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[良い点]
ゆっくりと丁寧に、愛に溺れていく主人公の行く末を描いたフランス映画のようなお話でした。

また、主人公であるダリルが家庭を持っており、それを捨てきれないもどかしさが生々しく作品の深みを増しているように思いました。
ダリルとジョゼの関係、ダリルの家庭がどうなってしまうのか、二つの恋愛は両立が不可能だからこそ続きが気になり、のめりこむように読み進めました。
そして最後にジョゼが下した決断。優しさではなく彼の『恋愛』という心は果たして誰にあったのか、読み終わった後についつい考えてしまいます。

文章も全体的に丁寧で、季節や風景・服装など気を使って書き込んでいるのが分かります。
そういった一つ一つ物語の雰囲気に溶け込んでおり、冒頭で述べた『フランス映画』のような印象を受けました。静かにゆっくりと、美しさと残酷さを包み隠さずに描いている、そんなイメージです。

[気になる点]

文章について、『~た。』という書き方が多い様に感じました。集中しているのは最初の方でしょうか、あまりに一文が短く、連続して「~した。」「~だった。」と書かれているので、箇条書きのような印象を受けました
特に#5でジョゼがアビーの説明をするシーンでは、「~た。」が連続しているうえに長引いているため、ジョゼが話している気がしませんでした。
途中で言葉を飲み込むような描写や表情を歪めるなどの描写をし、分割した方が読みやすいかなと思います。

あと、あらすじをもう少し分かりやすくした方が良いかなと。
雰囲気やテーマを表現するのは良いのですが、未読の方にとっては漠然としすぎているうえ、各話タイトルが英語では手が出しにくいと思います。
『モノラル』のような短い説明でも良いので入れてみてはいかがでしょうか?
[一言]
掲示板から参りました、さきです。
大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

とても丁寧に書かれており、読み終えた後に切なさの残る作品でした。
本作を読み終えた後に短編『モノラル』も読ませてただいたのですが『モノラル』の後が今作の最後に繋がるのだと考えるとより一層切ないですね。
今作と短編、どちらを先に読んでも楽しめると思います。

御依頼ありがとうございました!
今後も頑張ってください!
  • 投稿者: さき
  • 2014年 01月28日 07時30分
さきさん、感想ありがとうございます。
「た」「だった」の書き方、確かに多かったかもしれません。一人称で書いたので、ダリルの声をそのまま文章に乗せるとつい……。もう一度見直してみます。
あらすじもできるかぎり直して、わかりやすさに努めたいと思います。
「モノラル」も読んでくださったんですね。感激です。あらすじはそちらのほうがわかりやすいとのことですので、照らし合わせてみますね。

読み手側目線でのご意見、とても良いヒントをいただきました。是非参考にさせていただきます。

新たな改善点が見えてきて、とてもためになりました。貴重なご意見をどうもありがとうございました。
[一言]
 掲示板でご依頼を受けました夕凪向日葵です。

 短編の「モノラル」から、「SECRET LOVE」を最後まで読まさせてもらいました。
 
 自由な学生時代に抱いた恋を、卒業と共に封印したダリルが、結婚してからジョゼに再会する、その設定がもう既に切ないですね。
 主人公のジョゼを想う気持ちが深すぎて、なのに家族も捨てられない。その苦しい葛藤が分かりやすく描写されていると思いました。


  「モノラル」で、ジョゼがダリルの部屋で唐突に自分の性のことについて打ち明けるシーン。
 BL作品には美形の方が同性愛者で、主人公を好きになるという設定がありがちなので、私はこのシーンで、ジョゼが同性愛者なんだと勝手に想像してました(笑)。

 
 後半になると、メーガンがだんだん壊れていくのが可哀想で、すっかりジョゼにのぼせ上がってるダリルはもう救いようがないですね。
 最後は愛する人との悲しい別れでしたが、ジョゼの親友の幸せを思う優しさが溢れているところがとても良かったです。
 

 気になったのですが、
 上記で少し触れましたが、私自身「ムーン」様でBLを読むこともあるので、すんなり物語りに入れましたが、逆に申し上げると「ムーン」様で掲載されていても不思議ではない内容に思えました。
 微妙なところは悩むところですよね。
 私も自身の作品でそういうシーンは非常に悩みます。

