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[良い点]
暁闇だった天空の裾から墨が溶け出してゆく
勢いのないモヤのような明りが遠慮がちに顔をのぞかせた

モヤは次々に仲間を招き
やがて紫の砂を撒いた
後から顕れるのは橙
そして鮮やかな朱

大地が光に包まれるほんの一瞬に
さまざまな色が層をなして天空へ立ち上る
その一瞬のために、今朝も早起きをする。

夜の明ける瞬間は美しい。
ことに夜汽車から見る夜明けは、いつになく感傷的になってしまうせいもあって殊更美しく感じました。

ただ、残念なことに、明けきれば素に戻ってしまう。
まだ風情を愛でる域に達していないようです。
精進します。

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