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[一言]
ついに読み終わってしまった…。
登場する人物すべてが背負う、様々な人生がいくつも織り込まれた、重厚で奥深い壮大な物語でした。これでこの文字数って!すごすぎる!

以下個人的に感じたことをつらつら語ります。
主人公リヒトの成長譚であると同時に、全編を通して語られていたのはいろんな形の愛についてだったのかなと思います。リヒトとイリス、イリスとシシィ、リヒトとアルス、オルドヌとミレス、テュランとオルドヌ、アルスとツヴァイ、クスト、先祖返りの母…挙げればキリがないですが、どれもこれも胸をつく想いばかりで何度涙腺が緩んだことか。
とりわけ涙を堪えきれなかったのは、壁を隔ててイリスとシシィが語らうシーンです。イリスがやっと甘えられたということ、子を想う気持ちに血の繋がりは関係ない、シシィの淀みない愛に、涙が止まりませんでした。
あと、個人的に嬉しかったのはテュランの成長っぷりです。ずいぶん悩み苦しんだであろう彼が、最終的に本来の優しさを殺すことなく王たる器に成長したのが!テュランは絶対いい王様になりますね。
それから胸を締め付けられるように辛かったシーンは最後の、ツヴァイさんのところですね…なんとも言えない…他の方の言葉を借りるとすれば、もうものすごいグリグサ系(T_T)向こうでまた再会できたらいいなと思います。それでツヴァイが謝るのをアルスはさらっと許して、いつまでも仲良く稽古すればいいと思います(T_T)
あとそれからイリスが最後に背負ってしまった罪の意識、はからずもリヒトも同じ罪を背負ったわけで。だからといって罪が軽くなるわけではないけれど、二人で背負えば傷だって癒えるよ…と思います。大好きな人がそばにいるんだからきっとイリスは大丈夫!

長々とすみません。笑
このような素晴らしい物語に出会えたこと、たいへん嬉しく思います。唯一、連載当初に出会えなかったことが悔しくもあり…でも続きを待ちわびることなく読み進められたのは幸運だったかも?
これからもたくさんの方々にイリスとリヒトたちの物語が読み継がれますように!
  • 投稿者: さかな
  • 2017年 10月20日 14時07分
感想ありがとうございます!

もう、二年以上前に完結した作品です。
感想を読ませていただきながら「こんなことを書いたっけなー」と懐かしさでいっぱいになりました。
何を書こうとか、テーマはどうしようとか、そんなことを考える余裕が全くなくないまま必死で書きました。
……つまりはこれが、私の書きたい原点なのかもしれませんね。

イリスとシシィの関係は普段のシーンでもう少し触れられていれば良かったのですが、なんせ技量不足で……ここまで読み取っていただいたことに感謝でいっぱいです!
テュランは皆さんに推してもらって(*ノェノ)
ツヴァイは時々推してもらって(笑)
きっとアルスは許しますね。苦しかったなーごめんなー、ありがとなーとか言いそうです。

二人なら大丈夫、そう思っていただけたなら、この物語としては本望です(*ノェノ)
このたぶは本当に素敵な感想をありがとうございました(>▽<)
[良い点]
登場人物に感情移入し過ぎない地の文の距離感が最後まで一貫していて、そのお蔭でこちらは何にも邪魔されず、一人一人に感情移入が出来きました。
そして、起こった出来事に対しても同じく、良い意味で冷静に描かれているので、よりリアルに各シーンを感じる事が出来ます。良い事に対しても悪い事に対しても、作者様の公平さの様なものを感じました。
上記の件を感じる限り、勝手な憶測ですが物凄い集中力と物語への熱意で書かれたのではと思わされます。
[気になる点]
序盤から中盤にかけて誤字が幾つかありました。
都度報告をと迷いましたが、生意気に「こことこことここだ、直せ直せ今すぐ直せ」と急かしてしまうのもなんですし……とても素敵な物語なので、お時間のある時に再度ご自身で愛でられるのをお勧めいたします。(という位の少量ですので……ご気分を害してしまったらと思うとお節介を言って申し訳ないです)
[一言]
連載中にこの物語を見つけられなかったのが少し残念に思いつつも、多分リアルタイムで追っていたら今よりもっと寂しかったに違いない、と思いました。
とにかくどのキャラも立っていて、各自最も自身に相応しい言動と心の動きを見せてくれました(当たり前ですが……それを描くのがどれだけ難しいか……!)。
リヒト君はもう、王道真っ直ぐの主人公で、とにかく強くなった……とBBA心が疼きます。
序盤の雛鳥の様なボウヤが……本当に強くなった。
しかし、ハル君がやっぱり一番好きです。
大らかで機転が利いて、友達思い。主人公に相応しい友人!彼でも主人公張れると思うくらい素敵でした。
そしてひそかに……テュラン様、この人良いです!!
ファンタジー小説になくてはならない(いや、ファンタジーじゃなくてもイケる)要素満載でした。自分と戦い続け、大きく成長した彼もまた、主人公できます。
イリスは前半は素直な幼さが目立っていましたが、後半はしっかりヒロイン!
シシィさんと穴越しに指先を触れ合わすシーンにはついつい泣きそうになって……泣きました。
泣いたと言えば、リヒト君が王宮入りしてしばらくの後、お母様と二人きりで短い暗黙の確認のひと時を過ごしたシーンにもじわっと来ました。あのシーン、とても静かな描写なのに、胸に来るのです。
話を戻して(汗)、自分が求められる存在だと知る事が、例えようもなく幸せな事なんだ、と教えてくれるこの母と娘のシーン。
>「お母さんって呼んじゃだめかな」
>「あたしもずっとお願いがあったの」……

