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[良い点]
一気に読める。
[一言]
複数の人の思惑が複雑に絡み合い最後に
謎解きが面白いです。
  • 投稿者: うし
  • 2018年 09月22日 15時02分
 うしさん、感想ありがとうございます。
 こちらの作品は、ルイスというキャラが軸になっていたわけですが……凶界線と比べると個々の色が薄かったかもしれませんね。そこが読みやすさへと繋がった可能性もありますが(笑)。何はともあれ、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
[良い点]
幾つもの偶然が必然を呼ぶ。
映画の様なクライマックスでした。

どのキャラもそれに相応しい道を歩む。
あの男の末路だけは、正直ザマーミロでした。
[一言]
陽一、悪い奴ですね。
結果的に彼は常に傍観者であり、それ故に語り部となった、と。

そして、彼は自分の過去を思わせるあの青年を誘導しました。
これはもう、期待するしかないですね。
次回作をたのしみにしています。
お疲れさまです。

  • 投稿者: 足利義光
  • 男性
  • 2015年 07月29日 14時27分
 畑本祥光さん、感想ありがとうございます。
 今回はコンパクトにまとめることを重視しました。お気づきかもしれませんが、陽一を三番目に登場させたのには理由があります。『凶界線〜』の一郎と共通する部分を持っているわけでして……タイプは全く違いますが。ご指摘の通り、彼は今回は傍観者でありつつも最後にいろいろやらかしてるわけでして……しかし、思うように動かせなかったキャラも今回はいました。その辺りは、次回作の課題ですね……最後まで読んでいただき、感想まで書いてくださって本当にありがとうございました。
[良い点]
読了まで大変遅くなりました。
台風が来て、仕事を家でやることになったので、合間を見つけて楽しませて頂きました。
『さらば真友よ』における綾人の言葉は胸に迫るものがあり、坂本尚輝が改悛に至る最後の一押しの言葉として、説得力以上の感動すら覚えました。
「自分が死んだ時、こんなに悲しんでくれる人がいるか」
これこそ、人が生きて、そして生を終える際に最も重要なことでしょう。
この一点に焦点を当てた物語は、単なるノワール劇を超えた人生への問いかけに感じました。
[一言]
自分でも意外なことに上田春樹という小悪党に妙に引かれます。
結末は彼に相応しい妥当なものとなりましたが、彼が生き延びるために紡ぎ出すその場しのぎの嘘をやけに面白く感じてしまうのです。
「まあ、良く口の廻る男だ」
と思うと同時に、いざとなれば、ためらいなく涙を流して悲しむ振りまでできるとなると、その口で自分自身までも騙して生きてきたのだろうな、とも思ってしまいます。
自分の嘘を自分で信じて真実にしてしまうのだから、そりゃ他人は余計に騙されるわなぁ、などと考えたりしちゃいました。

ここからは少しばかり、赤井さんを不快にさせる可能性が有りますが、敢えて感想を書かせて頂きます。
(過去に考えた結果、エンドの感想を書かなかった赤井さんの作品が有り、その事が未だに自分の中でもつれている事から、今回は明確にしたいと思ったのです)

さて、今回のエンドは一度はちょっと疑問に感じました。
先に“ちびひめ”様が、「終わり方がちょっと変わっていましたね」と言った事に通じる感想だと思います。

つまり、綾人が刑務所内で闇の住人へと舵を切っていく様を最初、「こりゃ、ちょっとおかしくないか?」と感じたのです。
ルイスの死をもって、彼は自分の行為を自分の弱さから来たものである、と自覚した筈です。
それなのに、その「弱い自分」へと更に向かおうとする。
或いは暗い闇をのぞき込んであれだけ後悔したのに、再度そこへ向かおうとするのは、おかしくないか?
と思ったんですね。
しかし、以下の二つの可能性を考えたなら辻褄は合います。

まず、先に感想に書いた上田と綾人が実は同じタイプの人間だとしたなら、と仮定した場合。
彼は「ルイスの為に」復讐を決したと取れるエンドですが、実は元々、自分自身をだませる人間だったのかもしれないと言う事です。
本当に「自分は弱い人間だった。だから殺人を犯した」と考えるなら、日常という苦しい戦いを受け入れる筈です。
日常は「非日常」を生きることと何ら変わらぬ危険な世界です。
そして、人種によっては「日常」の方が「非日常の異世界」を生きるよりずっと苦しい筈なのです。
しかし、綾人はそこを選ばなかった。
ですから彼は自分で自分を騙す能力があったという事です。

