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[良い点]
 感想を正確に書きおこすことは難しいですが、ただ、お礼を伝えさせていただきます。
[一言]
 人の数だけ世界があり、言葉の数だけ意味があり、振動の連なり以上の色で溢れているのだと思います。
それらがどこか新しい断面で書かれていて、彼はこんな世界に生きているんだと気づかされました。大好きです。
忘れてしまいがちですが、だれもがちがう世界を感じていて、そのひとつひとつが密接に重なりあっているんですよね。
私たちは『言葉』を選んで世界を創る。自分自身が感じる世界とは別の、仮想的な世界に心を寄せる。私は、ひとりの読み手として、その瞬間がたまらなく好きだし、ひとりの書き手として、その瞬間がたまらなく愛しいのです。
ありがとうごさいました(´ω`謝)
[一言]
 読んでいて思ったのは、こうした芸術の世界に生きる者というのは、器用に見えて不器用な者であるということ。

 いわゆる本物と呼ばれるものは「普通」であることだと思う。それは、誰かの心を動かすのを目的とした「特別」では到底たどり着けない境地であり、表現者にとって「普通」で「当たり前」。音波の歌に混ぜられた叫びの中にあるナニカは律の心を動かしたし、律の演奏の中に混ぜられたナニカは音波という波を起こした。彼らのそれは特別ではなく普通であり当たり前であるから揺さぶってくる。

 私たちの書く作品の中に叫びというものはある。その叫びがある限りその作品を駄作とは呼べないし、私のスタイルとしてその叫びを聞きたいというものが存在する。叫びは意識的であるし、無意識的でもあり、それが届いて相手を動かしたとき、ようやく作品は完成する。歌や曲と呼ばれるものとまったく同じ。私はそれを聞きたい。

 書き手に捧げたい。まったくその通り。この作品は自分の中のものを発露させんとする者に知ってほしいこと。作品が真に動かすべきなのは鼓膜でも思考でもなく、心だ。そんな当たり前だけれども忘れがちなことを思い出させてくれる作品でした。

 貴女の『叫び』は俺の心に、確かに響きました。
  • 投稿者: ジョシュア
  • 18歳~22歳 男性
  • 2014年 04月30日 01時29分
不器用、なんですよね。
なまじ人より鋭く感じとってしまうものだから、それを共有できなくて苦しんで。見ている世界がちがう。聴こえる世界がちがう。あたり前のことなんですが、一般的な枠から大きく外れてしまうと、途端に伝えることが難しくなる。伝えたいことはあるのに、うまく伝えられなくて。だから、伝える術を磨いていく。――そんな気がします。
たとえば、小説だとか。音楽だとか。絵画だとか。根源にある衝動は、きっとよく似ていて。もやもやとした形なきものを、どうにかして『人に伝わる』ものに仕上げようとして、足掻くのでしょう。
……そうして生まれたものの深みって、わかりますね。ときに巧妙に隠れていても、それこそか細い灯火のように揺れていても、わかります。私は、あの生を愛してやまないのです。
“もしもこの物語のどこかに共感したのなら、きっとあなたもまた灯火を抱いた表現者だ”――それだけを伝えるつもりで筆をとりました。
私の言葉が、ささやかな種火となることを祈って。
ありがとうごさいました(´ω`謝)
[一言]
素敵でした。
その一言しか言えない私自身が憎い。
だけど、下手に飾り付けた言葉をいうより、素直に素敵と言いたいです。

本当に素敵でした。

音波は、良くも悪くも素直なんだろうな、自分を騙しながらも……自分に嘘をついていないイメージでした。

対照に律は自分に嘘はついても自分を騙してないイメージでした。

でも、二人とも素直だなって。対照だとはなんとなく思うんですけど……芯が似てるのかなってなんとなく思いました。

素直でいたい、自分らしくいたいのに……自分の音が思いが信じられなくて……だけど一矢報いたい。そんな、感じがしました。


彼らの心=音なら……文が書き手の思い……。
素直に書きたいこと書くのって難しいと、……表現することだけじゃなくて……書こうと思うことって難しいと初めて気がつきました。書きたいけど書けない話、スマホに色々眠ってますね……。

叫びが届いたか……。
なにか、思うままに書きたいな、と思いました。わたし、らしい物語って何だろうな、って思いました。

正しい、本宮様の叫んだ思いとは……わたしが感じた思いは違うかもしれない。だけど、思うままに書きたいな、と思いました。

烏滸がましいなぁとは思うんですが……これがわたしの感じた全て。飾りなく。

面白かったです。長文、乱文失礼しました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 04月30日 00時32分
管理
正答なんて、はじめから用意してないんです。
だから、感じたままが正解。きっと人それぞれ、すこしずつ異なる印象を持つと思いますし、それらすべて『正しい』と呼べるのではないでしょうか。
思うままに、感じたままに。そうしてこぼれ落ちた心って、狙って作り上げた秀作には真似できない素朴な味わいがある。――私は、それを忘れずにいたい。
ですから、飾らぬ言葉をいただけることは、とても嬉しいのです。素敵な感想ありがとうごさいました(´ω`謝)