感想一覧
▽感想を書く[一言]
初めまして、大本営と言います。
末席ながら灰鉄杯に参加させてもらっていますので、皆様の作品を拝見しています。
作品を興味深く拝見させて頂きました。
架空の世界ではありますが、二十世紀初頭の大英帝国の雰囲気を醸し出している作品だと思います。
作品が伝いたいメッセージはよく分かりますし、雰囲気も出ていると思うのですが、幾つか引っ掛かる点はありました。
1点目なのですが。
これは僕の好みもあるので一概に言えませんが、序盤の探偵クリストファーと助手アシュリーとの会話が少し狙いすぎているように感じてちょっとキツかったです。
>「やめたまえ、綺麗な手に傷がついてしまう。」
という会話に繋げたかった意図は理解するのですが、僕の好みもありますが、そこまでの会話で読者を選ぶように感じました。
2点目なのですが。
「大英帝国がインドでどのような統治を敷いているか」のような重要な情報を後出しにするのは、ミステリーという観点で考えたとき如何なものかと思うのです。
エイブラムの証言はありますが、それだけでは探偵クリストファー推理は成り立ちにくいのではないでしょうか。
読者に情報を開示しないまま推理を成立させているように僕は感じました。
最初の方で少し触れていれば、そのように感じないかと。
例えば、探偵クリストファーの部屋の描写で開きっぱなしの新聞を配置して、幾つかのダミーの記事と一緒に大英帝国がインド統治に関して触れるとか。
上記の二点があるから悪いという訳ではなく、あくまで気になったというレベルです。
御理解して頂ければ幸いです。
普段、自分が読まない作者様とご一緒する機会に恵まれて大変勉強になりました。
御一緒に灰鉄杯に参加できたことを光栄に思います。
初めまして、大本営と言います。
末席ながら灰鉄杯に参加させてもらっていますので、皆様の作品を拝見しています。
作品を興味深く拝見させて頂きました。
架空の世界ではありますが、二十世紀初頭の大英帝国の雰囲気を醸し出している作品だと思います。
作品が伝いたいメッセージはよく分かりますし、雰囲気も出ていると思うのですが、幾つか引っ掛かる点はありました。
1点目なのですが。
これは僕の好みもあるので一概に言えませんが、序盤の探偵クリストファーと助手アシュリーとの会話が少し狙いすぎているように感じてちょっとキツかったです。
>「やめたまえ、綺麗な手に傷がついてしまう。」
という会話に繋げたかった意図は理解するのですが、僕の好みもありますが、そこまでの会話で読者を選ぶように感じました。
2点目なのですが。
「大英帝国がインドでどのような統治を敷いているか」のような重要な情報を後出しにするのは、ミステリーという観点で考えたとき如何なものかと思うのです。
エイブラムの証言はありますが、それだけでは探偵クリストファー推理は成り立ちにくいのではないでしょうか。
読者に情報を開示しないまま推理を成立させているように僕は感じました。
最初の方で少し触れていれば、そのように感じないかと。
例えば、探偵クリストファーの部屋の描写で開きっぱなしの新聞を配置して、幾つかのダミーの記事と一緒に大英帝国がインド統治に関して触れるとか。
上記の二点があるから悪いという訳ではなく、あくまで気になったというレベルです。
御理解して頂ければ幸いです。
普段、自分が読まない作者様とご一緒する機会に恵まれて大変勉強になりました。
御一緒に灰鉄杯に参加できたことを光栄に思います。
よく読み込んだ感想、ありがとうございます。
雰囲気がきちんと出せている、という評価はうれしい限り。
悪い点として挙げられているもののうち、一点目についてはこの作品が「叙述トリックもの」を企図して書いたものであるため、その伏線提示としてわかりやすくしたかったのと、灰鉄杯の雰囲気を鑑みてやや過剰に描写したところもあります。完全に独立した作品として書いていれば、違った書き方になっていたのかも知れません。
二点目については、ご指摘の通りかと思います。ミステリをいくつか書いてはいるものの、それほど詳しいわけではないのでミステリファンから見れば詰めの甘い部分も多いかと思います。普段交流している方からは聞けない意見で、参考になりました。杯の終了後に、加筆を考えてみます。
大本営様におかれましても、灰鉄杯への参加、お疲れさまでした。
こちらこそ、ご一緒できて光栄でした。
雰囲気がきちんと出せている、という評価はうれしい限り。
悪い点として挙げられているもののうち、一点目についてはこの作品が「叙述トリックもの」を企図して書いたものであるため、その伏線提示としてわかりやすくしたかったのと、灰鉄杯の雰囲気を鑑みてやや過剰に描写したところもあります。完全に独立した作品として書いていれば、違った書き方になっていたのかも知れません。
二点目については、ご指摘の通りかと思います。ミステリをいくつか書いてはいるものの、それほど詳しいわけではないのでミステリファンから見れば詰めの甘い部分も多いかと思います。普段交流している方からは聞けない意見で、参考になりました。杯の終了後に、加筆を考えてみます。
大本営様におかれましても、灰鉄杯への参加、お疲れさまでした。
こちらこそ、ご一緒できて光栄でした。
- 天見ひつじ
- 2015年 03月05日 06時05分
[一言]
面白かった~。架空の世界の雰囲気をここまで作り込む手腕に惚れ惚れ。
でも、実際には愛が存在しない可能性が高いのに結婚するという責任の取り方はどうなのでしょう……孤児院の設立などだけでも良かったような……
面白かった~。架空の世界の雰囲気をここまで作り込む手腕に惚れ惚れ。
でも、実際には愛が存在しない可能性が高いのに結婚するという責任の取り方はどうなのでしょう……孤児院の設立などだけでも良かったような……
感想、ありがとうございます。
作中で踏み込んだ説明はしませんでしたが、当時のインド情勢と英国紳士のメンタリティを鑑みてこうなりました。しかし、現代の価値観から省みると、彼らの判断が一方的で傲慢なものであるのも事実ですね。
作中で踏み込んだ説明はしませんでしたが、当時のインド情勢と英国紳士のメンタリティを鑑みてこうなりました。しかし、現代の価値観から省みると、彼らの判断が一方的で傲慢なものであるのも事実ですね。
- 天見ひつじ
- 2015年 03月05日 05時51分
[良い点]
大時代的舞台背景に混ぜ込まれた空想上の人種、その存在によって生まれる事件の雰囲気の良さにくらくらします。
ややビターなテイストがいいですね。登場人物にはどうしようもない、大きな時代のうねりというべきものが。
[一言]
大変好みの作品でした。どうやら推理にはめっぽう向いていないようで、真相はくみ取れませんでしたが…!
大時代的舞台背景に混ぜ込まれた空想上の人種、その存在によって生まれる事件の雰囲気の良さにくらくらします。
ややビターなテイストがいいですね。登場人物にはどうしようもない、大きな時代のうねりというべきものが。
[一言]
大変好みの作品でした。どうやら推理にはめっぽう向いていないようで、真相はくみ取れませんでしたが…!
ありがとうございますー。
推理はあくまで物語の一要素なので、楽しめたならそれでいいのだと思います。
推理はあくまで物語の一要素なので、楽しめたならそれでいいのだと思います。
- 天見ひつじ
- 2015年 03月05日 05時47分
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