エピソード216の感想一覧

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キタキタキタ!
大興奮のエピソードでした。

ビブロンズ皇帝:ルカと、巫女:シドレ、愛し合い、志を共有し合った男女のあいだにあるのは、おぞましきオーバーロード<ビブロ・ヴァレリ>。

いいぞう、いいぞ、これ。ってなりました。ゾクゾクしますね。



大図書館:ビブロンズこそがビブロンズ帝国であり、そこに秘されてきたオーバーロードもまた本であった・・・ビブロンズと「ビブリオ」「ビブリア」という単語は関係あるのかしら・・・などと考えてしまいます。

まさに「本」にすべてを捧げるルカが年老いた男であること。そのルカが守る祖国ビブロンズもまた落日の帝国であること。

美味いです。

ルカを温めてやりたいという巫女:シドレの切ない想いを味わいつつ、わたしも落日の帝国に思いを巡らせています。



余談ですが。

においの本を読んでいたとき、香水の命名法について少し知りました。○○アブソリュートという名前の香水がけっこうあるそうで(○○には原材料名が入ります)。

してみると、シオン姫の佩剣、ローズ・アブソリュートは香水の命名法にちなんだものかも、などと思いました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2021年 05月09日 06時11分
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クジラさん、お話を楽しんでいただけているようでなによりです!

ルカとシドレの間にある愛というのは、なんつうかいわゆる恋愛の熱情より、もうちょっと深い男女の関係として描いています。そのへんが伝わっていて嬉しいなあ。

魔導書(グリモア):ビブロ・ヴァレリはレーティングが許す限りのとびきり淫靡な感じにしておきましたw やはりヒトをたぶらかし耽溺させる魔性の本というのはロマンですね。

ビブロンズ帝国の命名はまさにその通り。そのものずばり図書館とか図書館の怪物ビブロスなんかとバビロンあたりをまぜまぜして造った記憶があります(そして立地はコンスタンティノープル)。

聖剣:ローズ・アブソリュートの命名もまさにその通り。というかそのものズバリで存在するんですよw ローズウォーターのさらにその先、というか……ま、ちょっと調べてみてください。すぐにわかると思いますw

でわでわー。
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