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[一言]
更新、お疲れ様です。

二日分まとめての感想です。
おお、帝国側に予定外の勇者が。しかも空からとか、魔王達とかち合いそうですね。
さて、どうなりますか。

個人戦闘ならともかく、軍対軍は考えるのも書くのも大変ですね。
ユーレンの作戦は、帝国軍を王国側の大陸に上陸させ、首都方向に引き込んで挟撃ということでしょうか。
あれ? それやると東部軍港が孤立しませんか? 帝国軍は南から来るから大丈夫なのかな。

誤記?
第十話 後編
>一国の兵力を集中させて、二万五千という数
これ、本当に国中の兵なら、全部出撃させて大丈夫でしょうか。
国中から集めるのも大変そうですが、アダマース方面以外の国境(海岸線?)とかを無人にすることになりそう。
首都周辺の兵ということでしょうか。

第十一話
>相手は一万五千の大軍だぞ
>一万五千が一気に上陸
一万との報告がいつの間にか一万五千にw

それでは続きを楽しみにしております。
こんばんは^^
ご指摘いただいた部分に関してお答えしていきたいと思います。
政策ノートには地図が書いてあるのですが、ここにはあげてないので口頭での説明になります。分かりにくいと思いますがご了承をば・・・

まずはハリル将軍のいる戦略拠点アルギュロスの場所なんですが、スレイン海峡を挟んですぐの場所。スレイン海峡自体それほど大きなものではないので、王国領土とは目と鼻の先と思ってくれれば結構です。そんな場所に兵を集めていたので、王国もいやおう無しに、帝国が北部に兵力を集中させていたことに気づけたのです。
アルギュロスから東部軍港まではかなりの距離があります。帝国側は一国も早く王都を攻め落としたいわけです(ハリルも焦燥感に駆られてましたし)。しかも、ハリルが伝令から情報を得た時点で、陽動部隊が出発してからある程度時間が経っています。故に帝国軍は間違いなく王国への最短ルートをとりたがることが予想できます。だから、王国南部から上陸する以外考えられないという訳です。


>全兵力を集結 
帝国と王国との戦力差を強調したいがための”全兵力”だったのですが、誤解を与えてしまいましたね、申し訳ありません。九話後編でユーレンが「各々定められた兵力を王都に集結~」と言っているように、本当の意味での全ての兵力ではありません。領地には防衛用の兵力も残っとりますww

誤字
一万~は修正ミスです。改稿前は一万5千対二万五千の予定だったのですよw

さてさて、勇者来ちゃいましたねw どうなることやら(笑)
本日もお読みいただきありがとうございました!!
[一言]
更新、お疲れ様です。

昨夜、あれを書いて自作を書いたらえらい時刻で、こっちを読む気力が無く……。

第十話 前編
>どうせ脂肪は胸に行くので問題はないと
寝ぼけ頭で読んでいると、冒頭のこれのインパクトが強くて。
このまま肥満し続けて、身体の方のプロポーションはそのままに、直径2メートルになった胸を引き摺って歩くアミさんを想像してしまいました。
ホラーです。

脱字
寝ぼけてても何故か最後に見つけてしまいました。なんでだろう。
>「「アルヴィ様のために!」
鉤カッコ閉じが一つ足りないです。

それでは、続きを楽しみにしております。
昨晩は本当に申し訳ありませんでした><
それでも、お忙しいのにも関わらず、バトンを受け取っていただいたこと本当に感謝しております。

2m・・・いやもう、アルヴィより強いかもw
[良い点]
初心で難聴スキル所有の有能魔王とソフィア可愛いです。
いいです。大好物です。
きっちり作戦を立て、力づくで問題解決していかないところが面白いです。
これからも楽しみにしております。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 04月19日 22時44分
管理
>可愛い そう言って貰えると作者冥利につきます((嬉´∀`嬉))ノ
 アルヴィ君にはこれからも活躍してもらいましょうw

 このように感想をいただけると、あらためて小説を書いてよかったなとしみじみ思います。七月様はじめ、他の読者様にも満足していただけるような作品をこれからも書いていくつもりです。どうか、これからも温かいご支援をお願いします(><)
[一言]
更新、お疲れ様です。

