感想一覧
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[良い点]
私が最初に拝読した別シリーズの為でしょうか。
青月さんからはいつもイギリスのイメージがするのですが、その中で繰り広げられるドラマはフランス映画のようだと、いつも思っています。
人の愛情は一種類ではなく、生きている中では良いことも悪いこともある。愛が救いになることもあれば、どうしようもない破滅に向かうこともある。そういう混沌をそのままに、クールな視点から描かれる筆は、処女作と伺ったこの作品の時点で、すでに薫り高く感じられます。
ヒロインが気高いペルシャ猫のように、ツンとしているところも愛らしいです。時折ジャンプに失敗しては、「誰にも見られなかったかしら」とちらちらするような彼女を、しっかりと包んであげられる大人の男性チェスターさん。
また、逆に頭でわかっていても心を中々引き戻せず、自分を裏切ったアビーを心の底で引きずってしまうチェスターさんを、引っ張っていけるのがジルさんなんでしょう。
可愛らしいだけではない、生々しくも胸を打つ恋物語をありがとうございました。
第二部も楽しみに拝読させて頂きます。
私が最初に拝読した別シリーズの為でしょうか。
青月さんからはいつもイギリスのイメージがするのですが、その中で繰り広げられるドラマはフランス映画のようだと、いつも思っています。
人の愛情は一種類ではなく、生きている中では良いことも悪いこともある。愛が救いになることもあれば、どうしようもない破滅に向かうこともある。そういう混沌をそのままに、クールな視点から描かれる筆は、処女作と伺ったこの作品の時点で、すでに薫り高く感じられます。
ヒロインが気高いペルシャ猫のように、ツンとしているところも愛らしいです。時折ジャンプに失敗しては、「誰にも見られなかったかしら」とちらちらするような彼女を、しっかりと包んであげられる大人の男性チェスターさん。
また、逆に頭でわかっていても心を中々引き戻せず、自分を裏切ったアビーを心の底で引きずってしまうチェスターさんを、引っ張っていけるのがジルさんなんでしょう。
可愛らしいだけではない、生々しくも胸を打つ恋物語をありがとうございました。
第二部も楽しみに拝読させて頂きます。
狼子 由様
処女作である本作をお読みくださり、またご丁寧な感想までありがとうございます!
本作では、複雑な家庭環境やままならない愛等に傷ついた人々が、血の繋がりを超えて互いに支え合うことで傷を癒し、成長をしていく過程を描きたくて生まれた話でした。未熟な文の中から、その根幹の部分を読み取って頂けたことを本当に嬉しく思います。
ジルを愛らしいと仰って頂き、ありがとうございます。
クールで孤高の女を気取ってはいても、心の奥底では人の温かさを彼女は欲していましたし、仕事でも家庭でも完璧な人間を演じるチェスターも、アビゲイルを断ち切れない弱さを人知れず抱えていました。
お互いに完璧でないからこそ、この二人は共に歩む道を選んだのだと思います。
処女作である本作をお読みくださり、またご丁寧な感想までありがとうございます!
本作では、複雑な家庭環境やままならない愛等に傷ついた人々が、血の繋がりを超えて互いに支え合うことで傷を癒し、成長をしていく過程を描きたくて生まれた話でした。未熟な文の中から、その根幹の部分を読み取って頂けたことを本当に嬉しく思います。
ジルを愛らしいと仰って頂き、ありがとうございます。
クールで孤高の女を気取ってはいても、心の奥底では人の温かさを彼女は欲していましたし、仕事でも家庭でも完璧な人間を演じるチェスターも、アビゲイルを断ち切れない弱さを人知れず抱えていました。
お互いに完璧でないからこそ、この二人は共に歩む道を選んだのだと思います。
- 青月クロエ
- 2015年 12月08日 20時39分
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