泣ける。

どの登場人物に絡んでいる人間関係も、潔いものから深いものまで素晴らしいのですが、これには泣かされました……。

物語に色彩を添える、リヒト君とイリスちゃんの仄かな恋愛模様も甘酸っぱかったです。
イリスちゃんの募る想いは手に取る様にわかるのですが、リヒト君、奥手なのか中々心中を物語の中で表さず、後半でどばーっと放出してくれて、これも何だかニクイ!と思いました(ニヨニヨしました)。
そしてツヴァイ様。(唐突)あなた最後までいぶし銀やんさか、最高。
王様とミレス様も、最終的には大人風味でほろ苦かったです。
愛を乞い続ける男の哀愁を、登場序盤から切なく感じておりましたので、なんというか、読者側からみたら清いロマンスをぶち壊したとんでもない男なのですが、梨鳥は天邪鬼なので好きにならずにはいられない人でした。ミレス様もきっとたくさん悩んだんだろうな、恋人の仇なのに、とか、その辺も勝手に妄想させて頂きました。このお二方の結構歪んだ(?)愛情に胸を打たれました。
ラストの、リヒト君の寂しそうな様子からの、イリスちゃんによる大逆転!!「生きる」って楽しい事ばかり選ぶのが楽しい事じゃないよね、と、教えて頂いた気持ちになりました。

最後に、「先祖返り」というファンタジー好きの心を揺さぶるこの設定(設定というと冷たい印象になるので、他の言葉を探しましたが……語彙力の無い梨鳥をご容赦ください)に、気高いドラゴン。彼の「イリスとは世界で一番美しい名だな」というセリフに、なんて健気な心を竜に吹き込むんだこの作者は天才か!と泡を吹きそうになりました。

なんかもう、止まらないですが、嫌われたくないので止めます……気持ち悪く語って申し訳ありませんでした。
読み応えたっぷりのファンタジー小説を、ありがとうございました。

ではでは、乱筆大変失礼いたしました。
  • 投稿者: 梨鳥 
  • 2017年 03月15日 23時11分
ありがとうございます!

キャラクターとの距離感については、自分で意識していることではないのですが、
そう言っていただけることが多くて「そうなのかなあ?」と思っているかんじです。
 集中しないと書けないので、書いているときはすごく入り込んでいます。隙間時間に執筆とか、ながら執筆が出来ないのが弱点です。

 誤字、なかなか直せなくてすみません(>_<) 
 完結すると、どうも開かなくなってしまって……投稿するときにもっと確認すればいいのでしょうが、体質的に無理な感じです。いつかまとめて見直そうと思います(思うだけだけど~・笑)

 リヒトの成長を見守っていただいてありがとうございます。また、ハル推しもありがとうございます! 動きにブレのない子なのでとても書きやすかったです。
テュランにまで……弱いということ、何もしていない、ということもまた罪である、という感じに出したキャラクターですが、一番成長してくれたキャラクターかもしれません。
 イリスとシシィの疑似親子に貴重な涙をありがとうございます♪ 「親子・家族」というものに焦点をあてすぎたかな、と完結当初は思いましたが、そう言っていただけると嬉しいです。

 ツヴァイやミレス、王様のような脇のキャラクターにまで言及していただき……。
 初長編でバランスがわからず、キャラクター数が多すぎてわかりにくい物語でした。そこまで読み込んでくださったことに感謝しかありません。

