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[気になる点]
説明回がコマ切れ+ポンポン視点移動するので情報を覚えるのが少し大変
[一言]
誤字報告
第115話
>『せっかくエルフの里から「亜竜」なんて大層なものを盗み出してきたんだ。|これくらいの有効活用は考えるべきだろう』
入力ミス?

>ノエルには、後で俺が責任をもって伝えてやろう。自分の故郷が今、とてもあふ

  • 投稿者: merikama
  • 2014年 07月22日 20時36分
すいません、六章は本当に反省点だらけですね。
説明章だからこそ、長くしっかりと用意して話を進めるべきでした。
7、8月は忙しいので訂正が間に合わないと思いますが、後々改稿とフォロー回の挿入を予定しております。
また、それまでの間にも、ちょくちょく目についた箇所は訂正させていただきます。


7章は、読者の方も混乱しにくく、かつ自分にとっても書きやすい三人称視点で話を進めていきますので、今はこちらを読み進めて頂ければと思います。

重ね重ね、本当に申し訳ありません。
  • 四方
  • 2014年 07月23日 00時08分
[気になる点]
誤字報告
第百三話
>「下がっていろ! ユムナ! ノエル! 今は(・・)俺一人で当たらせてくれ!」

傍点の入力ミス?

第百八話
>基準年齢の10歳に達したとしてもそれを受けさせて貰える保証はないないのだが。

ないのだが?

  • 投稿者: merikama
  • 30歳~39歳 男性
  • 2014年 07月14日 21時50分
誤字・脱字報告ありがとうございます! 
訂正しておきますね。最近は自分での見直しの時間が減っているので、こういった指摘はありがたい限りです。
  • 四方
  • 2014年 07月14日 21時55分
[良い点]
キャラクターがかっこよくて好みです。特にお気に入りは前の感想と同じく兄の薫です。
 やや誤解されやすいと言うか、突き放したところがありますが、分かってくれる人は分かってくれる微妙なバランスがいいです。ただ十代の数年はかなり大きいのでシスコンではなく、ロリコンの誹りを受けるかもしれません。また、変態妖精に対する折檻(あるいは折檻を見逃していたり)を見るに相手は意外にたくましい様子、油断すると尻に敷かれる可能性が……(笑)。
[気になる点]
三章からやや設定が詰め込みすぎなような気がします。説明も少なめで、?な時が結構ありました。神様とかってそんなに身近な存在なのでしょうか。アリアンロッドはちょくちょく現世に降臨しているのですか?
[一言]
送れてすみません、切りがいいので四章までの感想を送ります。
 面白いを作品を紹介していただきありがとうございます。僭越ながらお気に入り登録させていただきました。
  • 投稿者: 山崎 樹
  • 23歳~29歳 男性
  • 2014年 06月18日 00時22分
 感想ありがとうございます。
 自分の作品を面白いと言っていただけるのは何よりの喜びです。お気に入り登録までしていただき、ありがとうございます。

 薫が"彼女"の尻に敷かれる様は、最新のSSでちらりと書いております。この二人が本編中で再会するのはまだ先ですが、将来の関係性はこんな感じになるんじゃないかなあ、という妄想の詰まった話となっております。

 三章以降、設定を怒涛の勢いで出し続け、読者が整理しきれていない状態にしてしまっているのは私の力不足ですね。申し訳ない。

 神の存在に関しては、薫の推測という形で既存の章に加筆させてもらいますが、現在の公開情報では、「人と同じような存在なのか、そもそも生き物であるのか、この世界に存在するかさえ分からない相手だけれど、とにかく何かしらの目的を持ち、人に自分の意思を伝える能力のある存在らしい」といったところでしょうか。

