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[一言]
喜劇と|悲劇《ホラー》は紙一重
傍と内では見処違え
情に竿させば流される

私は笑いましたが怖がるひともいる
それは人というものをどう見ているのかの違いなんでしょうが
恋人くらいは信じてやりたいものですねぇ

  • 投稿者: OLDTELLER
  • 2014年 09月01日 05時49分
[気になる点]
「そして啓二は、迷惑だったり関わり合いになりたくないユーザーを指定して接触を立てる機能であるブロック昨日について説明した。」
→「接触を断てる」「ブロック機能」

[一言]
 文体はいいし、ブロック云々前からオチは読めてたけど、最後の一文は昔の小説のようで好きです。ただオチが読めてたのはパターンだからで、文章に伏線があるかといえばそうでもない。

 「現実にいたらそもそも気が合わないだろうとあるのに現在恋人である」のが、博美の近づくための芝居のせいだとしたら、出会う前に啓二が身バレしてないとおかしいからそれはない。
 ということは、偶然出会って恋人になって、で小説を書いてたと知らされたときにブロックされた相手だと知った。啓二の言うことには、それだけ性に合わない相手なら現実でも合わないだろうということだが、実際は恋人になってるし一緒にいて特に困ることも無い相手である。とすれば啓二の言うことは正しくないか、博美がネットでは本来の気性が出ているけど、対面しているとちゃんと機微を読んだ人づきあいができる人だということになる。じゃあそもそもそこまで言ってる啓二に博美が自分の正体をばらしてなんの得があるかという疑問が出てくる。啓二が考えるほど人間関係は単純じゃないよということだとしても(これをさして世迷い言とも言える)、博美にはマイナスしかないと思うんですよね。啓二からの信頼を無くすことはあっても、より信頼が高まるということにはならないから。どちらかといえばばらすのは、別れる前のやりとりのように感じるけど、そのまま一緒に寝てるのが不思議。ホラーとかならこれでいいけど、どこか矛盾があるのは、普通の人だからかな。ストーカーっぽくもなく。

 もしホラーにするなら、恋人であるという博美の紹介か家にきて仲のよい関係であると書かれてる近辺で、さりげなくブロックより後で恋人になったとか家に来始めたとしていたら、あとで「半年ほど前からブロックした相手」という言葉と比べて、もしかしたらと疑心暗鬼が生まれてよかったかも。いやブロック前から恋人だったでもいいけど、それなら啓二のPCを覗く機会があって、啓二が目当ての作家だったと知っていた可能性を暗に示唆してもよかったかな。もちろん博美がそう言うのではなく(博美の台詞が少ないのがいいところなので)。

 長文失礼。ちなみに怪談での暴露のパターンとしては「雪女」ですね。えらそうに語ると自らを滅ぼすことになる(雪女では死ななかったけど妻と子を失う)というやつ。
  • 投稿者: no_nemo
  • 2014年 08月29日 22時02分
[一言]
怖い。面白い。ただホラーと違ってズドン感が足り無かった。まあ怖いし面白いけど。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 08月29日 21時27分
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