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[良い点]
読了しました。
正直なところ、私には小説技巧のことなんてさっぱりわからなくなって久しいのですが、持てる限りの全力を叩き込んだ、というような『情熱』を感じました。滾るような熱さだなぁ、と。専門家ではないゆえに正否はわからないですけど、SF的なネタ、設定の支えも盤石に出来ていて、大変読み応えのある作品でした。
あと、死生観・生命観・進化論に関する思弁はうまいことまとめたなぁと。もともとゼクロスのスタンスに共感しているマンゆえに、なかなかいいもんを頂いた気分です。
[気になる点]
シュレイティアェ……こいつの謎は本篇を読まねばわからぬかぁ……(待って俺も「知っ」ちゃったからやな予感……←←←
[一言]
正直な話、バトルシーンがあるとは思ってもみなかったです(笑)
確かに尺がどうのこうのと反省するポイントはあるかもしれませんが、こういう情熱が迸るような戦闘描写は個人的に好みです。密かに参考にさせていただきます←
  • 投稿者: 八雲 辰毘古
  • 18歳~22歳 男性
  • 2015年 09月03日 17時29分
最後まで読んでくださりありがとうございます!また、素晴らしいレビューも書いてくださり、もう感謝極まりないです。
専門家ではないとはいえ、見る限りかなり本読んでいる方が何を言うか(笑)

情熱が伝われば何よりです。半ば根性で一カ月で書いたものですので(笑)
大して本読んでない勉強不足の私が死生観や進化論を作品中で口出ししてしまうのは少し気が引けていましたが、そこはフィクションだということで見逃してください。

作品中では「真理」「神」等として扱われているシュレイティアについてより深いところまで知りたいなら、同シリーズの本編「神王伝史―GOD CHRONICLE―」を読めばわかります・・・といいたいところですが、生憎遅筆なもんでして、シュレイティアが登場する話はまだ載っておりません。11章「電幽メトロノイア編」あたりで出てくるのではないでしょうか(適当)
※11章は現在書けておりません。

正直バトルシーンが書きたいがために書いたようなものです←
というのは冗談ですが、そこのシーンは一番捗りました。

感想ありがとうございました!
[良い点]
黒核 拓斗/クロザネ様

初めまして。
素晴らしい作品です。なんていうかもう映画レベルと言うべきでしょうか。 上質なSF映画を観させていただいた感じです。ストーリィにしろ、設定にしろ、すごく練り込まれていて、眼が離せませんでした。山場の持っていき方も最高です。
手術シーンはぞくぞくしました。家族持ちというエピソードをこういう形で入れてくるとは――リアルです。

強いて言うなら、母親の犯罪歴でひとドラマあるかな――と思っていたので(たとえばアイリスちゃんと)、そこらへんが肩すかしだったでしょうか。壮大な全体像からいったら、些末なことかもしれませんが。
ともあれ
素晴らしい作品をありがとうございました。


  • 投稿者: KATSUKI
  • 2015年 04月12日 20時24分
ご感想ありがとうございます!
拙作を楽しんでいただけたのなら何よりです。
映画レベルとまで仰ってくださるとは……! 嬉しい以上に恐縮です。

母親の犯罪歴の話も書きたい気持ちはありましたが、昨年参加させていただいたコンテストの条件に字数制限があったため、省略する形になりました。

手術シーンは個人的に好きな場面です。ただ、規制が入るかと、そのときは少し不安でした。


こちらこそ、読んでくださりありがとうございました!
[良い点]
練り込まれた設定が面白かったです。
[気になる点]
電脳族がもう一つ実感として、とらえ切れてない感じ。
人とどこがどう違うか、或いは違わないのか。その辺を
掘り下げてもらえると分かりやすかったかも。
[一言]
読み応えのある作品でした。ハード・SFと言っても
良いんじゃないかなぁ。
  • 投稿者: 夢育美
  • 2014年 09月15日 16時52分
感想ありがとうございます!

※長文です。すいません。

把握しづらい抽象的な部分が幾つかあったのは力不足です。もう一歩の説明が足りなかったのもそうですし、日本語力のなさも読み辛さの理由になりますけど(汗


説明した方がいいのか迷いますが、とりあえず補足として電脳族についてをここに書いておきます(わかりづらい或はくどい説明でしたらすみません)

