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[良い点]
今現在の私の創作原理と同時に傾倒している自然主義文学や私小説との概念を念頭に置きつつ読ませていただきました。
現代の作品については私は接する機会が少なく言及できませんが、過去の文学者たちが思想や主義を抱いていたこと、そして我々が作品を書く上でもそれらが重要であることには同意です。
[気になる点]
この論において否定的な内容はありません。

[一言]
久米正雄「私小説と心境小説」で考えさせられたのは、私小説心境小説を至高とする彼の理由です。ドストエフスキーら偉大なる作家たちが、どれだけそれぞれの人々と立場を察して物語を構築したところで、作り物に過ぎないということでした。
最後に言及されている表面的な部分こそ、久米論の極地ではないか。何が原因といえば、読者、それ以上に現代を生きる人々である。ソクラテスじゃありませんが、考え行動することにおいて、人間が全体的に進歩していないことを歴史からも感じえます。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2015年 02月14日 21時23分
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