感想一覧

[良い点]
全体を通して
ひらがなやカタカナの使い方、点の使い方はとてもよかったと思います。表現の仕方も独特ながら良いバランス保っていましたし、起承転結も成り立っています。内容も何が言いたいのか分かりやすくとても読みやすい作品でした。
第1話
私も小説を書いているのですが、登場人物の人物像が見えにくいのが悩みでした。当話の入りは初めから高校生自体を主張して描くことによって高校生の視点で読むことができたのも大きな利点でした。後、携帯のなる場面であえて曲名を明らかにしてしまうことで、主人公の天然な性格が上手く表現できている点もよかったと思います。
相手と自分の精神年齢の差をあえて大袈裟に描くことで、相手への「憧れ」が強調されている点もよかったと思います。
第2話
冒頭文では全てを過去形にすることにより奥行きのある臨場感を上手く引き出せています。ほのぼのとしているのにもかかわらず、30分でケーキを作り上げるなど、途中で異世界が表現できていたこともよかった点だと思います。
第3、4話
最後は上手くまとめておりよかったと思います。

最後に私の好きな画家ゴーキャンが育った土地、ブルターニュではただ石が必死に並べられている空間があったり、たくさんの妖精の言い伝えがあったりします。私の印象に残った作品で説教の後の幻影(ヤコブと天使の闘い)というのがあります。赤い背景、地上ではただ手を合わせる民族衣装の女性。真ん中に大きな木。天では何か決闘が行われています。その隅に一匹のヤギ。ゴーキャンがそこにヤギを描いた理由として宗教関係の他に、ゴーキャンの育った土地、ブルターニュの人々の風習が影響しているのだと私は思います。日常で飼われているヤギだからこそ、何気ない存在だからこそ、必要であり尊重すべきである。 何か途方も暮れないようなメッセージを残しているのかもしれません。

[一言]
楽しんで読ませていただきました。
今後とも、たくさんの作品、期待しています。

[良い点]
この度はなろうコン大賞に御参加頂きまして真にありがとう御座います。

料理を手早く作るコツなどはありますが、まさかあのような秘密があろうとは。
お菓子作りに詳しい人は気づけるのでしょうが、私には驚きでした。

さて、そんな秘密のあるお菓子屋さん、大変魅力的に描かれておりますね。
切れ者の店長(実は無精のようですが)による、その人のためだけのお菓子。
イレギュラーな明るい従業員Aの、真の願い。からの正社員登用。
店長さん油断しすぎ。と思いましたが、心を許していた証拠かもしれませんね。

もっと読んでみたい衝動に駆られましたが、その分だけ悩みを抱える人が居るこ
とを示します。
そう考えるとちょうど良い話数なのだろうと感じました。
……と思ったら春＆夏の話も投稿されておりますね。
他の連載等も抱え大変でしょうが、書ける時がありましたら続きに着手してみて
ください。
それでは今後の活動、応援しております。