ユーレンの神経が太いです(笑)。
アランも急速に馴染んでいるし。

誤字?
第九話 後編
>その功績は板金に値するだろう
【万金】? 「値千金」という言い方もあるので、「千金」でもいいかも知れません。
>『脅しに屈するな! 真っ向から立ち向かうべきだ!」
鉤カッコ閉じが「』」ではないかと。
>阿鼻叫喚の表情を浮かべて果てている。
阿鼻叫喚は一般的に「現在進行形の苦痛(喚き続けている状態)や惨事」を指すので、死人の表情を指すには向かないように思います。
「苦痛」や「驚愕」、「絶望」とかでしょうか。

それでは、続きを楽しみにしております。
誤字報告ありがとうございます。

「わしの働きは板金に値するぞよ!」
「ほう、その程度か、精進するんだな」
「……はい」

なんか使えそうww
[一言]
ユーレンの人物像ですが、

国政に参加しておらず、その理由は現国王である父の考え方が気に入らないから。
しかし、対案はなくいずれ打開策を見つけることができるかもしれないと根拠無く先送りし、
逃避気味に今だけを楽しもうと考えている。
普通ならば戴冠の儀を終えていてもおかしくない年齢で、兵士や国民からはうつけとして評判は悪い。
教育係からの諌言も聞く耳を持とうとしない。
護衛も付けず、王族の証明であるルビーを首から提げて一人で毎晩のように裏通りに遊びに行くなど、
誘拐や暗殺をしてくださいといわんばかりに危機管理意識が皆無である。

という感じでしょうか。
他の方の感想と一部かぶってしまいますが、上記を踏まえて疑問に思った事を書きます。

アルヴィがユーレンをオルデン国王に据える決断をした理由がよくわかりません。
当初の策通りドッペルゲンガーにすげ替えた方が、裏切りの心配もなく
命令もスムーズに伝える事ができるでしょう。
ユーレンが殺されない理由として、人物を知り尽くすために尋問する必要云々といっていますが、
その手間を省くためのドッペルゲンガーなのではないでしょうか?
もしドッペルゲンガーが、対象人物の完全コピーは出来ず、容姿のみしかコピーできないというのであれば、
誘拐するというアルヴィの策は最初から破綻していることになってしまいます。
記憶は尋問で何とかするとしても、癖などは本人も自覚できていない事があり、警戒されていない状態でも
観察して盗むまである程度の日数が必要になると思われます。
ましてや用済みになったとたん殺されると分かっている状態であれば、必死に抵抗して隠され、
観察は長期化せざるをえません。
王子が行方不明となれば、これ幸いと国王は王子をすぐさま廃嫡に踏み切り、別の人間を立てるでしょう。
廃嫡に踏み切る可能性については、兵士から得た情報より推測できるかと思います。

また、ユーレンと合意した条件を魔族に納得させる事が出来るとは思えません。
「オルデン王国を世界一の大国にし、全人類の王としての権限をユーレンが持つ」という願いを、アルヴィは叶えると言っています。犬ではなく協力者として。
つまり、魔族の国(名称は不明)は世界で二番目の規模でよく、魔族を迫害(戦争の結果と思われますが)してきた人間の国を世界一の大国とし、しかも魔族の国の従属国でなくともよい、と認めている事になります。
しかも、魔族の討伐を行い、今現在魔族が人里離れた洞窟に押し込められている原因となっている国を、です。
魔族が衰退することになった原因は勇者にあるとしても、直近でやりあっているオルデン王国への憎悪はかなりのものかと思います。
アルヴィが降臨した際に宣言した「この世界を統一し、再び僕らのための世界を築くためです」という言葉を聞いた魔族は裏切られたと感じるのではないでしょうか。

