感想一覧

[良い点]
前回、読ませて頂いた時も思いましたが地の文による人物の感情を引き立てる手際が凄まじいです。夜から朝、これだけでも十分に比喩的ですが、数件も入っている着信に対して「ごめん」の言葉が多種多様な想像を読者に強いて――そこで打ち切られるわけです！　

こんなに憎い事があるでしょうか！
こんなに憎い事があるでしょうか！
二回言わせてもらいました。

もう、個人的な空想でその後を思い浮かべるしかないじゃないですか。……そう語ってしまうのは、筆者様に明確なその後があるのかは存じませんが、あまりも両極端な結末が想像出来てしまうからです。朝、というのは「夜明け」という意味で「ごめん」がそのままの意味で受け止められますが、そういう案直な解釈をぐっと堪えてみると……「眠ったってどういう意味？　ごめんってどういう意味？　ねぇ、どういう意味！？」って急に物騒な妄想にまで発展してしまいました。

正反対の解釈を許すいい意味での漠然とした描写を自然と描き出す技術に感服した！

素晴らしいです！
妄想が捗るわぁｗｗ

ありがとうございました！