エピソード13の感想一覧

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『読み返し中』

≫「チェックメイト」
≫カツン、と硬質な音とともに、盤上から白のキングの逃げ道が塞がれる。

≫どこかないか、何処かに活路は……。
≫グルグルと脳をフル回転させても、道は見えない。
≫どう足掻いてももう無理だ。私の小さな脳ミソでは、この憐れな王様を逃がしてあげる事は出来無い。
≫私は悔しさに歯噛みしそうになるのを何とか堪え、嘆息一つで苛立ちを逃がす。キングの駒を指先で倒すジェスチャーをした後、小さく呟いた。
≫「……負けました」

チェスや将棋・囲碁のようなボードゲームは最低でも十数手、名人級になると数十手先まで予測して戦略を練るから、数手先すら見通せない凡人では勝ち目は無いですよ。

トランプのような偶然性に左右されるゲームじゃないと勝負になりません、チェスを互角に指せるのは同程度の頭脳の持ち主同士で勝負した場合だけでしょうね。

≫ヒロインに裏切られたと思い込んだ魔導師が、彼女を殺め、氷漬けにしてしまうという悲劇的な終わり方だ。普段は笑わない魔導師が、恍惚とした笑みを浮かべ氷像となったヒロインに口付け、一言。
≫『物言わぬ君が、一番愛しい』と。

≫イっちゃってる笑みを浮かべる魔導師のスチルは、とても美麗で、一部には大人気だったが、私はコレは無いと思った。
≫だってあのセリフ、ヒロインの人格全否定だよね?遠回しに、顔と体だけ好みと言われているも同然だよね??
≫しかもこの魔導師、バッドルートが異様に多い。少しでも揺らごうものなら即詰み。
≫疑っても駄目だし、怖がっても駄目。受け入れすぎても駄目。魔導師とのトゥルーエンドを迎えるには、非常に細く不安定な道を綱渡り感覚で進んで、ゴールまで辿り着くしかない。
≫バッドルートに入ってしまったという証でもある、魔導師の笑顔が、トラウマになった。あいつ、トゥルーエンドでも笑わないのに、バッドルートだと終始にっこにこなんだよね。怖いわ。

1難去って(去って無いけど)また1難……、現実世界にも頭がイってる異常性欲者や異常犯罪者は歴史上に沢山居ますけど、1人残らず理解不能な思考をする人物なのですよね……(汗)

フラグ折りに全てをかけて臨むマリーちゃんは立派です、普通の人間なら早々に嫌になって諦めるレベルですよ。
  • 投稿者: マンボウ
  • 男性
  • 2025年 06月03日 06時38分
 感想ありがとうございます。

 引き続き読み返してくださり、ありがとうございます。
 チェスや将棋の名人は、同じ人類かと疑いたくなるような戦いをしていますからね。何十手先まで見通すのもそうですが、ボードもコマもないのに、頭の中でゲームする人達も私的には信じられません。どんな頭脳をしているんでしょう…?
 
 マリーは普通の人レベルなので、兄様には当分勝てませんし、ポーカーフェイスが苦手なので、カードゲームでもおそらく勝てません。

 原作版のルッツはかなりの危険人物なので、逃げずに挑もうとしたマリーは凄いと思います。私だったら絶対に近付きたくないです。
  • ビス
  • 2025年 06月04日 16時52分
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