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[良い点]
・まとまった物語
 短くまとまった日常物だと思います。ファンタジーというと言い張るには微妙ですが、設定も現実的なゲーム物のそれで良かったと思います。
 
[気になる点]
・最初にどうしても一つだけ。

"廊下側に向かうほどxの座標は一つずつ増え、黒板に向かうほどyの座標は一つずつ増える。
僕から見てその子は二つ前であり、右に三つずれた席である。
x座標が2であり、y座標が3である席に彼女は座っていた。"

何度読み返してもx座標が3であり、y座標が2の席に彼女は座っています。



・書きたいものが見えない。
 話自体は何の疑問もなく読めるのですが、結局作者様がこの作品で何が書きたかったのかが最後までわかりませんでした。
 あとがきを見ると、変な主人公を書きたかったそうですが、主人公からは特にそのような感じを受けることもなく、普通の影薄い系な学生だなという印象に終始しました。
 私がこの物語を読んだ印象は、恋愛話のプロローグが主題である短編、というものでした。しかしそう断言するには、妙にゲームの説明が多かったり、無駄にギルドの仲間が多く出てきたり、推理物のようなどんでん返しが出てきたり(しかも主人公は無関係)と、焦点がぶれていたように思いました。
 もう少し焦点を絞って、主人公とヒロインの関係性を掘り下げてもよかったのではないかと思います。

[一言]
 少し異なりますが、似たようなゲームの話を書いたことがあったので、楽しく読むことができました。
 次作もぜひ、頑張ってください。
  • 投稿者: グゴム
  • 2015年 04月11日 18時25分
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