感想一覧

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[良い点]
少ない登場人物でここまでの重厚さを出すのは素晴らしいです。
[気になる点]
「ないようだ」が「内容だ」になっていました。
誤字がいくつか見受けられました。
[一言]
悪い点は些細な事で、それを差し引いてもあまりある作品でした。
私も戦争を扱った作品を書いていますが、ここまで正面から戦争を書いていません。
先生の執筆姿勢に敬意を表します。
ありがとうございました。
[一言]
るうねです。
評価依頼、ありがとうございます。

まず文章ですが、かなり高いレベルにあると思います。
骨子がしっかりしていながら、遊びの部分もある。乾いた文章しか書けない自分からすると、うらやましい限りです。
作中、主人公のセリフがないのは、最後の

>「サムーーーーー!!!」

という叫び声で、主人公の感情の爆発をより強く印象付けたいためでしょうか(見当違いだったらすみません)。
さて、ストーリーの方ですが、敵の狙撃手に関していささか違和感を感じました。
まず、スコープをつけていないということでしたが、それでは夜に狙撃を行なえないのではないかと。主人公たちが夜も狙撃を警戒していることから、敵の狙撃手は暗視スコープを使っているのだろうと読み進めていたところ、

>シモン・ザイケフは望遠鏡(スコープ)をつけたがらないというらしい

とあって、あれ?と思ったのですが。当方、銃火器の類は門外漢なので、何か別の方法で夜に狙撃が可能ということであれば、謝ります。
また、敵軍があの場所に狙撃手を配置する意味も薄いかな、と。
狙撃手という駒の有効な使い方としては、要人の暗殺、または少数での大軍の足止めということが考えられますが、本作ではそのどれにも当てはまりません。
味方からも見捨てられるような脆弱な戦線に、超一流の狙撃手を配置する意味はなんでしょうか。そのあたりから物語を膨らませることもできるのではないか、と愚考いたします。
いじょ、です。
それではでは。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2008年 12月06日 10時27分
管理
 評価ありがとうございます。
 主人公のセリフ無し、るうね様の思惑通り、最後のセリフを際だたせるためのトリックです。
 少し地味なトリックかな?と思っていたのですが、気づいていただけて嬉しいです。

 敵スナイパー「シモン・ザイケフ」のことですが、彼はフィンランドの伝説的狙撃手、シモ・ヘイヘをモチーフにしています。彼は、スコープをつけずに100日で500人以上の敵を仕留めたことで有名でそれを採用させていただきました。
 また、ザイケフは、ソビエトの狙撃手、ヴァシリ・ザイツェフが元となっています。シモン・ザイケフが装甲車の下にいたのは、ザイツェフが仕留めたナチススナイパーの行動をモチーフにしたからです。

 一応、第一次世界大戦をモチーフにしているので(銃器関係は第二次世界大戦のものですが…)高性能な暗視装置はまだ開発されていなません。夜の狙撃は不可能なのですが、それでも音で位置を知らせてしまう可能性があるので、彼らは警戒していたわけです。
 説明不足でしたね、改善します。

 また、何故一級の狙撃手があの場にいたという事はあまり考えていませんでした。
 狙撃手の最も多く使われる運用法が、偵察ですから、ある意味何処にいてもおかしくはないとは考えていたのですが…。正直敵の描写が少し甘いかなとは感じていました。
 これからいろいろと修正を加えていこうと思います。

 まことにためになる評価をありがとうございました。おかげさまで修正すべき場所がだいぶ見えてきました。またお頼みする時があるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。

[一言]
評価依頼承りました、ロム虫です。評価の方、遅れましてすいません。

文章評価ですが、これは五つ星と迷いましたが、四つ星にさせていただきました。理由は些細なことで、地の文の中に時々混じっていた口語的な文が少し鼻についた点です。そこまでの文語調の流れの中に、何の前触れもなく感情的な口語が入ってきて、読者としてそのテンションの流れについていけませんでした。これが唯一のマイナス要素です。そういう意味を込めて、四つ星にさせていただきました。

作品評価です。こちらは文句なしの五つ星。戦争をテーマにして、そこに生きた三人の僅かな物語を切り抜いたこの世界観、とても興味を引かれるものです。リアルで写実的な世界の動きに読むうちに飲み込まれ、話の結末も納得のいくものでした。主人公の心理の動きもリアルで違和感のないものだったので、素直に最後まで読めました。
描写やテーマから好き嫌いはあるかもしれませんが、客観的に見てこの作品は非常に良いレベルにあると思います。なので、遠慮なく五つ星をつけさせていただきました。

この作品のレベルの短編集がこの作品を含んで発売されるなら、おそらく買うに値するだろうと思います。
  • 投稿者: ロム虫
  • 15歳~17歳 男性
  • 2008年 11月25日 17時56分
 ありがとうございました。
 今まで手法として三人称の作品ばかりを書いてきており、今回初めて一人称による文章を試してみました。
 確かに、口語的な文章、感情的なものはそれまでの流れを崩してしまうものですね。おそらく、私の癖なのだと思います。これから改善していこうと思います。
 貴重なご意見ありがとうございました。
[一言]


戦争者の小説は初めて見ました!

映画はよく見るんですが・・・

いや〜、戦争を起こすのは一体誰か!

大統領?政治家?新聞記者?なんか色々この小説では疑問でいっぱいな考えですね!

仲間が死に自分が英雄になるのは何か痛々しい物語です!

俺も執筆の勉強をせねばφ(.. )
  • 投稿者: 博多っ子
  • 18歳~22歳 男性
  • 2008年 11月20日 21時52分
早速お読みいただき。いやはや恐縮です。私も戦争物を書くのは初めてで、どうなるかと思いましたが、なかなか楽しくかけてホッとしております。これの続編も公開しておりますのでそちらもよろしければどうぞ。
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