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[良い点]
犬と猿の二人の関係を人間という媒体を挟んで、物語の中でまとめている完成度の高い作品だと感じました。
犬の視点からは、人間という恩人と猿という友人をしっかり分けて接していた。
しかし猿の弱さ。その心の未成熟な部分が、どうしても己が頑張ったことを認めてほしかったという感情が、暴走してしまった。
犬は猿の事情を知らず、心情までも分からなかった。
猿は犬の心情を悟れず、嫉妬で視野が曇ってしまった。
この二つの関係を、人間という要素を間に挟んでどちらにも納得できるレベルでまとめている点が、一番面白かったです。
そんな悲しいですが、どちらにも納得できて、唸らざるを得ない物語でした。
[一言]
猿が、山で戦っているシーンで、
「くっそ、こんなときに!!  隣の山から他の群れの猿が攻めて来たのだった。猿はそのせいで身動きが取れなかったのでした。」
とあるのですが、ここの「攻めてきたのだった」、は「攻めてきたのでした」、とした方が猿の心情と地の文を区分けしているのが分かりやすいかな、と
  • 投稿者: 告心
  • 18歳~22歳 男性
  • 2016年 02月16日 14時05分
感想ありがとうございます ((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
猿は人間に犬を取られたということで、非常に寂しく思い。その寂しさを原因である人間に八つ当たりみたいな感じですね。猿はやっぱり寂しく、そして友人である犬を助けられなかったと言う負い目もあって、心の余裕を持てなかったですね。

そうですねそこは猿が主観に近いですからね。ありがとうございます
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