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再生可能エネルギーは買い取り制度があるから、導入した人は採算が合うが、買い取った電力会社が損失になって、穴埋めに他の人の電気代が引き上げられる。
ドイツは電気枠の2割を再生エネルギーにしてしまった件にて、電気代が2倍になってしまった。しかし、それは事業が増えた分、雇用問題、失業率が5%幅で改善された。
消費税リスクは、行政がお金を集めて一時的にホールドしてしまう時間分、お金が回り巡らないので、その分の不景気作用がある。
増税から少子化スパイラルにて増税スパイラルを引き起こしかねないのだが、このツケを払うのが、今を生きてる人と未来人である。
増税を体験してきてない世代とこれからの世代で明らかな不平等政策でもあるので、言い換えると増税は世代間不平等の促進政策とも言えなくもない。
他、増税リスクは、売り上げが減る事により、最低賃金法や労働基準法が守れなくなって、リストラ、あるいは事業縮小がある。モラルがない会社は単一時間内に多くの仕事を詰め込み、隠れブラック化する。
97年増税の翌年から失業率が増え、毎年の自殺者が1万人レベルで増えてしまった件について、恐らく、政界は不景気や急激な円高が成したものだと解釈してるが、厳密には、
98年に法人税+所得減税(富裕層向け減税)をやったので、税収が増えなかった。
結果的に福祉財源に割り当てる予算が確保できなかった。
通貨価値の下落について、ドルの値段ベースで見て判断する流れがあるけど、これを正当化したら、ドルベースでGDPを解釈する必要があると思う。
そしてドルベースでGDP成長率を見ると、なんか微妙だったりする。民主政権が終わるまでに、サブプライムショックからのマイナスの成長率を一気に+へと引き戻した力は凄いが、自民はそれに便乗したかの様で、成長率を民主レベルで上昇させれてない。。
また自殺率に関しても、民主政権時から明らかな下げ傾向があった。
色々な指標を考慮すると安部内閣は過大評価さてる様に思う。安部政権を正当化するなら民主時代ですらも正当化できてしまう。
再生可能エネルギーは買い取り制度があるから、導入した人は採算が合うが、買い取った電力会社が損失になって、穴埋めに他の人の電気代が引き上げられる。
ドイツは電気枠の2割を再生エネルギーにしてしまった件にて、電気代が2倍になってしまった。しかし、それは事業が増えた分、雇用問題、失業率が5%幅で改善された。
消費税リスクは、行政がお金を集めて一時的にホールドしてしまう時間分、お金が回り巡らないので、その分の不景気作用がある。
増税から少子化スパイラルにて増税スパイラルを引き起こしかねないのだが、このツケを払うのが、今を生きてる人と未来人である。
増税を体験してきてない世代とこれからの世代で明らかな不平等政策でもあるので、言い換えると増税は世代間不平等の促進政策とも言えなくもない。
他、増税リスクは、売り上げが減る事により、最低賃金法や労働基準法が守れなくなって、リストラ、あるいは事業縮小がある。モラルがない会社は単一時間内に多くの仕事を詰め込み、隠れブラック化する。
97年増税の翌年から失業率が増え、毎年の自殺者が1万人レベルで増えてしまった件について、恐らく、政界は不景気や急激な円高が成したものだと解釈してるが、厳密には、
98年に法人税+所得減税(富裕層向け減税)をやったので、税収が増えなかった。
結果的に福祉財源に割り当てる予算が確保できなかった。
通貨価値の下落について、ドルの値段ベースで見て判断する流れがあるけど、これを正当化したら、ドルベースでGDPを解釈する必要があると思う。
そしてドルベースでGDP成長率を見ると、なんか微妙だったりする。民主政権が終わるまでに、サブプライムショックからのマイナスの成長率を一気に+へと引き戻した力は凄いが、自民はそれに便乗したかの様で、成長率を民主レベルで上昇させれてない。。
また自殺率に関しても、民主政権時から明らかな下げ傾向があった。
色々な指標を考慮すると安部内閣は過大評価さてる様に思う。安部政権を正当化するなら民主時代ですらも正当化できてしまう。
感想、ありがとうございます。
色々となかった視点が読めて面白かったです。
色々となかった視点が読めて面白かったです。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月23日 21時12分
[一言]
そうですね、粘着気質と言われると返す言葉もなく、ご迷惑をおかけしました。
大変申し訳ございませんでした。
百さんの書かれた本文や返信はすべて読んでいて(参考としてあげられた図書まではまだ読んでいませんが)、その上で疑問に思った部分をぶつけているのですが、どうにも説明不足なのかそのあたりが伝わらずに申し訳ありません。
例えば労働力が不足していることに関して言えば、そのような記述は確認しておりましたが、一方で別の個所では労働力は余っていると記述している、これはどういうことなのか、という矛盾点(であるように一見すると見える部分)の確認でもあったのです。
なお、ひとつ前で高所得者ほど消費性向が上がることも考えられると申し上げましたが、これは後に調べ方が思いついたので調べてみたところ、統計的には、高所得者ほど消費性向が下がるのはほぼ間違いなさそうですね。
完全に僕の勉強不足でした。申し訳ありません。
ほかにもいくつか疑問に思うところはあるのですが、百さんに対する迷惑になっていることもあり、この辺で撤退させて頂こうと思います。
こちらの興味本位から貴重なお時間を使わせてしまい、申し訳ありませんでした。
また、僕の言動の中に感情的な物言いが含まれており、それによって百さんの気分を害されてしまった部分もあるかと思います。その点に関してもお詫び申し上げます。
それから、百さんの書かれた内容に関して批判的思考を試みる経験を通して、現代日本の経済に関して知識を深める良い機会になりました。
ありがとうございました。
最後にあらためまして、長々とお付き合いさせてしまいましたこと、お詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。
そうですね、粘着気質と言われると返す言葉もなく、ご迷惑をおかけしました。
大変申し訳ございませんでした。
百さんの書かれた本文や返信はすべて読んでいて(参考としてあげられた図書まではまだ読んでいませんが)、その上で疑問に思った部分をぶつけているのですが、どうにも説明不足なのかそのあたりが伝わらずに申し訳ありません。
例えば労働力が不足していることに関して言えば、そのような記述は確認しておりましたが、一方で別の個所では労働力は余っていると記述している、これはどういうことなのか、という矛盾点(であるように一見すると見える部分)の確認でもあったのです。
なお、ひとつ前で高所得者ほど消費性向が上がることも考えられると申し上げましたが、これは後に調べ方が思いついたので調べてみたところ、統計的には、高所得者ほど消費性向が下がるのはほぼ間違いなさそうですね。
