感想一覧
▽感想を書く[良い点]
情景描写が美しく、臨場感に溢れていて、自分も一緒に旅をしているような気分になりました。
[気になる点]
悪い点というより、あえて欲を言えば、もう少し人物の容姿等も書き込んで貰えると、人物像がイメージし易かったかと思います。
[一言]
実は一度読んだだけでは人物の相関図が描けず、もう一度読み直してやっと理解しました。
「300人に選ばれない」という少年の不安な気持ちとか、アンデレが兄と自分をつい比べてしまうところとか、切ないですね。
壺に自分なりの解釈を託してしまうのも、わかるような気がします。
最後のシーンで一歩踏み出すのが、アンデレの心境の変化を表しているようで、希望を感じました。
情景描写が美しく、臨場感に溢れていて、自分も一緒に旅をしているような気分になりました。
[気になる点]
悪い点というより、あえて欲を言えば、もう少し人物の容姿等も書き込んで貰えると、人物像がイメージし易かったかと思います。
[一言]
実は一度読んだだけでは人物の相関図が描けず、もう一度読み直してやっと理解しました。
「300人に選ばれない」という少年の不安な気持ちとか、アンデレが兄と自分をつい比べてしまうところとか、切ないですね。
壺に自分なりの解釈を託してしまうのも、わかるような気がします。
最後のシーンで一歩踏み出すのが、アンデレの心境の変化を表しているようで、希望を感じました。
>樹莉亜さん
ご感想ありがとうございます。
相関図を言葉で書くのはなかなか難しいですね。実はかなり頭を悩ませました。誰の視点で書くかで変わるので、やはりしょっぱなに主人公をはっきりさせなかったがまずかったかなと思います。
容姿は、その手の描写がまったくない聖書に倣ってみました。というか、背景を描写するのに精いっぱいで気が付きませんでした。描いた言動で、どういうイメージをもつか読者の方におまかせするしかありませんm(_ _)m
お返事遅れまして、申し訳ありませんでした。
ご感想ありがとうございます。
相関図を言葉で書くのはなかなか難しいですね。実はかなり頭を悩ませました。誰の視点で書くかで変わるので、やはりしょっぱなに主人公をはっきりさせなかったがまずかったかなと思います。
容姿は、その手の描写がまったくない聖書に倣ってみました。というか、背景を描写するのに精いっぱいで気が付きませんでした。描いた言動で、どういうイメージをもつか読者の方におまかせするしかありませんm(_ _)m
お返事遅れまして、申し訳ありませんでした。
- 平 啓
- 2014年 05月17日 14時33分
[一言]
まず思ったのは文章の美しさですね。コレは他の方も誉めていますが、全くその通りだと私も思います。
下調べもない浅薄な知識でこの作品の背景を語るのはさすがにおこがましいと感じますので、読んでみての素直な感想を記しておこうと思います。
この作品のミステリーとしての肝、つまり主人公が『壷』の謎に気付くシーンが、やはり良く書けています。それまでの経緯もありますが、気づいたという事実が明確に伝わり、かつ共感できる気持ちよさをしっかりと有しています。また、その後のひっくり返される流れが良かったですね。この話自体を奥深いものに見せています。
楽しませていただきました。
それではー
まず思ったのは文章の美しさですね。コレは他の方も誉めていますが、全くその通りだと私も思います。
下調べもない浅薄な知識でこの作品の背景を語るのはさすがにおこがましいと感じますので、読んでみての素直な感想を記しておこうと思います。
この作品のミステリーとしての肝、つまり主人公が『壷』の謎に気付くシーンが、やはり良く書けています。それまでの経緯もありますが、気づいたという事実が明確に伝わり、かつ共感できる気持ちよさをしっかりと有しています。また、その後のひっくり返される流れが良かったですね。この話自体を奥深いものに見せています。
楽しませていただきました。
それではー
[一言]
この手の史説に疎いのですが、それでも楽しんで読むことができました。文章が素敵ですね。
