感想一覧

感想、解釈の記述等ありがとうございました*´ω`)

私の思い描いた内容としましては、文中の概要の一部を抜き出しますと、
・評人は知識人を粛清している。
・評人は論文持参者を「未熟」と評し続けることで、相手を死罪に追い込むことがある。→評人が唯一、粛清を遂行できる方法。

　ということで評人の批評の実態は、「知識人」を「未熟」と評すことで死に到らしめる、即ち、間接的なポルポト的虐殺です。知識層を弾圧することで謀反因子を排除する仕組みに、評人は組み込まれているということです。また、彼等は、彼等のかつて記した論文の表題のとおり、お粗末な内容しか書けませんが、国家元首に認められたと言うことで、自身の在らざる才能を信じ切ってしまいます。故に、将来知識人たりえる人物が記した論理的な論文も、自身の感覚・常識に合わないと堂々と退けてしまいます。「未熟」と評し続けることで、一切の精確な内容の論文を市民は提出する事が出来ず、それでもなお、愚論を記さない人間は、やがて論文を書かなくなり、憲法違反で死刑となる。
　このようにして、頂きに国家元首を置く国家の秩序形態は保たれると言うわけです。めでたし、めでたし。

　このように風に考えて、この小説を記したのですが、私が思っていた以上に理解しがたいものであったようです。何度か読みなおして、確かに、色々な解釈ができるかもしれないと、忸怩たる思いがこみ上げてきました。例えば、今、上記のように解説した中でも「国家元首はこの仕組みを理解しているのか」と、自分でも分からなくなりました。どちらでも良いような気がしたのです。
　
　色々、御託を並べるのも節操が無いので、一度ここで弁明は閉めさせていただきます。
　このような拙作を推薦してしまった事、解釈について混乱させてしまった事に関してましては、非常に申し訳なく思っています。どうにか、起承転結の明瞭な作品を書き上げたいと、今後とも琢磨していきたい思います。

感想ありがとうございます！*´ω｀)

個性は主張し過ぎると憂き目に合うので調節が難しい……、なのでそのように言って頂けると嬉しい限りです。