完全に僕の勉強不足でした。申し訳ありません。
ほかにもいくつか疑問に思うところはあるのですが、百さんに対する迷惑になっていることもあり、この辺で撤退させて頂こうと思います。
こちらの興味本位から貴重なお時間を使わせてしまい、申し訳ありませんでした。
また、僕の言動の中に感情的な物言いが含まれており、それによって百さんの気分を害されてしまった部分もあるかと思います。その点に関してもお詫び申し上げます。
それから、百さんの書かれた内容に関して批判的思考を試みる経験を通して、現代日本の経済に関して知識を深める良い機会になりました。
ありがとうございました。
最後にあらためまして、長々とお付き合いさせてしまいましたこと、お詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。
[一言]
ふむ、そういうことですと、労働力人口の減少による失業率の減少がある現代日本の状況に対しては、最も単純な通貨循環モデルを、演繹法による議論のスタート地点としてそのまま適用すると、間違いが発生しやすいということになりますね。
現実との違いをきちんと見ていかなければならないのは、そのモデルが現実の実態と大きく異なっていた時、そのモデルを前提として演繹的に導き出される結論もまた、現実の実態と大きく異なってしまう危険性が高くなってしまうからです。
通貨循環モデルから演繹的に何らかの結論を導き出したい場合、まずはモデルそのものを、現実社会に極めて近似する形にする必要があるでしょう。
モデルが現実社会の実態とかけ離れていればいるほど、そのモデルから演繹的に導き出された結論は、現実社会に対して適用した時に、理論通りに機能しない可能性が高くなります。
その視点からもう一点。
通貨循環モデルでは、失業者の発生が当然に貯蓄の増大(消費の減少)に繋がるとしていますが、これも現代日本の社会に照らし合わせた場合、不適切であるように思います。
失業者の発生により所得の集中が起これば、当然、高所得者も出てくるわけですが、現実には高所得者ほど将来不安が小さいため、高所得者ほど消費性向が高くなるということも十分に考えられます。
例えば、当初5人の消費主体がいて、各自が10の所得を持ち、社会全体で50の所得があり、それぞれの消費性向が70%だったとします。
このうち1人に所得が集中し、1人が所得50で消費性向80%になれば、残りの4人の所得が0になったとしても、通貨の循環量は当初の35から40に増大することになります。
一番単純な通貨循環モデルでは、すべての消費主体は社会で生産される材のすべてに関して、材の登場当初から需要をすべて満たされた状態が想定されているようで、これが間違いの元なのではないかと思われます。
現実の社会には、ある消費主体の所得が増大したとき、その所得を吸収できるだけの様々な材が存在するわけですが、最も単純な通貨循環モデルではそのケースが想定されておらず、現実と大きくかけ離れたモデルになってしまっていると考えられます。
さらに言えば、現代日本の現実社会を考えた場合、すべての失業者がただちに消費主体としての能力を失うとも考えづらいですしね。
ふむ、そういうことですと、労働力人口の減少による失業率の減少がある現代日本の状況に対しては、最も単純な通貨循環モデルを、演繹法による議論のスタート地点としてそのまま適用すると、間違いが発生しやすいということになりますね。
現実との違いをきちんと見ていかなければならないのは、そのモデルが現実の実態と大きく異なっていた時、そのモデルを前提として演繹的に導き出される結論もまた、現実の実態と大きく異なってしまう危険性が高くなってしまうからです。
通貨循環モデルから演繹的に何らかの結論を導き出したい場合、まずはモデルそのものを、現実社会に極めて近似する形にする必要があるでしょう。
モデルが現実社会の実態とかけ離れていればいるほど、そのモデルから演繹的に導き出された結論は、現実社会に対して適用した時に、理論通りに機能しない可能性が高くなります。
その視点からもう一点。
通貨循環モデルでは、失業者の発生が当然に貯蓄の増大(消費の減少)に繋がるとしていますが、これも現代日本の社会に照らし合わせた場合、不適切であるように思います。
失業者の発生により所得の集中が起これば、当然、高所得者も出てくるわけですが、現実には高所得者ほど将来不安が小さいため、高所得者ほど消費性向が高くなるということも十分に考えられます。
例えば、当初5人の消費主体がいて、各自が10の所得を持ち、社会全体で50の所得があり、それぞれの消費性向が70%だったとします。
このうち1人に所得が集中し、1人が所得50で消費性向80%になれば、残りの4人の所得が0になったとしても、通貨の循環量は当初の35から40に増大することになります。
一番単純な通貨循環モデルでは、すべての消費主体は社会で生産される材のすべてに関して、材の登場当初から需要をすべて満たされた状態が想定されているようで、これが間違いの元なのではないかと思われます。
現実の社会には、ある消費主体の所得が増大したとき、その所得を吸収できるだけの様々な材が存在するわけですが、最も単純な通貨循環モデルではそのケースが想定されておらず、現実と大きくかけ離れたモデルになってしまっていると考えられます。
さらに言えば、現代日本の現実社会を考えた場合、すべての失業者がただちに消費主体としての能力を失うとも考えづらいですしね。
イー・カー・ポーンさん
まず、どうして既に間違っている前提で話を進めているのかが分からないですが…
理論通りにならない可能性は確かにあります。
だから、現実の情報を集め、適切に応用していかなければならない。
これは当然です。
飽くまで、演繹的思考は、参考ですね。
その通りですよ。
テストの問題に解答している訳じゃないのだから、思考的道具として使えればそれで良いのです。
>現実には高所得者ほど将来不安が小さいため、高所得者ほど消費性向が高くなるということも十分に考えられます。
その通りですね。
ただし、現実にこれは起こっていません。
これを考慮すべきなのは、現実に相反した現象が確認できた場合です。
消費性向は下がっています。
だからこそ、貯蓄の多い日本で、デフレが発生していたのですね。
因みに、所得が多ければ多いほど、消費性向が下がるというのは、経済学の常識でもあります。
まず、 イー・カー・ポーンさんがやるべきなのは、証拠の確認です。
>さらに言えば、現代日本の現実社会を考えた場合、すべての失業者がただちに消費主体としての能力を失うとも考えづらいですしね。
これは、当然です。
貯蓄もある上に、失業保険もある上に、生活保護制度もあるんだから。
ただね、逆を言えば、だからこそ、これらの制度はデフレスパイラルを抑えているという事が良く分かるんです。
実際、通貨循環モデルは使えています。
その他にも、ワークシェアリングの効果だって説明できるし、イー・カー・ポーンさんが説明していた理由で、どうしてスタグフレーションが発生し得るのかも説明できますよ。
何も問題はないですよね?