もうひとつの可能性としては、彼の年齢から来る歪な成長です。
十八才前後というのは実に危険な年齢です。
大人にもなれる。同時に子どもの純粋さも併せ持てる。
その純粋さが、狂気を引きつけたと理解して読む必要があるのではないかと云う事です。
この年齢の狂気の中では、ルイスに語った「人を殺してはいけない」「自分は弱いクズだ」という言葉と、「奴等は許せない」「殺してやる」は決して矛盾しません。
いえ、真っ当な大人になったつもりでも、そこは同じでしょう。
先に赤井さんが語った。
「人間は自分の感情すらコントロールできない」に通じて、実は人間は「自分の思考すらコントロール出来ない」のではないか、とも思えてきます。
そこに想いが至った時、ようやくこの物語のエンドを消化する事が出来た気がします。

様々に考えさせられる物語を、ありがとうございました。

蛇足
基本的に刑務所内では「薬物」「火薬」「可燃物」に関わる本の閲覧は禁止されている筈だったと記憶しています。

  • 投稿者: 矢口
  • 男性
  • 2015年 07月10日 10時43分
 矢口さん、感想ありがとうございます。
 相変わらずの鋭い考察は素晴らしいですね。私自身、改めて気づかされた部分がありました。また、春樹ですが……彼にはモデルがいます。あそこまで酷くはないですが……最終的には刑務所に行ったそうです(笑)。もはや病、としか言い様がないですね。

 さて、綾人の件ですが……まず、綾人はまだ被告の立場であるため、規制はかなり緩い状態です。そのため、危険な書物も読めるのではないかと。さらに少年刑務所に行っていた友人いわく「毒物・劇物取扱者の資格の教本や火薬・爆発物取扱者の資格の教本は普通に読めた」と言っておりました。まあ、施設によってそのあたりの規制は違うようですが……上の人間の判断に一任されているようですし。
 ここから先は作品のネタバレにもなりますし、また自身の筆力不足や説明不足の言い訳になってしまいますが……矢口さんの感想に応えるために書きます。綾人は結局、ルイスの存在があればこそ、初めて真人間として生きる決意を固められました。ところが、そのルイスが死んでしまっては……綾人には生きる理由さえなかったはずです。綾人は独房で自殺しても不思議ではありませんでした。ところが陽一の手紙により、空っぽだった綾人に再び意欲が湧いてきたわけです。かつての陽一と違い、この先裏社会で生きる……という確固たるものはありません。ただ、奴らを潰したい……という一念が、今の彼を突き動かしているだけです。
 また陽一も、そうなることを計算の上であえて手紙を書いたのです。本文中にははっきり書きませんでしたが、ある意味、今作での陽一は愉快犯に似た狂気も抱えています。自分の手紙で綾人をコントロールし、ラエム教に向かわせようという意図がありました。そして、自分も参戦しようという……。
 また……綾人と坂本尚輝は『金と銀〜』のヒロユキとギンジの関係にも似ています。悪に身も心も染まっていたギンジが、ヒロユキの存在により人間の善なる部分を見直したのに対し、ヒロユキはギンジの教えと、独房で人間の悪なる部分だけを思索した結果、あのような結論に達したわけです。尚輝もまた、綾人の存在により更生しました。しかし綾人は逆の道を選びました。これも、矢口さんの指摘するように若さゆえ、ですが……独房という特殊な場所(友人いわく隣の房から壁と話す声が聞こえてきたとか)が拍車をかけた部分はあるでしょうね。また、運命の皮肉さを表現したいという気持ちもありました。
 あとは……やはり説明不足でしたね。コンパクトにまとめることを意識しすぎた結果、情報過多にして説明不足になった感はあります。鈴木や夏目に関しても描ききれなかった部分はありますね。反省点です。
 長文の返信、失礼しました。最後まで読み、丁寧な感想をいただき、本当にありがとうございました。



[良い点]
完結おめでとうございます!!
今回は終わり方がちょっと変わっていましたね。
なかなか面白かったです。

次回作も期待しています!
  • 投稿者: ちびひめ
  • 女性
  • 2015年 06月23日 02時47分
 ちびひめさん、感想ありがとうございます。
 四人の主人公たちが好き勝手に動いて物語を作っていく……変わった作品ではありますよね(笑)。しかしそれを面白い、と言ってたいただけて嬉しいです。次回作は……まだどうなるかわかりません(笑)。最後まで読んでいただき、さらに感想までいただけてありがとうございました。
[一言]
完結、お疲れ様です。
ノワール好きなので、楽しませて頂きました。