 物語の核であったところの先祖返りですが、眠ってしまった竜を含めてなんとか「ファンタジー」の末席に置いていただけるでしょうか♪
 
 本当にうれしい感想をありがとうございます。彼らに再び会えたような気がいたしました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
[良い点]
丁寧な描写で、世界観がとても伝わってきます。
食事のシーンも美味しそうで、お腹が空いてしまいそうです。
キャラクターがみな生き生きとしていて、ストーリーを盛り上げています。
[一言]
一気読みしてしまいました。
「竜の出るファンタジー読みたいな~」と探していたら、タイトルからして面白い本作に出会い、一気にはまりこんで読んでしまいました。
序盤の衝撃的で緊張感に溢れた流れから、中盤のどこかやんわりとした雰囲気、終盤での決戦など見せ場がそこら中にちりばめられています。
特に終盤はオールスター総出演で、登場人物達が様々な結末を迎えます。
登場人物一人一人に信念や動機があって、悪役サイドにも関わらず思わず肩入れしてしまいました。
リヒトとイリスの甘酸っぱい掛け合いも可愛らしい。
クストが迎えた結末は、彼らしくもありでもやはり寂しく切ない物がありました……。
いつか、またリヒトと出会えることを願っています。

大変楽しませていただきました!
本当に面白かったです!
  • 投稿者: 志村 亨
  • 2016年 08月12日 22時43分
ありがとうございます!
完結してから一年以上たっての感想……嬉しすぎて変な汗が出ました~。

 描写には自信がないので、褒めていただけて少し自信がつきました。
 私はどの作品にも食べるシーンをかなり入れてしまうのですが(食いしん坊です)美味しそうにかけていたなら良かった♪
 キャラクターについても、悪役サイドにまで肩入れしていただいたとのこと、本当に感激です。人間良い面も悪い面もありますし……誰かにとっての善人は誰かにとって悪人であるかもしれないので……。
 志村様の読解力に助けられているのはわかっていますが、書きたかったことが伝わっているのかな、と嬉しくなりました。

 リヒトにまた会いたいとのこと、何よりも嬉しかったです。私の書いたものが、誰かに読んでいただけて、こうやって感想を頂けた……今後の執筆の力になります。もっともっと楽しんでいただけるものを書きたい! という欲に繋がりました。

 楽しんでいただいて、こうやって伝えていただいて本当にありがとうございました!!

[一言]
この間の休日に一気読みしました。
龍が出てくるファンタジーを最近よく読んでいるのですが、大人向けのファンタジーかなと思いました。
赤い髪の一族や、先祖返り、先祖返りを利用していた神殿の設定等、とても面白かったです。
脇役のキャラクターにも生まれや育ちのエピソードがきちんとあって、読み応えがありました。

御作はなろうでは登場人物が多い作品だと思いますが、登場人物を増やすと読者さんに話についてきてもらうのがなかなか難しいですよね。
私も登場人物が多い話を書くのですが、登場人物が多いと読者さんに分かりにくくなる、というのはもう避けようがないのかなあと思っています。
プロの作品でどんなにキャラ分けがしっかり出来ている作品でも、登場人物の多さに読者さんがついていけず、何度も人物紹介のページを確認する、ということはよくありますし、それでも話が面白ければ読者さんは読み続けてくれるわけで、もうそれで良いのではないかと最近思っています。(そこまでの面白い話を書けるのかが試練ですけれど)

リヒトの逃亡、イリスの生い立ち、と衝撃的な序章で始まり、成長したリヒトの王宮入り、神殿の陰謀、先祖返りたちの秘密が暴かれ、新しい時代が始まるーーという壮大なお話でしたね。それぞれのキャラクターに素直に感情移入できました。
ラストでクスト が、犠牲になって先祖返りを鎮めるのは悲しい切なさを感じました。

少し私が気になった箇所なのですが、リヒトがイリスを好きになる過程のシーンが三章の前に少しでも入っていたら良かったかな、と思いました。
三章でシシィが言ったイリスの話に、リヒトが顔を赤らめるシーンがありましたが、初恋の相手ぐらいでまだまだ淡い気持ちなのかな、とそのときは思っていました。
後に出てきたイリスの回想二人のシーンでおお! そこまでもうリヒトはイリスにハマっていたのか! と少しびっくりしました。なんだかふってわいたようにいきなり登場した恋人たち、という印象を私は受けました。

面白いお話をありがとうございました。

  • 投稿者: 青瓢箪
  • 2016年 06月04日 23時57分
……一気読み!? この読みにくい物語を!? ありがとうございます(TωT)

ファンタジーではあるのですが、不思議な設定はありつつ魔法をバンバン打ったりしないので確かに落ち着き気味かもしれません。
登場人物が多すぎてわかりにくい点は以前にも指摘され、少し減らしたり調整したりはしたのですが、それでもわかりにくい点があるかともいます。登場ごとに忘れられないエピソードを挟めば良いのでしょうが、なかなか素人には難しかったです。外見や表情の描写を含め、いくらかでも印象に残すよう直して生きたいと思います。確かにプロのものでも「ん?」と紹介をみることがありますね。でも、多くてもきちんと読み分けられる物語もあるので「仕方ない」と諦めずに努力したいと思います!