この手の史説に疎いのですが、それでも楽しんで読むことができました。文章が素敵ですね。
[良い点]
こういうミステリもあるんだと最後まで読まされてしまった
[一言]
単純なツボの謎ではなく、戦争や神の意志など壮大かつ深淵でありながら少年の成長物語でもあって幅広い年齢に向けて描かれている。
こういうミステリもあるんだと最後まで読まされてしまった
[一言]
単純なツボの謎ではなく、戦争や神の意志など壮大かつ深淵でありながら少年の成長物語でもあって幅広い年齢に向けて描かれている。
[一言]
終盤、三百人に入れない事にとらわれるアンデレの気づきに描写に引き込まれて読み進めていた私もああっと目が開いたような気持ちになりました。
聖書については疎く、わかっていればもっと楽しめたのにと残念です。
終盤、三百人に入れない事にとらわれるアンデレの気づきに描写に引き込まれて読み進めていた私もああっと目が開いたような気持ちになりました。
聖書については疎く、わかっていればもっと楽しめたのにと残念です。
- 投稿者: 退会済み
- 2014年 04月29日 21時51分
管理
沢木香穂里様
ご感想ありがとうございます。
聖書からの引用の他はまったくの創作なので、この話の中でお楽しみいただければ十分嬉しいです。
お返事遅れて、申し訳ありませんでした。
おつまみ、いつも楽しみにしています。
ご感想ありがとうございます。
聖書からの引用の他はまったくの創作なので、この話の中でお楽しみいただければ十分嬉しいです。
お返事遅れて、申し訳ありませんでした。
おつまみ、いつも楽しみにしています。
- 平 啓
- 2014年 05月17日 14時10分
[一言]
読ませていただきました\(⌒∇⌒)/
まず美しい文章と臨場感のある描写に魅せられました。
それと全編からあふれる優しい雰囲気が意外でした。というのも予備知識として事前にネットで士師記のことを少し調べてみたのですが、予想に反してわりと血なまぐさいお話だったので……。
神より選ばれた三百人から外れたものたちと自身を重ね合わせ苦悩する主人公の姿には、色々と共感をおぼえる読者も多いのではないでしょうか。またそれに対する師の言葉と、なにやら暗示的なラストがとても印象深いです。
ところでちょっとした疑問です^^
ギデオンの三百の兵は、神がお選びになった。とうことは「士師記」に記されたもろもろの戦闘は、すべて神が直々に指揮されたということでしょうか? ならば聖書のなかではかなり異質な物語だなあと、ちょっと不思議に感じました。
ともあれ完成度のひじょうに高い、読みごたえのある作品でした。
でわでわ
読ませていただきました\(⌒∇⌒)/
まず美しい文章と臨場感のある描写に魅せられました。
それと全編からあふれる優しい雰囲気が意外でした。というのも予備知識として事前にネットで士師記のことを少し調べてみたのですが、予想に反してわりと血なまぐさいお話だったので……。
神より選ばれた三百人から外れたものたちと自身を重ね合わせ苦悩する主人公の姿には、色々と共感をおぼえる読者も多いのではないでしょうか。またそれに対する師の言葉と、なにやら暗示的なラストがとても印象深いです。
ところでちょっとした疑問です^^
ギデオンの三百の兵は、神がお選びになった。とうことは「士師記」に記されたもろもろの戦闘は、すべて神が直々に指揮されたということでしょうか? ならば聖書のなかではかなり異質な物語だなあと、ちょっと不思議に感じました。
ともあれ完成度のひじょうに高い、読みごたえのある作品でした。
でわでわ
りっきさん
ご感想ありがとうございます。
士師記の血腥さはクリスチャンの間でも評判がよくありません(笑)読み続けていると、暴力のてんこ盛りに滅入ってしまいます。
カナン進出を指揮したヨシュアが亡くなった後、イスラエルは士師と呼ばれるリーダー達に導かれましたが、次第にカナンの宗教の影響を受ける内に、神の言葉を聞くことができなくなりました。その結果、自分の都合のよいように物事を判断し、勝手に聖戦をかかげ、後半においては同士討ちという堕落の軌跡を描いたのが士師記です。
