感想一覧

[良い点]
平和の尊さというものを再確認させられるお話でした。
ただ「役に立ちたい」という彼の純粋な気持ちに涙が出そうでした。
多くの人に読んでもらうべき作品ですね。

[一言]
悲しくて、とても胸に響くお話でした。
昔、ソ連の宇宙開発の為に利用された犬「ライカ」を思い出しました。

[一言]
なるほど、そういうことだったんですね……。
悲しいですけど、これのお陰で戦争は早く終結しましたからね……。

[良い点]
「彼」の被害にあった側からの視点と「彼」を使った側からの視点はこの時期に良く目にしますが、「彼」視点からのは盲点でしたので考えさせられる物がありました。
「彼」の無垢な所を見ていると、実際にこう言う訳も分からないまま戦地に送られた少年少女達が居たのではないかとさえ想像してしまいました。
[一言]
彼が居たから戦争が早く終結したんだから使用して良かったと言うお話もありますが、やはり彼は役立たずで居てもらいたいものでしたね。

[一言]
彼と彼の兄弟達がずっと「やくたたずの子」であればよい、そう素直に感じました。
彼の無邪気さとそれに隠された恐ろしさの大きさが悲しかったです。
見事な寓話でした。

[良い点]
たくさんの人に読んでほしい
[一言]
震災のあとにどうしても遣りきれず、思ったことがあります。

かつて古い時代におこった地震の後に、「此処より下に家を建てるな」という石碑が建てられました。
1,000年後に大きな地震が起こった際、「此処」より下に家が建てられていました。
それは長い時が記憶を断絶したからであり、……家を建てた人自体に罪はなかったのでしょう。けれども、石碑を建てた側から見れば、殆ど怒りに近い悲しみを抱いたとしても不思議はありません。
「何故伝わらなかったのか」「これほどの犠牲をもってしても、分からなかったのか」と。

この作品に登場する博士に、同じ思いをさせてはいけないなと思いました。
書いてくださってありがとうございます。

[良い点]
衝撃的な内容でした。
例え空想の話といえど、もし自分もこの子の様になってしまったら……そう思うだけで、悲しみと戦慄がこの身を襲ってきます。ある種のホラーと呼ぶべきか、はたまたある種のバッドエンドと呼ぶべきか、判断に戸惑いますが、どちらも当てはまりそうですね。
ぜひとも続編を読みたかったです。

[良い点]
主人公の設定にとても意表を突かれました。
[一言]
まずタイトルにドキリとし、拝読いたしました。「ぼく」の正体が明らかになってくるにつれ、ますます引き込まれました。「ぼく」の視線から見た到達地点の描写が、とても悲しく心に残ります。

[良い点]
とても悲しいお話でした。「闇より出て、千の太陽より明るい」この爆弾を開発したオッペンハイマー博士は言ったそうですが、誕生した瞬間からこの世界に本当は役に立つことを望まれなかったリトルボーイが、KEYさんが描くようにこうして無邪気に外の世界に出る瞬間を待っていたかと思うと、非常に切ないです。
つい先般、ホーキング博士を中心とした有志が自律兵器の開発、すなわち人を殺す恐れのあるAIの開発を禁じる協定の樹立を打ち出しましたが、大量殺戮兵器がもたらす悲劇を教訓としていくことを願ってやみません。
核兵器開発を拒否したアインシュタインに代わってリトルボーイを作ったオッペンハイマーですが、彼もまた一瞬で焼け野原になった日本の大都市の惨状にショックを受け、以後は核兵器の廃絶に生涯を費やしたと言いますから…

[良い点]
最後に身ぶるいしてしまいました。
[一言]
残念な事に彼はリトルガールたちを傷つけてしまいましたね。