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[一言]
【ネタバレ注意】


解放者たち。読み終わったときにこのタイトルがとてもしっくりきました。リュイにとってのティセが解放者だったのですね。でも「たち」。リュイもまたティセにとっての解放者だったのでしょうか。彼女の外界への好奇心を解放したくらいしか思い当たりませんがそれでよいのかなw

少し読んではものすごく間をあけてまた少し読み進めるというものすごく邪道な読み方をしていたため、作者さんの伝えたかったことが読み取れたかどうか不安はあります。ティセの罪悪感は以前自分で指摘していたにもかかわらず頭から抜けていましたし(^_^;)すみません。
でも楽しく読ませていただきました。

旅先で二人が食べる平パンとか揚げ菓子食べてみたいなーとか、情景描写の美しさにうっとりしてしまったり。
最近読んだところでは10-14の情景描写が秀逸です。

愛とは執着なのだななどと。ラストシーンを読みながらぼんやり考えました。それを出すかどうかは個人差がありますが、その人を欲しいと思う気持ちが愛でリュイに決定的に欠けていたものなのかなと感じました。それがティセによって彼の中で次第に芽生えていって別れのシーンで見事に描かれていました。本当にあの別れのシーンは見事としか感想がないです。
彼の愛が恋愛かどうかはまだ分かりませんがティセに対する執着をどう表現してよいかわからずにただただ本能のなせるまま彼女を抱きしめたのかなと。

物語が終盤になってもティセは性別明かさなかったからこれは続編に持ち越しかな?などと思いながら読んでいたら最後の最後でw しかもリュイの反応ww
身分証見せても信じないってそれこそ信じられない!ww
だからあんな目に遭うんですよね。自業自得というか……はた目には最高でした!

とりとめのない感想をすみません。読みも浅くてごめんなさい(>_<)
自分の感想を読み返して、終始リュイ視点で読んでいたのだなと改めて気づかされました(^_^;)
続編楽しみにしてますね。
  • 投稿者: たちばな
  • 女性
  • 2019年 07月15日 01時06分
このたびはご感想を寄せていただき誠にありがとうございます。
また、長いうえに推敲が追いつかず途中でお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。


>別れのシーンで見事に描かれていました

ありがとうございます!えへへへ^^  ティセという代替のきかない他者を初めて持つことで、執着(愛?)を知ったという感じでしょうかねぇ。どうしていいか分からないけどどうしようもなくなってティセを振り向いて抱きしめちゃったみたいなw 
出会った頃に「別れるときにおまえを泣かせてやる」と啖呵切ったティセが結局は大泣きしたラストでしたが、どう考えてもティセの勝ちですよねw 


>だからあんな目に遭うんですよね

あんな目wwww 生まれて初めておっぱい触っちゃってもー大変ですねw
触っちゃった右の手のひらをついじっと見つめてしまう場面は、作者お気に入りの場面です、あはは^^;
それにしてもあれは立派なセクハラですよね。 ティセは最初の五日間は完全にストーカーで、最後はセクハラですw ひどいひとです・・・w



以下は反省すべき点でした。有益なご意見をありがとうございます。
いま書いている第二部についてもこの辺りを見直してみようと思います。

>リュイもまたティセにとっての解放者だったのでしょうか。彼女の外界への好奇心を解放したくらいしか思い当たりませんがそれでよいのかなw

・・・本作のテーマとして「お互いがお互いを解き放つ」というのを作者は考えておりましたので、ここをうまく伝えられなかったのは完全に力不足・・・大失敗だったとしか言いようがありません・・・。
分かりづらくてすみませんでした・・・(ペコリ

解説するのもなんなのですが、以下、お恥ずかしながら言い訳です・・・

外界に連れ出すきっかけという解放の意味ももちろんありますが。
村で見栄や虚勢を張って生きてきたティセがリュイにボコボコにされて完璧な敗北を喫したことで、人の目と自分自身に抑圧されていたことに気がつき足枷が外れた、というのがティセの一番の解放(のつもり)でした。
ナルジャにいたティセという人物像から自身が解き放たれたという意味で、リュイが解放者だったということなんです。具体的には4-2に書いたところです。