このような混乱の中でついには聖櫃が奪われるという事態が生じ、イスラエルは民族的力を持つため王を求めるようになりました。で、ダビデが出てくる素地となったわけです。
聖書は全体の流れを通して、ようやくその個所の意義が分かるようになっていると思います。
お返事が遅れて申し訳ありません。
重ねてありがとうございました。
遅ればせながら、ミステリー大賞おめでとうございます(*^▽^*)
ご感想ありがとうございます。
士師記の血腥さはクリスチャンの間でも評判がよくありません(笑)読み続けていると、暴力のてんこ盛りに滅入ってしまいます。
カナン進出を指揮したヨシュアが亡くなった後、イスラエルは士師と呼ばれるリーダー達に導かれましたが、次第にカナンの宗教の影響を受ける内に、神の言葉を聞くことができなくなりました。その結果、自分の都合のよいように物事を判断し、勝手に聖戦をかかげ、後半においては同士討ちという堕落の軌跡を描いたのが士師記です。
このような混乱の中でついには聖櫃が奪われるという事態が生じ、イスラエルは民族的力を持つため王を求めるようになりました。で、ダビデが出てくる素地となったわけです。
聖書は全体の流れを通して、ようやくその個所の意義が分かるようになっていると思います。
お返事が遅れて申し訳ありません。
重ねてありがとうございました。
遅ればせながら、ミステリー大賞おめでとうございます(*^▽^*)
- 平 啓
- 2014年 05月17日 14時03分
[一言]
拝読いたしました。
正直なところ、びっくりしました。この企画でこういうものが読めるとは思ってもいませんでした。まさにスペクタクル巨編。
確かに戦争は犯罪ではありません。そう定義されています。しかし現在もなお続く神の名の元に行われているテロや戦争。この作品にはそういったものに対する作者様の悲憤が込められているのだと勝手に解釈いたしました。
面白かったです。執筆お疲れ様でした。
拝読いたしました。
正直なところ、びっくりしました。この企画でこういうものが読めるとは思ってもいませんでした。まさにスペクタクル巨編。
確かに戦争は犯罪ではありません。そう定義されています。しかし現在もなお続く神の名の元に行われているテロや戦争。この作品にはそういったものに対する作者様の悲憤が込められているのだと勝手に解釈いたしました。
面白かったです。執筆お疲れ様でした。
- 投稿者: 退会済み
- 男性
- 2014年 04月29日 01時29分
管理
>がじゅぶ様
いや、スペクタクル巨編というにはスケールが小さすぎて。田舎の一青年のロバの旅ですし(笑)
信仰上、個人的にこの世界にもはや聖戦はないと思っていますので、武力行使に神の名を語られるのは本当に気落ちしますね。
武力によらない、忍耐による戦いがもっとなされたなと思います。
面白かったと言っていただけて嬉しいです。
ご感想をありがとうございます。
いや、スペクタクル巨編というにはスケールが小さすぎて。田舎の一青年のロバの旅ですし(笑)
信仰上、個人的にこの世界にもはや聖戦はないと思っていますので、武力行使に神の名を語られるのは本当に気落ちしますね。
武力によらない、忍耐による戦いがもっとなされたなと思います。
面白かったと言っていただけて嬉しいです。
ご感想をありがとうございます。
- 平 啓
- 2014年 04月29日 15時11分
[一言]
よーし、パパ勝手に解題しちゃうぞー。
というわけで、読みました。全体として、大変に面白かったです。
己の存在意義、存在理由に迷う少年が、過去の伝承を考論することで、過去の道すじと己の道すじ、双方を見出してゆく。この構成が何とも素晴らしいものでした。そして何より、それらの解答に、それが正しいとするのでなく、さらなる考論を加える辺りが、これが「聖書の物語」であることを想起させてくれます。
「犯罪の出てこないミステリー」として読んだ際、私は別の点に注目しました。
今回感想を書くにあたって、何かコメントしようと思ったら、これはこちらもある程度勉強しないと何も書けんぞと思い、この一週間で可能な範囲でですが資料に当たってみました。
