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[良い点]
考えさせられるお話が多くあり、秀逸な短編集だと思いました。

「採用面接」は日常が一転して非日常に変わるというのにセンス・オブ・ワンダーを感じました。

「未来の方から来ました」はリアルなSFですね。
自分が小学生のころ、テレビの未来技術特集で、電子ペーパーとか恐竜をクローンで復活とかやってて「おお」っと思ってたんですが、未だに電子ペーパーも普及していないし恐竜も復活していません。でも、そうした夢が地道に科学を発展させるんだと思います。
[一言]
「全身麻酔」は自分も同じことを考えたことがあります。タイトルみたときにまさかこれなんじゃと思ったら、予想通りでした。

  • 投稿者: matsmomushi
  • 2016年 11月03日 22時09分
感想ありがとうございます! 「採用面接」のアホっぽいお話を思いついたときに、「しょーもない短編ばかりを集めた短編集作っちゃえ」とおもいたっての本作です。「未来のほうから~」は、星新一賞学生部門の「30年後の未来を想像してください」に対する大人としてのリアルなアンサーを返してみた一作だったりします。
そして全身麻酔ですが、常々、全身麻酔ってあやしいよなあ、と思っていて、実際に書いたのは、全身麻酔を使う手術を受ける直前なのでした(←自虐過ぎ)
あらためまして、感想ありがとうございました!
[一言]
 はじめまして、『未来の方から来ました』を読ませていただきました。

 読み手にとって敷居の低い平易な内容にして、時代や技術についての知識が無ければ書けないという、読むに易く、書くに力量のいる作品だと思いました。

 脱力感すら感じる展開に対し、作品の中に込められているものはSFよりも日常的で、作中の主人公と同じように考えさせられ、何かを得たような気がします。

 過去と未来へ続いている時間の繋がりを、「田舎道」と書かれたところが特別素敵で、心に響く一文でした。

 まだ偶然立ち寄ったこの一作しか読めておりませんが、他の作品も読ませていただこうと思います。
 本日はいい読書の時間を、ありがとうございました。
感想ありがとうございます! 深い裏づけと平易な言葉は、私が常に意識しているところなので、それを感じ取ってもらえたことが何よりうれしいです。
短編で生真面目なのは苦手なのでどうしても『脱力系』になってしまうのは悪い癖ですが……(笑)
ぜひ他の作品もお楽しみいただければと思います。この連載でもまだいくつか公開予定の短編がありますので、よろしくです! 改めてありがとうございました。
[一言]
 感想失礼します。
 作品の中でも『三百年後が一番印象に残りました。

 『三百年後』、徐々に判明してくる鏡の仕組みと、最後の主人公の描写が秀逸でした。鏡の世界に執着して人生を狂わされる話かなと思っていましたが、お互いを別時間軸の人間と認識し、一定の距離をとる付き合い方を見ていると、ネットにのめり込み犯罪を犯す現在の社会への痛烈な批判であったと思ったのは考え過ぎでしょうか。
 一つ気になったのは、彼女がどうして鏡を手に入れたのか。
 同一の鏡じゃないのかもしれませんが、主人公の書いたメモを見た彼女がその鏡を購入した経緯が気になります。もしかして別れた彼氏からの贈り物だったのかな。
 もしくは、三百年の間に、別人がこの鏡を手にして、主人公と同じ体験をして「この鏡は幸福を呼ぶ鏡です」とメモを残したのかな。不幸、幸福なんて人それぞれですからね。私の感想としては、Aは幸せだったと思うけどなあ。

 長文失礼しました。月立様の作品はいつも楽しく拝読させていただいています(割烹も含めて)。では。



感想ありがとうございます! そこまで深いテーマがあったわけではありませんが、『ネットを介してしか接触の無い人間関係と社会』みたいなものがありふれてきたことがこのアイデアの思いつきの始まりの一つではありました。
彼女がどうしてその鏡を手にしたのか? それもいろんな想像ができて面白いですね。いろんな人の手を渡るうちに、いろんな噂がくっついて、主人公Aのように『奇妙ないわくの骨とう品を求めて』という動機で手にした人も多いのだろうな、なんて思います。Aは幸せだった、という感想、とても興味深い視点だとも思いました。改めて、感想ありがとうございました。
[一言]
三百年後、が私は一番好きです(^^)二番目は猫又でしょうか。
三百年後は恋愛小説ですよね?プラトニックな。
これから例の恋愛小説を投下してくださるのを、いまかいまかとお待ちしておりますよ。(^^)
月立さまの他の作品をこれからゆっくり拝読させていただこうと思いますので、よろしくお願いします。
  • 投稿者: 青瓢箪
  • 女性
  • 2014年 09月05日 15時58分
感想ありがとうございます。三百年後、は、あんな話になる予定じゃなかったんです。もっとどろどろぐちょぐちょの……へたれなのであの程度で収まって、見てみたら、確かに恋愛小説っぽい。うわあ恥ずかしい。猫又は猫好き向けです。猫好きですね!?(笑) これからもぼちぼち投稿しますので、たまに見てやってください。例の恋愛小説(?)も、今日投稿しますです。はい。
[一言]
「採用面接」最高でした!
後半の怒涛の展開でニヤニヤしながら読んでいました。
ヒーローに、有給はあるのか?休憩は8時間につき45分ちゃんと取る事ができているのか?
なあんてことをいろいろ考えてしまいました。是非長編にして頂きたいです。そういえば、サラリーマンヒーローといえば「乾杯戦士アフターV」なんてのもありましたね。
いろいろな意味で考えさせられる作品でした。
  • 投稿者:
  • 2014年 08月15日 00時48分
感想ありがとうございます!
短編集の中でオムニバスシリーズにしたいなぁと思っていたので、長編化希望のコメントは望外の評価でうれしいような戸惑うような………。
実は有給休暇とか休憩時間とか、まさにその辺をオムニバスコントとして書きたいなあと思っていました。サラリーマン的ヒーロー像コント、今後も思い付いたとき書きたいと思いますのでよろしくお願いします~。
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