感想一覧

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[良い点]
言葉が独特で面白い。世界観も情景も入って行きやすかった。
[気になる点]
ときに誰の視点なのか混乱することがあった。
[一言]
楽しかったですよ
  • 投稿者: 高速脱兎
  • 2020年 09月10日 22時35分
感想ありがとうございます!


随分昔の作品だったのでびっくりしましたけど、とても嬉しかったです!!
[一言]
まだ序盤のようですが、僭越ながら筆を執らせて頂きます。

世界観がとても魅力的でした。人々がもとあった機械を捨ててしまったのなら廃墟のような場所がたくさんあるのかしら、なんて考えるとすごくたぎります。半身だけが人工皮膚の主人公も魅力的です。それだけに、物語がうまく進み過ぎているのが惜しいと感じました。子どもに襲われる、身体を見られるという進行の妨げにはならない事件ではなく、物語の進行に関わる少しのトラブルを求めてしまったのです。まだ『転』の部分が来ていないのは勿論そうだと思いますが、『街を移動する』という大きな区切りがある以上、その町での盛り上がりなるものをどうしても期待してしまったのです。個人的に、機械獣の存在が1話では説明程度に留まっている部分は好きです。あくまでディーン一行が届けやであるという部分が強調され、機械になったお婆ちゃんとの静かな心の通わせ合いもある。機械獣も、カタチがでない事で人々の中でまず忌み嫌われている、得体の知れない恐怖だという点が浮かび上がってくるからです。しかし『これがもしかしたら届かないかもしれない!!』みたいな流れは活劇的なものでないにしろ、人間ドラマの中でもやりようはあると思います。三話四話ならしっとりしたお話だったな、で終わりだったかもしれないですが……

 機械獣の初登場の場面も簡単で、「ああ、これが機械獣なんだ」で終わってしまいます。「それがこの世界で当たり前に起こる恐怖だ」という事を突き付けられはしますが、それが姿を現すまでの流れ、「うわあああ!機械獣だ!」という流れは必要な気がします。しかしこれは城塞都市の冒頭――クラウディアが登場するまでの運びのために駆逐される機械獣で、それがまたディーンがあくまで今は運び屋であるという点が強調されている場面ですから、描き方はやはり好きではあります。戦闘描写もサクサク進んで好みのものです。でもここを物語の上での盛り上がりとしないのならやっぱり人間ドラマでの盛り上がりを……などと考えてしまうのです。
 
 世界観も、これからの人や町との出会いも楽しみです。色々書いてしまいましたが素人意見なので分かってないと思われたら流して下さい。
 執筆頑張ってください!
感想、ありがとうございます!
この作品自体、集英社ライトノベル新人賞に応募して二次選考に落選したものなのですが、こうして改めて見てみると、いろいろと問題点が浮かび上がってきました。
最初は、もともと書いていたものを全部投稿するつもりでしたが、モノクロックさんの感想を参考に、少しずつ書き直して投稿してみようと思いました。

これからもよろしくお願いします。
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