下敷きになっているのは士師記の勇者ギデオンのくだり。たった300人という少数で13万5千のミデヤン人を打ち払い、イスラエルの地を取り戻した、という伝承だそうです。
ただ、作中では記されていませんでしたが、ギデオンは彼らを打ち払ったあと、神の宣託という大義名分のもと、彼らが降伏するまで、その後を追い、どこまでも追い詰めたということだそうでした。このギデオン、容赦せぬ。
このことは「犯罪が出てこない」を思考するに際して、重要な意味を持っていると思われます。
もう一点、本筋とは関係ないけれども、私が作中で注目した点があります。
それは作者さんが、古代ローマの発展を作中で描かれていた部分です。
主人公アンデレが生きている時代はおそらくイエス・キリストが生まれるちょっと前の時代で、つまりは世界にキリスト教は未だ生まれておらず、法規の概念は各地で生まれてはいるものの、それが実行力を伴っているとは未だ言い難い時代であります。それらの中において、法政の継承を成功させているローマが繁栄の道を築いている。
そして「法」が布かれていない多くの地では、「宗教」、神の教えが「規範」となっており、これらはこの後キリスト教にとって代わられ、その教えがひとつの「規範」、法に近い力を持つことになってきます。
その過渡期となる時代を取り上げて、この企画に参加してきたことは、大いなる意義がある、と私は勝手に思っている。
単純構造的には壺に関わる謎がミステリーということになっているのですが、この背景の部分にも作者さんの意図があるのではないか、と私は考えました。「規範」は「法」ではないから、意識としての「罪」はあろうとも、法規的な意味での「犯罪」ではありはしない。そして、神の教えという「規範」は、ときに大虐殺や、法としては許し難いことを許容することもあります。作中に出てこない部分のギデオンの逸話は、まさにそういうものでありました。
作者さんはおそらく、こういったことを常日頃から否応なく思索されているのでありましょう。意識的にか無意識にかはわからないけれども、この小説にはそういうものが表れたのだ、と私には感じられました。
総じて、色々なことを考えさせられる一作でした。正直本作はすでに企画の枠をはみ出していると思うのですが、この企画でこの小説が読めてよかった。そうも思います。
力作でした。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
よーし、パパ勝手に解題しちゃうぞー。
というわけで、読みました。全体として、大変に面白かったです。
己の存在意義、存在理由に迷う少年が、過去の伝承を考論することで、過去の道すじと己の道すじ、双方を見出してゆく。この構成が何とも素晴らしいものでした。そして何より、それらの解答に、それが正しいとするのでなく、さらなる考論を加える辺りが、これが「聖書の物語」であることを想起させてくれます。
「犯罪の出てこないミステリー」として読んだ際、私は別の点に注目しました。
今回感想を書くにあたって、何かコメントしようと思ったら、これはこちらもある程度勉強しないと何も書けんぞと思い、この一週間で可能な範囲でですが資料に当たってみました。
下敷きになっているのは士師記の勇者ギデオンのくだり。たった300人という少数で13万5千のミデヤン人を打ち払い、イスラエルの地を取り戻した、という伝承だそうです。
ただ、作中では記されていませんでしたが、ギデオンは彼らを打ち払ったあと、神の宣託という大義名分のもと、彼らが降伏するまで、その後を追い、どこまでも追い詰めたということだそうでした。このギデオン、容赦せぬ。
このことは「犯罪が出てこない」を思考するに際して、重要な意味を持っていると思われます。
もう一点、本筋とは関係ないけれども、私が作中で注目した点があります。
それは作者さんが、古代ローマの発展を作中で描かれていた部分です。
主人公アンデレが生きている時代はおそらくイエス・キリストが生まれるちょっと前の時代で、つまりは世界にキリスト教は未だ生まれておらず、法規の概念は各地で生まれてはいるものの、それが実行力を伴っているとは未だ言い難い時代であります。それらの中において、法政の継承を成功させているローマが繁栄の道を築いている。
