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[良い点]
幼少期の恋心は憧れで、興奮は言わいる「吊橋効果」なのかもしれないですね。
一人一人の気持ちの描写はわかり易く、伝わりました。また、光景もすぐにイメージが伝わり、文として上手に書き起こされていますね。
背景から登場人物に愛を感じました。
[気になる点]
繰り返し使われる「階級」という言葉からは作者の社会に対する概念を感じました。
決して偏見ではなく、決めつけでもないが、正しいものに固執しているようです。
[一言]
光輝は真面目すぎでした。そして、思考回路は飛躍しているようにも感じます。
「鈴虫」は、まさに「光輝の気持ち」ですね。
自分の中でどんなに美しい、正しいと思っても、上手く伝わらなければその美しさに気付いてもらえず、むしろ不快に感じてしまわれたようですね。
全体を通して愛おしいと感じました。
それはつまり、人間らしさが出ていたということです。
書きたいことが「書きたい!」と強く現れています。
  • 投稿者: うさこ
  • 2014年 05月09日 16時59分
感想ありがとうございます。
この作品で俺が挑戦したのは、三人称視点での進行、でした。やはりその結果として心理描写が主人公以外の登場人物まで手が行き届いたというのは当たり前のことで、またその三人称の当たり前をこなせた(とは言ってもまだ未熟ですが)ということは非常に俺にとっても良いことでした。
光輝は真面目、あるいは純粋、あるいは馬鹿でありました。それも極端に。しかし、身近で真面目な大人にも光輝らしさというものが意外と見つけられるものです。その子供性(限られた見方における表現ですが)は大人の中にでもあって、つまりそれは年齢関係なく人間に備わった一面ではないかと思いましたので、それがいわゆる“光輝らしくない人”にも伝わったのであれば嬉しく思います。
> 階級
社会に対する概念、という言葉のニュアンスの受け取り方が合っているかどうか定かではありませんが、その点についてお答えするなら、ごく単純に俺が学生時代に学校の中で感じた空気感を表しただけです。また、この概念は劣等感を持っている生徒(作中の言葉を用いるのであれば階級の低い生徒)ほど感じやすかったように感じます。これも作中で描けばよかったな。
もちろんこれは学校の中のお話ですから、正しさというのは絶対的な正しさ(そんなものがあるのか定かではないが)ではなく学校内に存在する社会における正しさでしかありません。そしてそれは作中で何によって定められるのか描いたつもりなので、固執かなあ、と俺は思います。むしろ、こういった空気感を俺だけしか感じていなかったのであれば、偏見であると思います。(でも小説を書く、ってそういうものだとも思う)

なんかいっぱい感想書いていただいて逆に申し訳ない。これからもがんばります。
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