キャラクターに感情移入していただけたとのこと、とても嬉しいです! クストは犠牲になりましたが、いずれリヒトが起こす手段を見つけるのではないかと期待しています。

そして……唐突感もよく言われることで(TωT)
自分が組み立てている時点でわかってることをどこまで本文中で伝えたか、が客観視できないようなのです。。。今改稿中なので、その辺も考えつつ直してきます!
言いにくいでしょうに、貴重なご意見をありがとうございます! とても助かります。

面白かったといっていただけるのが一番です。こちらこそ、読んでいただいてありがとうございましたー!!!
[良い点]
最後までぐいぐいと引っ張って、拝読させて頂きました。
物凄く惹かれた作品でした。いつも途中で読むのを止めたくなくて、先が読みたくて、でも電車降りなきゃいけなくて。夜更かしして読もうかと思って、でも大切に読みたくて……相反する感情に引き裂かれて勝手に辛かったです。
読んでいる間、なぜこんなに惹かれるのか全く分からないまま、ただ「面白い、面白い!」と読み進めていたのですが、読み終わって今、振り返りをしつつ、理由を自分の中で探ってます。ちょっとだけ……かすかに見えてきたような……?
狼子のハートを撃ち抜いた点を、幾つか「良い点」として上げさせて頂きたいと思います。

1)明確なテーマに対し強い熱意を感じる
親子の愛情・夫婦の恋心・友情といった相互の繋がりがメインテーマであることがストレートに伝わってきます(勝手に感じてたらすみません)。アルスとリヒト、リヒトとイリス、シシィとイリス、カイゼと妹竜、国王一家、アルス・ツヴァイ・イヌル……。彼らの、時にすれ違い、時に惹かれあう様は、胸に熱く迫ってきます。

2)アンビバレンスが素晴らしいリアリティで描かれている
上のどの組み合わせをとっても、単純に「好き」「嫌い」だけではありません。「愛してる、けれど言えない」とか「好きだ、でも会えない」「憎らしい、でも好き」「友情を感じている、だけど殺すしかない」……。何て複雑な人間の心理。人を構成する心理のひとかけずつを、丁寧に丁寧に描かれていて、非常に胸を動かされました。

3)悪役もまた人間味に溢れているので、悪事の理由さえ共感できる
た、ただしレーゲンは除く!(いえ、あれはあれで良いのです!)

以上、人間の感情面の描写が非常に優れた作品であると感じました。
[一言]
そして、狼子は多分そういう作品にとても弱いんだと思います。最後の2章は今朝の電車で拝読したのですが……本気で泣きかけて、何度も鼻水啜りました(汚い)。
素晴らしい時間をありがとうございました。
ありがとうございます!!

 右も左もわからずに、とにかく情熱だけで書き上げた初長編です。読みにくい部分も多々あったかと思いますが、引っ張られるように読んでいただけたのこと、本当にうれしいです。

 完結から一年が経っており「ああ、こんなに頑張って書いても次から次へと面白い物語が生まれてくる「小説家になろう」の中にあっては、こんなにも早く埋もれ消えていくのだなあ……」と完結後に感じた思いまでもがいつの間にか風化して私の中では完全に終わった物語になっておりました。
 変な言い方かもしれませんが、狼子さんが彼らと一緒に泣き笑いしてくれたことで、消えたキャラクターが生き返ったような感覚に胸が熱くなりました。

 群像劇・大河的な物語がわたしは大好きで、好きと言う気持ちだけで「自分に書けるか?」ということを全く考えもせず連載を開始して、投げ出す寸前という感じで書き上げた物語です。
 ふがいなさに苦い思いもあるのですが、こんな風に物語やキャラクターの心情によりそって頂き、私の書きたかったことを私以上に明確に理解していただき……狼子様の読解力や感性あってのこととは思いつつ「よし、私なりにこれからもがんばろう」という前向きな気持ちになることができました。

 私の方こそ、感想を読みながらじわっと……。素晴らしい時間をいただきました。最後までお読みいただき、更にこんなにうれしい感想をありがとうございました!
[良い点]
時を越えて、読み終わりました!堪能しましたー
完結おめでとうございます!!(遅)
どの長編もそうではありますが、作中人物の皆さまとのお別れが、寂しくもあります…

変な話ですが、骨太なファンタジーを読みきるのも久しぶりでした。そうだ、大人の読めるファンタジーって、現実の非情さ、理不尽さのうつし絵的なリアルを含み込むものであった、ということを思いだしたりもしました。葛藤をもち生きた人も刃と炎の前に散っていく『命のやりとり』が、避けることなく描かれています。生きるという力強さが、より胸に迫る思いがしました。