演繹的思考モデルというのは、飽くまで、考える為の思考道具です。
現実に完全に一致しないから、即使えないという訳ではないのですよ。
それを言ったら、一般の経済理論だって現実との乖離は激しいんです。
いえ、経済理論だけじゃありません。
学問の多くに、これは観られます。ニュートンの物理学なんて、非現実的な想定をしているんですよ?
そうですね。
「複雑系入門」を読んでください。
どれだけ、一般の経済理論が、現実と乖離しているか分かると思います。
でも、経済理論は、現実に使えていますよね?
使えないなら、使えないだけの理由が必要なんです。
それと、あの…… 当初から思っていたのですが、 イー・カー・ポーンさんは証拠を集める事を軽視し過ぎです。僕も反省することがよくありますが、イー・カー・ポーンさんは少し酷過ぎる。
僕がスタグフレーションについて、よく調べるように言って、ウィキペディアを観たそうですが、そこでスタグフレーションには複数の原因があると説明されていたはずです。
なら、当然、今の日本で起こっているスタグフレーションがそのうちのどのタイプのものなのか、調べようとするはずでしょう?
でも、イー・カー・ポーンさんは調べなかったのじゃないですか?
もう一点。
イー・カー・ポーンさんは人の説明を読んでいないとしか思えない。
労働力が減少している事なんて、僕は作中でも述べているし、イー・カー・ポーンさんへの返信でも何度も述べています。労働力の減少以外でも、同じ説明を何度もしている。
イー・カー・ポーンさんは理解力は十分にあるようなので、これは僕の説明をちゃんと読んでいないからだとしか思えないのですが。
自分から何度も何度も書き込みをしておいて、その説明をしっかり読まないって、どういう事ですか?
いくら何でも失礼過ぎませんか?
イー・カー・ポーンさんが、経済について興味を持ってくれている事はありがたいのですが、何か訴えたい事があるのなら、これからは自分のエッセイとして投稿してもらえませんか?
何度説明しても、理解する気がないのなら、どうしようもないですし。
正直、イー・カー・ポーンさんの粘着質に付き合うのが辛くなってきました。
まず、どうして既に間違っている前提で話を進めているのかが分からないですが…
理論通りにならない可能性は確かにあります。
だから、現実の情報を集め、適切に応用していかなければならない。
これは当然です。
飽くまで、演繹的思考は、参考ですね。
その通りですよ。
テストの問題に解答している訳じゃないのだから、思考的道具として使えればそれで良いのです。
>現実には高所得者ほど将来不安が小さいため、高所得者ほど消費性向が高くなるということも十分に考えられます。
その通りですね。
ただし、現実にこれは起こっていません。
これを考慮すべきなのは、現実に相反した現象が確認できた場合です。
消費性向は下がっています。
だからこそ、貯蓄の多い日本で、デフレが発生していたのですね。
因みに、所得が多ければ多いほど、消費性向が下がるというのは、経済学の常識でもあります。
まず、 イー・カー・ポーンさんがやるべきなのは、証拠の確認です。
>さらに言えば、現代日本の現実社会を考えた場合、すべての失業者がただちに消費主体としての能力を失うとも考えづらいですしね。
これは、当然です。
貯蓄もある上に、失業保険もある上に、生活保護制度もあるんだから。
ただね、逆を言えば、だからこそ、これらの制度はデフレスパイラルを抑えているという事が良く分かるんです。
実際、通貨循環モデルは使えています。
その他にも、ワークシェアリングの効果だって説明できるし、イー・カー・ポーンさんが説明していた理由で、どうしてスタグフレーションが発生し得るのかも説明できますよ。
何も問題はないですよね?
演繹的思考モデルというのは、飽くまで、考える為の思考道具です。
現実に完全に一致しないから、即使えないという訳ではないのですよ。
それを言ったら、一般の経済理論だって現実との乖離は激しいんです。
いえ、経済理論だけじゃありません。
学問の多くに、これは観られます。ニュートンの物理学なんて、非現実的な想定をしているんですよ?
そうですね。
「複雑系入門」を読んでください。
どれだけ、一般の経済理論が、現実と乖離しているか分かると思います。
でも、経済理論は、現実に使えていますよね?
使えないなら、使えないだけの理由が必要なんです。
それと、あの…… 当初から思っていたのですが、 イー・カー・ポーンさんは証拠を集める事を軽視し過ぎです。僕も反省することがよくありますが、イー・カー・ポーンさんは少し酷過ぎる。
僕がスタグフレーションについて、よく調べるように言って、ウィキペディアを観たそうですが、そこでスタグフレーションには複数の原因があると説明されていたはずです。
なら、当然、今の日本で起こっているスタグフレーションがそのうちのどのタイプのものなのか、調べようとするはずでしょう?
でも、イー・カー・ポーンさんは調べなかったのじゃないですか?
もう一点。
イー・カー・ポーンさんは人の説明を読んでいないとしか思えない。
労働力が減少している事なんて、僕は作中でも述べているし、イー・カー・ポーンさんへの返信でも何度も述べています。労働力の減少以外でも、同じ説明を何度もしている。
イー・カー・ポーンさんは理解力は十分にあるようなので、これは僕の説明をちゃんと読んでいないからだとしか思えないのですが。
自分から何度も何度も書き込みをしておいて、その説明をしっかり読まないって、どういう事ですか?
いくら何でも失礼過ぎませんか?
イー・カー・ポーンさんが、経済について興味を持ってくれている事はありがたいのですが、何か訴えたい事があるのなら、これからは自分のエッセイとして投稿してもらえませんか?
何度説明しても、理解する気がないのなら、どうしようもないですし。
正直、イー・カー・ポーンさんの粘着質に付き合うのが辛くなってきました。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月12日 13時18分
[一言]
ふむ……つまり「余っている労働力(統計に出ている数字ではなく実質的な意味での失業者数)は減ってはいるけれども、まだどうにか余力のある状態だ」という意味で、「労働力が余っている」という言葉を使っている、ということでしょうか?
