感想一覧

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[良い点]
以下ネタバレ注意です。連投ですみませぬm(_ _)m

主人公の名前って最後まで出てきてない・・・ですよね?
感想書く段階になって初めて名前聞いてなかったことに気付きました。つまり他の登場人物達との会話で全然違和感がなかった、ようです。びっくりです。

むしろ指引きのほうが主流だもん――と、奈々ちゃんは言う。:
地の文で会話させる、こういうの見習いたいと思いました。

奈々がスラップでカエルの歌をやる際の描写が良かったです。

いけないな、こんなことを考えるのは。:
主人公が誰にも必要以上には干渉しないという心理描写かなと受け取りました。細やかだと思いました。

第五話 ひーちゃんにはある意味や価値:
人を畏怖させたりすることが出来る存在だという意味かなと受け取りました。

第五話やっとやっと:
望んでたってのもちょっと違いますかね。前の感想に書いたのは無しでお願いしますm(_ _)m でも良い言い回しだとは相変わらず思ってます。

第六話 学校から訊かれたら正直に言うらしい:
凄いリアルに思えました。

第七話 僕は機械のように手を動かす~:
良かったです。
[気になる点]
あくまで僕個人が感じたこと、もしくは勘違いしたこと、ですので、そう感じる人もいるのだと、参考程度に受け取ってくださいm(_ _)m

第一話「はじめての悲恋」:
終章まで読んだ感じだと実りそうな展開で終わったように感じたのですが。それとも奈々から手紙をもらうまでが悲恋っていう解釈なんでしょうか。

第二話「感受性は豊かではない」:
主人公は「なぜ敬語」という突っ込みの言葉を思い浮かべてるので感受性の問題ではなくて語彙とかアドリブとかの問題なのでは、と思いました。

第六話の少年課部署室で「ごめんなさい」:
が少し急というかあっさり裏返ってしまったという感じがしたのです。口裏合わせる時に不自然に従う、無感情を装う、みたいな描写ぐらいあっても良かったのかもと思いました。野球のとこでの無感情をもっと不自然な感じで書くとか。うーん。テンポ悪くなるからあれで良いと思う読者の方が多いかも分かりません。

第七話に関して:
愛の話に持ってく為の流れなのかなと解釈した上で感じたことなのですが、映画行こうぜ、から映画の感想言い終わるまでの過程がちょっと長かったかなと感じました。「あー、そっか。見てねえのか」以下も、一回読んだだけで理解するのはちょっと難しいと感じた部分でした。読み直せば理解できたのですが、それ以前(第一話以降)が、分かり易く書こうとされている部分については分かり易く書かれていた為に、余計に難解に思えてしまったのだと思います。解読出来ない文章ではありませんでしたが。

勝手な話で申し訳ないのですが、自分で一回引っ掛かってしまうと、疑い出しちゃうんですよね、その先あちこちで。ここは本当にこれで良いのかなあって。まあそういう読者は僕ぐらいかもしれません。

第八話 勇気なんてモノを持っているはずもなく:
恐怖なんてモノも持ってるはずがないという考えに至ってしかるべきなのではと思いました。それとも、そこは未成年特有の自己愛です、という設定なのでしょうか。

第八話 意外と自分じゃわかんねーもんだったりするぞ:
読み手の自分からすると、主人公はもう奈々とキスもしちゃってるし、春が来るようにとか、「そういう予定」とか等の描写があったので、結構主人公が恋してるのを自覚してるっていうつもりでもう読んでしまっていたわけでして。確かに自覚してないっていう心理描写も幾つかありましたが、それより今挙げた描写の方が影響が大きくて。そんな感じなので翔がこの台詞を言っているのが今更感を感じました。

終わり方:
やっぱり最後は二人が会って何かしらある方が、すっきり終わるのではとは思いました。これが一番僕にとっては大きいマイナスポイントだったと思います。
[一言]
第六話 意味を押しつけるつもりはない:
自分の存在意義の中に奈々の存在を含めるつもりはない位に解釈してみました。

第六話 納得ではあった。:
そういう事だってあるだろうなあと思いつつも、それまで手袋持ってきてもらったり、煽るリョウへ理解を示す主人公の描写とか、ずっとつるんできたとか、リョウが主人公のことをよく理解している台詞とかああいうのが積み重なってて、あっさりもういいやって思う主人公にかなり残念な気分になってしまいました。そこが、翔が七話で主人公を説得しようと友情を示すシーン以上に残念に思えてならなかったです。
ただ流れとしては、まあそういうのもあるだろうなあとは思いましたので、悪い点には入れませんでした。多分リョウも主人公のせいで退学でしょうから・・・。