陽一君みたいに『突き抜け』てしまう人物が多い貴殿の作品のなかで、坂本のラストは等身大でしたね。
結局、坂本は境界線を踏み越えなかったわけで、踏み越えなかったご褒美にちょっとした救いが用意されていて、憎い演出でありました。

キャバクラ小悪党は、小悪党特有の立ち回りの良さを発揮して『まさかの逃げ切りかよ』と思っていましたが、納得のラストでありましたね。

今回の『地を這う虫』役でありました綾人君ですが、ルイスと出会ってからは、ぐっと感情移入できるキャラクターになりました。
「ありがとう」「どういたしまして」
のやりとりが、二つの孤独な魂が寄り添う様で、ぐっと胸にせまりました。別れのシーンに、これを持ってくる演出は、実によかったと思います。
あのワンシーンがあるから、『雑誌にボールペン』のカットで綾人君の怒りの強さと、背負った闇の深さを知ることが出来、匕首を突きつけられたかのような読後感を生んでいるような気がします。

前作からのキーパーソンであります陽一君ですが、既に前作で一つ目の境界線を越えたにもかかわらず、二本目の境界線まで踏み越えそうで、ハラハラしたしました。
「プロの犯罪者」から「壊れた殺人者」になっちまいそうで、次回作ではどうなるか楽しみであります。
今回は、ルイスの退場で未遂でしたからね。

私事ですが、今作に刺激を受けまして、犯罪もののプロットを組み始めました。
近日公開致します。
 鷹樹鳥介さん、感想ありがとうございます。
 今回は、四者四様のラストにこだわりました。バッドエンドとハッピーエンド、変わるキャラと変わらないままのキャラ、という感じで……坂本は実は、別のキャラにする予定でした。しかし鷹樹さんの作品を読み「元ボクサーいいなあ」と思い登場させましたが……ラストの展開は彼でなくては駄目だったな、と思いますね。綾人とルイスは、他のキャラに比べあまりにも比重が大きくなってしまったような……これも課題ですね(笑)。最後まで読んでいただき、また感想もいただき、本当にありがとうございました。鷹樹さんのノワールも、ぜひ応援させていただきます。
[一言]
完結お疲れ様でした!
とても楽しく拝読させて頂きましたデス♪♪

今作の一番のフレーズは、綾人とルイスによる『ありがとう』と『いえいえどういたしまして』だと思います。最初は無機質でどこか不気味なやり取りに感じていたこのやり取りが、最後の二人でのキャッチボールでは切なさ一杯、心が熱くなるものに変わっており、このように同じ言葉のやり取りでも読み手に与える印象がガラッと180度変わっているあたり、流石だなと思いましたデス。

あと綾人、復讐のために手段を選ばなくなったあたり、かなり危ない存在になっちゃいましたね!
そして悪い入れ知恵をしている陽一君、う〜ん黒いですね♪♪

続編もあるとの事で、超超楽しみにしてますですデス↑↑↑
  • 投稿者: 立花 黒
  • 2015年 06月19日 19時42分
 立花黒さん、感想ありがとうございます。
 綾人とルイスは、書いていて楽しかった……と言っては変ですが、思い入れが強いキャラでしたね。その二人を気に入っていただけたようで嬉しいです。ルイスがいなかったら、まるで違う話になっていたでしょうね。しかし、その分ほかのキャラの描写がやや薄まってしまった気もします。また、脇役たちの出番や行動も……今後の課題ですね。最後まで読んでいただき、励みになる感想までいただけて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
[良い点]
冷静に考えたら同時進行でいろいろ起こりすぎたから一人の人間が把握できる範囲超えているよね!
 鴉野兄貴さん、感想ありがとうございます。
 何と言いますか、ある意味「負のご都合主義」とでも言いましょうか。様々なことがほぼ同時期に起きてしまい、そこからの化学反応を描いてみました。結局、登場人物は何が起きているのか把握できないまま巻き込まれていき、全てを把握しているのは読者のみ、という……あと2話で終わる予定ですが、よろしくお願いします。
[良い点]
犯罪に関する考察が見事です。
人間は自分の感情すらコントロールできない、全く持って真理だと思います。
また低級な犯罪者の心理に関する考察も同様に唸らされるものがあります。