だとすると、今度はその後の文脈がおかしくなるように思います。
>ここで注目するべきなのは、貯蓄は労働力が使われない事で発生している点です。つまり“貯蓄”と“余った労働力”は、非常に密接に関係しており、数学的には近似した現象ではないかと予想できるのです。
と主張されているのですが、この理論に従うなら、余った労働力が「減少」しているのであれば、貯蓄もまた減少しているという理屈になります。
ということは、死蔵されている通貨は減少し、通貨の循環量が増加=経済成長している、という結論になってしまいます。
これだとおかしい……ですよね?
ふむ……つまり「余っている労働力(統計に出ている数字ではなく実質的な意味での失業者数)は減ってはいるけれども、まだどうにか余力のある状態だ」という意味で、「労働力が余っている」という言葉を使っている、ということでしょうか?
だとすると、今度はその後の文脈がおかしくなるように思います。
>ここで注目するべきなのは、貯蓄は労働力が使われない事で発生している点です。つまり“貯蓄”と“余った労働力”は、非常に密接に関係しており、数学的には近似した現象ではないかと予想できるのです。
と主張されているのですが、この理論に従うなら、余った労働力が「減少」しているのであれば、貯蓄もまた減少しているという理屈になります。
ということは、死蔵されている通貨は減少し、通貨の循環量が増加=経済成長している、という結論になってしまいます。
これだとおかしい……ですよね?
あと、もう一点忘れていました。
先の労働力の減少と、貯蓄の話は、飽くまで、閉じた経済モデルの話です。
現実の経済は、当然、世界経済と繋がっており、日本社会にはその分での貯蓄もあります。
先の労働力の減少と、貯蓄の話は、飽くまで、閉じた経済モデルの話です。
現実の経済は、当然、世界経済と繋がっており、日本社会にはその分での貯蓄もあります。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月11日 11時19分
今、起こっている労働力の減少は、少子化による労働力の減少が大きいので、これはその意味で捉えられません(つまり、経済成長している訳ではない)。
数学的な捉え方の場合、イー・カー・ポーンさんの言っているように、単純化してあるので、現実に適応させる場合には、それを加味しなくてはならないのですね。
更に、日銀が「異次元の金融政策」で、大量に通貨を金融市場に供給しています。
また、国が借金をしていますから、実質的には、金融機関から通貨が消えていても、表面上は通貨は存在し続けているように見えます。
以上です。
数学的な捉え方の場合、イー・カー・ポーンさんの言っているように、単純化してあるので、現実に適応させる場合には、それを加味しなくてはならないのですね。
更に、日銀が「異次元の金融政策」で、大量に通貨を金融市場に供給しています。
また、国が借金をしていますから、実質的には、金融機関から通貨が消えていても、表面上は通貨は存在し続けているように見えます。
以上です。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月11日 11時14分
[一言]
百さんと同様の主張をしているこんなまとめを見つけました。
→ http://temita.jp/athers/6755
アベノミクスを持ち上げていた肩書きのある人々に、ぜひ現状を分析して自分の発言を検証していただきたいものです。
とりあえず、自分はトリクルダウンなんていう貧乏人を小ばかにしたような思想は大嫌いですし、赤ん坊や子どもからも否応なくむしり取る消費税も未だに嫌いですが、案外、こういう直感的な印象が正しかったりするのかもしれませんね。
経済に無知な人間の戯言と笑っていただいて結構ですが、現状を見るにつけ、安倍政権の目的は膨大な貧困層を作り出すことにあったような気さえしています。そうしなければ、兵隊も収束作業人員もかき集めることができませんから…。
自分はとりあえず借金ですが海外に一部資産を移転しました。連れ合いの承認がとれないので全部できてはいないのですが、早く現実を直視してほしいと願っています。
本当に、日本はヤバいと思います。
百さんと同様の主張をしているこんなまとめを見つけました。
→ http://temita.jp/athers/6755
アベノミクスを持ち上げていた肩書きのある人々に、ぜひ現状を分析して自分の発言を検証していただきたいものです。
とりあえず、自分はトリクルダウンなんていう貧乏人を小ばかにしたような思想は大嫌いですし、赤ん坊や子どもからも否応なくむしり取る消費税も未だに嫌いですが、案外、こういう直感的な印象が正しかったりするのかもしれませんね。
経済に無知な人間の戯言と笑っていただいて結構ですが、現状を見るにつけ、安倍政権の目的は膨大な貧困層を作り出すことにあったような気さえしています。そうしなければ、兵隊も収束作業人員もかき集めることができませんから…。
自分はとりあえず借金ですが海外に一部資産を移転しました。連れ合いの承認がとれないので全部できてはいないのですが、早く現実を直視してほしいと願っています。
本当に、日本はヤバいと思います。
代田さん
お久しぶりです。
感想、ありがとうございます。
アベノミクスに関しては、懸念点を以前から書いてきましたが(消費増税も)、大体、懸念した通りに進んでしまっていますね。
正直に言うのなら、淡い期待くらいは抱いていたのですが。
お久しぶりです。
感想、ありがとうございます。
アベノミクスに関しては、懸念点を以前から書いてきましたが(消費増税も)、大体、懸念した通りに進んでしまっていますね。
正直に言うのなら、淡い期待くらいは抱いていたのですが。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月10日 21時12分
[一言]
さて久々に経済学を取り扱う脳が温まってきて楽しくなってきたので、この記事本文の内容もちょっと丁寧に見ていきたいと思います。
あれもこれもとなると焦点がブレてしまうので、本論と思しき、通貨循環モデルを用いたスタグフレーションの説明部分に関して、ひとつずつ見ていきます。
>まず、今の経済は、労働力が余り通貨の循環が失われ、結果通貨が貯蓄となって一部に固まっている状況です。
まずここが引っかかりました。
統計局ホームページの
完全失業率(季節調整値)等の長期時系列データ(エクセル:384KB) - 1953年~
を見ると、ここ数カ月の完全失業率は、むしろ劇的に下がって(改善して)います。
4月の増税以降も3.5~3.8%を維持しており、1998年以降では初めての、安定した3%台の数字になっています。
これは労働力が余っている状態とは真逆の状態かと思うのですが、まずこの点はどのように捉えているのでしょうか?