最後になりますが、ユーレンがクーデターを起こした際、国王の部下は何故ユーレンについたのでしょうか。
国王は魔王討伐に大きく貢献し、広大な領土を手に入れ建国した、いわば英雄です。
魔王討伐後も魔族を人里離れた洞窟まで押し込めるなど、人間側としての功績は大きいです。
また息子よりも国を優先する決断を下すなど、王として優秀と思われます。
対してユーレンは冒頭で記述したような人物です。
バトラーは教育係としての情から、国の行く末よりもユーレンを優先させたのは納得できます。
しかしいくらバトラーが周りからの信頼が厚いからといって、信頼だけで王の周囲を説得できるものでしょうか。
ユーレンは「事情を説明すれば国民も俺の背を押してくれるだろうな」と言っていますが、
グロワール帝国が軍勢を海峡付近に北上させつつあるなど、不穏な動きを見せている中、
武功輝かしい建国王と、政治にすら参加せず毎晩女をあさっているうつけ王子。
暗殺という手段に嫌悪感を示す者は一部いるでしょうが、
兵士や民衆の大部分は王を支持するのではないでしょうか。
国が滅んでしまっては元も子もありませんから。

長々と書いてしまってすみません。
次話も楽しみにしております。
  • 投稿者: manju
  • 2015年 04月17日 15時24分
貴重なご意見ありがとうございます。
ご指摘いただいた点に関し、返答させていただきます。

>アルヴィがユーレンをオルデン国王に据える決断をした理由がよくわかりません当初の策通りドッペルゲンガーにすげ替えた方が、裏切りの心配もなく
命令もスムーズに伝える事ができるでしょう

ザナウのときと同様、アルヴィは使えるものは使おうとする主義です。噂とは正反対のユーレンを目にし、殺すのは惜しいと思ったのです。(描写不足です、ごめんなさい)
ドッペルゲンガーに関して、偽者にルビを振っていたと思います。ドッペルゲンガーが真似できるのは姿のみ、記憶までは同調できません。

>もしドッペルゲンガーが、対象人物の完全コピーは出来ず、容姿のみしかコピーできないというのであれば、
誘拐するというアルヴィの策は最初から破綻していることになってしまいます。

破綻とまではいかないでしょう。多少雰囲気が違おうと、見た目はユーレンそのもの。ましてや、人間種や魔族しか存在しないこの世界。違和感を感じても、それを明示できる証拠もありません。それを踏まえた上での偽者を送るという作戦です。誘拐したのはもちろん、ユーレン個人の情報を手に入れるためですね。癖などの情報というよりは、毎日どのようにして過ごしているかなどの簡略な情報です。

全人類の王。ここでの意味は、人間の王であって、魔族の王であるアルヴィよりも大きな国を建国するという意味ではありませんでした。
しかしまあ、犬になる変わりに人間の王にしろ、と言うほうが現実味があるかもしれません。修正をかけますね。

国民の世論に関して、私自身この点だけは自論を持っていたのですが、それを説明するには長たらしい描写が必要となるので、変更させていただくことにしました。
以下その内容です。
バトラーは王の私室の周りのものだけを説き伏せ、オルデンを助けに行かないようにした。
また、ユーレンはオルデンを殺害後、彼が病死したと発表。必然的にユーレン王が誕生。

こんな感じでどうでしょうか?

manju様のような意見は大変ありがたいです。つくづく私は読者の方に恵まれていると思います。なろうにおいて、小説は一人で紡ぐものではない。そう実感しました。
七話はみなさんのご指摘を参考に改稿させていただきます。
これからも変わらずご支援いただけると嬉しく思います!!
[一言]
更新、お疲れ様です。
昨夜、感想を書いたつもりだったのですが、どうも送信し損ねていた模様><

第八話 前編
やはり、暗殺部隊とかち合いましたね(笑)。

>メイド長バトラー、その名のとおり城内の雑務を取り仕切る最高責任者
「メイド長」は一般的にはメイドさんが出世してなるものなので、女性の役職では?
「城内の雑務を取り仕切る最高責任者」として小説などによく出てくるのは「家令(スチュワード)」でしょうか。
その上、名前がバトラー(butler=執事)さん、とはややこしい。
私見ですが、フィクションに出てくる貴族(や執事やメイドさん)は、現実のかつてのイギリスの制度を下敷きにしていることが多い気がするので、その辺の構造をかじっておいた方が分かり易いかもしれません。