そして「法」が布かれていない多くの地では、「宗教」、神の教えが「規範」となっており、これらはこの後キリスト教にとって代わられ、その教えがひとつの「規範」、法に近い力を持つことになってきます。
その過渡期となる時代を取り上げて、この企画に参加してきたことは、大いなる意義がある、と私は勝手に思っている。
単純構造的には壺に関わる謎がミステリーということになっているのですが、この背景の部分にも作者さんの意図があるのではないか、と私は考えました。「規範」は「法」ではないから、意識としての「罪」はあろうとも、法規的な意味での「犯罪」ではありはしない。そして、神の教えという「規範」は、ときに大虐殺や、法としては許し難いことを許容することもあります。作中に出てこない部分のギデオンの逸話は、まさにそういうものでありました。
作者さんはおそらく、こういったことを常日頃から否応なく思索されているのでありましょう。意識的にか無意識にかはわからないけれども、この小説にはそういうものが表れたのだ、と私には感じられました。
総じて、色々なことを考えさせられる一作でした。正直本作はすでに企画の枠をはみ出していると思うのですが、この企画でこの小説が読めてよかった。そうも思います。
力作でした。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
>お茶博士へ
「法」に視点を持ってくるとは、さすがにお茶博士です。
ただギデオンの話の方は、参考にならないのです。なぜなら士師記の時代から、イスラエルは色々な歴史を経て、アンデレの時代の規範が確立されたのが数百年前だからです。
ローマに代表したのは近代法の元であるローマ法で、宗教に捉われない実際的な法律でした。一方でユダヤ人達の生活は律法によっていましたので、すでに二つの法がありました。こののちユダヤ議会に聖戦と承認されて武装派が蜂起しますが、ローマにとっては反乱として鎮圧され果てはユダヤ人達は世界にちらされていきます。
と言うわけで、その二つの法の狭間に、キリストの十字架があるのかとも思った次第です。
このような過去と未来の間で、律法(規範)におけるアイデンティティーをアンデレがいろいろ模索したわけでした。
また士師記は、クリスチャンでも余りの血生臭さに敬遠する方が多いです。神の言葉で戦いを始めますが、その全てが神の意思の元なのかは謎です。ギデオンの追撃戦には多くの手勢が参加してましたから、三百人の戦いとは意味合いが違っていたのかもしれません。怖気付いていたのが、勝戦で参加したのは否めないでしょうね。
ちなみに個人的に武力としての聖戦は、この世界ではキリスト以来使命を終えたと思っています。
深く調べてくださいました上、参考になりますご感想をありがとうございます。
「法」に視点を持ってくるとは、さすがにお茶博士です。
ただギデオンの話の方は、参考にならないのです。なぜなら士師記の時代から、イスラエルは色々な歴史を経て、アンデレの時代の規範が確立されたのが数百年前だからです。
ローマに代表したのは近代法の元であるローマ法で、宗教に捉われない実際的な法律でした。一方でユダヤ人達の生活は律法によっていましたので、すでに二つの法がありました。こののちユダヤ議会に聖戦と承認されて武装派が蜂起しますが、ローマにとっては反乱として鎮圧され果てはユダヤ人達は世界にちらされていきます。
と言うわけで、その二つの法の狭間に、キリストの十字架があるのかとも思った次第です。
このような過去と未来の間で、律法(規範)におけるアイデンティティーをアンデレがいろいろ模索したわけでした。
また士師記は、クリスチャンでも余りの血生臭さに敬遠する方が多いです。神の言葉で戦いを始めますが、その全てが神の意思の元なのかは謎です。ギデオンの追撃戦には多くの手勢が参加してましたから、三百人の戦いとは意味合いが違っていたのかもしれません。怖気付いていたのが、勝戦で参加したのは否めないでしょうね。