第七話 また虐められて―のか:
奈々とひーちゃんは因縁があったんですね。

第七話 俺を殺したように&
お前はいつも僕を打ち崩してくれる:
主人公がスイッチを入れるようになったのはひーちゃんのせいだったということなんでしょうかね・・・。

序章と終章:
やっぱり僕のレベルが原因だと思いますので、この項目も悪い点には入れませんでした。文章がダークグレーからライトグレーへと変化して読めた、ぐらいの印象でした。独楽さんの意図が黒から白へというつもりでああいう構成にされたのかどうかは分かりませんので、その反応が望んでいた反応だと思われるかも分かりませんが。

読後感:
全体的にスマートな物語って印象を受けました。ベース、廃ビルの屋上、夜景、犯罪、裏切り、でも最後は・・・。格好良い物語。うーん、僕の語彙が貧弱な為にぴったりくる言い回しが見つかりません。
物語の世界に飲み込まれてしまうような、怖さ半分で、でも憧れる世界観、飲み込まれても良いかなって思えてしまう、そういう魅力をもった世界観の物語。一曲の歌を聞いているような物語。かなあ。
少なくとも今の僕にはとても表現できない世界であることは確かです。

粗探しの方に夢中になってしまった感が否めません。やっぱり一周目はそういうつもりで読むのは間違いなのかなあと後悔しました。勿体ないことをしたと思っています。今までの自分の読者としての姿勢も含めて反省中であります。
  • 投稿者: ゆいぐ
  • 男性
  • 2014年 12月02日 19時33分

 はわわ……なにこれ、こんな熱い感想貰ったの初めて……超嬉しいんですけど。
 感激のあまり言葉が出てこない……。
 と、とりあえずお礼をば、言わなければ!
 お褒めの言葉、ダメ出しをして頂き、誠感謝の極みであります! これで飯三杯余裕です、ありがとうございます!
 こんなに物語を紐解いてくれるなんて……、冥利に尽きます。なんか、泣きそうだ。


>主人公の名前って最後まで出てきてない・・・ですよね?

 その通りです。
 この作品は素晴らしく卑屈な物語ですので、まず序章でふるいをかけ(何様だよ!)、主人公に感情移入しやすい読者さまを選びました。(一応、そのつもりです)
 ですので、思考が似た読者さまが違和感なく主人公として物語を読み進められるように、あえて主人公の名前を消しました。


>第五話やっとやっと:
 望んでたってのもちょっと違いますかね。前の感想に書いたのは無しでお願いしますm(_ _)m でも良い言い回しだとは相変わらず思ってます。

 『僕』は良くも悪くも、現状を変えてくれるきっかけを望んでいた、というニュアンスで書きました。


>第六話 納得ではあった。
 あっさりもういいやって思う主人公にかなり残念な気分になってしまいました。

 これは完全に筆者のせいです。
 「『僕』は自暴自棄になってるから、まあ、これでいいかwww」とか、そんな風に書いた覚えがあります。すいません。次回作以降で改善します。



>第一話「はじめての悲恋」:
 終章まで読んだ感じだと実りそうな展開で終わったように感じたのですが。それとも奈々から手紙をもらうまでが悲恋っていう解釈なんでしょうか。

>やっぱり最後は二人が会って何かしらある方が、すっきり終わるのではとは思いました。これが一番僕にとっては大きいマイナスポイントだったと思います。

>第七話 また虐められて―のか:
 奈々とひーちゃんは因縁があったんですね。

>第七話 俺を殺したように&
 お前はいつも僕を打ち崩してくれる:
 主人公がスイッチを入れるようになったのはひーちゃんのせいだったということなんでしょうかね・・・。

 えっとですね、実はこの作品、『僕編』と『奈々編』を作る予定でした。
 その伏線として、なぜ奈々が廃ビルに来たのか、僕と奈々がひーちゃんに虐められていた過去、夏休みが終わる二日前にリョウと奈々が接触した――などを置いておいたのです。
 なんだか補足説明になってしまって、筆者として情けなく思いますが、
 第七話でショウと映画に行く前に、ショウとひーちゃんは接触しています。
 これも幻の『奈々編』で書く予定だったのですが、ショウが怪我をしていたのはひーちゃんと『僕』のことで喧嘩をしたからだったりします。
 その辺りを匂わす伏線が、二人のバス停でのくだりになっています。過程が長く感じてしまったのは、そのせいかもしれません。違和感なく進むよう書いたつもりでしたが、やはりまだまだ未熟なヒヨッコです、私は。
 