 そういったツッコミは書いている私自身気づかない部分も多々ありますので、「?」となったらつっこんでいただけると非常にありがたいです。

 重ね重ね、感想感謝です。
  • 四方
  • 2014年 06月18日 23時30分
[良い点]
※2章まで読了時点での感想とさせていただきます。

すでに多くの方が取り上げられているようですが…1章ごと、1シークエンスごとに視点が切り替わる手法は少なくとも目新しさを生みますので、読者に興味を持たせるという意味で効果的だと感じました。特に時系列に沿って前進する典型的な直線型構成が多いなろうにおいては、「読んでみようかな」と思う判断材料に十分なると思います。僕は読み始めてすぐに「お、面白いことやってるなー!」とにやけました。また、単調さの回避もしやすくなるので、「飽き」が来にくくなるという利点もあるのかもしれません。

世界観については、つらつらと設定を説明するシーンがほとんどなく、飲食物や風習などを通してこの世界の文化を表現されているため、苦痛なく異世界の物語に入っていくことができました。
[気になる点]
これも視点変更の話ですが、個人的な意見としては、主人公兄妹2人だけで語り部を切り替える構成であれば成功していたのかなぁという気がします。序盤の数章はこのスタイルで進行していたので、僕の頭の中には「2人の視点を切り替えながらより多面的にストーリーを描いていく平行型構成」という構えが出来上がっていました。そこにリーティスだったり村人だったりアリスだったりと…脇役の視点が続々導入されてきて、主人公たちへの感情移入の度合いが下がっていってしまいました。このスタイルでいくのであれば、「全員を主人公」として描くつもりで群像劇のように書いたほうがいいいのかなぁと感じました。

それと、特にベニなんですが、現実世界からやってきたはずの人間の特殊能力が特殊すぎてファンタジーになってしまっています。このため、ファンタジー→ファンタジーへの迷い込みのような印象になってしまい、現代日本の少年少女という設定が生きていない気がしました。
[一言]
はじめまして、四方様。
秘密基地にてご依頼いただきました木戸と申します。

作品を楽しいものにするための様々な工夫を施されていて、非常に興味深く読ませていただきました。都合上、途中で読了とさせていただき、申し訳ありません…。

また時間ができたときに、続きを読みに来ます!
ご依頼ありがとうございました。
 あと、紅の能力設定については、おっしゃる通りだと思います。
 「武術」設定でごまかしてはいますが、現段階では「現代日本から来た」という設定をあまり活かしきれていないことを自覚しています。
 序盤からもう少し上手くそのあたりの設定を回せれば良かったのですが、私の力量不足ですね。
 ご指摘、感謝です。
  • 四方
  • 2014年 06月12日 17時36分
 お読みいただき、ありがとうございました。

 ご指摘、感謝です。
 やはり読者にとって若干不親切な設計だったのかもしれませんね。
 出来る限り「読みやすい」文章を心がける一方で、「物語に入り込みづらくなる」構成にしてしまったなあ、と悔やんでおります。

 一人称視点で大勢の視点を扱うという今作の書き方は、実験的要素も多く含んでいただけけに、こうして皆様の意見を聞くことができるのは非常に参考になります。

 群像劇のように、多くの人物のエピソードを一本の太い物語に集約させていくタイプの構成。
 あるいは、木戸様のおっしゃられたW主人公のように、感情移入を妨げない程度の平行進行型の構成。

 拙作は、どっちつかずの中途半端な道を歩んでいるという事になるのでしょうか。
 このスタイルで書き始めてしまった以上、最後まで大きく形を崩さずに書ききるつもりですが、ご指摘の言葉を受け止め、読者視点をより考えた工夫を凝らしていきたいと思います。

 「続きを読みに来る」とおっしゃっていただけるのは、私にとって最大の賛辞です。本当に、嬉しい限りですね。
 繰り返しになりますが、本作をお読みいただき、そして感想を書いていただいて、ありがとうございました。
  • 四方
  • 2014年 06月12日 17時22分
[一言]
これまでずっと新キャラだとばかり思っていましたがモリガンはパシルノ男爵なんですね
兄が死なずラターシャと結ばれていれば周囲の人間達にとってももう少し救いがあったんでしょうか・・・
なんにせよ彼はもうやり直すことも出来ないくらいに年齢を重ねてしまったようですし哀れな男ですね
  • 投稿者: merikama
  • 30歳~39歳 男性
  • 2014年 06月10日 23時45分
 はい、正解です。いつもお読みいただきありがとうございます。
 パシルノ男爵の本名は本編未出でしたから、ここまでの話だけでは「男爵」という単語以外に彼の正体を推し量ることは難しかったでしょう。良く分かりましたね。