第八話 後編
この話はさすがに展開が不自然というか無理を感じます。

・バトラーさんの立場
役職からすると、貴族ではなく「王」または「王家」に仕えている使用人なのだと思われます。
その立場では、いくら王子を殺そうとしたからと言っても「賢王かどうかはともかく現役の王」と「(前編から読み取れる限り)放蕩息子としか見ていない王子」を比べて王子側に付くとは思えないのです。
ガルドスでさえ「王子を殺した方が王国にとってマシ」と思ったくらいなので、バトラーさんが王子側に付くには相当の事情(またはいっそ私情)がないとおかしいです。
また、いくらバトラーさんが信頼されているといっても「使用人」に貴族や騎士が付いていくとは思えないのです。
これが「宰相」などの大臣クラスの人ならまた違うのでしょうけれど。

>あんたが俺を(中略)事情を説明すれば国民も俺の背を押してくれるだろうな
上と同じ様な話ですが、国民に見えているのは「曲りなりにも現在国を治めている王」と「王でさえ殺そうと思ったほど無能(少なくとも周りはそう思っている)で、実際これまで何もしてこなかった王子」です。
事情を説明すれば、むしろ王の側に付きそうです。

・ユーレンが直接オルデン王を殺したこと
せめて、オルデン王を拘束→王の罪を公開して退位させる→ユーレンが即位→殺すなら「ユーレン王」の命令としてこの段階で、という手順が必要なのではないかと。
また、殺すにしてもユーレン自身が直接手を汚す必要はないのではないかと思います。

それでは、続きをお待ちしております。
感想ありがとうございます。
指摘点について、私の見解を述べますね。

前編
バトラーの役職メイド長。メイド、執事を統括するものの名前を考えて、メイド長のほうが伝わりやすいかなと思い、この名前にしました。もし、それが混乱をまねくようならば、役職名の変更を考えます。

後編
さて、他の方にも指摘されましたが、どうも違和感を覚える点が多いようです。
バトラーがユーレン側に付いたのは完全なる私情ですね、彼とユーレンは家族のような関係でしたから、そこは問題は無いと思います。次話になりますが、バトラーもユーレンがやる気を出していることに感激する描写があります。

>あんたが俺を(中略)事情を説明すれば国民も俺の背を押してくれるだろうな
上と同じ様な話ですが、国民に見えているのは「曲りなりにも現在国を治めている王」と「王でさえ殺そうと思ったほど無能(少なくとも周りはそう思っている)で、実際これまで何もしてこなかった王子」です。
事情を説明すれば、むしろ王の側に付きそうです。

ここに関しては自論があります。まず世論。国民というのはいい加減なもので、些細な事件でも大騒ぎします。国王による王子の暗殺事件、こんな大事件に飛びつかないはずがありません。また、オルデンも迫りつつある帝国に対し弱腰外交を展開し、ユーレンですらその場しのぎにしかならないと気づいているのですから、国民も少なからずそう思っている人もいるはずです。
ですので、ユーレンと国王を比べ、国民のほとんどが国王側を指示するとは思えません。オルデンがいかに建国の父であろうと、暗殺は暗殺、いかにユーレンがうつけであっても、彼を殺すことを許せるか、と問えば人道的にNOとならうのではないでしょうか? 
ですが、確かに読み手にそう思わせるには情報量が少なかったと反省しております。描写を増やし、修正をかけるつもりです。

クーデタの件について、バトラーが寝返らせたのは、あくまで王の身辺のもの、私室を守る衛兵、メイド程度です。この時点では貴族達には知られておりません。

ここまで、よく分からないことをつらつらと書いてしまい申し訳ありません。国民には前王が病死したと伝えるほうが受け入れてもらいやすそうですね、それこそ投獄した途端に容態が悪化、死亡のような。
七話も一話同様、大幅に改稿させていただきます。

毎度拙作にお付き合いいただきありがとうございます。これからも変わらず応援していただけると光栄です!
[一言]
初めまして、ネシンバラと申します。
各話を読んで感じたことを、以下↓に述べます。

■プロローグ

・一番最初の所
「ぎゃあああ」
 外から聞こえる断末魔の声。

もっと派手に「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!」など、切迫感を感じられるような叫び声にした方が良いと思います。「ぎゃあああ」だと断末魔といういうより殺陣の作り物なセリフに見えていまいち次の展開との温度差があるように感じられました。


