感想一覧

toriさんこんばんは！
感想ありがとうございます！！大感謝です。

このお話は、官能小説を読みたい。っていう友達に、1時間で書いたエロい掌編が元になっています。
鉛筆で走り書きしたそれは、もうムリヤリ押し倒してグッチャグチャでビッチャビチャな変態丸出しなヤツだったのですが、それにテロリズムや紛争を絡めた話にしてみたらドラマチックかなと再構成して掲載した物になります。

なお、最初のヤツは生っぽくて気持ち悪いもはやエロくない、って言われましたｗ

少年兵を描く際、地域について結構気を遣っています。ピート達が良く派遣されるコンゴ共和国以南ではキリスト教が普及していますが、中央アフリカでは各宗教がばらけて分布しており、この辺の設定には慎重になります。
アフリカ大陸で戦争の動機を探すとき、宗教、金、麻薬といった様々な動機が思いつきますが、幾つかを複合させて新しい戦争を作り出さないとなかなか最後まで上手く行かない事もある気がします。

さて、今回の『雨に、原石はうたれて』は中央アフリカに派遣された4人が事件に遭遇する物です。主人公はあくまでも名前も教えてもらえないようなテロリストですが、

たまたま年齢が子供である。

と言うところにテーマをもってきています。あまりこう言った主張は込めたくない部分なのですが、子供だと急にかわいそう、という人もいます。
事情があるのではとか、貧困が、とかそう言うのを理由に赦されてしまうのもいかがな物かと。

子供でも、大人でもそこはあまり関係無くて、道徳や倫理と言った先進国が戦争状態にない本土で語るようなものを、戦闘区画でかたってもしかたがないという所にフォーカスしてみようとおもって書いています。
ですので、小学生くらいの子供が信じがたいような方法で倍くらいの年の女性を強姦して、そのためには彼女の夫を惨殺しながら行為を楽しんでいる。という、子供ならではの歯止めのきかなさが凄惨な性欲を引き出す様を描写しています。説得力出たかな的部分で、今後こういった手法は使いたいと考えています。

1人称で行為を語らせると、かなり怖い。そう考えています。大人でも怖いのに、一二，三歳くらいの子供がそれをやると本当に怖い。でも、機械的に四人は彼らを殺害していきます。その温度差がまた怖い。
日系人のサキオカだけは迷いがあるのですが、その辺がちょっとした描写で他作とクロスオーバーしています。

掌編ですが、重い感じの作品になった気がします。追記部分に散らかりが見られてお読みになったかた達にちょっと申し訳ないと思っています。
最後まで読んでいただけて心よりお礼申し上げます。！
今後ともよろしくお願いします！