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[良い点]
 かの名探偵の世界観、その雰囲気を存分に纏わせた作品でした。ゆるい雰囲気の中にあるピリッと緊張感のある会話、そして裏にある悲しい設定には引き込まれてしまいました。若干突飛な設定があるようにも思いましたが、それもまたこのシリーズの味なのでしょう。
 それでは今後の創作活動を応援しております。
お忙しい中、拙作へ感想をいただきありがとうございます。
感想を希望したもう一作へ頂いた物もそうでしたが、良いところを見つけて下さるご感想に感謝し、今後の励みとさせていただきたいと思います。
重ねて御礼申し上げます。
[良い点]
荒川クリスティーと三毛ひよこという世間知らずなキャラクターの絶妙な掛け合いが面白く、推理一辺倒なストーリーばかりでない飽きさせない魅力がありました。

無駄なシーンが無く、すっきりとストーリーが纏まっていたと思います。そのため、テンポよくすらすらと読み進める事が出来ました。

特に推理小説ですと、矛盾点が起きてしまった場合に途端に冷めてしまうものですが、そんな事が一切なく、これ何だろう? どういう意味だろう? と考え込んでしまう事も無かったです。

[一言]
遅くなりましたが、拝読いたしました! なろうで初めて推理を読みました。

推理小説は堅苦しい文章が続いてしまうと読めなくなってしまう我が儘な私ですが、こちらの作品は探偵コンビがとっても良い味を出していて、どんどん先が読みたくなってしまいました。
面白かったです(*^_^*)

  • 投稿者: みつ
  • 女性
  • 2016年 01月25日 21時22分
みつ様、感想を頂きありがとうございます。

私自身、推理小説は本シリーズが初挑戦ですので、お褒めのお言葉を頂きまして大変うれしく思います。
1作目の「羊たちのもふもふ」から遡った、これは2人の出会いを絡めた物語となっているのですが、当初二時間サスペンスドラマ的な笑いと涙と人情と旅情とグルメとフリーライターと……と、そんなに盛り込んだら何だかわからないですね^^;
目指すところはミステリーコメディ! しかもスピンオフはSFだったりと、私自身一番楽しんで書いている作品です。

そんな我が子を、もしもお気に召して頂けたなら幸いです!

面白かったというお言葉はなによりのご褒美です!
ありがとうございました<(_ _*)>
[良い点]
・味のある地の文
たままさんのエッセイに見られる独特の訥々とした口調。
これが本作では語り手の個性となることで、小説の武器として活かされています。
どこか脱力気味の緩やかな空気。
これは本作のオリジナリティと言えると思います。
・キャラの個性・関係性
二作目になり、だいぶこなれた感じがします
めんどくさがりでどこか飄々とした荒川
荒川に懐く、かわいいながらも謎めいたひよこクン
過保護だけど、実は自分が荒川なしでは生きていけないのではないかと思わせる佐久間
この三人の関係性がくっきりしていることで、作品に一本の芯を生み出しています
[気になる点]
・全体にだるいです
ゆるいという意味ではありません(ゆるゆるの雰囲気はプラスですので)
具体的にはメリハリがなく、引っ張ってくれるだけのリーダビリティに欠けます。

その原因の一つは文章。
具体的には「こそあどの多さ」にあります。
「こそあど」は「何を指すのか」につき、登場する度、読み手に考えさせてしまいます。
つまり「こそあど」が増えるほど、読み手に強いる負担を大きくします。

例をあげます。

>この執事兼運転手兼料理番、8年余りの間お坊ちゃまの生活全般を世話してきた。それは幼児における保護者のような存在であり、その雇い主は荒川の兄である。

たった2文で3つも出てきます。
はっきり言いまして読みづらいです。

当方も文章に同じ欠点を抱えています。
なので一度文章を書き上げてから、「こそあど」一つ一つにつき検討。
不要なら削る作業をしています。
こそあどはなくても案外意味が通じるもの。
よろしければ試してみてください。

あとは短文を増やし、レイアウトを工夫すること。
文章は「読ませる」のではなく「見せる」。
これを心がけると、横書きでも読みやすくなります。

・価値観の強制

>女将の見送りを受け宿を出ると、車内では佐久間とひよこのつまらないコントが繰り広げられ、荒川は大欠伸あくびである。

「つまらない」、これによって読者は素に引き戻されてしまいます。
なぜならつまらないかどうかを考えるの語り手(神)ではない。
読者でなければならないから。
価値観を押し付けられることによって、白けてしまいます。
もし「面白い」とやりとりを楽しんでいたらなおのことでしょう。

例えば、

佐久間とひよこのまるでコントのようなやりとり。
荒川は耳に入れることなく大欠伸している。

「荒川にとってはつまらない」、しかし「読者がどう思うか」は読者の判断に委ねられます。
作者のお仕着せが入れば入るほど読み手は不快になるおそれがあるので、三人称神視点でいくなら注意すべき点だと思います。
[一言]
楽しませていただきました
当方とゆなきさんが煽ってムリヤリ書かせてしまったシリーズですが、その罪悪感を抜きにして面白かったです
それも一作目と比較して見違えるほどに。
全体にかなりこなれたという印象です。