■第一話 魔王降臨

第一話を見て感じたことは、『魔王養育機関の説明が少なすぎる』という所ですね。

昨今では、様々な作品で『人間型』の魔王が多く登場していますが、魔の王ということで、多種多様なモンスター種族たちの王という認識は変わりないと思うのです。
ゴブリンの王、コボルトの王、オークの王、テンプレな悪魔のような見た目の魔王、ドラゴンのような見た目の魔王、他にも、人型ではあるけど皮膚の色や細部の造形がエイリアンじみている魔王など。私としては、魔王と訊くと、これくらい多種多様な種族、姿形の魔王が思い起こされます。

しかし、この作品では、魔王養育機関も含め、アルヴィが派遣された世界でも、魔王だけではなく、魔族全体が『人間型』という印象を受けます。
この作品ので『魔王とは』『魔族とは』どういうものなのかを、しっかりと最初に書いたほうが良いのではと思いました。
例えば、姿形は人間と変わらないが魔力が強いことが魔族の特徴とか。人間に角が生えているのが魔族だとか。

次に、『魔王養育機関の目的』も魔王養育機関の説明時に書いてくれるとより物語の説得力が増すと思います。
勇者派遣機構とかは目的はハッキリしていますよね。世界に破滅をもたらす魔王を倒すために勇者を派遣するという目的です。
しかし、魔王を派遣する目的とは、いったいなんでしょうか?
そして、アルヴィは何故、自らを魔王養育機関に置き、魔王として派遣されることを選んだのか?
これらの部分が書かれていない、つまり不明なので、アルヴィが『突然割り当てられた思い入れも何もない派遣された世界』で力を尽くすことの理由がが分からず、読者が共感出来ないのではないかと思いました。


あとは……これは完全に個人的な意見ですが、『魔王』というもののスケールが随分と小さいなと感じました。
魔王になるための最終試験・総勢十人による殺し合い。文章を見る限り、あまり大きくない殺風景な部屋で行われたような印象を受けましたが、周囲への被害の描写は陥没した地面だけ。
某有名RPGの魔王とかだと、一撃で勇者パーティー全員のHPをガクッ削るような強烈な範囲攻撃など『魔の王』の名に恥じない人の身ではありえないほどの壮絶な威力を見せるのですが、第一話の最終試験を見る限りこの作品での魔王や魔王候補生などは、他のファンタジー系作品での高レベル冒険者程度くらいなのかなとしか思えませんでした。
恐らく、この作品での『魔王』というのは、軽々と山を消し飛ばせるような存在という意味での『魔王』とは違うのでしょうね。

なので、他の作品での『魔王』と、この作品での『魔王』の差異を読者に理解させるために、魔王養育機関ではどのような魔王を育てているのか、というのを最初にしっかりと説明したほうが良いのではと思いました。たぶんこの先、魔王養育機関を主題とした話が出てくるのはまだまだ後だと思いますので。


もう一つ。
魔族の人たちは、例え前魔王の遺言にあったからといって、いきなり現れた年若い少年にしか見えない自称魔王(魔王だという証明すらしていない)のアルヴィを、よく簡単に受け入れることが出来ましたね? 魔王という根拠としては、『前任者が指示した日程に現れた』ことしかないというのに。頼りなさそうな少年を魔王と呼んで気分を盛り上げなければやっていけないほど、それほどまで逼迫した生活を送っていたのでしょうか?
正直、酷い生活を送っていたからこそ、自分たちの次の指導者となる魔王の就任には、かなりの期待があったのでは?と愚考します。有能な指導者なら問題は無いが、もし能力の無い指導者だったら、ただでさえ追い込まれている魔族が破滅する危険すらあるからです。
それを考えたら、やはり『年若い頼りなさそうな少年』を魔王として認めるというのは、かなり重大な決心が必要ではないかと思うのです。
しかし、前魔王の腹心で、魔王亡き後の魔族を引っ張ってきたタナトスですら直ぐに受け入れるとは……魔族って純粋な人が多いのでしょうかね。
できれば、魔族たちがまるっきり新参のアルヴィを直ぐに受け入れられた理由をもっとしっかりと書いて欲しいと思いました。
王道としては、最初は嫌われつつも、力を示していくことで段々と仲間に受け入れられる……というのがハマれば一番面白いと思うのですが、それは多分かなり難しいので、上記の理由を、読者がすんなりと展開を飲み込めるだけの説得力を、作品の中に書いて頂きたいなと思います。


