感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
記憶喪失の人間の心理を描くのは難しいと思うのですが、細かく描かれて物語にスムーズに入り込んでいました。ユウキの周囲との距離もリアルに語られていて、自然とユウキに近づくことができました。
田舎道を歩いていたユウキが『未知の場所』を残しておきたい、という感覚。
なぜか印象に残ります。
記憶喪失の少年とユウキの物語がどう交差されていくのか、黒猫は……?
今後の展開がとても気になります。続きを楽しみにしています。
[一言]
記憶喪失の少年が「地下室」と理解していたのは理由があるのでしょうか?
ちょっと気になりました。
記憶喪失の人間の心理を描くのは難しいと思うのですが、細かく描かれて物語にスムーズに入り込んでいました。ユウキの周囲との距離もリアルに語られていて、自然とユウキに近づくことができました。
田舎道を歩いていたユウキが『未知の場所』を残しておきたい、という感覚。
なぜか印象に残ります。
記憶喪失の少年とユウキの物語がどう交差されていくのか、黒猫は……?
今後の展開がとても気になります。続きを楽しみにしています。
[一言]
記憶喪失の少年が「地下室」と理解していたのは理由があるのでしょうか?
ちょっと気になりました。
- 投稿者: 退会済み
- 2015年 01月15日 14時32分
管理
樹里さん、感想ありがとうございます。すごく嬉しいです。
ユウキという少年はどういう人間なのか、そしてどういう生活を送っているのか。それらを書きながら想像し、どんどん文章にしていきました。そうしたら淀みなくすらすらと書くことができたので、指摘にあるような箇所の描写は、自分でも気に入っています(あれで完璧かどうかは別として)。想像力は大事ですね。つくづくそう思います。
この二つの物語がどのように繋がりを持っていくのかはお楽しみですね。実際僕は、先の展開もわからないままに書きつづけ、次に何が起こるのかわくわくしながら執筆していた記憶があります。そしてそれが繋がったときは「そうだったのか!」と、自分の小説なのに衝撃を受けた覚えも。ですがちょっと長い物語なので、繋がるのは少し待つ必要があるかもしれません。
どうして少年はそこが地下室だとわかったのかについての問題ですが、実はそれについて、それまで何の疑問もないままでいたので、指摘されたあとで、どうしてだろう、と考えました。中には読者に回答を完全に委ねたところもこの小説の中には潜んでいますが、地下室の問題については言っておかなければならないと思いますので、答えておきたいと思います。
この少年はどうやら、自分にとって大切なことだけを忘れてしまっているみたいです。自らのアイデンティティーに関わるような、自分と深いつながりを持っているもの。それらを、理由は判然としませんが、何かによって奪い取られている、あるいは自分で封じ込めてしまっている。あとで言及されるのですが、それ以外の記憶、いわゆる普遍的な記憶については思い出すことができるようです(でないと、ほとんど何も話せなくなってしまいますからね)。ですので、ユウキとは別の、何か特別な事情が彼には潜んでいるのかもしれません。
……長々とすみませんでした。これで疑問が解決したのであれば幸いです。今回はありがとうございました。
ユウキという少年はどういう人間なのか、そしてどういう生活を送っているのか。それらを書きながら想像し、どんどん文章にしていきました。そうしたら淀みなくすらすらと書くことができたので、指摘にあるような箇所の描写は、自分でも気に入っています(あれで完璧かどうかは別として)。想像力は大事ですね。つくづくそう思います。
この二つの物語がどのように繋がりを持っていくのかはお楽しみですね。実際僕は、先の展開もわからないままに書きつづけ、次に何が起こるのかわくわくしながら執筆していた記憶があります。そしてそれが繋がったときは「そうだったのか!」と、自分の小説なのに衝撃を受けた覚えも。ですがちょっと長い物語なので、繋がるのは少し待つ必要があるかもしれません。
どうして少年はそこが地下室だとわかったのかについての問題ですが、実はそれについて、それまで何の疑問もないままでいたので、指摘されたあとで、どうしてだろう、と考えました。中には読者に回答を完全に委ねたところもこの小説の中には潜んでいますが、地下室の問題については言っておかなければならないと思いますので、答えておきたいと思います。
この少年はどうやら、自分にとって大切なことだけを忘れてしまっているみたいです。自らのアイデンティティーに関わるような、自分と深いつながりを持っているもの。それらを、理由は判然としませんが、何かによって奪い取られている、あるいは自分で封じ込めてしまっている。あとで言及されるのですが、それ以外の記憶、いわゆる普遍的な記憶については思い出すことができるようです(でないと、ほとんど何も話せなくなってしまいますからね)。ですので、ユウキとは別の、何か特別な事情が彼には潜んでいるのかもしれません。
……長々とすみませんでした。これで疑問が解決したのであれば幸いです。今回はありがとうございました。
- 水野 洸也
- 2015年 01月15日 21時16分
感想を書く場合はログインしてください。