 兄が死ななければ。
 あるいは、どんな形であれ、ラターシャと縁が切れていなければ。

 ifの話ですが、もしそうであれば、彼は、他者に不幸を撒き散らし、悪意を向けられるような存在にはならなかったのかもしれません。

 明日の話をもって(予定では)モリガン=パシルノ男爵は、この物語から退場することになります。
 どうぞ、この哀れな男の人生を見届けてやってください。
  • 四方
  • 2014年 06月11日 00時23分
[良い点]
ストレスなくサクサクと読み進められます。いつの間にか二章の最後まで読み進めていました。
 キャラクターでお気に入りは主人公の片割れ、兄の薫です、真面目そうでいて年相応の煩悩持ち、リーディスに妄想で犬耳つけたり、気を使っていたのにちょっとしたことで嫌われて沈んだり、ただ紅の兄貴としてはちゃんと動いていたりするので情けない兄では決してない。
[気になる点]
最大の問題点は一章です。説明として必要だと思うのですが、平坦な内容が続き、もしかするとここで読むのを止めている人がいるかもしれません。
 非常にもったいない、何か大きなイベントが欲しいです。
[一言]
なろう秘密基地から来ました、とりあえず二章までの感想を送ります。残りの感想は少しお待ちください。
 追伸、アリスの過去がある意味衝撃、あのカッコ良さ、なんか数年経った本編では退化していないですか、それとも悪い面が出ただけ? 疑問が尽きないです。
  • 投稿者: 山崎 樹
  • 23歳~29歳 男性
  • 2014年 06月10日 01時25分
感想ありがとうございます。

一章については皆様からツッコミを頂いていますね(苦笑)

「1~2章はキャラ紹介、基本的世界観説明だからあんまり派手なイベントはいいか→よし、一章は村の中でこじんまりとした話にしよう」
といった具合に、プロット構成段階からの、最初期における失敗でしたので、割と取り返しのつかない感じの過ちでした。
 次作以降の反省点にしたいですね。

 薫は様々なな設定・要素を詰め込んだキャラクターです。作者自身、扱いには苦労させられる登場人物なのですが、気に入っていただけて嬉しい限りです。

 アリスについて:元々件のSS自体、本編での扱いが酷すぎた為に、そのフォローの扱いで挿入させて頂いたものです。彼女の成長&その他諸々は、物語の後半に入って以降お目見えとなるので「今は悪い面が色々と表に出ているけど、悪い子じゃないんだよ!」ということだけ知っておいていただければそれで構いません。

 二章までお読みいただきありがとうございました。どうぞ三章以降もお楽しみいただければと思います。
  • 四方
  • 2014年 06月10日 02時47分
[良い点]
異能者兄妹を上手く生かしてます
紅たんに惚れそう。


視点の変更
皆さんは違う意見を出しているようですが
私は 色々な人の感情がつたわり 作品を良くしてると判断しました


[気になる点]
漢字が難しい事かな 難しいと思う漢字には
ルビを符っていただけると有りがたいです。


[一言]
作品の良し悪しの簡単なはんていは、
続きを 読みたいか 読みたくないか
だと 思います

私は 続き読みたいです
ゆっくりですが
読ませてもらいます。
  • 投稿者: 鹿鳴館
  • 2014年 06月03日 18時33分
 うああああ!
 ありがとうございます!

