感想一覧
[良い点]
『哀しい』と書いて『いとしい』とも読むことを思い出させてくれるお話でした。
[一言]
初めまして、こんばんわ。雪華と申します。
以後、お見知り置き頂ければ幸いです。
死出の旅路にありながら微笑み続けた聖女と勇者。
最期の最後まで微笑み続けた聖女が、世界を救うことを、世界の為に在ることを、当たり前に享受しながら生きてきた彼女が、最後に一番想っていた対象が愛しい男だったと困りながらも微笑んで受け入れていた姿が印象的でした。
最後を迎える直前に本音を叫んだ勇者に、愛しい女の力が抜けた身体を掻き抱く彼に、『血を吐くような』と形容される様を見せつけられました。
愛しくて愛しくて、世界よりもずっとずっと大切な存在を、それでも二番目の世界を、そこで生きる人々を見捨てられないから、最期まで勇者と聖女で在ろうとした二人がいとしかったです。
一命を取り留めた聖女ですが、きっと長くは生きられないでしょう。確実に訪れる別離の未来を見据えながら、今を慈しむ彼らが愛おしかったです。
きっと遠くない未来に訪れるその時には、彼の腕の中には彼女が残した新しい光が抱かれていることでしょう。そう、彼と彼女が出逢い愛し合った証である想いの結晶が。まるで、かつて彼の中に彼を失いたくないと願った彼女の想いの欠片が残されたようにーーーー
ああ、私もこんな話が書きたいものです。
うちの可愛げのない奴らは世界よりも相手を選ぶから……
『哀しい』と書いて『いとしい』とも読むことを思い出させてくれるお話でした。
[一言]
初めまして、こんばんわ。雪華と申します。
以後、お見知り置き頂ければ幸いです。
死出の旅路にありながら微笑み続けた聖女と勇者。
最期の最後まで微笑み続けた聖女が、世界を救うことを、世界の為に在ることを、当たり前に享受しながら生きてきた彼女が、最後に一番想っていた対象が愛しい男だったと困りながらも微笑んで受け入れていた姿が印象的でした。
最後を迎える直前に本音を叫んだ勇者に、愛しい女の力が抜けた身体を掻き抱く彼に、『血を吐くような』と形容される様を見せつけられました。
愛しくて愛しくて、世界よりもずっとずっと大切な存在を、それでも二番目の世界を、そこで生きる人々を見捨てられないから、最期まで勇者と聖女で在ろうとした二人がいとしかったです。
一命を取り留めた聖女ですが、きっと長くは生きられないでしょう。確実に訪れる別離の未来を見据えながら、今を慈しむ彼らが愛おしかったです。
きっと遠くない未来に訪れるその時には、彼の腕の中には彼女が残した新しい光が抱かれていることでしょう。そう、彼と彼女が出逢い愛し合った証である想いの結晶が。まるで、かつて彼の中に彼を失いたくないと願った彼女の想いの欠片が残されたようにーーーー
ああ、私もこんな話が書きたいものです。
うちの可愛げのない奴らは世界よりも相手を選ぶから……
ご感想を頂き、誠にありがとうございます。
初めまして、ピヨと申します。御迷惑でなければ、ぜひ、今後どうぞよろしくお願い致します。
彼らが選んだのは、自分たちが「どうしてこうしか選べないのだろう」と思ってしまう選択でした。けれど、そうとしか選べない選択で、おそらくやり直せても、二人は何度も今回の選択をすると思います。彼らの一番はお互いでしたが、世界も、人々も、確かに愛していたので。
そんな二人の選択を、いとしい、といって頂けたことがとても嬉しいです。
別れはとても恐ろしいものですが、おっしゃって頂いたような、二人の想いの欠片を沢山積み重ねて、それが、今後の彼の支えになればと思います。
世界よりも相手を選ぶような深い愛も、とてもいとしいものですね。私はとても好きです。
丁寧なご感想を頂き、誠にありがとうございました。
初めまして、ピヨと申します。御迷惑でなければ、ぜひ、今後どうぞよろしくお願い致します。
彼らが選んだのは、自分たちが「どうしてこうしか選べないのだろう」と思ってしまう選択でした。けれど、そうとしか選べない選択で、おそらくやり直せても、二人は何度も今回の選択をすると思います。彼らの一番はお互いでしたが、世界も、人々も、確かに愛していたので。
そんな二人の選択を、いとしい、といって頂けたことがとても嬉しいです。
別れはとても恐ろしいものですが、おっしゃって頂いたような、二人の想いの欠片を沢山積み重ねて、それが、今後の彼の支えになればと思います。
世界よりも相手を選ぶような深い愛も、とてもいとしいものですね。私はとても好きです。
