感想一覧

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[良い点]
 どんな形で人がいなくなったのか、本当に兄一人で始末したのか、不思議さを抱えながら進む物語。
 もしかしたら川はいなくなった人々なのかも知れないと、ふと思えます。
 二人しか存在しない世界の孤独は、大勢の人々がいる中で感じる孤独ときっと違っているはず。
 川を下っていって、発見があればいいのか、やっぱり何もなかったと戻るのがいいのか、わたしには解りません。
  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2016年 12月12日 20時01分
惠美子さんへ

お読みいただきありがとうございます!
川は二人の目的地、海へ向かって流れてゆくものなので、二人にとっての道標となる存在です。その川が、実はいなくなった人々だという解釈、じつに興味深いです。
二人だけ残された世界は、もしかしたら幸せの極地なのかもしれないなあ。などと、自分で書いた作品に考えさせられました。
いやー、惠美子さんの感想に感服しました! ありがとうございます!
[一言]
はたして、ふたりは海まで辿り着けたのでしょうか?

三日月は、彼らにやさしく微笑むことはできたのでしょうか?

残酷で哀しい現実は、ふたりをやさしく包んで、世界を回しているようです。

どうかこのふたりに、和らな明日がやってきますように。
  • 投稿者: 澳 加純 
  • 女性
  • 2016年 11月06日 19時59分
加純さんへ

三日月の夜、ふたりにはきっと、優しい未来が待っていることでしょう。
どのような未来が、ふたりにとって優しいものなのか、どうか想像してあげてください。

素敵なご感想、ありがとうございます!
[一言]
初めまして。

最初地球上の全てのひとが息絶えた。終末世界のふたりなのかと思いました。村でふたりだけならば、外の世界にひとはいるのでしょうか。
水のように溶けていく奇病のせいで、世界規模で人口は減少しているのでしょうか。色々と想像を巡らせる、余白のある物語りでした。
淡々として悲しいはずなのに、どこかからりとしているのは、ふたりで海を見に行くという明日が描かれているせいかもしれません。
淡く。ぼんやりとした。雨の日の窓硝子越しに眺めている風景のような、味わい深い物語りでした。
素敵なお話しをありがとうございました。
カラスウリさんへ

こちらこそ、初めまして。
素敵なご感想ありがとうございます!

想像するのって、楽しいですよね。二人の未来がどうなるのか、、自由に想像して頂ければありがたいです。
一歩間違えると、結末まで描かないなんて作品づくりを放棄している! なんて言われてしまいそうですが。ご好評頂けてありがたいかぎりです。

雨の日の窓硝子越しに眺めている風景のよう。
この比喩。美しすぎて勿体無いくらいです。ありがとうございます!
[一言]
彼女の精一杯の笑顔。印象的です。
それが本当に哀しい精一杯のものなのか。それとも、「僕」がそう感じているだけなのか。そう思ったけれど。
多分、ずっと「彼女」を見てきた「僕」にはわかるんだろうなと思いました。「彼女」の精一杯が。
それから、綺麗な物語だなと思いました。たとえこの後に希望が無かったとしても、登場人物が、大切な人のことを考えているのが痛いほど伝わってきました。
自分は物語を書くときも、読むときも、色をイメージすることが多いのですが、この物語は灰色だなとイメージしました。夜の暗闇と、不確かな希望。
時間を開けてまた読んでみたいです。大人になって、自分の立場が変わった時、また違った印象を受けると思います。
素敵な文章に出会えました。

  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳
  • 2016年 10月11日 15時42分
管理
巫さんへ

ご感想ありがとうございます!

僕も彼女も、精一杯に気遣っている。お互いそう感じているのかも知れませんね。

綺麗な物語。
そのようにおっしゃって頂けて嬉しいです! お互いの信頼関係を感じ取って頂けけたようで幸いです。

なるほど、物語の色、ですか。面白い感覚ですね。なんとなく、分かる気がします。
そうですね、巫さんの「スノードロップ」の色は、薄い青ですかね、私の感覚では。スノードロップの花は白いですが、物語の色は薄い青。色褪せた写真の空の色です!

こちらこそ、素敵な感想を頂けて感謝です!
[一言]
感想いただいたんで足跡たどってきました~。

いいっすねぇ。

兄の呪いの遺言が不穏な空気を醸しつつ、それでも
二人は海を目指すと。それが逃避なのか、あるいは
前向きな出発なのかと考えていました。


なぜ煙草? と思うのは私が吸わないからですかね……
  • 投稿者: 双六人生
  • 30歳~39歳 男性
  • 2016年 10月09日 17時34分
双六さん! ご足労いただき感謝です!

ふたりの将来はどうなるのでしょう……。
希望と絶望が入り乱れるふたりの旅路を想像していただければ幸いです!