 「続きを読みたい」……最高の褒め言葉です。

 紅のことを気に入ってくださって、大変嬉しいです。
 題名にも「兄妹」と入っているくらいには重要な子ですので、これからも彼女の勇姿を見守り、応援していただければと思います。 


 視点変更:様々な人の感情を伝える技法ですが、相対的に一人一人の感情を読者に伝える際、相対的に薄めてしまうものでもあります。
 鳴海様にはお褒め頂きましたが、正直自分には手に余るものだったかなあ、と思っております。
 ただ、この作品に関しては、完結までこの視点変更は通して行い続けるつもりです。
 それまでに、自身が少しでもこの技法を使いこなせるよう精進していきたいと思っていますので、これからも読んでいただければ幸いです。
  • 四方
  • 2014年 06月03日 21時42分
[良い点]
一般人でない異能者が別世界に入る、という難しい導入から、ほぼ無理なく話を展開していて良かったです。
[気になる点]
他の方も書かれてますが、続けて読むと、一話ごとに視点(語り手)が変わるのは、読む側にとっては負担です。リーティスメインのSSは読みやすかったので、構成をご一考いただければと思います。
[一言]
はじめまして、上野文と申します。御作を二章まで読みました。薫くんと紅ちゃんの兄妹が微笑ましく、リーティスちゃんもいい感じで絡んで面白かったです。
  • 投稿者: 上野文
  • 2014年 06月01日 11時52分
 どうも、はじめまして。
 拙作を読んでいただいてありがとうございます。

 視点変更多用の構成、本当に軽挙だったなあと思います。
 ただ、今作の執筆を経て、「一人称を書く」という経験を非常に濃く、多く積むことができましたので、これからの執筆には生きてくるのかなと。
 今作はこのまま完結まで持っていくつもりですが、読者の負担も考え、多少なり読みやすくしていきたいですね。 

 色々な方々から意見を頂けて嬉しい限りです。

 感想ありがとうございました。
  • 四方
  • 2014年 06月01日 13時04分
[良い点]
①能力をはじめ、物語に破綻がないよう設定を考えられている
②物語の進展は興味を惹くもので、ある程度の予想はつくものの、続きを読みたくなる
[気になる点]
すみません。初心者ゆえに細かな点に目が行ってしまいます。
①視点の変更sideが多すぎ、結局いずれにも感情移入できないまま進んでしまう
②「異世界」というものが当たり前のように受け入れられている
③小ネタなど、シリアスにしたいのかコメディにしたいのかわからなくなる。
④「異(元の現代)世界」の必要性
⑤主人公のギャップや人物像
[一言]
 掲示板から参りました酔狂なアヒルの子です。私の我儘な募集にお答えいただき感謝します。
 最新話(5/31現在)の六十六話まで読みましたので、感想を。本当に超初心者のファンタジー読みなので的外れだったら笑ってください。しかも長文になってしまいました……申し訳ないです

 まず、今回最初に読んだファンタジー作品が四方さんのこの作品でよかった、と思います。
 正直、あまりにも辛くて挫折したら……と怯える感情もあったのですが、「大絶賛」とはさすがに申し上げられないまでも読むのが苦痛になることもなく、続きを気にしながら楽しませていただきました。ありがとうございました

良い点について
①設定などの破綻がない
 この点はしっかりお話を考えられているのだろう、と思います。無論、ファンタジーというものはそういうものなのかもしれませんが、魔力や魔石、魔獣の生成(?)など、「ああ、そういう理論ね」と私のような初心者も受け入れることができる設定だったと思います。設定資料集はほとんどスルーしましたが、本文だけで問題なく読めました。お見事です。唯一、薫と紅の年齢だけ資料集でカンニングしました(笑)

②物語の構成
 他の方も仰っているようですが、ファンタジーを読まない私でさえも、ある程度予測できる、所謂「テンプレ」なのでしょう。それでも物語を追うことに「嫌になる」ことはなかったです。うまく機能していると思います。VS龍型あたりではドキドキした自分に驚きました(笑)

悪い点について
①sideの多用について
 文体は「なろう」で多い形式ということで、良い悪いの問題ではないと思います。実は本来抵抗があった形式の文章ですが、読んでいくと思ったほど気になることもなかったです。四方さんの文章が「わかった上でやっている」からなのかもしれません。言葉を扱うのがお上手なのだと思います。
 一方で、既に指摘されている通り、視点移動が多いのは気になりました。意図的にそうされているようですが、人物に感情移入する前に視点が変わってしまって、他の人物から見た薫のイメージが描かれてしまっては、何というか……友達同士で盛り上がっているグループを傍から見てるような「置いてけぼり感」を受けたのは事実です。