丁寧なご感想を頂き、誠にありがとうございました。
- ピヨ/七海ちよ
- 2015年 06月08日 23時07分
[良い点]
美しく哀しく、そして切ない物語でした。
[一言]
読み進めるにつれて胸の奥から込み上げてくる感情と、目に浮かぶ涙を堪えきれなくなってしまいました。
美しい言葉と、綺麗な情景描写、そしてそれぞれの感情を絡めながら進められていく物語に息も忘れて引き込まれ、常に微笑んでいるアーデルハイトの姿に。そして寄り添う勇者の姿に、胸がキリキリと痛むほど切なかったです。
嘘のない言葉。決して本音ではなかった言葉。心から溢れる言葉。
どの登場人物が口にする言葉もどこか寂しく、胸に響いてくるものばかりで、圧倒されました。
そして聖女が闇を払い終わった場面で、これは反則だと。ここまで感動する物語を作るなんて、と息が詰まってしばらく感想すら浮かんできませんでした。
互いが愛し合っていたからの、見事なクライマックス。
そして、物悲しい余韻を残したラストは素晴らしかったです。
素敵な物語をありがとうございました。
もっと早くに感想書こうと思っていたのですが、風邪を引いており、遅くなりまして申し訳ありません。
ここしばらく少しだけ寒い日が続くようですので、外出の際はマフラーやストールをお忘れなく(笑)
美しく哀しく、そして切ない物語でした。
[一言]
読み進めるにつれて胸の奥から込み上げてくる感情と、目に浮かぶ涙を堪えきれなくなってしまいました。
美しい言葉と、綺麗な情景描写、そしてそれぞれの感情を絡めながら進められていく物語に息も忘れて引き込まれ、常に微笑んでいるアーデルハイトの姿に。そして寄り添う勇者の姿に、胸がキリキリと痛むほど切なかったです。
嘘のない言葉。決して本音ではなかった言葉。心から溢れる言葉。
どの登場人物が口にする言葉もどこか寂しく、胸に響いてくるものばかりで、圧倒されました。
そして聖女が闇を払い終わった場面で、これは反則だと。ここまで感動する物語を作るなんて、と息が詰まってしばらく感想すら浮かんできませんでした。
互いが愛し合っていたからの、見事なクライマックス。
そして、物悲しい余韻を残したラストは素晴らしかったです。
素敵な物語をありがとうございました。
もっと早くに感想書こうと思っていたのですが、風邪を引いており、遅くなりまして申し訳ありません。
ここしばらく少しだけ寒い日が続くようですので、外出の際はマフラーやストールをお忘れなく(笑)
お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
ご感想を頂き、誠にありがとうございます。
彼らに想いを馳せて頂き、本音では無い言葉や本心が入り乱れた言葉を丁寧に拾い上げていただけたことがとても嬉しいです。
完全に希望だけがある終わりではありませんでしたが、それを良かったと、そう思って頂けたなら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
風邪をひかれていた、という事でしたが、その後お加減はいかがでしょうか?まだまだ不安定な気候が続きますので、どうぞご自愛下さいませ。
私も、ストールを日々忘れぬよう気をつけます(笑)
ご感想を頂き、誠にありがとうございます。
彼らに想いを馳せて頂き、本音では無い言葉や本心が入り乱れた言葉を丁寧に拾い上げていただけたことがとても嬉しいです。
完全に希望だけがある終わりではありませんでしたが、それを良かったと、そう思って頂けたなら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
風邪をひかれていた、という事でしたが、その後お加減はいかがでしょうか?まだまだ不安定な気候が続きますので、どうぞご自愛下さいませ。
私も、ストールを日々忘れぬよう気をつけます(笑)
- ピヨ/七海ちよ
- 2015年 04月17日 00時40分
[良い点]
愛の逃避行の始まりかと思ったら最初からクライマックスでござった……。
物語の最後しか描かれていないにも関わらず登場人物の人柄や一度目の旅路の様子が容易に想像できるあたりがもうさすがです……。
主人公が本音を叫ぶシーンなんてまだ読み始めたばかりの物語なのに積み重ねたものが透けて見えるようで泣きそうになりました。
そして命をとりとめた理由がまた単純でいい!