何故分かりにくかったのかと推測すれば、実は自分でも気になってはいたんですが、ティセの解放が物語始ってからあまりに早いのと、そのあとにその事件をティセのなかで上手く昇華させるように描けなかったからではないかと・・・・・・。
やや、もっと単純に最初の頃の見栄張ってたティセを上手く書けていなかったのかもしれません・・・。とにかく反省いたしました。 

解放というと大げさですが、もっと小さく「気付き」「感化」「影響」など、ふたりが関わることでお互いが変化していく(今までの自分から解き放たれる)過程を書いていきたいなあ、などと思っております。
どうなることやら・・・^^;


>終始リュイ視点で読んでいたのだなと

そうでしたか。それはきっと気に入っていただけたんだな、と勝手に良い方向に解釈いたしまして作者は満悦しております^^←


もしも続編もお付き合いいただけましたら大変嬉しいです!
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

では。このたびは誠にありがとうございました!


はびび拝
[良い点]
この間発見して一気読みさせていただきました。
登場人物達は皆魅力的で旅の描写も鮮やかで先が気になり読みやめられない面白さでした。
欠点のある人間らしさがありだからこその成長が清々しかったです。
ティセが最後まで性別が気付かれなかったのはよかったです。
気づいた時の人間らしいリュイの反応に笑いました。
最初の時とは大いに変わった二人だけどまたこの先が交わることを願います。
リュイがこの先道を見つけることができるのか、望むかに関わらず笛の奏者になれたのか、ティセの今後などとても気になりました。
できれば続きが小話でいいから読みたいです。

素晴らしいお話をありがとうございました!

  • 投稿者: ネム
  • 2018年 10月31日 20時31分
ネムさま

ご感想を寄せていただき誠にありがとうございます。
まず、返信が大変遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。大変失礼いたしました。

とっても嬉しいご感想で、大変励みになりました! 


>欠点のある人間らしさがありだから

何よりひとを描きたいと思いながら創作をしておりますので、人間らしいと思って頂けたらとても嬉しいです。書き手として少しは成長できたのかなあと思えました。


>旅の描写も鮮やかで

この点もかなり力を入れて書いたところですので、そこを汲み取って頂けたことが大変嬉しいです。 作者自身が旅好きでして、自分の旅の集大成的な意味合いを込めて書いておりました。 自分が見た風景や旅中の不都合をも含むあれこれなど、可能なかぎり盛り込んでみました。
現在はおいそれと旅に出られない状況なので、せめて主人公たちとともに画面上で旅を楽しみたいという気持ちで書いておりましたw


>最初の時とは大いに変わった二人だけどまたこの先が交わることを願います。

ありがとうございます! 
すべてが解決されたラストではないので、もしやお察しかもしれませんが、本作には続きがあります。
「解放者たち2」(仮)を現在鋭意執筆中でございます。 もう第五章を書いております。
最初の時とは大いに変わったふたりですが、この先も関係性を変容させながら、お互いがお互いを解き放ち続ける予定です。
大変遅筆なこともあり、公開は未定なのですが、もしもご都合が合いましたら今後の主人公たちを見ていただけたら大変に嬉しく思います!


改めて、ご感想ありがとうございました。 すっかり書く気満々になりました!








[一言]
9-8 そうかイエニチェリ! それで全て納得がいきました。はびびさんはもしかしたら別の組織を下敷きにしてるのかもしれませんが、私は中東はトルコのことしか知らないので真っ先にそれのイメージが浮かび彼の生き様の理由が判りました。(かなりのネタバレ感想なのでぼかして書いてます)
重ね重ねありがとうございます!