さて久々に経済学を取り扱う脳が温まってきて楽しくなってきたので、この記事本文の内容もちょっと丁寧に見ていきたいと思います。
あれもこれもとなると焦点がブレてしまうので、本論と思しき、通貨循環モデルを用いたスタグフレーションの説明部分に関して、ひとつずつ見ていきます。
>まず、今の経済は、労働力が余り通貨の循環が失われ、結果通貨が貯蓄となって一部に固まっている状況です。
まずここが引っかかりました。
統計局ホームページの
完全失業率(季節調整値)等の長期時系列データ(エクセル:384KB) - 1953年~
を見ると、ここ数カ月の完全失業率は、むしろ劇的に下がって(改善して)います。
4月の増税以降も3.5~3.8%を維持しており、1998年以降では初めての、安定した3%台の数字になっています。
これは労働力が余っている状態とは真逆の状態かと思うのですが、まずこの点はどのように捉えているのでしょうか?
あと、書き忘れました。
公共事業を減らせば、当然、その分の労働力も余ります。
今は、オリンピック、復興、その他で、大規模な公共事業が行われていますから、これらがなくなれば、労働力は余るようになります。
正直、オリンピックはいらなかったと思う……
もっと、将来の為に役立つ労働力の使い方をするべきなのに……
公共事業を減らせば、当然、その分の労働力も余ります。
今は、オリンピック、復興、その他で、大規模な公共事業が行われていますから、これらがなくなれば、労働力は余るようになります。
正直、オリンピックはいらなかったと思う……
もっと、将来の為に役立つ労働力の使い方をするべきなのに……
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月10日 22時45分
イー・カー・ポーンさん
まず、僕は労働力の減少については、何度も書いてますよ。
作中でも、イー・カー・ポーンさんへの返信でも。
日本の完全失業率は信用できない数字というのは有名な話で(ほんの少しでも働いていれば就職扱い、就職活動をしていない者は除外)、その他、潜在失業者、生活保護受給者、高齢者、専業主婦など、まだ労働力は余っています。
因みに、この内容は、大体同じことが、作中に書いてあります。
よく読んでくださいね。
ネットで情報を漁って、ざっと人数を調べてみて僕はまだ、800万人ほど(ただし、最近の資料ではないのでかなりざっくりとした数字)は、余裕があるのではないかと考えました。
ただし、イー・カー・ポーンさんの指摘する通り、余裕がなくなりつつあるのは事実ですね。
これも何度も書いていますが、公共事業では既に労働力不足による供給制約が起こっています。
因みに、本格的な労働力不足になれば、物価が上昇し、貯蓄が減り、財政は危機的状況下に陥ります。
だから僕は作中で、「時間がない」と書いているんです。
ただし、まだ労働力を節約する手段はあります。
ネットを使って物流を効率化したり、予約注文を中心(余剰在庫を減らすので、実質、生産性が向上し、労働力の節約になる)にしたりしたり、維持費の安価な再生可能エネルギーを普及させたり(製造コストはかかるので、今の内しか時間がない)。
以上です。
まず、僕は労働力の減少については、何度も書いてますよ。
作中でも、イー・カー・ポーンさんへの返信でも。
日本の完全失業率は信用できない数字というのは有名な話で(ほんの少しでも働いていれば就職扱い、就職活動をしていない者は除外)、その他、潜在失業者、生活保護受給者、高齢者、専業主婦など、まだ労働力は余っています。
因みに、この内容は、大体同じことが、作中に書いてあります。
よく読んでくださいね。
ネットで情報を漁って、ざっと人数を調べてみて僕はまだ、800万人ほど(ただし、最近の資料ではないのでかなりざっくりとした数字)は、余裕があるのではないかと考えました。
ただし、イー・カー・ポーンさんの指摘する通り、余裕がなくなりつつあるのは事実ですね。
これも何度も書いていますが、公共事業では既に労働力不足による供給制約が起こっています。
因みに、本格的な労働力不足になれば、物価が上昇し、貯蓄が減り、財政は危機的状況下に陥ります。
だから僕は作中で、「時間がない」と書いているんです。
ただし、まだ労働力を節約する手段はあります。
ネットを使って物流を効率化したり、予約注文を中心(余剰在庫を減らすので、実質、生産性が向上し、労働力の節約になる)にしたりしたり、維持費の安価な再生可能エネルギーを普及させたり(製造コストはかかるので、今の内しか時間がない)。
以上です。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月10日 21時37分
[一言]
なるほど……つまり、あの牛丼屋企業は、幾多ある日本の企業の中でも例外と言えるレベルで生産性の向上という企業努力を怠ってきた例外的企業で。
普通の企業はもっと生産性の向上に力を入れているはずだから、現在の生産性はあの牛丼屋企業と比べて大幅に高いはずだと、そういう考えなわけですね。
とりあえず、客単価500円以下の飲食店で働いている友人がいたら、その人から実情を聞いてみることをお勧めしておきます……。
あと、件の牛丼屋は自社の立ち上げた第三者委員会の労働実態に関する勧告を受けて、今年の8/27に20~40円の商品値上げを行なっていますよ。
さて次に、物価に関する話をするのに需要とコストを無視して供給の話だけをするのはおかしいとのことですが、僕はむしろコストの話だけをしていて、供給の話はしていません。
しかもなんで供給制約なんて話が突然出てくるのかなぁと疑問に思っていたのですが……なるほど、原因が分かりました。
>供給能力が低下しているのだから、物価上昇圧力になります。
>(イー・カー・ポーンさんの言いたいのは、こういう事だと解釈しましたが)
>そうですね。その理解で適切かと思います。
これですね……。
僕は供給能力の低下=生産能力の低下=生産コストの増加という意味で受け取って、その理解で適切と思ったのですが。
百さんは供給能力の低下=供給が滞る=供給制約、という意味で言っておられたのですね……。
その理解だと、僕の主張とは異なります。
僕の主張は、
企業がサービス残業を減らそうとする
→(実質的に)生産コストが上がる
→商品の価格(=物価)が上がる
逆から見れば、物価が上がらない事にはサービス残業を減らすことは不可能。
長時間のサービス残業常態化という日本企業の悪癖を改善するため、(見た目の)賃金不変のまま、物価が上昇するという流れは必要不可欠。
……というものです。
まあ、そもそも企業がサービス残業を減らそうとするには、労働市場が売り手市場になるなどの原因が必要だろうと言われればその通りで、そこは確かに視点として抜けていました。
なるほど……つまり、あの牛丼屋企業は、幾多ある日本の企業の中でも例外と言えるレベルで生産性の向上という企業努力を怠ってきた例外的企業で。