 小説の本文の通り、電脳族は電脳物質という原子よりも小さい粒子で構成、というよりは従来の粒子群の中に含まれています。ですが、分子単位になると構造上としては普通の人間となんら変わりありません(自身がバグと化したゼクロスは除きます)。生活性も生理的欲求も、社会的欲求も、感情表現も普通の人間と変わりありません。
・電気電子を発生、操作が可
・任意(装置なし)の電脳化(デジタル化)、鍛錬次第で機械機器に入れる。
・但し、ある先端技術なしでは電脳界から他世界へ出ることはできない(物質化しないと他世界で原形を保てない)
・普通の人間が電脳界に入る際、電脳化して身体の基盤を電脳物質へと変換させるためのサイバー技術が必要。
・血液型ではなく、電脳型があり、それぞれワクチン型、データ型、ウイルス型がある。血液型同様、科学的根拠のある特徴はなし。
・他世界に行って物質化しても他の種族とは異なり、電脳物質は粒子構成上残存しているが、現時点ではその理由は分かっていない。電脳物質は一種類ではない説が有効、または電脳物質同様の不可解物質によるものだという話もある。
・血統も関係するが、電脳界で生まれた人は血統問わず物質的に電脳族に属する。

大まかにいえば以上のような感じでしょうか。余計なこと記してしまった感が大きいです(笑)これを本文に書こうとは思いつつも、そこまでの説明はしつこいからいいかと、大分省略してしまいました。


 バトルシーンの描写は何も参考にしていないので表現も尺の長さもよくわかりませんでした。尺不足に気を付けます。
 最後のやり過ぎ感は確かに私もありましたが、理不尽なほどに非道というものも書いてみようと思い、スプラットな後味の悪いシーンを書きました。何気に書いてみたかった気持ちもありましたけど(笑)
(ネタバレ)
戦争の本の下りは矛盾していた気もします。「家族を殺した女性の息子である」まではなんとか謝罪次第で許せるかどうかの瀬戸際でしたが、それだけではなくその息子は戦争に使われている生物兵器製作・設計に加担、そして報道していた「死生裁判士の倫理問題」の主要人物だとを知ったことで「親も親なら子も子だ」と執拗に嫌うようになりました。まぁそこからどういう神経で好きになるんだと私でも思ってしまいましたが、恋というものは不安定で本当によくわからないものなんだと勝手に捉えています(遠い目)ちなみにですが、シリーズ有無関係なく、この物語は伏線を残したまま終わらせる、すっきりしない終わり方にすると決めていました。

長文すいませんでした。本当に感想ありがとうございます。これからも頑張って書き続けていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
[一言]
あなたのSFコンの感想欄に詳しくは書いたので、その他言い残したことをここに書きます。
どちらかというとWebではなく書籍向きの、よく練られた上質の物語でした。これは書籍で読みたい!
最初のプロローグで独自用語がざーっと出て来て、そのあと一旦つまづいたものの、その後少しずつ物語性が見えて来るにつれ、面白く拝読しました。最初は疾患の解説やゼクロス先生の非情さに感情移入しにくかったのですが、死神と呼ばれたゼクロス先生もじんわりとアイリスと関わることで性格が変わって来てそこから先は一気読みの魅力がありました。
いやーゼクロス先生ダークヒーローっぽくてカッコよかったです。赤い蜂との対決シーンとか、レーザン先生とのバトルも痺れましたね。そしてアイリスちゃんとの聖夜のお出かけにはほろりとしました。
後半にかけキャラクターが生き生きとしてきたし、セリフ回し、小説技巧もとても巧かったです。読んでいてのめりこみ、楽しくなりました。二転三転する真実に驚き、SFパートも物語部分もしっかり書けて、キャラクターの魅力も素晴らしい、唸りっぱなしでした。黒核さんは今後もっともっと上手くなるんだろうなと思いました。凄まじい伸びしろを感じました。羨ましい!羨ましいよ!
その若さで既に完成の領域にあると思いますが、これからも学業を全力しつつ傑作を生み出してください!
感想ありがとうございます!!
傑作なんてそんな……!そこまで言ってくれるとは……!Lizreelさんからそのような言葉を聞けて光栄というか、恐縮するばかりです。いや本当にありがとうございます!

序章と終章で分かるかとは思いますが、主人公の回想、というよりは過去がメインの物語ですので、最後まで読んでも不可解な点があったかとは思います。あの後どうなったのか、どのような経緯で現在に至るかなど、それらのことについては、シリーズ関連で後々わかるという形でやっていこうと思います。

勉強というよりは好きで学んできた生物学を中心にこの小説にぶつけてみました。どうでもいいことですが、大学では学科の種類の都合で今のところ生物学を講義で学んでないので、用語や意味でよく覚えていないところは自分で調べたという感じです。

研究室にもろくに入ったことない、頭のよくない数学嫌いの理系が半端な知識で医療に関係する話を書くのは、最初は正直不安でした。医者の方や研究者の方が読まれたとして、色々と知識的に違っていたらどうしようと思いながらも、人物とストーリーを書きたかった思いが強かったので、間違っていても構わないと書ききりました(笑)Lizreelさんの目から読んで、実際に幾つか違和感を感じられたかと思います。ちゃんと勉強してから訂正していきたいです。

長くなりましたが、本当に最後まで読んでくれてありがとうございます!これからも精進して小説を書き続けようと思います。勉強も頑張ります。
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