■第三話 魔法の才能(前編)

ソフィアは10年間、タナトスに魔法も教わらずに何をしていたんだろう?とか思ってしまいました。
前魔王は、娘は強い魔力を持っているから制御出来ないと思ったのでしょうか?
むしろ、この10年間で、少しずつでもタナトスとかに教わっとけばかなりの戦力になったんじゃないのかとも思いますが。
いくら力を持っているからとはいえ、娘を戦場に立たせたくなかった前魔王の親心なのでしょうか? まあ、それをアルヴィはいとも簡単に無に帰したわけですけど。


■第五話 死者の軍団(前編)

血の騒乱(ブラッディ・ハイ)――過度の魔力を使用し、アルヴィの興奮が極度に高まると起こる。一種の二重人格のようなもので、自分でも歯止めが掛からなくなるほど暴走してしまう。そして、決まって次の日に反動が来る。今回の頭痛はまだマシなほうで、ひどいときには鼻血が止まらなくなったりする。 

たかだか30人程度を倒した程度でこんな状態になるとか……やはりこの作品においての魔王という存在は、一般的な魔王と違うということでしょうか。


次。
「君の首を飛ばして、ここにいるもの皆殺しだ。おっと、無駄なまねはよしたほうがいいよ、普通の人間では僕は殺せない」
「……分かった降伏する」
「く、卑怯ものめ…… 断じて私はしゃべらん!」
前話のおいては、部下の命を案じて捕虜になったのに、国についての情報……しかも末端の兵士が知っている程度の、町で訊き込みとかすれば普通に得られるような、別に国家機密ですらない情報については、部下の命よりも重いとザナウ隊長は思ったのでしょうか?
不自然さを感じました。


次。
「貴様何者だ? 人の扱い方といい、その強さといい、明らかに常人の域を超えている!」
普通の魔族というのは常人の域を出ないのでしょうか?
人間と同じ姿で、常人の域を出ない種族って、まんま『人間』では?


■総評
上記で指摘しましたが、物語の設定と展開に多少の矛盾や不自然さがありました。あと、表現の語彙に微妙なものがちらほら。
しかし、全体的なストーリーから見れば、十分に面白い作品であると思います。
ストーリーと、キャラ同士の掛け合いは、この作品の武器に十分なっていると感じました。
設定の練りと、物語の展開次第では、かなり良い作品になると思います。
これからの更新に期待しております。

長文悪筆、失礼致しました。
ネシンバラ様、とても貴重なご意見ありがとうございました。
まさか、拙作をここまでしっかり読み込んでくれた感想を書いていただけるとは夢にも思っていませんでした。
今回ご指摘を受けたところ、あらためて読み直してみると、確かに違和感を覚えましす。
物語の進行上、どうしても変えられない部分は仕方ないとして、冒頭の説明不足、表現、または会話の矛盾などは出来る限り、修正していきたいと思います。
自分では気づかないようなところを、外部から指摘してもらえる。こんなありがたいことはございません!!
この感想をいただいて、不詳ながら、感動してしまいました。
作品に対しての情熱も「これほど適切なご指摘をいただいているのだからがんばろう!」と沸々と燃え上がってくるのを感じています。
修正できるところは、修正し、より面白い作品を作っていくことに全力を尽くします。
これからも、更新を続けていく所存なので、また違和感や矛盾を感じられたときには、ご指摘いただければ大変ありがたいです。


[良い点]
読み始めてすぐに分かる文章力の高さ。
文字どおりストレスフリーで読み進めることが出来ました。
アルヴィの親しみやすさ。ソフィアの可愛らしさ。タナトスの実はお茶目っぷり。
キャラも立ってます。好感が持て、惹き付けられます。
視点の切り替えも巧みで、ずんずんと物語の中に入って行ってしまいます。
完成度が高く、面白い。
いやいやコレはこのまま行けばブレイクする作品ではないでしょうか!
お世辞抜きで頑張って更新を続けて行ってください。
[気になる点]
飛躍の為に強いて言うと、あらすじ、でしょうか。
タイトルは充分吸引力がありますが、あらすじが少しマイナスになっている気がします。
正直に「あらすじってなくて良い」のがなろうのあらすじです。
本作でいうと初めの2文とおまけちょいちょいぐらいで充分かもしれず、色々と変えてみたりして試してみては如何でしょうか。