普通の企業はもっと生産性の向上に力を入れているはずだから、現在の生産性はあの牛丼屋企業と比べて大幅に高いはずだと、そういう考えなわけですね。
とりあえず、客単価500円以下の飲食店で働いている友人がいたら、その人から実情を聞いてみることをお勧めしておきます……。
あと、件の牛丼屋は自社の立ち上げた第三者委員会の労働実態に関する勧告を受けて、今年の8/27に20~40円の商品値上げを行なっていますよ。
さて次に、物価に関する話をするのに需要とコストを無視して供給の話だけをするのはおかしいとのことですが、僕はむしろコストの話だけをしていて、供給の話はしていません。
しかもなんで供給制約なんて話が突然出てくるのかなぁと疑問に思っていたのですが……なるほど、原因が分かりました。
>供給能力が低下しているのだから、物価上昇圧力になります。
>(イー・カー・ポーンさんの言いたいのは、こういう事だと解釈しましたが)
>そうですね。その理解で適切かと思います。
これですね……。
僕は供給能力の低下=生産能力の低下=生産コストの増加という意味で受け取って、その理解で適切と思ったのですが。
百さんは供給能力の低下=供給が滞る=供給制約、という意味で言っておられたのですね……。
その理解だと、僕の主張とは異なります。
僕の主張は、
企業がサービス残業を減らそうとする
→(実質的に)生産コストが上がる
→商品の価格(=物価)が上がる
逆から見れば、物価が上がらない事にはサービス残業を減らすことは不可能。
長時間のサービス残業常態化という日本企業の悪癖を改善するため、(見た目の)賃金不変のまま、物価が上昇するという流れは必要不可欠。
……というものです。
まあ、そもそも企業がサービス残業を減らそうとするには、労働市場が売り手市場になるなどの原因が必要だろうと言われればその通りで、そこは確かに視点として抜けていました。
まず、訂正させてください。
牛丼屋の件ですが、どうやら八月末に、値上げに踏み切ったようです。
調べが甘くて、申し訳ない。
色々と言いたいことはありますが、生産性については、各産業で変わってきます。
飲食店については、生産性の向上は難しいのじゃないでしょうか?
ただ、回転寿司で成功した例があるので、完全に不可能とは言えませんが。
生産性の高さと、各産業で変わってくるという話は、「デフレの正体」という本を読んでくれれば分かると思います。
少し古い本なので、状況は既に変わってしまっているし、更に多少の疑問点を感じない訳もいかないですが、それでも、生産性の高さについては、十分に分かるので。
牛丼屋の件ですが、どうやら八月末に、値上げに踏み切ったようです。
調べが甘くて、申し訳ない。
色々と言いたいことはありますが、生産性については、各産業で変わってきます。
飲食店については、生産性の向上は難しいのじゃないでしょうか?
ただ、回転寿司で成功した例があるので、完全に不可能とは言えませんが。
生産性の高さと、各産業で変わってくるという話は、「デフレの正体」という本を読んでくれれば分かると思います。
少し古い本なので、状況は既に変わってしまっているし、更に多少の疑問点を感じない訳もいかないですが、それでも、生産性の高さについては、十分に分かるので。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月10日 21時09分
[一言]
議論の下地を整える話ばかりをして、本題に1歩も踏み込んでいないことに気付いたので、1点だけ質問です。
「今、十分に生産性が高いです」と書かれておりますが、それであるならば何故、件の牛丼屋は、労働環境の改善を行なうために商品の値上げを必要としたのですか?
「あの企業だけ」十分に生産性が高くなかったのでしょうか?
議論の下地を整える話ばかりをして、本題に1歩も踏み込んでいないことに気付いたので、1点だけ質問です。
「今、十分に生産性が高いです」と書かれておりますが、それであるならば何故、件の牛丼屋は、労働環境の改善を行なうために商品の値上げを必要としたのですか?
「あの企業だけ」十分に生産性が高くなかったのでしょうか?
イー・カー・ポーンさん
長いデフレ化で、価格競争を強いられた結果、 イー・カー・ポーンさんが言うように、従業員に過剰な労働を強いるブラック企業が生まれました。こういう企業は、生産性の向上という企業努力をしてきませんでしたから、当然、生産性は低いままです。
昨今になって、徐々に労働力が減少し、結果、労働待遇の改善が迫られて、時間の縮小を強いられたのですね。
因みに、僕は「労働待遇の改善の為に商品の値上げをした」、とは書いていません。
「一部の店舗で深夜営業を止めた」とは書きましたがね。
調べてみたら、例の牛丼屋は、むしろ価格を下げています。
↓
http://simulize.com/2014/07/6095/
これでは、労働者が反発をするのも当たり前ですね。
長いデフレ化で、価格競争を強いられた結果、 イー・カー・ポーンさんが言うように、従業員に過剰な労働を強いるブラック企業が生まれました。こういう企業は、生産性の向上という企業努力をしてきませんでしたから、当然、生産性は低いままです。
昨今になって、徐々に労働力が減少し、結果、労働待遇の改善が迫られて、時間の縮小を強いられたのですね。
因みに、僕は「労働待遇の改善の為に商品の値上げをした」、とは書いていません。
「一部の店舗で深夜営業を止めた」とは書きましたがね。
調べてみたら、例の牛丼屋は、むしろ価格を下げています。
↓
http://simulize.com/2014/07/6095/
これでは、労働者が反発をするのも当たり前ですね。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月09日 20時59分
[一言]
まあ、経済学の知識はざっくりですね。
純粋な経済学の知識量で言えば、まず間違いなく、百さんよりは詳しくはないと思います。
ただ、さすがに労働市場にも需給関係があるとか、そういう基礎中の基礎ぐらいは把握していますよ。
僕が言っているのは、もちろん、それを前提に置いた上での話です。
釈迦に説法でしょうが、百さんはどうもこの辺を軽視しておられるようなので、敢えて言いますが。
経済学の理論というのは、現実を単純化したモデルを用いた理論であり、現実そのものを取り扱える学問ではありません。
当然、その理論から導き出される結論の妥当性には、一定の限界があります。
例えば、サービス残業時間なんて変数は、現在の経済学の理論では取り扱えませんよね?
(現実問題として、測定もできませんし)
ということは、その変数が無視できないほどまでに大きくなれば、経済学の理論と現実との間に、大きな剥離が生まれることも十分にありえるわけです。
経済学を取り扱うなら、そういった可能性にも注意深く洞察を向け、現実との関係をもっと慎重に見ていかなければならないのではないでしょうか?