実は私が一番驚いたのは、後半のイリスとレーゲンのくだりです。「イ、イリスちゃん!あなたが!」という心の声が出ました。
リヒト×イリスの微糖のくすぐったい甘さは、大好物です。
加減がさすがです。ハードな展開の中で、輝いていました。
そして、やはりクスト様推しです!
いつか肌に苔むしてスミレなんか咲いちゃったりするのかな…妄想。
もの言わず見守るような安息の存在感に、私も何かを託しに詣でたい…妄想。
竜ってロマンです。
また、主人公に惚れがちな私なのですが、リヒトくんよりも、テュランの成長っぷりに胸を打たれました。本当に、最後までよく頑張った、という思いです。

ただ生きているだけなのに、誰もが思いがけず背負わされるものがある。刺激を受けて、ファンタジー書きたい!という思いもわきます。
刺激を与えてくれる物語は、上質であると感じます。長期間の執筆、完成、ありがとうございました。
他作品を読むのも楽しみです。とろいですが、またまたお邪魔させてください!
ありがとうございます!!

寂しいといって頂けて、なんと幸せなキャラたちでしょう……いやいやでも、私がシェイドやフロウとお別れした時ほどではなかったはずですよ?(笑)

軽快な楽しいファンタジーも書いてみたいなあ。と思うのですが、どうもモリモリ盛り込んでしまいます。重い展開も多かったのですが、書きたいことは伝わっているのかな、と安心いたしました。

イリスはどうも守られるだけのお姫様になってるなーと(笑)
自分の手で生き抜かせたかった、という思いがありました。苦しんだと思いますがリヒトが寄り添ったと信じています。
二人の関係はイリスが見た目子供なので……こんな感じですがお気に召して頂けて良かった♪

ああ、苔むしたクスト……いいですね。勘がいい子にはクストが夢の中で歌う声が聞こえるかもしれません。
リヒトは最初から出来る子にしてしまいましたから、成長したテュラン推しの声はけっこうありました! テュランに代わり、ありがとうございます。

ファンタジー、是非!!
宝探しさんの描く瑞々しいキャラクターたちを、ばんばんと葛藤させちゃってください(*>ω<*)
おお、読むほうはご無理はなさらない程度に。出来れば執筆を頑張ってください☆(ハテナ学園読んでます♪)

これからもよろしくお願いします♪

[一言]
連載お疲れ様でした!
長い間楽しませてもらいました。読み終えて感動したと同時に寂しい気持ちもあります。
長編のため最初の方がやや記憶がうやむやな所もありましたので、番外編も併せ、また最初から一貫して読みたいと思います(笑)

たしかに、最後の方は激流でした。目まぐるしく変わる場面、展開についていけない部分もありましたが、大方の流れは普通に読んでいて把握できましたよ♫

前半の完成度から察するに、タカノさんのことですから、駆け足気味のラストも一息ついてから加筆されるのだろうなと勝手に思っています。
登場人物が多いという指摘がありましたが、前半は自分はあまり気になりませんでした。描写が丁寧になされていたからだと思います。むしろ、後半が掘り下げ切れてなかったような感じがしました。
登場人物がたくさんいて、その関係性も各々のドラマもしっかり描かれているのが、この作品の一つの魅力ですよね。一方で散漫としてしまう嫌いはありますが、壮大な物語は世界観が大きい分、そういうものなのだと自分は納得しています。

気になったのはクストの再登場をもう少し大切に描いて欲しかったのと、カイゼの登場がやや唐突だと感じました。
ですが、それも読み直すと印象が変わるもしれませんので、改めて感想を書きたいと思います。

リヒトとイリスのやりとりは……バッチリでした!しつこくなく、ほどよい甘さで実に良かったです(笑)
個人的にはオルドヌ王とミレス様の最後のシーンもぐっと来ました。そしてミレス様格好良すぎ。何気にファンだったかもしれないです。

子供の頃からファンタジーは好きで読んでいましたが、「竜の住む国」はその中でも間違いなく心に残る物語となりました。
楽しい時間をありがとうございました♫
ありがとうございます!!