②「異世界」の概念について
 やはりファンタジー初心者としてここが最も気になりました。1章の冒頭シーンで異世界だろうと判断する、という場面がありましたが、正直「え?」となりました。未知の植生と昆虫のみで判断するのは性急すぎるよう感じます。ましてASPは対特殊能力部隊です。作中で敵の能力による移転かも、とは疑っていますが、そこから「地球じゃない」は飛躍しすぎだという印象があります。

幻覚に迷い込ませる精神攻撃
「夢幻の世界」に精神だけを飛ばす能力
敵がその異能を持って創り上げた獲物を狩るための空間(植生はその能力の影響など)

など、物語の真実ではなく、あの時点で薫が想像しうる選択肢は多かったんじゃないか、と。
 また弓を構えた村でのシーン。異世界にいるのは地球?と同種の人、と確定しているのに違和感を覚えました。水田があることは描かれていますし、私の経験値が低いだけということもあるのでしょうが。正直に言うと、「時計を確認」「古風な弓隊との遭遇」で「戦国自衛隊」の映画を思い出してしまいました。タイムスリップなんじゃないの、これ? と。他の設定がすごく丁寧に考えられているだけに「異世界」という言葉で括られて説明が省略されているのが目についたのかもしれません。「冒険者」「ギルド」もあるの知ってるよね? 的に話が進んでしまった印象があります。

③小ネタなど
 これは好みかも知れません。シリアスなのかコメディなのか、いまだに私の中でこの作品の位置づけは定まりません。
 ASPで命のやり取りをしてきて、学校にもちゃんと通えていない旨の記述があったにもかかわらず、「男女」や「某戦闘民族」など物語上不要な、尚且つ薫も力の性質上、知識として頭に入っていても重要視しないであろう「ただのネタ」を散りばめているのには、抵抗がありました。読者をニヤリとさせたいという意図なのかもしれないですが……

④異(元現実)世界の必要性
 すみません、ここは今後の展開のカギや伏線になっていたらごめんなさい。
 何故「異世界(転移)」でなければならなかったのか、がずっと引っかかっています。
 この話の性質上、詳細な意図はともかく、
《周囲とは違う特殊能力を以て、魔法世界を生き抜く》
という形式には間違いないと思います。
 すると、その主人公である薫と紅が現代人、現地からすると異世界の住人である必要性が見いだせない、という疑問が当初から解消されないまま、話が盛り上がっていっています。過去が随時に挿入されているので兄妹である必然性は明らかになると思いますが、異世界人である必然性はまだ伏線状態になっているのでしょうか。余りにも2人が異世界に適応しすぎているために、逆に気になるところです。今の話だと、2人が特殊な生まれのこの世界の住人でも気球と銃の件以外は、特殊な固有魔法で成立してしまう気がします。

⑤薫のギャップ
 これもすみません、意図的だったら申し訳ないです。
「プランナー」つまり「敵を殲滅、確保する作戦立案者」=「最前線における現場指揮官または参謀」が、「自分の判断、意志で殺していない」と言うのには「おいおい、待て待て」と突っ込みたくなりました。いや、わかるのです。「信じる正義」「組織の意図」ではなく、という意味なのは。ですが物語の中でASPを詳細に語っていない以上、かなり強引な思考と展開と感じました。蛇足ですが……戦闘中に指揮官「プランナー」とS級のエースがいなくなった残存(?)部隊の心配してあげて(´・ω・`)
 また、薫の特殊能力の大きな要因になるはずの知識。それが不足しているにもかかわらず、未知の敵である魔獣や、未知の魔法を用いる世界の戦闘員(剣士)を甘く見る感覚に違和感があります。無論そのせいで苦戦する場面も描かれているのですが、紅はそれをやるキャラでいいと思います。ですが薫のそれは、結果苦戦しないにしても、指揮経験のある人間にしては驕りに見えてしまうことも。あくまでも薫のものは「人間」の能力なのですから。

