文全体の読み易さは大きく劣らず、きれいに物語の風呂敷を閉じきっているので、これは気にするだけ無駄な些細な点なのやもしれません。
[一言]
〝良い点〟にて記しましたが、特徴のはっきりとしたメリハリのある小説だと思います。
また、普段このような形式の小説を書かれない方だと存じおります故、技術の参考とするには十分な教本的参考文章だったと思います。
  • 投稿者: Nagia
  • 2014年 02月28日 00時18分
ななん様

感想ありがとうございます。
童話として読みやすさを重視するために、あえて「5」文字と「7」文字で韻を踏みました。
擬音語も同じ理由です。

読者さま読み終わるときに、何かかしら、この話に込められたメッセージを感じていただけると嬉しいです。

前半のコンパクトさに比べて、後半に進むにつれて情報量が多くなっていたのは、実は私自身書いて気づいていました。
ですが、全編を通して「コンパクト」にまとめたとき、果たしてそれで「面白いのか」という疑問がわき、葛藤のすえ今のような形に落ち着きました。

初の短編なので不安もありましたが、身に余る評価を頂けたことに感謝するばかりでございます。

重ねて、感想ありがとうございました。
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