感想一覧

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[良い点]
男と女の理性では絶対に超えられない海溝
[一言]
男性作家の描く理想のラノベハーレム…ハーレム要員が絶対にありえない仲の良さで男を共有しかもべた惚れ

女性作家の描く理想の男性像…ハーレクインやラノベが顕著だがひとりの女性に馬鹿みたいに一途、他の女にはエロ想像すらしない

まあ、妄想で理想を追い求めるのは人の性なのかありえないからこそ物語になるのかw

王様、理想を永遠に追い続けられて幸せなんじゃないかな
  • 投稿者: 茄子紺
  • 2019年 05月02日 18時35分
お読みいただきありがとうございました。

男も女も、本作の王も王妃も寵姫も、自分の都合の良い夢しか見ていないのかもしれませんね。それぞれの夢に閉じこもっているから、本当に理解し合うのは不可能、という……。
王妃はまだ冷静な視点もありますが、王は目覚めたようでもまた似たような夢に沈んで行きたがっているようです。

人間関係の織りなす不協和音やズレ具合をお楽しみいただけたようでしたら、幸いです。
[一言]
王の理想の寵姫像を見ると、この人はマザコンかっという感想を持ちました。
閨に侍る部分が余計なだけで、後は母親ですよね?
無償の愛なんて、自分が持ててないのに他人に強制されても…( ̄ー ̄)
小さい頃、たっぷりとした愛情を受けなかったのかなぁ~?
根っこのところで幼児って厄介ですね。
  • 投稿者: 1日目
  • 2018年 09月25日 18時35分
感想ありがとうございました。
仰る通り、王が求める愛は母の愛に近いものだと思います。自らも与えることは考えず、与えられることばかりを望んでいますので……。
となると王妃は過保護な母親といったところで、だからこそある程度上手く行っているという面もありそうです。
[良い点]
交錯する一筋縄ではいかない人物たちの思想が、とても見事で引き込まれました。
幸せなのは誰で、可哀想なのは本当は誰なのだろう……と色々と考えてしまいます。
一気に読んでしまいました、とても面白かったです!
[一言]
このお話、すっごく好きです!
とても難しい題材だと思うのですが、最後までドキドキしつつ、本当に色々と考えさせられました。
このどうにもならない絶妙な人物たちの心の内が、とっても良かったです!

素敵な作品をありがとうございました!
  • 投稿者: 編乃肌
  • 2015年 11月17日 23時25分
感想ありがとうございました。

地の文はあえて淡々として、でも不穏な空気を読み取ってもらえたら良いな、と思って書いた作品でした。引き込まれた、と言っていただいてとても嬉しいです。
登場人物それぞれが、少し見方や振る舞いを変えればもっと幸せになれるかもしれないのですがどうしてもそうできない、という。難しさのようなものが出せていたら良かったです。
[良い点]
こんなに斬新なストーリー、初めて読みました。王妃の歪んだ愛の形が面白かったです。王の傲慢・残酷ぶりも、徹底していて素敵でした。どうしたらこんな性格の人が思いつくんでしょう。羨ましい限りです。
宮廷の情景描写も美しかったです。絢爛な景色が、目に浮かび上がるようでした。王侯貴族の愛憎物語が好きなので、とても楽しかったです。
[一言]
王は王妃を愛していないけど、誰よりも信じているように見えました。恋愛感情はなくても、二人はいい相棒だと思います。王が高望みせず、王妃が屈折していなければ、お似合いの夫婦になれた気もしますが…これ以上、人様を巻き込まないでほしいですね。
感想ありがとうございました。

ものを書いている人間として、考えたことを斬新と言っていただけるのは望外の幸せです。

また、いつも会話や心理描写に偏っていて、情景描写に不足がないか気にしているので、情景についてお褒めいただいたのも嬉しいことでした。

王と王妃の関係は、先の感想返信でも述べましたが、夫婦というより親子に近いのかもしれません。母親に対するような絶対の信頼ということですね。母親以上に甘えさせてくれる都合の良い女性はいないということで……。
[良い点]
面白かったです。
王は理想が高く常に完璧を求めるので、言葉ひとつ間違えてしまうと
深読みされて処分されそうだなぁと思いました。
人間、感情的になって思ってもいないことを言ってしまう事もあるけれ
ど、王の場合はそれがアウトですからね。
普段心に思っているから、口から出るのだと言いそうです。
理想の寵姫が現れるのではなく、王のマイナス思考がプラス思考にでも
ならなければ、理想の女性なんか無理なんじゃないかと思いました。