どうも百さんには、近代経済学の理論を盲信しているふしがあるように、僕からは見えます。
何て言うか、「一般論ではこうだけど、でも本当はいまの社会ってこういう状態なんだと思うよ。なぜなら……」という話をしているのに、「でも一般論ではこうだから、あなたの意見は一般論に照らし合わせると間違えていますよ」と返されて、何とも話の筋が全然合わない感じです。
まあ、経済学の知識はざっくりですね。
純粋な経済学の知識量で言えば、まず間違いなく、百さんよりは詳しくはないと思います。
ただ、さすがに労働市場にも需給関係があるとか、そういう基礎中の基礎ぐらいは把握していますよ。
僕が言っているのは、もちろん、それを前提に置いた上での話です。
釈迦に説法でしょうが、百さんはどうもこの辺を軽視しておられるようなので、敢えて言いますが。
経済学の理論というのは、現実を単純化したモデルを用いた理論であり、現実そのものを取り扱える学問ではありません。
当然、その理論から導き出される結論の妥当性には、一定の限界があります。
例えば、サービス残業時間なんて変数は、現在の経済学の理論では取り扱えませんよね?
(現実問題として、測定もできませんし)
ということは、その変数が無視できないほどまでに大きくなれば、経済学の理論と現実との間に、大きな剥離が生まれることも十分にありえるわけです。
経済学を取り扱うなら、そういった可能性にも注意深く洞察を向け、現実との関係をもっと慎重に見ていかなければならないのではないでしょうか?
どうも百さんには、近代経済学の理論を盲信しているふしがあるように、僕からは見えます。
何て言うか、「一般論ではこうだけど、でも本当はいまの社会ってこういう状態なんだと思うよ。なぜなら……」という話をしているのに、「でも一般論ではこうだから、あなたの意見は一般論に照らし合わせると間違えていますよ」と返されて、何とも話の筋が全然合わない感じです。
イー・カー・ポーンさん
よく考えてみたら、まだ、 イー・カー・ポーンさんが理解していない事に気が付いたので。
もし、 イー・カー・ポーンさんが言った通りの理由が、大きな原因で、スタグフレーションが起こっているのなら、生産物の需給バランスは
需要 > 供給
の関係になっていなくちゃいけないんです。
供給量が減った結果起こっているのですから、当然ですね。
ですが、実際は、
需要 < 供給
のまま。これも前に書きましたがね。
商品は品薄になっていないでしょう? 店に行けば、大体はどんな商品でも買えますよ。
だから、仮にサービス残業がどれだけあろうと関係ありません。
実際、供給量は多いのだから。
これが、「供給制約は受けていない」という事です。
もっとも、公共事業では既に供給制約は起こっています(作中にも書きましたが)。知らないだけで、他の何かの商品でも供給制約を受けているかもしれませんが、まだ、その影響は限定的でしょう。少なくとも、それを指摘する声を僕は聞いた事がない。
需要と供給のバランスを観れば、物価は下がらなくちゃいけないのに、上がっている。だから、おかしい ってのが、今回のスタグフレーションなんですよ。ま、残りはコストプッシュしかなくて、消費税に関しては、通貨の循環が遮断されていなくちゃ、これは発生しないのですがね(通貨は循環するものなので、ちゃんと還元されるよう使われているのなら、企業収益が上がって労働賃金も上がるはずだが、これが起こっていない。つまり、循環がどこかで遮断されている)。
よく考えてみたら、まだ、 イー・カー・ポーンさんが理解していない事に気が付いたので。
もし、 イー・カー・ポーンさんが言った通りの理由が、大きな原因で、スタグフレーションが起こっているのなら、生産物の需給バランスは
需要 > 供給
の関係になっていなくちゃいけないんです。
供給量が減った結果起こっているのですから、当然ですね。
ですが、実際は、
需要 < 供給
のまま。これも前に書きましたがね。
商品は品薄になっていないでしょう? 店に行けば、大体はどんな商品でも買えますよ。
だから、仮にサービス残業がどれだけあろうと関係ありません。
実際、供給量は多いのだから。
これが、「供給制約は受けていない」という事です。
もっとも、公共事業では既に供給制約は起こっています(作中にも書きましたが)。知らないだけで、他の何かの商品でも供給制約を受けているかもしれませんが、まだ、その影響は限定的でしょう。少なくとも、それを指摘する声を僕は聞いた事がない。
需要と供給のバランスを観れば、物価は下がらなくちゃいけないのに、上がっている。だから、おかしい ってのが、今回のスタグフレーションなんですよ。ま、残りはコストプッシュしかなくて、消費税に関しては、通貨の循環が遮断されていなくちゃ、これは発生しないのですがね(通貨は循環するものなので、ちゃんと還元されるよう使われているのなら、企業収益が上がって労働賃金も上がるはずだが、これが起こっていない。つまり、循環がどこかで遮断されている)。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月10日 01時09分
僕の目には、 イー・カー・ポーンさんの方が単純化しているように見えますが…
物価を語るのに、需要、供給、コストは最低限必要でしょう?
なのに、 イー・カー・ポーンさんは、需要を無視して、コストも無視して、供給だけで語っていますよね?
いったい、円安や消費増税によるコスト増はどこに行ったのですか?
しかも、証拠も何も提示しないで…
確かに、経済理論は単純化しています。
だから僕は、それを補う為に、「通貨循環モデル」を提唱しているんです。
この視点が、今の経済学には欠けているから。
物価を語るのに、需要、供給、コストは最低限必要でしょう?
なのに、 イー・カー・ポーンさんは、需要を無視して、コストも無視して、供給だけで語っていますよね?
いったい、円安や消費増税によるコスト増はどこに行ったのですか?