複雑に理由をこねくりまわすんじゃなく、愛する人を助けたから、愛する人と最後までいたから生き延びただなんて王道ファンタジーのクライマックスにこれほどふさわしいものはありませんよ!
トレーネもなんだかんだ"そうする"と予想していたから何も言わなかったのかなとか妄想してみたり……どうなんでしょう……
[一言]
いつか彼らの旅路を覗いてみたい気もしますがこれ以上を求めるのも野暮なようで複雑な心境です。
スピンオフなりSSなりあればドンドコ出してくれていいんですよ |ω・)チラッ
愛の逃避行の始まりかと思ったら最初からクライマックスでござった……。
物語の最後しか描かれていないにも関わらず登場人物の人柄や一度目の旅路の様子が容易に想像できるあたりがもうさすがです……。
主人公が本音を叫ぶシーンなんてまだ読み始めたばかりの物語なのに積み重ねたものが透けて見えるようで泣きそうになりました。
そして命をとりとめた理由がまた単純でいい!
複雑に理由をこねくりまわすんじゃなく、愛する人を助けたから、愛する人と最後までいたから生き延びただなんて王道ファンタジーのクライマックスにこれほどふさわしいものはありませんよ!
トレーネもなんだかんだ"そうする"と予想していたから何も言わなかったのかなとか妄想してみたり……どうなんでしょう……
[一言]
いつか彼らの旅路を覗いてみたい気もしますがこれ以上を求めるのも野暮なようで複雑な心境です。
スピンオフなりSSなりあればドンドコ出してくれていいんですよ |ω・)チラッ
いつも感想を頂き、誠にありがとうございます。
そして、いつもお返事が遅くなり申し訳ございません。頂いたご感想には、いつも励まして頂いております。
王道ファンタジーのエンディング後、というのが物語の始まりでした。一度目の旅を想像して頂けて嬉しいです。書いてはいないものの、やはり二回目の旅、というのが前提ですので。
命を取り留めた理由もいい、と言って頂けて安心致しました。
トレーネに関しては明かせませんが、ぜひ色々とご想像して頂けますと嬉しいです。
いつか、機会があればまたスピンオフ等も書いてみたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
そして、いつもお返事が遅くなり申し訳ございません。頂いたご感想には、いつも励まして頂いております。
王道ファンタジーのエンディング後、というのが物語の始まりでした。一度目の旅を想像して頂けて嬉しいです。書いてはいないものの、やはり二回目の旅、というのが前提ですので。
命を取り留めた理由もいい、と言って頂けて安心致しました。
トレーネに関しては明かせませんが、ぜひ色々とご想像して頂けますと嬉しいです。
いつか、機会があればまたスピンオフ等も書いてみたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
- ピヨ/七海ちよ
- 2015年 04月17日 00時25分
感想は受け付けておりません。