感想一覧

[一言]
まゆさんの小説は読みやすいです。他の作品もそうなのですが、会話のテンポが軽快で、すっと物語の中に入っていける。些細なアンケートがきっかけで、雪が溶けたらが、互いの生活にまで干渉して会話が繰り広げられているところに互いに結婚を意識した男女の様子が伝わってくる。二人のやりとりで充分に溜め込んで、最後の描写に繋がると思うのです。
しかしラストのシーンは、読者の想像力で補わねばならない点で消化不良かなと感じました。やっぱりここでもうちょっと書き込んだほうが深い作品になるかなと。
元々の着想から最後まで引っ張って行く技術があるだけに、勿体ないと思いました。
最後に三方を山で囲まれた雪が少ない地域……盆地と言うのは、「古都タクシー異聞」で示されているのと同じ地域なと推察できました。

[一言]
人間やっぱりひとりなんだとか、季節の無常性とかがどこかユーモアなタッチでえがかれながらも、わかりやすくいれられていておもしろいとおもった。彼と彼女との会話だけじゃなくて心のうちをもうちょっとえがいてもいいかなとおもった。僕も小説かくつもりなのでもしよければみにきてください。

[一言]
「雪が溶けたら、春になるんだ」潤さんのこの言葉と最後の春の描写がとても好きです。

[一言]
初めまして。
とても軽快な文章ですね。すいすい読めました。

雪が解けたらなんになる。
一見、当たり前の答えが返ってきそうな質問でも、生まれて育ったところの違いで、確かにこんな違いは出てくるのですね。

この二人の間の微妙なズレを、もうちょっとストーリーに反映できたら、更に良かったと思います。

[一言]
桂まゆさん、はじめまして。
最近書いていなかったということですが、以前はかなり書いていたようですね。
文章の書き方や表現の仕方も不自然なところがなく読んでいくことが出来ました。
そろそろ結婚を意識し始めた二人の微妙な感じが良く表わされていると思います。
だた、ラストでは彼がいなくなってしまっているようですが、その訳が描かれていないのが残念です。
ただ、偶然その場にいなかったのか、別れてしまったのか、亡くなってしまったのか・・・
あまりしつこく書いてしまうとストーリーのバランスが壊れることもありますが何か伝わるものがあったら、もっと中身の濃い小説になったのではないでしょうか？