感想一覧

[良い点]
コミカルで荒唐無稽な宇宙人の侵略が描かれている『地球侵略編』から、次の『拉致漂流編』で玉ねぎが宇宙人の幼精脳だったという、まさかの事実が発覚するに至るまでのギャップが凄まじかったです。
その話を知ってしまうと玉ねぎの皮を剥き、切って刻むという今まで当たり前にしてきた行為がとても残酷で薄気味悪いものに思えてきました。『獅子身中編』の最後に玉ねぎから出てきた蟲は本当にただの虫だったのか心配になりますね。また節子が生ゴミ用の三角コーナーに玉ねぎを捨ててしまう行為も、残虐性が高いように感じられて戦慄します。
良い意味で後味の悪い余韻が棚引く物語でした。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。

[良い点]
「玉ねぎ」というワードから
ホラー作品の着想を得たあたり
すごいセンスを感じました
[一言]
Twitterから飛んできました
RTありがとうございます
年末にかけてなろうラジオ大賞に向けた
作品をあげていくので
よかったら読んでみてください

[良い点]
サルバドール・ダリなどのシュールレアリズムの絵画を見ているような気持ちで拝読しました。
現実感があるようで、現実を超えた世界観。夢の中のような非現実感。
作品の奥行きは長編にも表れていらっしゃいますね。

[良い点]
・未知の生物を食べてしまう日本人の業の深さよ
[一言]
Twitterで作品の紹介いただきありがとうございます。
相変わらず、素晴らしい作品でした。

[一言]
3部作すべてを読んで、奇妙な出来事が殺伐と進んでいくこの物語に何とも言えない不気味さと恐ろしさを感じました。
「人間」の内面的な恐ろしさもよく表現されていて、恐怖を感じつつも面白かったです。
相変わらずの文章力、表現の巧さには感服しました。

奇妙で素敵な作品をありがとうございました！

[良い点]
玉ねぎ3部作。
読む前はほのぼの系かと思ったけど全然違った。
不思議な感じだけど、妙に引っかかるというかインパクトが有りました。
[気になる点]
どういった気持ちで書いたんだろう？
と、最後のあとがきを読むまでずっと考えてました。
それぐらい不思議でした。
[一言]
個人的には「地球侵略編」の
『世界中の食糧危機も全て解決した』
というオチが好きでした。

恐らく『玉ねぎという食料が手に入ったため』
なのでしょうが、
『人類も適当に間引いた方が良い』
という超個人的な感想を持ったもので……

[良い点]
SF要素が強い小説はなかなか手に取らないということもあり、この三篇通したなかで「獅子身中編」が一番読みやすかったです。
三篇ともにアプローチが違っていて短編小説ながら読み応えのある作品でした。
お話もタマネギのことのみにとどまらず、いろいろな角度から解釈ができ、考えさせられます。
玉ねぎひとつでここまでお話を広げられるのかと目からウロコでした。

おばちゃん最恐は激しく共感です。
[気になる点]
重箱の隅をつつくようなかたちとなってしまいますが……。虫を潰したあとまな板だけでなくて包丁も洗っていただきたいなと思いました。
[一言]
始めたばかりのTwitterアカウントにもかかわらず、RT企画に参加していただいて本当にありがとうございました。
楽しく読ませていただきました。
作品のご紹介、感謝致します。

[良い点]
『ミヅチ』の方とはまた違った魅力を感じる作品でした。最初読んだときは、『ん？』となりました。2度目、これは何かしらの暗喩だなと思い、じっくり読み、ゾッとしました。最後の解説まで面白く、興味深く拝見しましたが、この作品は何度も読んでスルメのように味わい、自分で解釈するのが楽しいと思いました。ブラックユーモアとして完成度の高い作品でした。
[一言]
RT企画に参加いただき、ありがとうございます。
こちらの作品は前から気になっていたものでしたので、企画とは別枠で読ませて頂きました。ありがとうございました！

[良い点]
獅子身中編について

私は三部作の中で、本作が一番好きです。
これを読んで、三つの物語に通底しているものがタマネギだけでないことに気づきました。
人間の醜い「業」を悲観しているのですね。

業(カルマ)とは、理性では抑制できない衝動のことですから、消し去ることは不可能です。
だからこそ、業によって蔑ろにされるものに感謝しなければならないでしょう。

そのことに気付かせてくれた作者に感謝します。


追伸、おばちゃん最恐、激しく同意します(笑)

[良い点]
拉致漂流編について

タイトルと物語の内容にズレがあるとは感じましたが、タマネギが「アレ」に似ているという思い付きだけで掌編を一つ完成させられる技量と意欲に敬服しました。