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[一言]
美月さん、きっと誰も知らない所では人懐っこい、明るい自分、という殻に閉じこもっていたんですね。けれども、両親の離婚で受けた衝撃、入院、そして失ってしまった色々な関係。失う事が悲しいから、手に入れないように、失うと悲しいほどの関係は手に入れないように避けてきた。
それが、人懐っこい美月さんの、葛藤ですよね。
だからきっと、尾瀬君との関係を手にする事に躊躇いがあったんですね。

でも、尾瀬君との関係を手に入れる事で、美月さんは、人との関係に深入りしないためにつけていた仮面。人懐っこい、明るい、その仮面が仮面でなくなって、それを本当の自分にする事が出来たんでしょうか。
それにしても、美月さん、年上と思われたいのか違うのか…(多分じゃれてるだけでしょうけどネ)

こんな感じの物語、私は好きです。でも、ちょっと気になったのは(本筋とはゼンゼン関係ないですけど)美月さんのレポート書きを邪魔してじゃれつく尾瀬君の姿。ちゃんと『その時にやるべき事をやる』という大人として大事な事をないがしろにしたらダメだよ。二人の夢の時間だけを見つめてると、どこかで破綻するよ?って小言を言いたくなっちゃいました。(あぁ年寄りだなぁ…)

誤字と思われるのが一個。告白のシーンのちょっと前の『顔は見えたいけど』は『見えないけど』ですよね?

  • 投稿者: 星野 雫
  • 2009年 06月21日 21時37分
コメント、ありがとうございます。
美月は、尾瀬くんが羨ましくて、尾瀬くんみたいになってみたくて、同じ学年だよって嘘をついてみた、って感じです。
それに、学校での本当の自分を隠したかったっていうのもあっただろうし。
でも、Elwingさんのコメントを読ませていただいて、私自身、美月のことを捉えきれてなかったのかぁ、と考えさせられました。
でも、私としても美月のキャラは気に入っているので、またどこかの短編に登場させようかなと思っています。
最後になりましたが、誤字の報告ありがとうございました。
訂正しておきますね。
  • 莉雨
  • 2009年 06月22日 20時16分
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