感想一覧
▽感想を書く[良い点]
発想にやられました。
そして、世代をまたいで続いて行く不思議。
学校の怪談を地でいってる、よいお話だと思います。
[気になる点]
ラストの入れ替わるというオチがとってつけた感がありました。
怪談の中身に、それを示唆させるものか、もっとしずかちゃんが戻ってきてまで会いたい相手であることの描写があった方が、御母さんになった主人公の恐怖が伝わると思います。
発想にやられました。
そして、世代をまたいで続いて行く不思議。
学校の怪談を地でいってる、よいお話だと思います。
[気になる点]
ラストの入れ替わるというオチがとってつけた感がありました。
怪談の中身に、それを示唆させるものか、もっとしずかちゃんが戻ってきてまで会いたい相手であることの描写があった方が、御母さんになった主人公の恐怖が伝わると思います。
ご感想をいただき、ありがとうございました。
ラストに関しては、私としては過去の出来事が実は「友情」の仮面をかぶったいじめであるという想定で、しずかちゃんにちさとが復讐されるというオチのつもりだったのですが・・・今ひとつ伝わるように書けなかったのが力不足と反省しております。結局、周りの子供達は自分たちの好奇心を満たすために何度もしずかちゃんに階段の上り下りをさせたのであって、その罪悪感は本人達にすら自覚があるかどうかわからない、というところが、いじめの究極の残酷さなのではないかと・・・、伝え切れませんでした。今後の課題にさせていただきます。
ラストに関しては、私としては過去の出来事が実は「友情」の仮面をかぶったいじめであるという想定で、しずかちゃんにちさとが復讐されるというオチのつもりだったのですが・・・今ひとつ伝わるように書けなかったのが力不足と反省しております。結局、周りの子供達は自分たちの好奇心を満たすために何度もしずかちゃんに階段の上り下りをさせたのであって、その罪悪感は本人達にすら自覚があるかどうかわからない、というところが、いじめの究極の残酷さなのではないかと・・・、伝え切れませんでした。今後の課題にさせていただきます。
- 小町 沙都子
- 2015年 08月20日 16時39分
[一言]
序盤、子供の頃のちさと目線での、親に「行ってはダメ」と言われた場所ほど行きたくなるという描写が、親になった千里の「絶対に試してはダメ」と言った後でハッとする描写に対応していて、小説として上手いと思いました。
怪談としてはよくある「段数が変わる階段」というモチーフも、「一緒に数えながら登っている筈なのに一人だけ数が合わない」というところに始まって、「数が合わない子が一瞬消える」➡「その子が完全に消える」という段階を踏むことで、とても不気味なものになっています。更に追い討ちのようにやってくる累ヶ淵的なラストも秀逸。後味の悪さが逆にカタルシス。
序盤、子供の頃のちさと目線での、親に「行ってはダメ」と言われた場所ほど行きたくなるという描写が、親になった千里の「絶対に試してはダメ」と言った後でハッとする描写に対応していて、小説として上手いと思いました。
怪談としてはよくある「段数が変わる階段」というモチーフも、「一緒に数えながら登っている筈なのに一人だけ数が合わない」というところに始まって、「数が合わない子が一瞬消える」➡「その子が完全に消える」という段階を踏むことで、とても不気味なものになっています。更に追い討ちのようにやってくる累ヶ淵的なラストも秀逸。後味の悪さが逆にカタルシス。
子供目線と親目線からの「学校の怪談」にチャレンジしてみたくて執筆しました。手応えのあるご感想をいただけて大変嬉しく思います。ありがとうございました。
- 小町 沙都子
- 2015年 08月14日 10時47分
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