[一言]
ご無沙汰致しております。
ルイスという新たなキーパーソンの出現が登場人物を繋ぎ、この物語の核になりつつあります。
また、その中でも各人の動きは些かも衰えておらず、それぞれの動きが一点に向かっている事を感じさせます。

「良い点」に書いた犯罪者の心理について、蛇足を一言。
統計から引き出された推論で、犯罪者の80%以上はIQが85を切っている知的障害者との境界線にいる存在ではないか、という説があります。
何故、「説」なのかというと69以下の存在は公表されていますが、それ以外は発表されていないからです。
(69以下は知的障害と認定されます。通常IQは90~105の間)
公表された場合、社会不安を招くことは予想されるため、あまり大きな声では言えないのでしょうね。
(69以下なら法的に保護対象となりますが、70以上、95以下だと単なる差別対象になるしかありません)
社会の構成員の殆どがIQ85以下という国家はやはり犯罪発生率も爆発的な高さを持っています。
裏の世界の「狂気」とは案外、比喩ではなく「科学的根拠」のある言葉なのかも知れません。
  • 投稿者: 矢口
  • 男性
  • 2015年 05月17日 03時53分
 矢口さん、感想ありがとうございます。
 矢口さんのような方に、こんな感じで誉めていただけるとは……恐縮すると同時に舞い上がりそうになる自分を押さえてます(笑)。ルイスに関しては、当初の予定とはかなり違うものになってしまいました……難しいですね。犯罪者の心理は、実際に私が接した連中との実体験が基になっています。しかし矢口さんの仰るように、中には本当に頭の悪い人間がいるんですよね……少年刑務所を出た友人(今は更生してます)が言っていましたが、高卒が高学歴だった、とのことです……まあ、十年以上前の話ですので、今は違うかもしれませんが。出来るだけリアルな姿と、ルイスに代表されるフィクションとを上手く合わせつつ書いていきますので、これからもよろしくお願いします。
[良い点]
・登場人物のキャラが立っていること
・プロットがご都合主義になっていないので、読んでいて萎えないこと
・あの作品の続編であることがうれしい(個人的な意見)
[一言]
 まずは、五万字突破おめでとうございます。
 長編の場合、駒が出そろい、物語が動き始めるのが五万字という私なりの基準があったので、このタイミングで中間感想を書こうと思っていました。

 プロ化してしまった陽一君がいいですね。黄昏から闇をおっかなびっくり覗いていた彼が闇に踏み込んでいったあと、どうなったのか気になっていたので、彼の動きに痺れます。殺人鬼ルイスとの邂逅が、どんな化学変化を引き起こすのか、続きが待ち遠しくてたまりません。
 最初から注目株だったボクサー崩れの尚輝は、やはりワイルドカードになりましたね。
 おかげで、プロットが複雑化しましたけど、どのように収束させてゆくのか、お手並み拝見させて頂きます。前作のような複雑な(ちょっと反則を含む)物語をまとめた赤井様ならば、きっと素晴らしい展開が待っていると信じております。

 毎回UPを楽しみにしております。
 応援を兼ねて。
 鷹樹鳥介さん、感想ありがとうございます。
 前回は一人反則気味のキャラがいましたが、今回は……たぶん、いないと思います(笑)。ただ、キャラの扱いに差があるかな……という気はしますが。ルイスはある意味、五人目の主人公とも言えるキャラです。彼の存在が、様々な影響を与えていき……陽一くんはある意味、ルイスに最も近い男ですので、影響をもろに受けてますね。ツイていない尚輝もまた、これから少しずつ変わっていきます。ラストの形は既に決まっています。鷹樹さんに気に入っていただけるといいのですが……これだけは確実にエタらない自信がありますので、今後もよろしくお願いします。
[一言]
今作ではルイスが良い味を出していますね!
彼は厨二病の私、あと恐らく腐女子であるウチの嫁が好きそうなキャラでありますですデス♪♪
  • 投稿者: 立花 黒
  • 2015年 05月14日 06時45分
 立花黒さん、感想ありがとうございます。
 ルイスは……当初の設定からかなりズレたキャラクターになってますね。既にお気づきと思いますが、別作品のマルコと見た目は大きく異なりますが、実は同じようなタイプです。しかし、ルイスは腐女子にウケそうなのですか(笑)。私はそちらには疎いのですが、意外なアドバイスありがとうございます。ルイスは次回もまた、いろいろやらかしますが……よろしくお願いします。

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