 長文な上に文句ばかりつけているように見えますが、「楽しく読めた」が素直な感想です。
 それ故に逆に気になるというか、粗探しのような感想になってしまいました。お気を悪くされたら申し訳ありません。
 先に言いましたが、四方さんの作品を最初に読めてよかったです。ファンタジーも面白く読める、という感覚を味わえましたし、この作品の続きは気になるので、また読みにきます。完結目指してぜひ進んでください。

 末筆ながら四方様の今後の活躍をお祈り申し上げます。
  • 投稿者: 酔狂なアヒルの子
  • 2014年 05月31日 04時55分
 お読みいただき、ありがとうございました。
 ファンタジー初心者の方からの感想という事で戦々恐々としておりましたが、お楽しみいただけたというのでしたら、物書きモドキのこの身としては嬉しい限りです。

 そうですね、ご指摘いただいた点について説明するために、裏話を一つさせてください。軽いネタバレが有りますが、ばれてしまっても、物語上そこまで拙いものではありません。

 この作品は、旧題を「現代異能力者はドラゴンを倒せるか?」と言い、「現代異能力モノ」の登場人物たちが剣と魔法のファンタジー世界に行ったらどうするか、とう物語を描くつもりで執筆しております。

 この場合の「現代異能力モノ」というのは、ライトノベル等のカテゴリではなく、TRPGの一分野としてのカテゴリをイメージしています。

 「???」と頭に疑問符を浮かべたかもしれませんので補足しておくと、TRPGというのは、いわゆる電子ゲームの「RPG」の雛形である、アナログテーブルゲームの一種です。
 卓を囲んで行う、ルールのあるアドリブ演劇といえば、分かりやすいでしょうか。3~5人程度のプレイヤーたちは、自分たちが設定したキャラクターになりきり、他のプレイヤー達と架空の物語を作り上げていくのです。
 日本ではマイナーなゲームですが、海外では「RPG」と言ったらTRPGのことを指すという程度に有名です。(むしろRPG=電子ゲームというイメージが浸透しきってしまい、『TRPG』なる造語を作らなければならなくなった日本が異端なのですが)

 話が逸れましたが、このTRPGのカテゴリの内、一定の人気を誇るものがファンタジー系、その一ジャンルとして『現代異能ファンタジー』があります。

 ものによってその内容は様々ですが、「プレイヤー達が感情移入しやすいキャラクター」というのはいくつか存在し、ロールプレイするキャラクターとして、人気があります。代表的なキャラクターとして、次のようなものが一つ。
 
◎日常と非日常、二つの世界を渡り歩き、ごく一般的な常識や感性、精神を持ちながら、能力者達と争う非日常の世界で生き抜くことを迫られ、苦悩するキャラクター

 少々このテンプレートからは外れますが、今作品の主人公達は、この「現代異能モノ」系登場人物としての性質を多く反映しています。

 一般的な「秘密結社に所属する高校生」というと、一般人とは感性の違った「殺しこそが日常」というキャラクターをイメージされる方が多いと思いますが、TRPGプレイヤ―である私が真っ先に造形したのが、「ごく当たり前の感性を持った」キャラクターでした。
 結果として、今作の前書きを読み、前者の性格の人物達を想像された読者の期待を裏切るものになってしまいましたけどね。

 今作の主人公、竜崎薫は、妹が非日常に足を踏み入れたことで「日常」の基盤を少しずつ失い、あと少しで「前者」寄りになる寸前の人物として造形しました。
 作品中ではまだ明かしていない設定ですが、彼ら兄妹は日常寄りの生活から非日常の生活へとシフトして行く過程で異世界行きとなっています。
 二人とも、特に薫の方は、中学高校とちゃんと日常の居場所を確保し、普通の学生としての感性を持っていた状態から徐々に徐々に変質していく過程だったという訳です。

