エピソード141の感想一覧

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[良い点]
お邪魔します。
ようやく読み終わりましたので感想を。
一筋縄ではいかない物語と硬派な文体とが相まって、すごく充実した読書時間でした。

サーティーク王の過去は前振りがあったので、かなり覚悟して読み進めたのですが、予想よりも遥かに悲惨で……レオノーラさんがかわいそうすぎたので、終盤で小ムネユキ君が生きていて、本当によかったです。ナイト王のことも、佐竹君が内藤君のお陰でサーティーク王と戦わずにすんだことも、つづれさんの優しさだなあ、と思いました。

弟星を流刑星にした兄星が滅んでいたのは、皮肉ですね。
佐竹君は馨子さんに宗之さんのことをどう伝えるんだろう、と思っていたら、直球で異世界体験のことを報告していましたね。なんだかんだ言いつつ、信頼し合っていて素敵な(?)親子関係です。
人物はゾディアスが一押しです。

異世界転移もので元の世界に帰ることが目的のお話は最近では珍しくなってしまったような気がしますが(寂しいですね)、王道でいて現代的で、とても面白かったです。
[一言]
内藤君が終始ヒロインに見えてしまった自分は、心が腐っているのだろうなあ……と思いました。
それはともかく、佐竹君の静かな佇まいが心に残る作品でした。
骨太の素敵な物語をありがとうございました。
畑中希月(エスメ)さま

本当にお忙しい中、こんな長い話にお付き合いくださり、温かなお言葉によるご感想、本当に感謝です。

レオノーラの顛末については、書きながら私自身もかなり精神的に削られたのを思い出します。
あれを書くときには完全にサーティークの視点になっていましたので、最後のシーンは部屋の中を動物園の狼のようにウロウロしながら「ダメだ、私がここまで持っていかれてたらダメだ、客観的になるんや!」と自分に言い聞かせたものでした。

ラストはきちんと現代の地球に戻る、ということは最初から決めていましたが、途中の過程がどうなるかは書いてみなくては分からないという状態でした(プロットを作らない書き方なもので…)。

大汗をかきつつなんとか執筆し、完結させられたことだけでも嬉しかったのですが、こうしてまたお立ち寄りくださり、ご感想までくださる方がいてくださることが幸せの極みです。

本当に、お時間のないなか有難うございました。
季節の変わり目です。
どうぞご自愛くださって、ご自身の執筆も楽しんで頑張ってくださいませ(*^-^*)
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