それと、
>君たちは魔王の庇護にある!
私だけかもしれませんが、「庇護の下にある」「庇護する」とは言いますが、「庇護にある」とはあまり言わないような?
本文ではあんなに文章が良いのに、よりによってここだけ違和感がすごいあります。
タイトルに惹かれてきた初見の読者さんがこれだけで逃げている可能性があるのはないでしょうか。

以上、本文と違うヘンな点で突っ込んで申し訳ないのですが、あらすじは本当に大事です。
本作は飛躍の可能性をヒシヒシと感じますので、ぜひぜひ検討してみてください。
[一言]
えーと、本文でないところの話が多かったので、本文がらみということで誤字脱字系をふたつばかり。

3話目 願いという物はそうそう適わぬ物 → 叶わぬ
最新話 どことなく意気地に → 意固地?

つまらないあげ足ですみません。。。

でも、私の感想史上トップクラスに完成度が高い作品です。本当に良い作品に巡り合えました。
物語はまだまだ序盤、これからも頑張ってください。心から応援しています。
  • 投稿者: 圭沢
  • 2015年 04月16日 00時00分
感想ありがとうございます。
あらすじに関して、私も前々から気になっていたところです。他のかたのように、上手く書けないので、少し適当になっていたのかもしれません。
ご指摘を受け、少しづつ変えていこうと思います。
誤字報告もありがとうございました^^ 適時修正しておきます。
まだまだ更新を続けるつもりなので、応援していただけると嬉しいです。
[一言]
一方的ラブコメ展開?
ソフィアが可愛いけどいきなり罵り合うところとか少々怖い。ヤンデレ予備軍的匂いが……w
それとも、さすが魔王の娘と言うべきでしょうか。

次回は暗殺部隊と誘拐部隊が鉢合わせしそうですね。

誤字?
第七話 前編
>万を持して作戦の第二段階に移行
満を持して?

第七話 後編
>どことなく意気地になっているようにも思える。
意固地?
>一歩も譲らず、讒謗を浴びせあう
句点抜け

あと、誤字ではないのですが、
>讒謗(ざんぼう)
画数が多すぎて一瞬何という字か分かりませんでした。
モニターに顔を近づけてようやく読めたという><
ここだけいきなり、あまり見かけない難しい字が出てきたのでちょっとびっくりしました。
もう少し簡単な字の表現(暴言とか?)に換えるか、せめてフリガナが欲しいところ。

では、続きを楽しみにしております。

追記
今、なんとなく見に行ったら日間ランキングに載っていますね。
62ptで239位のところ。おめでとうございます。
私、そんなとこに載ったことないよ、多分。
ソフィアは・・・うん、ヒロインだから(笑)
あそこはちょっとしたネタですね、はい。

毎回投稿前には見直しているんですけど、どうしても出てきますね誤字
(_ _|||)
自分では気づかないところを指摘してもらえるのは本当にありがたいです!



さて・・・・・・・・・・・・・・・・えええええええええええええ!?
ランキング載ってたんですか!? どうりで、PV数上げ上げなわけだw   
[良い点]
読みやすくてストーリーも面白いです。
今後の展開も楽しみにしております。
[気になる点]
誤字報告です。

<あらすじ>
>しかし、彼には自身があった。
→自信
[一言]
ゾンビを海中行軍させると、餌として襲われたり流されたり水圧でぺしゃんこになったり色々と大変そうです。
それを率いなければならないザナウは、死してなお苦労人ポジションに……。
今後活躍するといいなぁ。
  • 投稿者: manju
  • 2015年 04月15日 15時01分
感想及び誤字報告、真にありがとうございます^^
ザナウさんはですね、骨のある無骨(あるけど)な人物です。
どんな無茶な命令でも、嫌な顔一つ見せずに従ってくれるでしょう(笑)
微力ながらも、がんばって更新していく所存なので、これからも応援よろしくお願いします!!
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