 夕凪 向日葵さん、拙作をお読みいただきありがとうございました。最後まで読んでいただけてほっとしました。「モノラル」のほうまで目を通してくださりありがとうございます。続編の連載から読んだだけでは伝わらない部分もあったので両方読んでいただけてよかったです。
 ムーンライト作品は私もいくつか読んだことがありますが、レベルが高くて気後れしてしまいました。自分のレベルで出して通用するのかなと……。でも内容はあちら向けかもしれませんね。いくら作者がこれは純愛だと言っても……
 気に入ってまではいただけませんでしたが、深く読み取っていただけたのと、最後まで読んでいただけたことに感謝します。今回は駄文に最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
[良い点]
・同性愛同士特有の悩みや妻子持ちだという悩みなど、ダリルの様々な悩みを丁寧に描き出していて、リアリティ溢れる物語だと思いました。ジュゼに恋い焦がれながらも、簡単に妻子を捨てられないところだったり、やっぱり娘には甘くなってしまう辺りがまた、いい味を出してるかな、と思います。

・風景描写も巧みに心情とリンクしていて、情緒溢れる描き方は個人的に見習いたいなぁと思いました。ジョゼのこととなると途端に表現が巧みになるダリルの語り口もいかに彼が恋い焦がれてるか分かって良かったです。

・下手にハッピーエンドで終わらない点もかえってよかったです。それぞれのキャラがそれぞれの生き方を貫いた、という感じがよく出ていると思います。
[気になる点]
・これは個々人の判断レベルにもよるのですが、個人的には濡れ場的なシーンはR18かな…とか思っていたので、あ、ここまで書くんだ…とちょっと面食らってしまったシーンがいくつかありました(多分、私の判定基準が厳しいだけなのかもしれませんが)。

[一言]
改めまして、こんばんは。
湊波です。

BLは元々色々やらかしていた身でもあるので(苦笑)他の方の作品も読んだことがあるのですが、普段もっと青春系の話ばかり読んでいただけに、良くも悪くも生々しいなぁ、と思わせる作品でした。ダリル的には私も夢を見過ぎなのかもしれませんが。
素直にダリルとジュゼのことを応援したかったのですが、奥さんと娘もいて、そこで素直に応援できない部分もあったり…そこがこの話の肝なのですが、読む人を選ぶ作品かなぁとも思いました。
といいつつも、完成度そのものは高いと思います。
あと、どうでもいい話ですが、奥さんとジョゼの修羅場シーンはとても楽しませてもらいました(笑

それでは!
これからの執筆活動も応援しております。
  • 投稿者: 湊波
  • 2013年 12月21日 00時55分
 湊波さん、拙作をお読みいただきありがとうございました。深く読み解いていただけてうれしいです。濡れ場は自分では結構ぼかしたつもりでしたが、そうでしたか……。R15とR18の境目がよくわからないのでぎりぎりセーフかなと思ったんですが(汗)。
 それでも完成度は高いとおっしゃっていただけて幸いです。ちなみに私が書いた作品はほとんどハッピーエンドがありません。もしかしたらハッピーエンドが書けない症候群なのかも??

 今回はどうもありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。 
[一言]
掲示板で依頼を受けました、抹茶です。
お待たせしてすいません。

掲示板にも書いた通り、とりあえず5話まで読んで感想を書かせていただきます。

まず誤字脱字報告。
1話です。
〉何かが潜伏してりるのなら

2話です。
〉その人物が去るのを未届けるまで

5話です。
〉流行る気持ちを抑え
流行る→逸るor早る


実は形は違いますが、BLには多少通じていた時期がありました。腐的な形でですが。
久しぶりに読んで、ちょっとわくわくしちゃってます←
先が気になっていつの間にか5話過ぎてました←

