感想一覧

[良い点]
・ガイさんの一人語りは読者によって評価がわかれると思いますが、自分は彼の軽妙な語り口調がお気に入りです。目次を見ると、ただ軽いだけのお調子者ではなくて、過去にいろいろあったみたいですし……また、時間を見つけて続きを読んでいきたいです。

・地の文とせりふの間にスペースがあって、はじめは「海蔵さん、どうしてこんなふうにしているのかな？　詰めればいいのに……」と思っていました。でも読み進めていくうちに、このスペースがあることで文章に窮屈な感じがなくなり、読者が読みやすくなっているな！　と気づきました。ネット小説の場合、長時間パソコン画面と睨めっこして読むことになり、目が疲れやすいので、「海蔵さんみたいに、読者が読みやすいように工夫することも大切なのかな……」と考えさせられました。

・第３話のラスト、ガイさんが依頼主の親子から「ナイスガイ！」と呼ばれてちょっと気をよくし、軽く手を振って帰路につく場面を読んで「よかったネ、ガイさん！」と、微笑ましい気持ちになりました。いいシーンですね。
[気になる点]
・第３話までの時点で、主な登場人物がギルドマスターのおっちゃんを除けばガイさん一人なので、設定や専門用語の解説など、様々な説明をみんな彼の口からしなければならないことになり、ガイさんが「冒険よりも説明に大忙し！」な状態になっている気がします。また、いかにガイさんの語り口調が楽しいとはいえ、地の文での説明が多いと、読者によっては途中で挫折してしまう可能性もあります。他のキャラクター（たとえばガイさんのライバルや旧友などいかがでしょう？）を登場させ、ガイさんと彼らの会話の中に説明を織り込むようにした方が、より読者が読み進めやすくなるのではないか……と思います。
[一言]
　上の文章を書いていて思ったのですが、ガイさんって軽いノリのわりに、周囲に親友とか幼馴染み、ライバルや仕事仲間の影がありませんよね。女性ともなかなか進展がないようですし……。ひょっとして、彼がいつも明るく振る舞っているのは、そういう存在がいない寂しさの裏返し……だったりするのでしょうか？

　……変な深読みをしてすみません！　お久しぶりです海蔵樹法さん、諸葛　亮です。『Treasure's ～お宝を探せ！～』、第２話＆第３話、続けて読ませていただきました。やっぱりお宝探しって、いつ読んでもワクワクします。今回も愉しいお話、ありがとうございました！
　また、お互い創作がんばりましょう！

[良い点]
　うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ！？
　探してました。こういう『インディ・ジョーンズ』的な、ドキドキ、ハラハラの冒険ファンタジー！　自分の大好きなジャンルです！

・主人公の性格がとにかく軽い、明るい（よい意味で！）。最近のラノベですと、世相を反映してか、暗い過去にとらわれていたり、復讐心に駆られていたり、ひねくれていたりと、ネガティブなところを持つ主人公が幅を利かせるようになっているような気がします。
　本作の主人公ガイさんは、そういう負の面が全然ない、ほぼ100％陽性のお人で、読んでいて気持ちがよかったです。

[気になる点]
　主人公の語り口調ですが（私は好きなのですが）、読者によっては「チンピラっぽくて好きになれない……」と思う方もおられるかもしれません。他の読者様の意見も聞かれたうえで、場合によっては軽さのさじ加減を調整されるとよいのではないでしょうか。

　また、これは個人的な好みなのですが、冒険ファンタジーの世界に登場する犬型魔物の名前が「次郎四郎」というのはどうかと……。もう少し、ヨーロッパ風の名前にした方がいいのでは、と思いました。ガイさんが使う「手裏剣」も、短剣（ダガー）とか戦輪（チャクラム）にした方が、よりファンタジーっぽい感じがすると思うのですが……いかがでしょうか？
[一言]
　前述の通り、自分の大好きなジャンルのお話でした。
　中学生のときに見たアニメ『モンタナ・ジョーンズ』のような明るいノリで、読んでいて気分が明るくなりました。ありがとうございました！
　それでは、お互い創作、がんばりましょう！

追伸：実は自分も現在、剣と魔法の冒険ファンタジーを書いております。よろしければ、読んでみてください。感想、ブックマークなどいただけると、光栄です！