感想一覧

お返事が大変遅くなって申し訳ありません、丹下　博観（風光明媚）様。

国王夫妻は王宮夜会の時点でデボラの貴族籍からの除籍を考えていました。王太子の元婚約者で婚約者予定の姉が妹イジメをすることから、療養という名の幽閉すら視野に入れていました。

クズ王子の「品位発言」は国王夫妻に挨拶できないほど心象が悪くなっていたそんなデボラを気遣ったからです。
彼はデボラも手に入れたかったので。

デボラ父は娘を病ました相手の下に行かせるほど鬼畜ではありません。

読んで頂いただけでなく、ご感想までありがとうございました。

またもご感想ありがとうございます、言の葉様。

リオネルはお兄さん的な立ち位置のせいで距離の詰め方に失敗しました。
デボラは夜会では婚約者としか踊らない主義だったので（家での練習は別です）、辺境伯と踊っているのを見て、とんでもないこと言い出してしまったのです。

感想ありがとうございます、star324様。

クズ王子に関することは本日の二十二時には判明します。
クズ王子の即位を考えると恐ろしすぎます。後宮的に。まさにザ・血みどろ～女の修羅場～。

読んで下さっている方が誰もサリーの不審な言動の数々にツッコミを入れてくれないので、デボラ本人にツッコミを入れてもらいました。
まあ、エクセントリックなアグリに振り回されて、サリーがボロ雑巾のような状態にデボラは大喜びです。多少、長引いても平気かと思います。

またご感想ありがとうございます、plekios様。

>>御目文字

時代劇か何かで耳で覚えたせいか、使い方を間違っていたようです。
用例.jpで確認すると、池波正太郎先生や田中哲彦先生はそのようにしていますね。
それにしても、用例.jpの「お目もじ」ページが面白いです。

http://yourei.jp/%E3%81%8A%E7%9B%AE%E3%82%82%E3%81%98



>>この国では王家と辺境伯しか騎士団をもてない
>ずいぶん変わった軍事形態の国ですね

転生者がいるかどうかは不明ですが、フィリップ2世かそれに親しい転生者がそういう制度を作ったんではないかと思います。
絶対王政を完璧にするためには王家よりも権力と軍事力を持つ者を排除しなくては、家臣の傀儡になるかエドワード2世のように殺されるしかありませんから。

あくまでこの国は騎士団を禁じているだけです。
私兵として軍隊は持てる形になっていますので、マールボロ家では弓兵の養成が急ピッチで行われていてもおかしくありません。
馬から落ちた騎兵は歩兵の脅威ではありませんから。


騎士団を許可無く諸侯が持っていると某家のように国土の半分と他国の王を兼任している大貴族を配下にすることになりますし、国よりも富んだ騎士団にでかい顔をされたりします。だから国外追放したり、悪魔崇拝者として告発して騎士団を潰さないといけない羽目になると考えて、この異常な形態にしました。

イタリアのような都市国家なら、各都市ごとに騎士団を持っていてもおかしくないですね。その分、統一されたのは遅いですが。

ご指摘ありがとうございました。
疑問点があればまたご指摘よろしくお願い致します。

ご感想ありがとうございます、くちは様。

ご指摘の通り、普通なら娘二人が妃になって、次の王の外祖父に確率も二倍！と喜べるんでしょうが、如何せん、マールボロ侯爵は野心がありません。
野心など持った日にはマナー違反を犯しがちなあの奥さんのことで失脚しかねません。
どこかの伯爵家のようなチートはないので、夫婦二人三脚でボロが出ないように、出ても中立やら良心派、田舎貴族など攻撃されない立場に立つことで回避していました。
それなのに「娘が王太子の婚約者になってしまった、どうしよう！」と夫婦で思ったくらいです。
それから数年、彼らはボロを出さず、出しても被害を最小限にしながらよくやってきました。

その上、1年以上かけて娘が心を病んでいく様を見ていれば、「娘二人が妃に～」とは喜べません。
何年も溺愛されていたのに、1年以上も心移りされたのを見せつけられたのですから、病むなと言うほうがおかしい話です。