皆様もおっしゃられてる通り、BLなのに女性の存在も大きいので、おそらくBLに慣れていない方でも意外とすんなり読めてしまうような作品だと思います。

また表現力が豊かで、ダリルの心情が分かりやすい。女でしかもまだ結婚どころか恋人すらいないわたしでも読み取ることに難儀しませんでした。

それと家庭の大切さ、というものが伝わってきました。

今後、時間はかかるかもしれませんが、最後まで読ませていただきますね。

  • 投稿者: 秋桜
  • 女性
  • 2013年 12月19日 17時52分
 抹茶さん、拙作をお読みいただきありがとうございました。ご指摘いただいた誤字脱字のほうは後で修正しておきますね。
 ダリルの気持ちは彼になりきって精一杯表現しましたが、だいぶ熱がこもっていることもあり、果たしてそれを読んだ方に純粋な恋心として理解してもらえるか不安でしたが、伝わってとてもうれしいです。是非最後まで今作にお付き合いよろしくお願いします。今回は感想とうれしいお言葉をどうもありがとうございました。
[一言]
BL作品を見たのが初めてだったという事もあり、なかなかに衝撃を受けました。同性同士でありながら、相手を好きになってしまう事もあるんですね……
これは完全に僕の、感想でしたね。ごめんなさい。

文章力に優れており、世界観にあった丁寧な文章はとても高評価です。それに、主人公の心情をつづる描写はとてもリアリティがあり、読者を主人公の目線に立たせる事が出来ていたと思います。
設定としても、BLと聞き男性ばかりの作品かと思いましたが、登場人物達に複雑に絡み合った女性達一人一人の個性も魅力的でした。そう言った意味では、昼ドラによく似ていると思います。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 12月07日 00時11分
管理
 霊樹 大華さん、拙作をお読みいただきありがとうございました。主人公の気持ちが伝わってよかったと安心しました。他の登場人物もちゃんと活かしきれているか自信がなかったのですが、キャラの個性を感じていただき、主人公との関わりなど何かしら印象に残すことことができたようなのでよかった、と一安心です。これで二つの安心をいただきました。今回はBLという特殊な恋愛の形の作品にコメントを下さりありがとうございました。
[一言]
BLというと男性中心をイメージしていましたが、主人公の周囲に女性が色々と出てくるので、そういった意味でのサスペンス的な面白さもありました。
むしろ自分はその主人公の妻など女性たちの行動が興味深く感じられました。
相手を男性では泣く女性に変えても普通に成り立ちそうですね。

少し気になったのは#14の後半あたりで主人公たちの台詞などに若干違和感を感じました。
男性というよりは何か女性的なものが多くあるようです。
本作のジャンルがジャンルだけにそういうものかもしれませんが。
また時々語尾に「~」とつきますが、これをすると文章が軽くなってしまうので、少なくとも本作のようなシリアスなものには合わないと思います。

ストーリーとしては映画「ブロークバック・マウンテン」を思い起こさせますね。
あちらはBLというより、まじめなゲイものですが。



いわゆる男性同士間ものというと、実は以前にも触れたことがありまして──
BL的なものではなく、池波正太郎の作品群です。
短編や鬼平、剣客商売などによくそういうものが出てきました。
江戸時代ではそういうものがわりと普通に(特に武士の世界では)あったためでしょうか。
そのおかげでさほど違和感もなく拝読できました。

 甫人 一車さん拙作をお読みいただきありがとうございました。「ブロークバック・マウンテン」気になったので後で調べてみたいと思います。#14が女性的な感じがしたとのことですが、どんなところがでしょうか? ジョゼは物腰のやわらかい男性で言葉遣いも荒っぽくしませんでしたが、書いた本人はどんなところがそう感じさせてしまったのかよくわかりません。男性的な言動、女性的な言動。共通することもあれば違うこともあり、ややこしいですね。キャラクターは今まで出会ってきた人達(男女)の性格などの部分的な要素の寄せ集めで作ったものだったりするので、言動に違和感が生じたりするのかもしれません。て、すみません、言い訳ですよね。これはまたひとつ課題が見付かった、ということでご指摘ありがとうございました。自分なりに勉強してみます。今回は感想と評価ありがとうございました。
[一言]
のっけから苦言失礼。
オープニングの行が開きすぎていて少々読みづらいので、演出効果としてのこだわりがなければ圧縮してくださいな。

中ぞろえは読む側のページサイズによっては切れてしまうので避けた方がいいかも
(グーグル、WIN7右最大化だと切れる)

