感想一覧

[良い点]
天音と他の子の視点の差がまざまざと見せつけられた回ですね。少ない情報で他殺と看破する……しかし、小学生なりの脆さを持っているが故に歳不相応なイメージを抱かせずに、きちんと「この子はやっぱり小学生」だと認識させるバランスが絶妙だったと思います。

彼女ら四人、それぞれの両親。さりげなく「とりあえずの親」と書かれるのではなく、個々に思考が錯綜していたのもユニークでしたね。子供を想う心は同じなのでしょうけれど、それぞれ投げかける言葉や態度に微妙な差がある。そんな描写を経て、天音の推理が有力視されてきました。

本格的な推理も間近ですかねぇ！！！

[一言]
昔、うちの近所にも放置された家があったので、そんな所に探検や肝試しにいくというのは郷愁をよび、同年代の子達にはどきどきさせる出だしですね。

小学生とミステリ。
扱いが難しいテーマです。

天才という武器があるもの、子供の行動力でどうこのミステリを絡めて、物語を発展させ、解決させるか気になります。

さあ、早く、次の投稿を！

[良い点]
子供ながら大人顔負けの頭脳と行動力を持っているという特殊なキャラクターをしっかり描いている。

[一言]
此れからの展開に期待ですね。頑張ってください。

[良い点]
小学生としての造形が持ち物や言動でよく再現出来ていると思います。特定の年代、特に子供を描くとなるとそういった子達の行動原理や発言、加えて逆に大人びた思考をキャラクターにもよりますがセーブしないといけない。そして、小説は前提としてビジュアルがないので、漫画ならランドセルを書くだけで説得力を持たせられるこの年代も、文章だとそれなりに配慮が必要――と個人的に思っている幼い子を描き出し、らしさも十分に出ていると思います。

加原と天音の語りは特に秀逸ですね。天音の理知的な返答と、加原の妙に貧困な発想。ここに加えて高学年女子が発揮したがる世話焼きをこれでもかと押し出した麻里佳。キャラ付けもどこか小学生のグループとして万人が描きやすいイメージをきっちり抑えつつ、何やら奇妙な事件に鉢合わせ……シチュエーション的にもユニークです。

ただ、登場人物紹介。これが勿体ないと思います。読む限り魅力的な設定が並んでいるのですが、これを羅列せずに作中で溶かすように小出し小出しで読者に放り込んでいけばきっと良い味が出るはずです。それはキャラクターの書き分け、描写の出来ている一話を読むだけで明らかですし。

あくまで個人的な意見ですが、中には現段階で明かされていない事実もありますので、伏せた方がよろしいのではないかなぁ……と思います。読み進める上で、意外性も損なわれる気もしますし。特に天音は怖いものに「親を悲しませる事」を挙げていたりと思考が設定通り、他の事は良い意味で浮いています。こういった特別性をゆっくりと作中で語ってあげて欲しいなぁ……という一意見として、頭の片隅にでも。

先入観が、学校での事件を解決するドタバタものかと思いつつ開いてみるとあらすじの時点でなかなかにハードな内容。小学生という年齢ながら、このテーマをどう料理されるか期待しながら物語の続きを追わせて頂きます！

[一言]
景様の活動報告より参りました。
初めまして、浅間雅です。

小学生は知能の問題で主人公に向かないと思っていましたが、なるほど天才にしてしまえばそこに据えるのも問題はないという事ですね。

牽引力十分なあらすじから、読み始めた一話。
まだ始まったばかりですが、応援させて頂きます！

それでは

[良い点]
情景描写がしっかりとしていて、景色を想像し易かったです。
IQ260の天才児という、難しいキャラクターに挑戦されているところ。
[一言]
拝読させていただきました。小学低学年の少年少女達が主人公なのですね。主人公である天音は大人顔負けに知的に感じられますが、子供らしい愛らしさもこれから先描かれるのだろうと、とても楽しみです。

子供らしいクラスメート達と、大人びた考えを持つ天音が、良い感じに対照的になっていますね。

果たして部屋の奥に何を見たのか。興味が引かれる締め方でした。更新頑張ってください！

[良い点]
描写が緻密でわかり易い。
[気になる点]
小学生にしては少しは会話がらしくないなと思いました。ＩＱ260の天才キャラが大人びた言葉を話すならキャラ付けとしていいんですが、他のキャラまで大人びた話し方だと、ちょっと違和感を感じました。
[一言]
これからも頑張ってください！