感想一覧

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[良い点]
 読み専ですが言わんとしていることはなんとなくわかります。テンプレ作品多いなーと思っていたんですが、それに対する理由が読みやすい形で書かれていますね。
[一言]
 個人的に好きなファンタジーラノベは富士見書房から出ていた「モンスターコレクション」というTCGのノベライズシリーズ(のなかの短編集)でした。
 あれぞまさに和製異世界ファンタジーといった世界観で大好きでしたが、まあ、なろうではウケないスタイルですよねー。

 テンプレ作品は評価が得やすい反面、やはりテンプレ以外の部分(このエッセイでは2割と言っている部分)での物語りの動き、みたいなのの幅が少ないことが、評価されやすいものの消えるのも早いという特徴として出ているんじゃないかなーと。
  • 投稿者:
  • 2015年 11月11日 17時50分
>評価されやすいものの消えるのも早い

なんか消えてる消えてるっていう人多いんですけど、消えてるのかなぁ。
エタりさえしなければ、着々とpt稼いでいるイメージなんですが。

ちなみに日間総合ランキングの上位から消えるのは仕様です。
日間総合ランキング上位に載っていられるのは、テンプレに限らず、どんな作品でも1~3日、ものすごく長くても4~5日ぐらいが限度のはずです。
[一言]
もったいない作品が生まれる理由に更新速度がありますよね
料理と一緒で温かいのも味のうちだからでしょう
赤川次郎ばりの作者はやはり有利なのでしょう

世界観がしっかりした後は編集能力が問われるのでしょう、キャラクターだけでひっぱるテンプレ作品に世界観がしっかりしてるものの人気が出ない作品はここで負けてしまうようにおもいます

>更新速度

まあ、あまり時間が経ってしまうと話を忘れる、という読者の意見はよく聞きますね。
いろんな面で、早い人が有利なのは、間違いないです。

ただ、確実に個々の作者で楽しんで書けるペースってものが違っていて、感想で「更新が遅い」とか「あの人はこれだけのスピードで書いてますよ」とか言われても、「うるせえ黙れ」「んなバケモノと一緒にすんな」「だったらてめぇがやってみろ」っていうムカムカした感情しか出てこないんですけどね(笑)
まあ、書き溜めてから投稿を始めるという手はありますが、それ以上の手はないですね。

[良い点]
やぱり前回に書いた内容とつながるんですが、最初に結論ありきすぎ。

先の感想への返答で触れているドラマ云々についてですが、あちらも週に一度の更新ですし、同じく続きが見れないわけで。しかしドラマでは受け入れられるピンチとその解消というテクニックが「なろう」ではそれが受け入れられないとされている。
文庫本でも1冊で全て昇華されるものも多いし、定石テクニックがなぜか「なろう」では通用しないとする論拠が弱すぎ。
そういった意味で、文量や展開速度的なもので参考・比較するとするなら新聞連載ぐらいではと思いますが。新聞連載について、あれこれ書いている作家のエッセーは読んだことがないですが、多分だれか書いているんじゃないかな。雑誌連載とは異なる「なろう」作家向けのコツやテクニックあると思います。
例えば伏線やピンチの解消はこまめにするようにとか、あるいは毎日3000文字ずつより、3日おきに1万文字ずつにすると演出効果も変わってくるとか、日和りみ万歳主義的なアドバイスよりは前向きだと思います。

また欝展開ということについても、主人公への苦境やストレスと割と広めにとらえてしまうと、実際のところそういった要素がない作品の方が珍しいのではと。
しかしお勧めはピンチらしきものが仮にあってもそれをすべてチートですっとばしていくtuee系を推奨しているという風に見えます。
今現在のランキングにおいて、上位に純粋なtuee系がそんなに占めているのかというのは疑問で、現在のランキングをみたところチート系のタグは半数近くにありますが、チートはあっても結局四苦八苦するしで、tuee系とみなせるのは1割もなさそうです。
tueeを上手く魅せるにはワンクッションが必要。そのワンクッションの使い方に悩むべし、それは分量的なものだったり演出だったり伏線だったりで、その使い方がドラマや漫画は参考にならないという論旨にもっていくならまだ納得はできますが。
  • 投稿者: popesyu
  • 2015年 11月10日 21時31分
>先の感想への返答で触れているドラマ云々についてですが、あちらも週に一度の更新ですし、同じく続きが見れないわけで。しかしドラマでは受け入れられるピンチとその解消というテクニックが「なろう」ではそれが受け入れられないとされている。

えっと、『半沢直樹』とかを見てもらえば分かるはずなんですが、ストレスの発生から、それをカタルシスに昇華するところまでを、1話の中でやっているんです。
だから視聴者は、1話を見終わった後には、「あー、面白かった」ってなるんです。