しかも、証拠も何も提示しないで…
確かに、経済理論は単純化しています。
だから僕は、それを補う為に、「通貨循環モデル」を提唱しているんです。
この視点が、今の経済学には欠けているから。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月09日 22時33分
[一言]
>イー・カー・ポーンさんの言いたいのは、こういう事だと解釈しましたが
そうですね。その理解で適切かと思います。
規模が小さすぎる、という点には疑問を持ちますが、そうでないことを実証する根拠も持ち合わせていないので、水掛け論は避けておきます。
確実に言えることは、ニュースで報道されているものは氷山の一角に過ぎないであろうということですね。
生産性の向上に関しては、話の単純化のために先のミクロモデルからは外しました。
要素としてスポイルせずに生産性を変数として含めるならば、生産性の向上よりも早い速度で物価の下落が起こっている、という説明の仕方になりますね。
材の生産数=労働者の数×生産性
とした場合、生産性が10→11に向上する間に、物価が10→7になれば、先のモデルで説明したのとほぼ同じ状態になるということです。
つまり言いたいのは、当初に労働力が過不足なく使われているのであれば、生産性の向上速度を上回る速度での実質賃金の向上は、原理的に無理があるのだということです。
水掛け論は避けたのであくまで「僕の認識では」という話になりますが、僕は現在の日本ではかなりの割合の企業で長時間のサービス残業が常態化していて(ブラック企業という言い方が適切かどうか怪しいので一応こう言っておきます)、その状態を改善するための前提条件として、賃金の上昇を伴わない物価の上昇が不可欠と考えています。
僕の意見は、そういう話として理解していただければと思います。
>イー・カー・ポーンさんの言いたいのは、こういう事だと解釈しましたが
そうですね。その理解で適切かと思います。
規模が小さすぎる、という点には疑問を持ちますが、そうでないことを実証する根拠も持ち合わせていないので、水掛け論は避けておきます。
確実に言えることは、ニュースで報道されているものは氷山の一角に過ぎないであろうということですね。
生産性の向上に関しては、話の単純化のために先のミクロモデルからは外しました。
要素としてスポイルせずに生産性を変数として含めるならば、生産性の向上よりも早い速度で物価の下落が起こっている、という説明の仕方になりますね。
材の生産数=労働者の数×生産性
とした場合、生産性が10→11に向上する間に、物価が10→7になれば、先のモデルで説明したのとほぼ同じ状態になるということです。
つまり言いたいのは、当初に労働力が過不足なく使われているのであれば、生産性の向上速度を上回る速度での実質賃金の向上は、原理的に無理があるのだということです。
水掛け論は避けたのであくまで「僕の認識では」という話になりますが、僕は現在の日本ではかなりの割合の企業で長時間のサービス残業が常態化していて(ブラック企業という言い方が適切かどうか怪しいので一応こう言っておきます)、その状態を改善するための前提条件として、賃金の上昇を伴わない物価の上昇が不可欠と考えています。
僕の意見は、そういう話として理解していただければと思います。
書き忘れました。
イー・カー・ポーンさんは、どうもあまり基礎的な経済の知識がないようですが、
今、充分に生産性は高いです。
(何度も書いてますが)
長期に渡ってデフレだったのはその為です。
完全失業者、潜在失業者、生活保護受給者などの人達が、
働かなくても生活できているのは、生産性が高いからですね。
だから、需要さえ増えれば、それで経済成長も起こるし、実質的な賃金の上昇も起こります。
それと、水かけ論になると言っていますがなりません。
もし、イー・カー・ポーンさんの言うような事が広く社会に起こっていたとしたら、
供給制約がもっと多岐にわたって発生しているはずですが、発生していません。
牛丼屋の例で言うと、労働待遇の改善で
深夜営業を止めた店舗がいくつかありますが、
それと似たような事が、もっと色々な製品で発生しているはずです。
もちろん、こんな事が大規模で起こったら、大ニュースです。
もし、望むのなら、供給制約が起こっていないという資料も出せますよ?
ま、雑誌の記事なので、孫引きになりますが。
イー・カー・ポーンさんは、どうもあまり基礎的な経済の知識がないようですが、
今、充分に生産性は高いです。
(何度も書いてますが)
長期に渡ってデフレだったのはその為です。
完全失業者、潜在失業者、生活保護受給者などの人達が、
働かなくても生活できているのは、生産性が高いからですね。
だから、需要さえ増えれば、それで経済成長も起こるし、実質的な賃金の上昇も起こります。
それと、水かけ論になると言っていますがなりません。
もし、イー・カー・ポーンさんの言うような事が広く社会に起こっていたとしたら、
供給制約がもっと多岐にわたって発生しているはずですが、発生していません。
牛丼屋の例で言うと、労働待遇の改善で
深夜営業を止めた店舗がいくつかありますが、
それと似たような事が、もっと色々な製品で発生しているはずです。
もちろん、こんな事が大規模で起こったら、大ニュースです。
もし、望むのなら、供給制約が起こっていないという資料も出せますよ?
ま、雑誌の記事なので、孫引きになりますが。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月09日 01時03分
イー・カー・ポーンさん
労働待遇の改善は、スタグフレーションでは起きません。
労働力にも需要と供給の関係があると書きましたが、
需要 > 供給
ならば、労働待遇は改善する可能性が高くなります(労働賃金も含む)。
企業が労働力を確保する為に、労働待遇を良くしようとするからですね。
反対に、
需要 < 供給
ならば、劣悪な労働環境が発生し易くなります。
特に、デフレ化ではその可能性が大きくなるでしょう。
だから例えば、景気が良くなったことで、大幅な労働需要増が起これば、労働待遇の改善は起こります。スタグフレーションは必要ありませんし、そもそも本質ではない。
フィードバックで、経済社会に影響を与えはするでしょうが、
スタグフレーションが作用し、労働待遇を改善するような事は考えにくいです。
基本的には、スタグフレーションは結果です。
前にも書きましたが、”症状”と捉えるべきものですね。
例えば、先にも書きましたが、労働力が減少していけば、一部に労働負担は集中します。
これもスタグフレーションですが、労働待遇は悪化する可能性が高いでしょう。
以上です。
労働待遇の改善は、スタグフレーションでは起きません。
労働力にも需要と供給の関係があると書きましたが、
需要 > 供給
ならば、労働待遇は改善する可能性が高くなります(労働賃金も含む)。
企業が労働力を確保する為に、労働待遇を良くしようとするからですね。
反対に、
需要 < 供給
ならば、劣悪な労働環境が発生し易くなります。
特に、デフレ化ではその可能性が大きくなるでしょう。
だから例えば、景気が良くなったことで、大幅な労働需要増が起これば、労働待遇の改善は起こります。スタグフレーションは必要ありませんし、そもそも本質ではない。
フィードバックで、経済社会に影響を与えはするでしょうが、
スタグフレーションが作用し、労働待遇を改善するような事は考えにくいです。
基本的には、スタグフレーションは結果です。
前にも書きましたが、”症状”と捉えるべきものですね。
例えば、先にも書きましたが、労働力が減少していけば、一部に労働負担は集中します。
これもスタグフレーションですが、労働待遇は悪化する可能性が高いでしょう。
以上です。
- 百(難しい童話)
- 2014年 10月08日 21時28分
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