確かに、追っていた物語が終わると寂しい気持ちになりますね。
二週目! ありがとうございます。繋げて読むと粗が見えそうで怖いです(笑)
気がついたことがあったら教えてくださいねー。

ラストは一ヶ月ほどで、うわー! っと書き進めてしまったので猛反省中です。プロローグ的な部分をゆっくり進めたわりに、あっさり終わってますね。確かに……終わらせる事ばかり考えて、丁寧さが足りません。乱暴なくらいかもしれません。。。

クストの再登場と言うと、アヘルデでしょうか? リヒトが意識を取り戻したときの事かな……。カイゼは昔語りとして必要なキャラクターなのですが、どこかでちょっと存在を匂わせておいた方がいいのかもしれませんね。熱が下がってから、自分でもゆっくりと読み直してみたいと思います。

リヒトとイリス、甘々にするにはイリスが小さすぎるし、状況が逼迫しているしで……ちょうどいいといっていただけてほっとしました! ミレスも気に入ってくれて嬉しいです! マキノ・ミレス姉妹はしなやかに強く描こうと思っていたので格好いいは最高に誉め言葉です!

心に残る……なんて嬉しい事を。・゜゜・(>д<;)・゜゜・。
ああ、後半ももっと丁寧に書くんだったなあ……

こちらこそ、ありがとうございました~♪
[一言]
完結おめでとうございます!

半年以上の長期連載お疲れ様でした。開始直後から追っかけていた身としては、リヒトとイリスが手に手を取ってゴールテープを切るのを見届けられて、何だか感無量でございます。
活動報告などを拝見するに、途中で何度も迷ったり悩んだりなさったとのこと。よくぞ最後まで走り切ってくれたと拍手をお送りしたいです。創作活動って敵も味方も自分、自分との戦いなんですよねえ……。
第五章から最終章にかけての怒涛の毎日更新には、凄まじいパワーを感じました。ちょうど物語も「転」から「結」に向けて加速度的に勢いを増す次期だったので、あれは英断だったと思います。

全体を通して、大人の目線で描かれた上質なファンタジーという印象を受けました。
主人公は少年少女で、彼らの迷いに満ちた、ある意味偏った心理描写にはたいへんリアリティがありました。でもそれは彼らと同年代の立ち位置ではなく、そこを通り抜けた大人の立場から描かれたものであるからこそ、物語のパーツとしてうまく収まっているのだと思えました。
いい意味でどのキャラクターにも入り込み過ぎない視点で描かれているので、読み手としてはすんなりと受容できたような気がします。

育ての父の仇を探しつつ自らのルーツを辿るリヒトと、重い宿命を背負いながら生きる場所を求めるイリス。二人の主人公だけでなく、すべてのキャラクターが傷と秘密を持ち、人生を否応なく決定づけられています。キャラクターごとの行動原理がきちんと過去に紐づけられていて(シシィとイリスの疑似母子関係とか)、一人ひとりに深い人間性を感じました。これはやりすぎると物語が横に広がって収集つかなくなるのですが(笑)、ちょうどいいバランスだったと思います。
個人的には、若者につい肩入れしちゃうゼノのいい人っぷりと、めきめきと成長したテュラン殿下に、助演男優賞を進呈したいです。

竜を巡るバルトの虚実は、権力を持った人間がやりそうなことだなと納得できました。マジョリティを生かすためにマイノリティを犠牲にするのは、大局的に見れば「正義」なのかもしれない。実際にそれでバルトの平和は守られてきたわけですから。でもそこに抑圧された者の怒りや恨みが蓄積し(リヒトのスタートもここですよね)、矛盾が生まれ、いったんタガが外れるととんでもないことになります。竜というファンタジックなアイコンが使われてはいますが、普遍的なテーマですね。自分の管理していたシステムのしっぺ返しを受けるレーゲンの最期など、実に象徴的な感じがしました。バイオハザードで実験材料のゾンビに襲われる科学者みたいな(笑)。

結末は、死亡者を含め全員が収まるべきところへ収まって、お見事な大団円でした。先祖返りの絶対的な戦力を失ったバルトの今後は、きっと苦難もあるのでしょうが、若い国王と王弟がうまく舵を取るだろうと希望の持てるラストでした。イリスにも家族と居場所ができて本当によかった!

さて、少しばかり気になった点を申し上げますね。

せっかく太い縦糸になっていたバルトの伝説、もう少し中盤に頻繁に語っておいてもよかった気がします。イリスの出生のあたりで説明されてはいますが、カイゼの口から真実が語られる前に「虚」の部分を印象づけておいた方が効果的ですね。
それから他の方もおっしゃっていますが、終盤の流れに勢いがありすぎました。いや、実際ああいう現場にいたら仕方ないのでしょうが、リヒトとテュラン兄弟が信頼を結び直すシーンとか、リヒトが父王に恨み言のひとつも言うシーンとか、そういう小説的なあざとさがあってもよかったです。すぱっとした終わり方で気持ちはよいのですが、あと一話くらい後日談が欲しいところ。

最初から最後まで、非常に楽しませて頂きました。
またぜひ、長編ファンタジーにも挑戦してみて下さい。応援しております!