>序章と終章:
 やっぱり僕のレベルが原因だと思いますので、この項目も悪い点には入れませんでした。文章がダークグレーからライトグレーへと変化して読めた、ぐらいの印象でした。独楽さんの意図が黒から白へというつもりでああいう構成にされたのかどうかは分かりませんので、その反応が望んでいた反応だと思われるかも分かりませんが。

 これもやはり中途半端になっていますよね。
 ゆいぐさまの推察の通り、黒→白に変化して見えるように書きました。しかし、それも幻の『奈々編』を経てからの話で、ちょっとハッピー色が少なすぎたのが原因ですよね。
 いまさらながら反省しております。



 最後に。
 素敵な感想を頂き光栄です。
 思春期の複雑な少年の心を書きたいなー、と思って書いたこの作品。
 後半の駆け足な展開や、心理描写の未熟さ、そして回収されていない伏線の数々などなど。もっともっと煮つめるべきだったなぁ……と、感想を頂いてからつくづく思います。
 これもゆいぐさまに指摘を頂けたから思うことで、他者の目というのは本当にありがたいものなのだと再確認しました。

 重ねお礼の言葉を。
 感想、本当にありがとうございました。
  • 独楽
  • 2014年 12月03日 18時35分
[良い点]
以下、ネタバレありますので注意して下さい。
ちょっと読み難いかもですね。ごめんなさいm(_ _)m

第一話以降は読み易かったです。序章のような知らない単語がぽこぽこ出てくるということもなかったですし、あくまで僕のレベルでですが日本語の選択で「あれ、ここでその単語使うんですか」みたいなのが殆ど見当たりませんでした。
何より主人公が警察に行く辺りまではストーリーを追い掛けるのに夢中になりました。奈々とのやり取りとか、賽銭に手を出すとか、つるみたくない奴とつるまざるを得なくてやりたくないことをやらされるとか、そういうシーンが凄い惹き込まれました。特に『リョウはリョウでその状況を楽しんでいるのか』の辺りが、リョウの性格が見えるようで、ああこういうキャラは好きだなあと思いました。奈々もかなり可愛く書かれていたと思います。第四話の看板の上はかなりヤバかったです。

以下、良い言い回しだと思ったものを幾つか。
「アドバンテージ」:上手く言い表しているな、と。
「人間のこと、嫌いでしょ?」:何か心に残る台詞でした
やっと、やっと僕にもツケが:『やっと』なのが何か良かったです。何かそう願ってたとこも少しある、みたいな風に勝手に読み取りました。
人生とは機会であり~:句点を使わないで書いてるとこが思考が一繋ぎになってるように思えて、他の道を選ぶ余地がないって主人公が思い込んでいるように思えて、何か良かったです。視野が狭くなってるみたいな印象でした。
傷だらけになってもいいから――元の位置に戻りたかった:これも心に残る言い回しでした。
……その名前、もう忘れてくれて構わないよ?:同上
第六話の最後:改行しまくりで、ちょっといまいちかなって思っていたのですが、むしろそれらが最後の二行で、ああ凄い綺麗にまとめたなあって感心させられました。
「……なにがあったか知んねーけどさあ~:良い台詞でした。
きみも、その周りも――と、奈々ちゃんは微笑む:『その周り』がカウントされてるとこが良いですね。これ書いてて、ここに奈々が入っているのかなって思いました。
手紙の最後三行:良かったです。ぐっときました。
「第三話」言ってしまう:罪悪感で「しまう」なのかなと解釈しました。細やかだと思いました。

序章と終章が同じ話になっている物語というのは初めて見ました。新鮮でした。
[一言]
悪い点については、もう一日か二日熟考してから書かせて頂きます。
一言についても、同じように後日ということでm(_ _)m

良い点ももう少し挙げられるかもしれません。

あ、意味分かりませんってところがあったら、活動報告にでも書き込んで下さい。結構思うままに書いてしまいました。
  • 投稿者: ゆいぐ
  • 男性
  • 2014年 12月01日 23時19分
[一言]
走り出せ!!
走り出すんだ!!少年!!

おっと、完結まではと思ったのに筆が滑った……
あと一話で完結だったのに!?

ともあれ、無事完結することができました。
拙い作品ではありますが、読んで頂いて光栄にございまする。
  • 独楽
  • 2014年 10月15日 19時29分
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