じつはこんな経緯がありまして・・・。
本作ははるか昔に書いたオリジナルから、あらすじと人物設定の主要な部分はほぼ変わっていないのですが、当時私は海外旅行をしたこともなく興味もさほどなく、トルコについては国名くらいしか知らず、イェニチェリも知らなかったんです。
彼の設定は厨二病的妄想wだけで考えました。

それから長い時がたち旅人になり、トルコを含む中東を旅する予定を立てた後、当地に関する本を色々読んで、そのとき初めてイェニチェリを知ったのです。
真っ先に思いました。「あ! あいつ、これじゃね?」www
というわけでリメイクするにあたり、再構築するためにイェニチェリを参考にしイメージしております。
たちばなさんのイメージ合ってますよ! すごい! ありがとうございます!

ちなみに、彼が帯刀している剣についての簡単な描写を5-8に書きましたが、あれもじつはイェニチェリが持っていたヤタガンという剣をモデルにしています。

あと少し、最後までお付き合いいただけましたら幸せです^^
長文失礼しました。
[一言]
9-7 ツンデレ? これはツンデレなのか?
リュイのあまりの可愛さにティセでなくても大笑いしますよ、反則です、作者さんwww

いよいよ次章でリュイの確信に迫りますね。明日早起きしないといけないのが恨めしい。早く続きを読みたい!
ご感想誠にありがとうございます。

あんな澄ました顔して内心、「僕たち仲良し^^」なんて、リュイは思ってたんですかねwww 
ちょっと可愛すぎましたかね、ははは^^;
笑っていただけたようで嬉しいです。

ツンデレ・・・・・・www

ありがとうございました!
[一言]
8−6「僕は海を見てるから」の台詞にくーっ!となりました。寡黙な彼の言葉はほんとイケメン台詞が多いですねw

あと、4か5で水平線を初めて見斬新で感想が斬新で彼女らしくて面白かったです。
ご感想誠にありがとうございます! 

「僕は、海を見ているから・・・」は、実は作者も大好きな台詞だったりします^^ そこに反応していただけてすっごく嬉しいです!! リュイは本当に困って「どう答えたらいいか分からんから」みたいな気持ちでそう言ったんだろうけど、ティセにとっては優しさに映るはずだなーと。。。書いてて、これこそ愛の場面では、と思ったくらいですw

ティセが海を初めて見る場面はけっこう悩みました。海を見たことないという状態が現代日本人の作者にはどういうことだか想像がしづらくて・・・。
水平線のまっすぐさに驚くだろうとか、海の生き物はきっと不気味だろうとか、海水の塩辛さを知らないだろうとか・・・いろいろ想像しました。
斬新に思えていただいたなら、わりとよく書けていたのかもしれません><。。

残りの2章もどうかお付き合いいただけたら、とても嬉しく思います^^
ありがとうございました。


[良い点]
5−7
良心の呵責を罰と解釈し、それを望むと素直に言ったティセの言葉が印象的でした。
彼女の性格がよく表れてるなと。

まだまだ途中ですけど、大きな動きが出てきで、この先へのわくわく感が高まりました。
ご感想をありがとうございます。
性格がよく表れているとのこと、ひとを書きたい書き手見習いとして大変嬉しいお言葉です! 
すでに第六章をお読みいただいたとのことですので、お気づきとは思いますが、ティセのこの発言はリュイにとっては大衝撃なんですね…w
じりじりと追い詰める、追い詰められる、のを描くのが非常な楽しみでございました…。

大きな動きが5章半ばまでないというこの事実が、大きな反省点のひとつだったりします…。ともあれ、最後までお付き合いいただけましたら大変嬉しいです。
ありがとうございました。
[一言]
離脱の旅路がすごい
  • 投稿者: Jasonn
  • 23歳~29歳 男性
  • 2016年 10月11日 01時31分
このたびはご感想を誠にありがとうございます。大変嬉しいです!
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

ところで、離脱、というのはどういった意味あいなのでしょうか。
ストーリーの大筋から離れた旅情の描写といった意味でしょうか。
それとも、村から離脱した主人公の旅の行程でしょうか。
どちらにしても、作者といたしましては大変嬉しく思います!
本作では、旅情や旅路のあれこれを描くことも、書きたいことの大きなひとつですので、お言葉、とても励みになりました。ありがとうございます。
必ず完結させますので、今後もなにとぞよろしくお願いいたします。

habibinskii拝
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