エピソード27の感想一覧

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『読み返し中』
≫「謝るのは私の方です。半年前、私は自分の判断のみで勝手に動き、結果、騎士団の皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。本来ならば、異常を感じ取った時点でオルセイン様やクラウスに相談すべきでしたのに……申し訳ありませんでした。私は、驕っていたのだと思います。自分にも何か出来るかもしれないと」

確かにそうですね、王城の警備や治安維持は騎士団の管轄かも知れないけど、少なくともクリス兄様か父様に報告して判断を仰ぐべきだったかも知れません。

レオン様も騎士団長就任から短い期間しか任務に就いていなかったから、無意識のうちに自分の実力を過大評価したり上司や部下に任せるという視点が少し足りなかったのかも知れません。

新米司令官だから仕方ない部分もありますけど、レオン様はクソ真面目過ぎて視野狭窄に陥っていたのかも知れませんね。

レオン様はこれを期に報連相の大切さを痛いほど学んだのかも知れません。

≫「貴方の判断は間違ってはいませんでした。貴方が何もなさらなければ、ヒルデ・クレマーは救えなかった。責められるべきは、自分です。傷付けられている貴方を気遣う事もせずに、ただ堪えろなどと……決して言うべきではなかった」

レオン様がマリーちゃんの事を本気で気に掛けるようになったのは今回の事件がきっかけだったように思えます、レオン様は幼いマリーちゃんの頭の良さや判断力の確かさ、王女として相応しい資質を備えているのを知って、マリーちゃんを高く評価するきっかけになったのでしょうね。

≫「自分やクラウスを頼っていただけなかった事は、正直少し悔しくもありました。何故そのように頑なに、お一人で頑張るのだろうと、歯痒く思う事もあります。ですが、ある時気付いたのです。貴方は、頼らないのではなく、頼れないのではないかと」

≫「いつか自分は貴方に、周囲を頼って欲しいとお伝えしましたね。あの時には、王族としての義務や責任が、他人を頼る事を良しとしないのかと思っておりましたが、それだけではない。……貴方はずっと、苦しそうだった」

≫「貴方は一人で何かを……、重い荷を抱え込んでしまっているのではありませんか?」

さすがは完璧超人のレオン様ですね、内容までは分からないまでもマリーちゃんが他人に話せない秘密を抱えている事に気が付いている、普段からそばにいるクラウスやクリス兄様ですら気付かない真実を何となく察する洞察力は凄いの一言ですよ。

≫「貴方が話したくないのであれば、無理に暴いたりは致しません。ですが、貴方がそれを抱えている事で辛いと感じるのならば……その荷を分けて下さい。自分にも、貴方が護りたいと願っているものを、護らせて欲しいのです」

幼いマリーちゃんを子供扱いしないで対等な人間として語りかける、マリーちゃんがゲームの印象で好きだったのを超えて、本物の恋に落ちたのも無理はありませんね。
  • 投稿者: マンボウ
  • 男性
  • 2025年 07月04日 01時39分
 感想ありがとうございます。

 引き続き、読み返してくださりありがとうございます。
 マリーの行動は当人が反省しているように、少々浅慮でしたね。自分しか知らないのだから、自分が解決するべきだと気負い過ぎていたようです。
 同じく、レオンハルトにも反省点がありました。どちらも真面目なので、知らず自分を追い詰めていたのかもしれません。

 ただ仰るように、この事件があったからこそ、レオンハルトとの距離が縮まったのも確かです。幼いながらも聡明で理性的、しかしどこか危うさもある王女を見守っていこうと決めたキッカケでしょうね。

 レオンハルトは面倒見が良い人なので、人を見る目があるのだと思います。
 相手がしてほしいこと、困っていることを察する事が出来るので、マリーが何か隠している事にも気付けたんじゃないかなと。

 子供の戯言だと片付けず、親身になって助けてくれる大人の男性に、惚れてしまうのは無理ないですよね。

 
  • ビス
  • 2025年 07月06日 14時03分
[良い点]
タイトルに偽りあり(笑。ビーチフラッグの強者並みに旗を奪っていく。
[気になる点]
主人公の行動は、これまでの印象では未熟さより万能感からの行動の印象が強い。
  • 投稿者: nats
  • 2021年 03月17日 12時54分
 感想ありがとうございます。

 フラグ折ってはいるんですが、それ以上に立てているような気がしますよね(汗)

 主人公自体の能力は決して高くはないので、何でも出来るという自信はないと思うのですが、無謀な行動は多いのも事実です。
 
  • ビス
  • 2021年 03月21日 16時06分
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