なぜ煙草なのか? と申しますと……。
ホラホラ! 背伸びしたい盛りの中学生くらいの子供って、つい吸っちゃうじゃないですか(笑)。
なんて冗談はともかく。
酒と煙草はオトナの嗜み。物語中では、そんなイメージで煙草を使っています。

ご感想ありがとうございました!
[良い点]
幻想的な印象を持ちました。
僕と彼女のやり取りが、周囲のエピソードとうまく絡み合い、読んでて全く飽きませんでした。
他の作品も、ぜひ、読ませてくださいね。(*^^*)
  • 投稿者: しおん
  • 2016年 09月26日 15時39分
こんにちは。お久しぶりです。ご感想ををお書きいただき、ありがとうございます。

幻想的。
おそらく、出す情報を最小限に抑えているからでしょうかね。
しかも、僕と彼女以外の「外の世界」が、最後まで一切描かれないという(笑)。
「外の世界」がどうなっているのか。希望があるのか、ないのか。
それが分からないというある種のもどかしさが、幻想的な印象を生んでいるのかなあ、なんて思いました。

飽きずに読んでいただけて嬉しい限りです。
文章を読むとき、必要なときに必要な情報が書かれていないと、すぐに飽きられてしまうと思います。
この作品では比較的上手く情報を出せたのかなあと、しおんさんの感想を読んで思いました。

また近いうちに、私もしおんさんの作品を読みに、お邪魔しますね。
ありがとうございました。
[良い点]
再読しました(昨日が初読)。
一語一語、丁寧な文章なので、じっくり再読しました。
[一言]
「僕らはまだ子供だ」からの一塊。
「僕らの住む村は」からの一塊。
もし映像作品なら、順番が逆なのかなと思います。でも小説だから「有り」だろうと思います(あくまで私見)。

初めての世界に入るとき、分かり難いとストレスが強いです。でも設定が、映像によってサクサクと分かるとき、快感です。
映像主義の私は小説を書くときでも、まず、脚本でいう「柱」を立てるようにしています。

さて、とても素晴らしい作品ですね。ブックマークさせて頂きたいと思います。
『なろう』で、久しぶりに良い作品にめぐり会えた気がします。ありがとうございます。

実は初読時、すごいストレスで読み進めました。小説を読むのが大嫌いだし、セリフから始まる小説が好きだからです。「この人も駄作の書き手だろう」と思いながら、読み進めました。
でも今は印象が変わっています。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2016年 08月17日 11時36分
管理
さらにご感想を頂けるとは、有り難い限りです。

私は、この作品を全力で制作しました。
三千字に満たない短編に百時間くらい掛けたと思います。
何度も読み返して文章を修正しましたので、丁寧な文章だという評価を頂けて、本当に嬉しいです。

順番が逆だけど小説だから有り、というご感想について。
これは意図的なものでは無く、私の文章構成の不勉強さが出たものだと思います。

ブックマーク登録ありがとうございます。
ここまでお褒め頂けるとこそばゆいです。

初読時のすごいストレスについて。
多分、書き手本位の作品だからだと思います。
読みやすさを無視して、私の表現したいことを全力で制作しました。

恥ずかしながら、私は小説の書き方に関してほとんど無知です。
渡良権太さんのエッセイやこのような感想を拝読して、小説の書き方に興味が湧きました。
読み手の目線に立って読みやすい作品づくりができるように努めたいです。

ありがとうございました。
[良い点]
不思議な状況が徐々に明らかになり、二人が次の段階に進もうとしていること。
[気になる点]
「カッコ」によるセリフの表現がないので、会話にメリハリがない気がしました。たぶん、意図的だろうと思いますが、一箇所くらい欲しかったです。
[一言]
全体的に静かで、そして不思議な印象を受けました。その実現のために、「カッコ」によるセリフ表現を使われなかったのかも、とも思いました。
ぼんやりとした水彩画のような印象です、良い意味で。
ありがとうございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2016年 08月16日 22時33分
管理
誤字訂正です。

三行目、
誤 押し付けがなしい
正 押し付けががましい

失礼しました。
ご感想を書いて頂きありがとうございます。

書く側としては、括弧セリフが嫌いなのでその表現を排除しています。
嫌いな理由は、括弧セリフによって登場人物の性格などが必要以上に明示されてしまい、読み手に対して押し付けがなしいと感じているからです。
読み手にとっては抑揚のない詰まらない文章だと受け取られてしまうかも知れません。

「ぼんやりとした水彩画のような印象」だとは、ありがたいお言葉です。
この作品は、人類で最後に生き残った男女がいちゃいちゃする話を書こうと思い立って制作したものです。
いろいろと細かい世界観を設定したのですが、それらの情報を必要以上に出さないことでぼんやりとした作品になっているのかも知れません。

作品をお読み頂きありがとうございました。
ご感想は制作するうえでの貴重な参考になります。
[一言]
 読ませて頂きました。 
 終末の地球だと思いますが、生きるに厳しい中世の世界にも思えました。利己主義に走る大人たちと、死病に苦しむ子供たちの美しい絆が対比されていて、心に残りました。
  • 投稿者: 辻風一
  • 2016年 08月12日 16時22分
作品をお読み頂きありがとうございます。
将来とか生きる希望とかが見出せないとき、人はきっとワガママになっちゃうんだろうと思います。
大人たちと子供たちの、それぞれのワガママを書いてみました。
それぞれのワガママの対比を感じ取って頂けたのであれば幸いです。
ご感想頂きありがとうございます。
制作の励みになります。
[良い点]
人間の良い部分と悪い部分がよく描かれていたと思います。

自分の文章の拙さが、悲しくなるくらいです。
  • 投稿者: 間口刃
  • 男性
  • 2015年 04月14日 20時04分
こんにちは。
ご感想ありがとうございます。

善悪というものは人によって様々な価値観があるもので、物語中で兄がやったことは通常は裁かれるべき悪ですが、残された2人にとっては善dけすね。

そんなに謙遜しないでください。
ただ、お褒めの言葉としてありがたく頂戴致します。
真口さんの作品、また読ませていただきますね。
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