 今作の裏テーマは、すでに幾度か出ている単語なので、明言させてもらいますが、「子供」です。
 薫君は、情報処理能力が高く、指揮官としてはそれなりに優秀ですが、人の心の機微を読むのが苦手で、冷徹にもなりきれない、何だかんだでASPという組織に「依存」していた、子供なのです。
 大人になりきっていない、「高校生」という職業は「現代異能モノ」でも鉄板の設定ですね。

 とはいえ、14話の理論は割と突然すぎた感は有りますね。他の方々からもつっこまれていますし、私の物語の構成力不足であったと思っております。


 「現代異能モノ」的設定は他の部分にも反映されています。
 代表的なのが、彼らの異能です。

 昔ならいざ知らず、特にここ最近の物語における「剣と魔法のファンタジー世界」に出て来る「魔法」というのは、人々の生活に密着した、便利な道具であり、人々の暮らしを豊かにするものという認識が強いでしょう。
 今作の「魔石」の設定はまさにそれですね。教育を受けられないような一般の人々でも魔法の恩恵を受けられる便利な道具として設定させて頂きました。

 その一方で、「現代異能モノ」の「異能」というのは、得てして「不自然」な、「忌み嫌われる」、或いは「呪われた」代物である場合が多いです。
 現代社会の裏側で闘争を繰り広げるため、「能力者」の存在を一般人に知られてはならない、という舞台設定上の制約や、「異能を使うごとに人間性を失う、何か大切なものを対価として支払わなければならない」といった、厨二チックな制約条件が課されている場合が代表的です。

 今作では、現段階では14話で紅がチラッと意味深なことを呟いている程度ですが、主人公達はあまり積極的には能力を使っていないことは読み取れるかと思います。

 もっとも、薫の能力は「異能」(PCばりの演算処理、平行処理、完全記憶能力解放等)と「異能による副産物」(脳のフル活用で異能使用時を再現する能力、自身を機械仕掛けの人形のごとく正確に操作できる能力等)の区分けが曖昧ですけどね。

 例えば、薫の「記憶能力」であれば、「この世界での生活に必要な言語習得時」、「『剣士』の能力評価時」、「紅のためにこの図書館の本全部覚えてやるぜ!時」に限っています。
 因みに、「常時発動してたほうが便利じゃないか?」、とか「何で日本にいた時、もっと色々な知識を集積してなかったの?」等の疑問に対する回答がこれですね。
 異能に頼らなくとも、一般人レベルの記憶能力は有る訳ですから、少なくとも「ネットを開けば分かる」レベルの知識をわざわざ集積はしていなかったわけです。

 ……まあ、ここまでの説明(という名の言い訳)は、非TRPGプレイヤーからしてみれば、「ふうん、それで?」というような類の裏話でしょうけれど。


 それと、悪い点に関するご指摘ありがとうございました。
 頂いた感想にコメントをつけさせて頂きます。

①sideの多用について

 やはり、そうですか……。
 sideチェンジにありがちな「時系列の巻き戻し」さえ行わなければ大丈夫だろう、と軽い気持ちで書き始めた結果がこれです。 
 今作最大の反省点の一つですね。
 
②「異世界」の概念について

 ぐぬぬ……

 サクサク進めようとして、失敗した感じでしょうか。
 一応、初稿では、薫が「それに、あれを見ろ。……俺の気が狂ったか、記憶が書き換わったのでなければ、世界が置き換わったとしか思えん」というセリフで「目に見える巨大な違和感」である「地球のものより巨大な満月」を指し示すシーンがありました。
 本稿では、紅の郷愁の念を掻き立てさせるシーンに月の描写を移動させてしまいましたが、薫の言葉の説得力を削いでしまいましたね。

③小ネタなど

 滑ってしまっているように感じたのでしたらごめんなさい(汗)。今作はラノベ的な軽いノリを書けるようになりたいという作者の願望と、主人公達の感性があくまで一般人のものなんですよ、という事を示すためという二重の理由であちらこちらに挿入させてもらっています。
 ……ひょっとして、盛大に滑ってますか?


