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[一言]
久しぶりに読ませていただきましたがやっぱり胸に来ますね……!
旦那様には手紙を読んで欲しいところではありますが、だからといって不幸せになることは彼女は多分望んでないんだろうなあと思うと、読んだ後は王女様も彼女も誰の身代わりでもない『彼女自身』として受け入れて欲しいなと思いました。
特に「唄わないカナリア」と最終話での旦那様の表情や感じている違和感が自分が知らなかった(知ろうとしなかった)彼女、またいつの間にか馴染んでいた彼女の片鱗を感じたためなら手紙は後悔をもたらすものになるかもしれませんが、それでも手紙を読むことで彼女にも王女様にもちゃんと向き合うことが必要なのではないかと思いました。
  • 投稿者: 新里
  • 女性
  • 2018年 04月01日 03時50分
新里さま

古い作品なのに読み返していただけて、とても嬉しいです。世の中には様々な愛の形があって、唯一の正解などは存在しないと作品を書きながら思っていました。
主人公の思いが、いつか旦那様に届けばいいと思い、あのラストの違和感を書きました。長い間家族として一緒にいれば、恋愛感情ではない愛も生まれていたと思います。新里さまの仰るとおり、旦那様が主人公に対する思いをきちんと認識して理解しておかないと、王女様との新しい夫婦生活がうまくいきませんね。一人の個人として相手の存在を受け入れることが、人間関係でもとても大切だと思います。
しばらく執筆から遠ざかっておりましたが、また作品を発表できたらよいと考えています。素敵な感想をありがとうございました。
  • 毛布子
  • 2018年 04月04日 19時52分
[一言]
切なくて悲しくて。
でも辛いだけじゃないのは、主人公のちょっと後ろ向きな前向きさがあるからだと思います。
旦那さまが幸せになるには、主人公のことをちゃんと認識して、元王妃と主人公が別の人なんだと理解して、向き合えるようになる必要がありますね。
今のままだとずっと主人公との差異に苦しみそうです。
娘がまっすぐ育ったのは主人公が歪んだ性根をしていなかったから。嫁いでいった娘の爽やかさが、この作品に重苦しさ以外のものをもたらしてくれたような気がしました。
  • 投稿者: めのち
  • 2014年 09月16日 10時23分
めのちさま

感想をありがとうございます。

「娘の爽やかさが、重苦しさ以外のものをもたらしてくれた」と言って頂けて、とてもうれしいです。


自分に似ているけれど、遠慮することなく旦那様に甘えられる存在。
娘がいなかったら、おそらく主人公は前向きになれなかっただろうし、旦那様も何も感じなかったかもしれません。


みんなが幸せではないけれど、しかし不幸ではない。どこかに救いのある話が書けていれば、幸いです。


感想ありがとうございました。


毛布子こと 渕澤もふこ
  • 毛布子
  • 2014年 09月17日 01時20分
[一言]
確かに手紙は読まれないままのほうがいいのかもしれませんが、
個人的には読んだ旦那様の反応がすごく見てみたかったです。
根源たる王様に対するざまぁ要素がなかったのがもどかしくもあり、でも主人公の彼女からしたら
そういうのは蛇足なんだろうな…と複雑な思いのまま
安らかに眠ってほしいのと娘さんがどうか幸せでありますように、と切に願います。

完結、お疲れ様でした。
  • 投稿者: 葵莉
  • 2014年 09月16日 01時45分
葵莉さま

感想、ありがとうございます!

ざまぁ展開は考えたのですが、王様が凶悪すぎて……。
王様一人でやらかした後味の悪さを、なんとかしようとした結果が最終話という終わり方でした。
王様がいなかったら、使用人の話と娘の話で、旦那様ざまぁができたと思います。
でも、無理、王様とまらなかった。だって隣国の王子の話、あれでもまだ本当はえげつなく書けるもの!
王様は『自分が、今、楽しければいい』と思っているから、ざまぁにならないんだもの。
……失礼しました。


娘は、うまく旦那様を尻に敷けるといいですね。娘が甘え上手で、恋愛結婚だと新たな物語もできそうです。
主人公は、「不幸な私タイプ」にはしたくなかったので、前向きに生きていたと思います。あまりに旦那様がつれないときには、夜中寝ている旦那様の腹に、奥様の拳がたたき込まれたことくらいはあったのではないでしょうか。

ある意味、手紙は彼女の意趣返しかも知れません。
彼女は、今ある幸せを大事にしよう、とそんなふうに思いながら生きていったと思います。


王様ざまぁは無理です、ごめんなさい。

それでも、読んで、感想も書いてくださってありがとうございました。


毛布子こと 渕澤もふこ
  • 毛布子
  • 2014年 09月17日 01時00分
[一言]
完結おめでとうございます、お疲れ様でした
たぶん手紙は読まれずにそのままなのでしょうか……
その方が幸せなのかもしれませんね
彼女も自分が亡くなって後、旦那様が慙愧の念に駆られて初恋の人との関係がギクシャクする事は望んでないでしょう
夫から愛されなくても館のみんなや娘と幸せな時を得られた事はこの作品のほかの人々より恵まれた方じゃないでしょうか
実の弟に利用された王女、略奪婚された隣国の王子、婚約者の姫
多分それ以外にも多くの恨みを買ったこの国の未来は昏いと予感しつつ瞑目します
  • 投稿者: plekios
  • 2014年 09月16日 00時47分
plekiosさま

感想をありがとうございます!

手紙は、どちらでしょうね。
旦那様あてにはなっていますが、妻にとってはこれも日記のようなものとして書いていたかも知れません。手紙に気付いてくれたら、それはそれでいいかなあ、くらいの。

この国に関しては、童話によくある悪い王様にしたかったので、こうなりました。そうしたら、隣国の人たちが不幸になってしました。
王様だけが楽しく遊ぶことが出来る、壊れた王国。
この国の行く末は書きませんでしたが、やはり衰退していくのではないかと思われます。

はじめに望んでいた幸せではなかったかもしれないけれど、不幸ではなかった。後悔のない人生を、彼女は送ったとおもいます。
現状を嘆くのではなく、前向きに改善しようと行動したことが、旦那様に伝わっていたと信じたいです。


感想、ありがとうございました!

毛布子こと 渕澤もふこ
  • 毛布子
  • 2014年 09月17日 00時22分
[良い点]
失ってから気づく現実ほど後悔は大きいでしょうね。
理想よりも現実にいた彼女は実に幸せに生きたんだろうと思いました。

でこ助太郎さま

感想をありがとうございます!

主人公に後悔はなかったと思います。寝ている間に頬くらいはつねってます、多分。毎日を一生懸命に生きて、最後に幸せだったらいいなあ、と書いていました。
大切だったと失ってから気が付くのは、そうと気が付かないほど当たり前にそばにあったものだからでしょうね。
そういう意味ではこれからは旦那様にとっては、とても辛い時間になると思います。まあ、仕方ないですよね。

読んで頂き、ありがとうございました。

毛布子こと、渕澤もふこ
  • 毛布子
  • 2014年 09月16日 23時46分
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