このようにマールボロ侯爵は消極的に反抗していて、デボラは心が病んでいるアピール（実際、病んでいる）をしているのが妹虐めです。

さて、クズ王子は自分がデボラの欠点を補って支える気がないから婚約破棄をしました。そのレベルの男です。
オーガスタが起こしてしまう醜聞の数々（事実無根な愛人たちの影、機密漏洩、マナー違反による王家ひいては国力の軽視）に気付いた時、どうするのか？
それは作者にもわかりません。

王になっても嫌なことから逃げる駄目王だとは思っています。

またもご感想ありがとうございます、plekios様。

>>「我が家は女系で、父に息子らしいことをしてあげられる者がおりません。
>>ですから、『私と兄弟たち』は父に剣を習ったのです」

>デボラ、そこは聞き返そうよｗ
>まぁ……養子かもしれないから聞くのを憚ったかもしれないけど

その通りです。本当に聞き直したほうが良い発言です。
女系の先入観と兄弟が姉妹も含む意味合いからデボラはサラリと流してしまいます。

デボラ視点では傷付きすぎたデボラの防衛本能からスルーされて気づかれないことがサリー以外にもあります。

ご感想ありがとうございます、メイン盾様。

当たらずとも遠からず、という感じです。
デボラは腹黒に狙われていますし、妹は崇拝者がたくさんいるので実は安心できないんですが、クズ王子は自分が王太子だからと呑気です。

またもご感想ありがとうございます、ポテトボーイ様。

>今回、言葉が乱暴になることをお許し下さい。

どうぞどうぞ。


>デボラに、「オーガスタをいじめるな。自分の価値を下げるだけだ。」なんて偉そうなことを言っていたけど、てめぇ自身は、デボラの心を傷つけといて価値が下がってないって胸を張って言えんのかよ。

クズ王子なりに「デボラが苦手な社交をしなくて良いようにしてやった私は偉い」という考えです。
捨てられる形になるデボラの気持ちまでは思い至っていないので、フォローはなし。作者もクズ王子のフォローはしません。


>てめぇみたいなやつが、ヤバイ奴の女に手を出して
>身を破滅するんだ。

何様俺様なクズ王子なので、仰ったことに似たようなことになると思います。


>でもこの腐れ王子だけは、本当にぶん殴りたい。

デボラは本人の意志とは無関係にクズ王子と縁ができてしまいましたが、クズ王子のことなど綺麗サッパリ忘れて幸せになります。
それがクズ王子に一番ダメージを与えられると作者は思います。

ご感想ありがとうございます、言の葉様。

言葉足らずなデボラ父の真意をご理解して頂けて嬉しい限りです。
クズ王子によって不幸になったデボラが別の人物と幸せになることがクズ王子への最大の”ざまあ”だと作者は考えて書いています。

妹の不幸度はこれでも控え目ですが、これからもクズ王子は安定のクズでその被害（だと読み手が受け取れる記述）に遭います。
あと、彼女にも一応、救済があります。

ご感想ありがとうございます、plekios様。


>「手に入れた」と思ったら油断して釣った魚にエサやるのを忘れるタイプ

>「私だけを愛してくれますか」「姉の身代わりでは無いですよね」と確認の言葉をかける妹
>王子は妹の不安を理解せずうわべだけで「愛している」とささやいているように見えました

その通りです。
クズ王子は自分にとってこの姉妹は落ち着いたお姉さん属性のデボラは安心感を、明るく励ましてくれるオーガスタは自信を与えてくれる存在です。
だから、クズ王子の「愛している」は自分にとって”必要なもの”であって、彼女らの気持ちには一切応えていないんです。
役に立っているから手に入れる、役に立たないと感じたから捨てる、そんな感じです。


>姉妹にばれた時の言い訳する姿が楽しみですｗ

確かにw。
ですが、そこでも上手く口車に乗せると思います。