④異(元現実)世界の必要性

 はい、今後の展開の伏線です(断言)。ラスト付近ではそちらの話が大いに絡んでくる予定ですし、直近では「加工魔法などというご都合主義の魔法を有することが判明したユムナ」と、「現代兵器を扱ったことのある薫」が一緒に行動している訳です。
 カオル君が日本から持ち込んだ兵器は雷招来ポッドで打ち止めでしたが、「異世界で使う地球の兵器が、地球製である必要はどこにもないよね?」――つまり、そういうことです。
 まあ、レアメタルや燃料の石油等を土魔法でポコポコ生み出すのはさすがにご都合主義すぎますので、自重したものになるはずですけれど。

⑤薫のギャップ

 上記であらかたのことは説明しきったと思いますが、こちらでも回答しますね。

 薫君のキャラ造形については上記参照で。それと、ASPは高々二人の隊員の反応が急にロストしたからといって窮地に陥るほど柔な組織ではありません。
 二人が飛ばされた時には既に、戦いの趨勢は決着していたという裏設定もあります。まあ、「現在の」ASPはそれなりの規模を持つ上に、奇襲、不意打ち、背面撃ちが大好きな組織ですから、何が起きても300%勝てるような作戦ばかり立てています。カオル君が甘いことを言っていられるのもそのおかげです。

 カオル君の驕り……確かに、そう捉えられてしまいますよね。

恐らく、リーティスさんと薫君との間で、こんな会話があったんじゃないでしょうか。 

薫 「そういえば、その『剣士』という奴らの戦闘力向上度はどれくらいのものなんだ? 一太刀で滝が割れたりするのか? 『闘技』の多彩さは分かったんだが、純粋な威力がイメージできないんだ」
リ 「滝を割る? (どういう意味なんでしょうか?) ええと、私の知っている『剣士』の子は、子供の体で人一人を突き飛ばして、3メルトル先の壁に叩きつけてましたよ」
薫 「ん? その程度のものなのか。基本的に物理的な威力は魔法に及ばないと考えていいのか?」ズイッ
リ 「ええ。ただ……ッきゃあっ!」
紅 「おおっと、手が滑った―(棒) わりい、わりい」
薫 「おい、紅。 今ボールを投げたのはお前か? 気をつけろ」
紅 「へーい(何でこんなイライラすんだよ……あー、ったくもう)」
薫 「すまないな、リーティスさん。ああ、そういえばあのボールの材質は……(まあ、剣士の力の方は、実際に明日見れば良いか。威力が魔法以下というのなら、獣化した紅に傷をつけることはできないだろうしな)」

 無理やりですが……、あくまで模擬戦ですしね(真剣が飛び出したり、危うく人死にが出かねない攻撃が繰り出された事実には目を瞑りつつ)、こんなものじゃないかと思います。



 今作は、このまま毎日更新を続けられれば、年内には完結する予定です。
 それまでに一人でも多くの読者を楽しませることができればと願いつつ、アヒルの子様にもう一度お礼の言葉を伝えさせていただきます。
 私の作品を読んでいただき、それを面白いと言っていただいて、本当にありがとうございました。

 これからも、執筆活動に励んでいきます。
  • 四方
  • 2014年 05月31日 13時11分
[良い点]
兄妹という設定が珍しくそして、面白い。

そして、その設定をより広げる世界観はさらにグッドです。文章のうまさ、伏線の貼り方なども全てにおいて
見習うところばかりでした笑
[気になる点]
特に無かったです
[一言]
新しい連載ということですけど、頑張って下さいね
お互いなろうよを盛り上げていける作品をつくっていきましょう。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 05月14日 23時52分
管理
 そう褒めていただけるのは嬉しいですね。
 まだまだ修行中の身ですので、特にストーリー展開や心中描写など、まだまだもっと面白くできる余地は残っていると思っています。
 もっと読者を惹きつけ、唸らせられるような文章を書けるようになっていきたいところです。

 お互い、執筆活動頑張っていきましょう。
  • 四方
  • 2014年 05月15日 00時15分
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