  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2015年 06月13日 17時24分
丁寧な感想をありがとうございます(´Д`。)

思えば、小説を書こう、と思い「なろうってどんな小説があるんだろう?」と完全なる読者目線で好きなキーワードを入れて見つけたのが橘さんの作品でした。
「こんな面白い話がネット上でただで読めるの? 自分もこんな風に書けるようになりたい!」が原動力でした。
ですがそこは初心者で……壁に当たってはめげそうになるたびにかけてもらった温かい言葉のおかげで完走することが出来ました。ありがとうございます!

 キャラクターの生い立ちやそこからどんな心理で行動するのか、はいちいち悩みながら書いたところですので、そこを評価していただいて嬉しいです!
 キャラクターが「なんでそれをしたか?」がしっかりしていれば、破綻にはならないかな……と。それでも「その時お前は何してたの?」 なキャラが居なかったかどうか、ちょっと不安です。
それに、もっと上手くキャラクターの心情を魅せるエピソードを効果的に並べることが出来るはずだ、という反省もあります。
 

ストーリーについては二転三転してしまいました。
橘さんの読解力の賜物とは思いますが、最初に書きたいと思ったことがきちんと伝わってる……(あたし以上に?笑)と、安心しました。

ラストについては、そうなんです。全員が収まるところに……シシィとフィデリオ、テュランにも居場所が出来た事に気づいてもらえて、飛び上がりそうに嬉しいです! マキノは自分の中に自分の居場所を持っている人ですし、ゼノも……というかゼノはきっと生まれつきああなので(モデルはなんとスナフキン・笑)
オルドヌ・神官・グンタには可哀相なことをしました。特にグンタはハルの身代わりに登場した子なので(TωT)

テュランとゼノ! 私はイヌル推しです(しつこい)

気になった点についてもありがとうございます!

そうか……そうなんですよね「虚」の方をきっちり書いていなかったことには薄々気がついて……ああ、直せばよかったです。

リヒトとテュラン兄弟が信頼を結び直すシーン!!

これだ! 何か足りないと思ったらこれですよねー!!! あーーーー!!!
せっかく伏線まで用意して何をしているのだ……これはそのうち書き足したいです! あーあ;

オルドヌとの……そうかー。虫の息で生かしておいて、そこで死なす(ヒドイw)というのもありですよね。あざとさ……なるほどです。こういうところは初作でも言われた事ですよね。ささーと流してしまう。読み取ってください、と読者の読む能力に頼ってしまうところがありますね。

後日談ですが、クストが眠ってから、リヒトが倒れるまでを、なんだか上手く書けなくて……イリスが目覚めるひと月の間の出来事とともに淡々と語るという安易な方に逃げた気がします。ここをもっと丁寧に書くべきでしたね……。
もっと、もっと読者を楽しまよう! と貪欲になるべきでした。
サービス精神が足りてない、と肝に銘じます。

楽しんでいただけたなら、それ以上の事はありません(´Д`。)
ありがとうございます! これからも楽しみながら、物を書くということを続けていきたいと思います。よろしくお願いいたします!!
[良い点]
完結おめでとうございます!
長い連載、本当にお疲れ様でした。ちゃんと完結まで書いていただけて、読者としては嬉しい限りです(*^^*)
楽しませていただきました~♪

まず、世界観が素敵です。昔、竜と人は同じものだったというところから、どういうことだろうと惹きつけられました。
先祖返りという人が竜に変身するところが面白く、ラスト近くの竜たちの暴れっぷりには手に汗握りました!
期待を裏切らずツヴァイとの決戦もあり、ポイントをちゃんと押さえてくれてて嬉しかったです。
なんだかこの人もとても悲しい宿命を背負っていて、いろいろ考えると切ないです。結構好きなキャラでした。
そんな感じで、ラスト辺りの盛り上げ方は最終決戦としてもふさわしく、とても楽しかったです(^^)

眠りにつくクストとの別れが切なく、クストが本当にいとおしくなりましたね。なんて素敵な優しい竜なんでしょう(涙)

そしてイリスが目覚め、リヒトと再開する……。
これこそ王道!
二人のパッピーエンドにやはり涙、涙ですよ!!

>「あなたに会いたくて、戻ってきたの。辛くて悲しくて、怖いことばかりでも、あたしはリヒトと一緒に生きていきたい」
素敵です。二人の未来に明るい光が見えました!