ただ……まだ面白くなると思います。
コメディとしても推理としてもしっかりしていますが、まだ味噌が溶け切ってない味噌汁の印象。
ダシはしっかりとれているので、もっともっと美味しくなりそうな気配を感じます。
三作目、期待しています♪
belle様、とても丁寧な感想ありがとうございます。

お忙しい中、ここまできっちりと向き合って頂き感謝します。
良い点、に書いて頂いた事は素直にお褒めの言葉としてありがたく頂戴します。

そして悪い面。真摯に向き合って下さったことが伝わり、頭が下がる思いです。

「こそあど」の多さ。成程、確かに多いですね。国語のテストかと思いました。
実は私、何度も読み直して文章を修正してこれが完成品なのです。つまり、「こそあどが負担」という感覚が薄かったのです。ですので、そう言うご指摘をして頂けて助かりました。

どうやら私は「こそあど言葉」が好きなようですので(気付いてませんでした!)どうした物か、考えてみます。
またレイアウトにしても、まだまだ横書きに対応しきれていないようですので他の皆さんの作品を読むなど、研究してみます。

「価値観の強制」……痛いところを衝かれました。
例文以外の所にもあったのか、そうなると自覚が無いので問題の根は深いですが……
例文の『つまらないコント』は「荒川の気持ち」であると同時に、多分「語り部」を押しのけて「私自身」が書いたのです。

「こんなの面白いの?」という気持ちが過ぎった。
そして、つい予防線を張った。
そういうことなのだろうと思います。
お恥ずかしい限りですね。すぐさま書き変えます。

そして、罪悪感……だなんて^^;

今作は自ら望んで書いていますのでお気遣いは無用です。
そして、実は前作「羊たちの~」を書くにあたっての最終的な決断は某シイタケ先生とのやり取りですので(本人は覚えているかわかりませんが「自分も書くから書こう!」と……)気になさらないで下さい。

とはいえ、belleさんに切っ掛けを頂かなければそもそも書くことはありませんでしたし、それは本当に感謝しています。
今では荒川たちが可愛い我が子ですし、メイン作はこちらになりそうです^^;

妻と円満決別(完結です)し、離婚したら再婚相手に出来るよう、頑張ります。(酷い例え)

そして、まだ面白くなる、といって下さったお言葉を胸に味噌が溶ける日を目指します。
ありがとうございました<(_ _*)>
[一言]
楽しませて頂きました!
感想は……九藤さんが綺麗にまとめてくれたので、下手な私の言葉で繰り返すこともないかな、と。
一見喉かな山間の悲しいエピソードと、荒川ひよこコンビと羊さんのコミカルがお互いに引き立て合い、長編を読んだような満足感です。
とにかくキャラが愛しすぎです。できればシリーズ化して頂きたい。とりあえず、次回作のひよこミステリーを楽しみに待ちたいと思います。
ありがとうございました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 10月25日 10時01分
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樹里様 感想ありがとうございます。

思えば、3話目まで書いて一ヶ月も放置していた本作を、思い切って投稿できたのは樹里さんの後押しがあってのことでした。
慢性「これって、どうなの? 面白いの?」病患者に勇気を下さり、ありがとうございました。

長編を読んだような満足感だなんて! 勿体無いお言葉です。
また、キャラを愛しんでくれる事は一番の喜びです。
私自身も大好きな子供たち、本当に嬉しいです。シリーズ化、出来るといいなぁ~(と、自分も思ってますが、事件が思いつかない)取り敢えずスピンオフの予定はありますので(ひよこの)また、お付き合い頂ければ幸いです!

最後に、素晴らしいイラストを頂きましたこと、御礼申し上げます。
とても励みになりましたし、もう一つ大きな後押しを頂いたと思っております。
ありがとうございました!
[良い点]
心和むコミカルな筆致が健在ですね。そしてどこか優しい、と作品を拝読するたびに思います。今回は特に、ゆうきちゃんが辛い立場のお話でした。ですがそんな中でも荒川さんのとぼけたキャラ、ひよこくんの天然、謎の(笑)猫さん、ひつじさん、などの要素が、悲しさを和らげていたと思います。
少しずつでいい。ゆうきちゃんも、四条さんも、他、いびつな形になっていた関係が、明るいものに変化していけば、と願います。
大正風味な舞台設定も良かったです。
[一言]
最後の猫さんの必死ぶりが、すごく笑えました!!
彼と友情を確かめあうひよこくんと、逃げようとする荒川さんも面白かったです。
九藤 朋様 感想ありがとうございます。

ミステリーの宿命。とでも言いましょうか、事件の真相が明るいことは難しい。
さりとて、コメディー過ぎれば実際に心を病んでいる方に失礼な内容になりかねない。実は、自分なりに悩みどころでした。
ですので、
>そしてどこか優しい
とのお言葉、ちょっとホッとさせていただいております。

コメディ色が強いので、この物語の裏の主人公である「ゆうき」を気にかけて頂いた事も嬉しいです。ああ、伝わっているのだ、と感じました。

最後に、素敵なイラストを頂いた事も大変励みになり、お力を頂いた事と、源ちゃんをお貸しいただいた事で物語に一層の幅が出せた(はず……後は私の腕次第ですが)ことを御礼申し上げます。ありがとうございました。
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