ちなみに個人的に武力としての聖戦は、この世界ではキリスト以来使命を終えたと思っています。
深く調べてくださいました上、参考になりますご感想をありがとうございます。
- 平 啓
- 2014年 04月29日 15時01分
[一言]
拝読いたしましたので、簡単な感想を。
重厚な世界観に、圧倒されました。
こういう物語が描ける作者様に憧れます。
かつてあった、宗教戦争。それは、今でも続いています。
作者様が何故、このテーマを選んだのか。とても気になりますね。
考えさせられる作品でした。執筆、お疲れ様でした。
拝読いたしましたので、簡単な感想を。
重厚な世界観に、圧倒されました。
こういう物語が描ける作者様に憧れます。
かつてあった、宗教戦争。それは、今でも続いています。
作者様が何故、このテーマを選んだのか。とても気になりますね。
考えさせられる作品でした。執筆、お疲れ様でした。
>桂まゆ様
犯罪の出ないミステリーということで、個人的に以前から抱いていた聖書の謎を取り上げてみました。
中東の争いは、ここ百年以内の間に起こってきたもので、それまでは、一時十字軍などありましたが、比較的平穏だったようです。
描写を頑張りましたので、重厚と言って頂き嬉しいです。
ご感想、ありがとうございました。
犯罪の出ないミステリーということで、個人的に以前から抱いていた聖書の謎を取り上げてみました。
中東の争いは、ここ百年以内の間に起こってきたもので、それまでは、一時十字軍などありましたが、比較的平穏だったようです。
描写を頑張りましたので、重厚と言って頂き嬉しいです。
ご感想、ありがとうございました。
- 平 啓
- 2014年 04月29日 13時49分
[一言]
読ませていただきましたので、感想などを書かせていただきます。
精緻な筆致に感服いたしました。このような文章を過去に読んだことがあるのですが、思い出せないうえに思い浮かばず仕舞。比較しても仕方の無いことではありますけど、僕の印象として付け加えておきます。
壺の話よりも、聖戦についての記述の方がよりミステリーで、僕にはとても気になりました。「犯罪ではない戦争がどういうモノか」が書かれていたような、そんな気がしています。いずれにしろ、難しい問題は二千年以上の年月を経ても存在していることに唸るばかりでした。
楽しい読書の時間をありがとうございました。
読ませていただきましたので、感想などを書かせていただきます。
精緻な筆致に感服いたしました。このような文章を過去に読んだことがあるのですが、思い出せないうえに思い浮かばず仕舞。比較しても仕方の無いことではありますけど、僕の印象として付け加えておきます。
壺の話よりも、聖戦についての記述の方がよりミステリーで、僕にはとても気になりました。「犯罪ではない戦争がどういうモノか」が書かれていたような、そんな気がしています。いずれにしろ、難しい問題は二千年以上の年月を経ても存在していることに唸るばかりでした。
楽しい読書の時間をありがとうございました。
>檀敬様
ギデオンの話は「戦争」ですが、聖戦は「聖なる戦い」と意味合いが広くなっています。
文中にあった熱心党はそれこそ武力闘争を聖戦としましたが、ローマの元では叛乱となり、こののちユダヤ滅亡までに至ります。
そこで重要なのは、何のために戦うか、どのように戦うかが問われるのではと、そこもミステリーと扱ってみました。陰のキイワードを拾って頂き、嬉しいです。
ご感想、ありがとうございました。
ギデオンの話は「戦争」ですが、聖戦は「聖なる戦い」と意味合いが広くなっています。
文中にあった熱心党はそれこそ武力闘争を聖戦としましたが、ローマの元では叛乱となり、こののちユダヤ滅亡までに至ります。
そこで重要なのは、何のために戦うか、どのように戦うかが問われるのではと、そこもミステリーと扱ってみました。陰のキイワードを拾って頂き、嬉しいです。
ご感想、ありがとうございました。
- 平 啓
- 2014年 04月29日 13時12分
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