[気になる点]
こちらは内容とはあまり関係ない部分で気になったことを。

どこ、というのはくわしく覚えていませんが、一文が長すぎて読みにくく感じたところがありました。
そこは文を二つに分けてもいいと思います。
あと、ときどき接続詞が違うところがあったので、また見直しをされるといいと思います。

一行空けと場面転換との使い分けは、場面転換の際は行数を増やすとか、*とかの記号を入れたり工夫してみるといいかもしれません。

ラストはちょっとかけ足ぎみに感じたので、少し余韻を持たせる感じにもうちょっと書き込んでもいいかな、と思いました。
[一言]
ではでは、長い連載を本当にお疲れ様でした!
無事に完走できましたね(^^)
タカノさんが挫けずここまで書いてくれたこと、我がことのように嬉しいです!
作品を生み出して、それを最後まで書き上げるのはやはり大変ですが、これは次に繋がる自信となるはずです。
ではでは、最後にまたお祝いを述べて締めくくりにさせていただこうかと思います。

竜の住む国完結、おめでとうございます!!
  • 投稿者: 美汐
  • 2015年 06月12日 09時27分
ありがとうござます・゜・(ノ∀`;)・゜・
危なかったですからね……イリスじゃないけど、心配して貰えてうれしいです♪
皆様に支えていただいたおかげですー!
ツヴァイ・クストを気に入っていただけたようで~。個人的にはイヌルがすきなんですけど。

はい、一流のバッドエンドより、三流のハッピーエンドです☆
世知辛い世の中ですから、物語くらいは……

悪い点の指摘もありがとうございます!
気をつけていたんですが、ズラズラ書く癖がなかなか取れません。簡潔が一番ですよねー。気をつけます!
接続詞はー……リアルに勘違いして使ってそうΣ(´□` ) ハゥ
今度見つけたら「ここだよー」って指摘してもらえたら助かりますー!!

場面転換についてもありがとうございます。横書きの読みやすさを重視して、変換でないところでも開けているので~。なるほど、気をつけてみます。

ラストのクストが眠るシーン、私も長くしたくてもがいたんですが、くどくなるばかりで……差し挟んで不自然ではないエピソードも浮かばず……精進いたします。エピローグで、「とうとう二人になったね」っておばあちゃんのイリスがクストにもたれかかって亡くなる……みたいのを考えたんですが、それはやめました。後日談はあくまでも書かないスタイルを貫きます(なんのこだわり・笑)

本当にありがとうございますウワァァ━━━━。゜(゜´Д`゜)゜。━━━━ン!!!
書き終えられたのは、美汐さんの助力あってこそです。

これからもよろしくお願いします!
[良い点]
しっかりと作り込まれた世界を丁寧に描いていて好感が持てます。
[気になる点]
きびしい意見をというリクエストでしたので……!
これは、好みもあると思うのですが、最初に出てくる登場人物が多すぎます。敵方はあそこまで名前を出さなくてもいいのではないか? と。しょっぱな、ガンガン出てこられると、読もうという気力が萎えます。アルスとリヒトの行動と、心情に最初はガッツリ焦点を当ててもいいのかな? と思いました。
あと、<少年の運命5>の部分ですが、視点がふらふらしている感じがします。
それと、「なろう」に投稿されている作品にはとても多いので、何とも言えませんが、一行空けが多いのですが……。
読みやすいってことなのかな?
でも、あれだけ空けちゃうと、例えば、視点が切り替わるときに行を一行空けようとしても、すでにバンバン空きがあるから、その意味が薄れちゃいます。
地の文に気持ちが書かれていたら、その部分はその気持ちを発している人物の視点であるべきです。その人物から見た描写で統一した方がよいでしょう。
[一言]
一度、もっと先まで読んでいたのですが、間が空いたので最初から読んでます。まだまだ最初の方なの。
きびしい感想望む! ってことだったので、たくさん書きましたが、話半分できいてくださいませ(^_^;)視点とかは、わたしも怪しいときあるし。そうそう、三浦しをんさんとか、視点の書き分けめっちゃうまいですよ。
毎日少しずつ読んでいきますね。また、何か気づいたら感想かきます。……どうでしょうか? きびしい? え? まだぬるい?
  • 投稿者: 観月
  • 2015年 05月13日 13時15分
おお! ありがとう。感謝です!

そうなんだ、人の多さが悪い、というのには気が付いたのよ。自分はプロット段階で作ったキャラだからわかってても、すっと読んだ人には伝わらないね……。途中からは心して出さないようにしたんだけども。

でも名前がないとどうやって書いたらいいか。その男、あの男じゃ……。
となれば少人数用にストーリーを変えるしか? 今更何人か消してもいいかしら?(笑)


視点は、他の人にも言われたんだけどよくわかってない……。
自分は誰が考えてるかわかってるけど、読む人には伝わってないってことよね。難しいなあ、もう(TωT)


一行開けは、わたしが詰まってると読みたくなくなるので、読みやすさ重視です。視点は文章で切り替えがわかるようにしていく! ……まあ、まだよくわかってないけど。

まだまだぬるいです。具体的にここはこう! とお願いします(笑)
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