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[一言]
拝読しましたっ
4本目の感想ですね。
恋人は幽霊?という、テーマはわりと昔から描かれていて、結末は生き返るなり転生するなりのハッピーエンドが、別離エンドの2種類しか存在しないわけですが、なるほど、そういう選択をしましたか。
描き手としては、なかなか勇気が必要な選択ですね。
この作品の興味深いところは、本物の能力者と、能力者以上の目をもつ普通の人間の対比ですね。
この対比の技法は、江戸川乱歩あたりがよく使っていた技法の一つですが、探偵活劇モノではなく恋愛モノでお目にかかるとは思いませんでした。
そして最後の落とし方。
別れのシーンをあえて入れずに、一人語りで魅せましたね。
正直、やや唐突にも思えましたが、結果から見れば成功だと思います。
読み手に想像の余地を与えつつ、余韻をのこす。
見事な細工です。
ただ、私なら最後はセリフではなく地の文で〆るだろうなとは思いました。
主人公の最後のセリフのあとに、笑顔の描写を入れて……たとえば、
小春は微笑した。
笑わないと、まったく別の表情になって、友人たちを心配させてしまいそうだったから。
とか、そういう余韻を使いますね。たとえばの話ですよ?
もちろんこのラストでも、十分に素晴らしいと感じました。
良作だと思います。

まずは、読了・感想ありがとうございます。
今回も南野さんの知識と分析力に圧倒されています。
リオを登場させたのは、超能力者のリオと、思考と洞察力の持ち主である教授を対決させたら面白いかな?なんて思ったのですが…。まあ、探偵ものでも有りませんし、私はどうも悪人を書くのが苦手なようで、皆が基本的に良い人なので対決感はあまり無いですよね。
最後の部分は、通常の会話で終わる事で見た目の平常感を出したつもりでしたが、確かに舌足らずな印象はありますね。
勉強になります。ありがとうございました。
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