そして。今までは控えめな女性が王の気を惹いたけれど、二番目の寵姫
によって「たまに我が侭を言って甘える」が、条件に追加されたと思い
ます。一番目のように控え目で従順なままだと、本気じゃないと疑われ
るのは確実。そもそも薔薇好きでも控え目な女性はいるだろうに、高い
花を好む女は傲慢だと決めつける辺り、偏見持ちですからね。
寵姫が増える度に条件が増えて、王は何度も「裏切られた!」とか
「愛されてない」と思いそう。
そもそも愛してた女性に毒を渡す王は、本気で人を愛することができる
のかが疑問ですが。笑

傷ついた王は王妃に慰められて甘えてるみたいだけれど、それも続けば
依存するような感じになっちゃいそうですね。
個人的には、依存した状態で王妃が死んだ時、どうなるのか気になります。
  • 投稿者: のいん
  • 2015年 01月12日 16時51分
感想ありがとうございました。

詳細に突っ込んだ考察をしていただいて恐縮です。

王は統治者としては優秀で、白と黒、イエスとノーの世界で育ったという設定です。寵姫に対しても彼の脳内にあるチェックリストで厳格に審査しています。しかも基本的に減点方式な上に、ご指摘通り項目も偏見にまみれています。
天然もので合格できる女性はまずいないと思われるので命懸けで傾向と対策を練るしかありません。

作者もそこまで意識していなかったのですが、「条件がどんどん厳しくなる」は非常にありそうで王妃も新しい寵姫も大変ですね。

王と王妃の関係は夫婦というより親子が近いのかもしれません。
普通は時がくれば子離れ親離れするものですこの二人の場合はどうなることやら……。
[良い点]
面白かったです!

王様ひでぇ。なおかつ段々可哀そうになる。

本当に見事な人物造形だと思います。

もう王妃様を愛しておけばいいのにね。最初は寵姫に
慈悲深く接するところが「こわ。うそくせぇ」と思ったのですが、王妃様は本心だったのですね。

王様の見事なまでの都合いい理想の女には、心の底から「いる訳ねーよ!」とつっこみ入れてしまいました。
高貴かつ優れた方ゆえのドリーマー。脳内お花畑。
生身の女の感情を知らない、理解できない?純粋さには「少年か!」と思っちゃいましたよ。

これから先、何人の寵姫が罠にはまり殺されるのか。

だって、愛する王様に試されたら、そりゃ、やっちゃいますよねぇ。
愛していれば、いるからこそ。王様、タチ悪い。
そして「あれは王妃の座を狙っていたのだ・・・」って。

強烈に後味悪くて、でも面白くて、忘れられない作品になりました。
すごくいいなあ。
素晴らしかったです。ありがとうございました。
[一言]
王様にちょいムカなので、理想の寵姫(笑)があらわれちゃって、すごく愛しちゃって、なのにサラリと裏切られちゃえばいいのに~なんて妄想してしまいました。

だってそんな理想の寵姫なんて、演技でもなきゃできませんよねぇ(笑)。

マジだったら、ヤンデレな気がします。
  • 投稿者: こはな
  • 2014年 10月30日 05時22分
感想ありがとうございました。

王は嫌われそうと思っていたのですが、一周回って可哀想との感想をいただくとは意外でした。永遠の少年、なのかもしれません。

王は、一生「なぜ真実の愛が手に入らないのだろう」と悩みながら生きていくのかもしれません。今回の寵姫にも愛されていはいたのですけどね……。失敗するまで試さずにはいられない、心配性というか完璧主義というか。

理想の寵姫がいるなら演技に違いない、というのはおっしゃる通りですね。しかしそこまでできる女性がこの王を愛してくれるかどうかは? それを敢えて王に近づくとしたら、かつての寵姫の関係者で復讐のためで……とか妄想を広げると楽しいですね。
[一言]
こんにちは、読みました。
とても面白かったけど、応援したい人がいない! Σ(@_@)
という、困った人達のお話だなあ、と思いました。
寵姫みたいに、王と王妃も、死に際に、自分の選択が間違いだったと気づいてそれぞれ死んでいくんだろうなあ、と思うと、虚しいものがあります。

王もそうでしたが、王妃や、寵姫が、それぞれ王に望んだ事も考えますと、好きな人に望むことは皆うるさい、そんな話でもあるのですね。
皆、幻ばかりを愛している、という。
感想ありがとうございました。

登場人物全員がどうしようもない人ばかりで本当に困ったものです。

理想だけを求めて自分から愛することをしない一種の幼稚さは、王が一番顕著ですが、王妃も寵姫も自分の愛し方をちゃんと伝えていない、伝わっていることを確認していないですね。一方通行の感情は愛とは言えないのかもしれません。
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