感想一覧

[一言]
　切ないお話でした。野良だと、生活は命懸けなんですね。実家にて、猫の夫婦を飼っていたのを思い出しました。避妊手術をする前に、子猫を四匹産みました。うち一匹は生まれつき尻尾がありませんでしたが、優しい老夫婦に貰われていきました。四匹とも飼い主が見つかり、家から離れて行きましたが……こちらの作品を読み終えて、無事に産んでくれて良かったな、と今さらながら思いましたね。本文とあまり関係ない感想ですみません。

[良い点]
情景描写がとても丁寧なため、
どのような状態にいるのか。
どのような心境なのか。

それを想像することは、難しくありませんでした。

だからこその、切なさがこころに残ります。

独特な世界観も感じました。

「猫」の世界だからなのか…それとも、
「作者さま」の作品だからなのか。

それはまだ、私には分かりません。

ただ、読んでいてとっても、愛おしい気持ちになりました。
そして、祖母、母、子……家族の繋がりを感じました。

先に逝ってしまったものたちの気持ちが、
痛いほど伝わってきました。

読んでいて後味悪くない、
忘れられない作品だと感じました。

[一言]
読ませていただき、ありがとうございました。

これからも、応援しております。

[良い点]
「猫の彼岸」の描写が非常に美しく、透明感に溢れていました。彼岸においても猫たちは個人主義なところがいいですね。時折会話のように鳴き合う以外は、一人きりで行きたい所に行き、会いたい人と会う。それが猫たちにとっての理想郷なのでしょう。猫を飼っている方ならではのリアリティでした。
[一言]
哀しいお話でしたが、心が温かくなりました。あとがきで「ここは」ちゃんが元気に生きていると知り、ほっとしました。

野良猫の寿命は飼い猫に比べてずっと短いと聞きます。きっとこんな出来事はよくあることで、助からない事例の方がずっと多いのでしょうね。
親子の運命をシビアに、けれど彼らに寄り添うように描かれた作者様の視線に優しさを感じました。語り手である母猫の娘への思いが、脆弱な肉体とは裏腹に炎のようで、母性とはこういうものなんだろうなあと胸に沁みます。
陳腐な言い回しになりますが、ここはちゃんにはお母さんと妹の分まで幸せになってほしいと願ってやみません。

素敵な掌編をありがとうございました。

[良い点]
これもある種、流行の「擬人化」なんですかねw

[気になる点]
誤字脱字が若干(笑)
それも含めて「深い深い」話で心が震えました。
[一言]
自分は「子犬を胸に抱いた外国人おねーちゃん」と
すれ違いざま接触した数分後？二の腕が鳥肌状で
痒さに洗い流すまで大変な状態でしたが、、、

例えばの話で失礼ですが
「夏になると増殖する黒(茶色)い害虫」
一寸の虫にも五分の魂と考えるべきなのか？

一瞬でも速く抹殺すべき対象なのか(笑)
悩むことが正しいのか？それとも？？？
※可愛がる気持ちは毛頭ありませんがw