こういうジャンルは初めてだからなのかもしれないのですが、主人公が単なる変態にしか見えない程度にしか理解できないのが残念です。
苦悩はよく書けていると思うが、ジャンル上私は共感しづらかったというのが思ったところです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳 男性
  • 2013年 11月20日 08時39分
管理
 昔七篠透だったものさん、拙作をお読みいただきありがとうございました。オープニングの行間はふわふわっとした印象を与える演出のつもりでしたが、なんとなく自分もしっくりこないので圧縮することにします。
 主人公に共感できなくても仕方ない内容ではありましたが、BLだからといっても人間的な思考や恋愛に行き着くまでの経緯が明確に描かれている作品はあるので、もしそれに成功していればもっと違った印象を与えられたような気がします。なのでBLだから仕方ない、と開き直らず、この評価をしっかり受け止めて、今後の執筆に生かしてきいたいと思います。
[一言]
こんばんは。
すみません、追記です。


もしかしたら、濡れ場の描写を細かく書いて、「ムーン版」を投稿されてみてはどうでしょう?
より多くの方が読んで下さるかもしれません。

既に投稿されていたのでしたら、ごめんなさい。

ちょっとでしゃばり過ぎかもしれませんが、お話の内容と年齢層照らし合わせると……


そんな感じでした。
一度に書かず、失礼いたしました。

では。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 11月06日 21時17分
管理
※ネタバレ含みますので本編をまだお読みでない方はスルーしてください。

 いえいえ、とんでもない。そこまで考えていただけてうれしいです。そんな方法があったんですね。今はまだ性描写を上手に書けないので、まずはムーンライトの作品を読んで研究してみたいと思います。

 それとこちらも追記です。前回返事に書き忘れたことなんですが、ジョゼがダリルの気持ちに応えてしまったのは、彼にとってもダリルは特別な存在だったからです。たった一人の親友でその彼を失いたくなかったジョゼは拒むことができなかったのでした。そんな気持ちを細かい動作「ためらい勝ちに胸を押した(キスされた後のシーン)」などで表してみたり……ちょっと細かすぎて印象に残らなかったかも(汗)。読んだ人に、これは何故なんだろう?何で彼はこんな行動に出たんだろう。もしかしてあの描写はこういう意味だったのかも…? など想像して楽しんでいただきたくて明確なことをあえて書かなかったりするのですが、それもヒントがわかりずらいと伝わりにくくなってしまうんですね。やはり伝えるのって難しいですね。でもその分やり甲斐があります。長くなってしまったのでこの辺で。
 アドバイス参考にさせていただきます。ありがとうございました。
[一言]
こんばんは、義友です。
お邪魔しに来ました。


拝読いたしまして、愛は狂気だなと思いました。

ジョゼを愛しすぎてエミリーのように壊れて(取り返しのつかない)行ってしまうのではないかと思うほどの危うさ……ダリルの心情がよく描かれていて怖くなってしまいました。

妻の不安定な様子に、娘の存在によって現実に引き戻される。終盤のダリルの想いが通じ、「幸せ感」たっぷりな様子が苦しくなりました。
ダリル良かったな~というより、ジョゼ何で応えしまったんだ!という気持ちの方が強く、結末はアビーと…。

個人的には気持ちに応えず、さっと姿を消してしまえば良かったのに!

「家庭を壊したくない」
その言葉が痛かったです。

ついついその後を考えてしまい、ジョゼが夢みる「理想の家庭」は上手く行かないんじゃないかと。

ジョゼは身を引いた形だけれど、「永遠の友達」という枷でダリルを縛り付けただけでは?

読み終えて尚、ジョゼの行動に唸っております。
存分に楽しませて頂きました。
いつもは一丁前に粗を探してしまうのですが、そんなもの第一話目から吹っ飛びました。
私も上手く書けるように、描けるようになりたいなと、とても羨ましくなります。

ではでは、ご依頼ありがとうございました。



  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 11月06日 01時27分
管理
 義友さん、長編を最後までお読みいただきありがとうございました。恐る恐る感想欄を覗いてみたらこんなうれしいお言葉が並んでいて感激してしまいました。正直読み手側のご意見を聞くのは怖かったんですが、勇気を出して聞いてみて今はよかったと思います。酷評しかもらえない、と覚悟していたので、あたたかいお言葉に大変救われました。でもこれに甘んじず精進して参りたいと思います。今回は感想どうもありがとうございました。
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