これを、例えば1クール13話全体で一個のストレス→カタルシス展開をやろうとして、1話~6話まで全部丸々ストレス回、7話目からがカタルシス回、とかいう構図にしちゃったら、これはもうアウトです。視聴者ついてきません。
(まあ、『ルーズヴェルトゲーム』なんかは話の終わりをストレスのまま終わらせるような話が何話かあったので、あれは見ていてモヤモヤした感じですが)

池井戸作品でなければ、木村拓哉主演の『HERO』とかでもいいです。
必ず1話の中で、ストレスの発生からカタルシスへの昇華までをやっています。

何なら『水戸黄門』なんかの時代劇でもいいですよ。
町娘が悪代官に虐げられるところが、ストレス展開ですね。
虐げられたところで、次週へ続く、なんて作りにはしていないはずです。

だからなろうでも、ストレスの発生からそれをカタルシスに昇華するところまでを1話(1回の更新)の中でやれば、大丈夫のはずです。
[良い点]
何を伝えたいのかハッキリしてる
[一言]
テンプレに沿った作品は多くの読者に読まれてます。しかし、これらのテンプレ作品は物語性が欠けていると思う。核となる物語が無いに等しいのだ。だからだろか、最初の数話、数十話で飽きてしまう。読者にとっては似たような展開は苦痛に感じられる。テンプレ要素も重要だが、その作品における核となる物語が背景に欲しいところだ。
  • 投稿者: たみふる
  • 18歳~22歳 男性
  • 2015年 11月10日 04時43分
そうなんですよねー。
テンプレ的な作品が好まれる一方で、たみふるさんのような読者もいる。
その実数がそれぞれどのぐらいなのかっていうのがはっきりとは分からないから(それにそんなシンプルにカテゴライズできるようなものでもない)、僕らは雲をつかむようなスタンスで「読者」っていう一括りで読者を見て、あの読者とこの読者にそれぞれ好みの違いがあるんだってことを、忘れてしまう。
[良い点]
読みやすく納得させられる文章でした
[気になる点]
読みやすさを優先しているせいかちょっと情報量が物足りません
[一言]
上位20-50%の説明にはなっているけれど、上位20%以上は説明できていないという感じを受けました
例えば無職転生は最強ハーレムにみせかけた鬱です
奴隷ハーレムは最強ハーレムにみせかけた日常系です
ありふれた職業はゴアです
累計10位までで最強ハーレムをバランスよく続けているのはハ男くらいです

これは要素の2割というレベルではありません
ストーリーラインの5割以上がこれらで占められています
書かれている1-4全てが当てはまらないのです
なぜそうなるか、その理由は、なろうテンプレの自由度の低さにあります

テンプレ通りにすると話がテンプレから2割しか動きません
そして動いた後にテンプレの強制力で話が元に戻ります
残るのは不自然さと動かないストーリーです
これでは人気が出ないのも当然です、読む意味がないですから
テンプレを用いると話が予測できるため起承転結が自然消滅するんです

日刊ランキングでの、最強ハーレムの消える速さがこれを証明しています
何せ最強を説明→ヒロイン1人目の段でもう消えていますから
テンプレ後起承転結が起こらないと即切られているということです
つまりもうテンプレは古くなり、新しい席は空いておらず、求められているのはそれ以外になっています
令嬢ブームがなぜ起こったか、新しいものに飢えていたからです

そして令嬢もテンプレとなった今、もうすぐ消えてゆきます
次に来るものを考えるのもいいコラムになると思いますよ
  • 投稿者: ネジ
  • 2015年 11月10日 01時10分
非常に良い分析ですね。
面白かったです。
こんな感想欄に書いてあるのがもったいないぐらい(笑)

>上位20-50%の説明にはなっているけれど、上位20%以上は説明できていないという感じを受けました

妥当な指摘だと思います。
でも数字にはちょっと疑問が残る……というか、上位20-50%っていうのは、累計ランキングの300位までを見て言っている感じですかね。

俺Tueee.Netで調べてみたところ、だいたい5000pt以上で上位1%になるようです(取得した作品およそ30万件のうち、5000pt以上の作品はおよそ3000件)。
僕が「評価される」と言っているのは、この上位1%に入るということを指して言っている感じなので、そのさらに上の天上界の頂上決戦がどうなっているかは、まだ見えていません(笑)

累計ランキングの上位20%っていうと、60位までってことなので、全体でみると上位0.017%ぐらいですね。
[一言]
読者でしかないわけですが一言。テンプレが大事と言いますか、成立するパターンは出尽くしていると言われてますね。
音楽が良い例でしょう。
読み手として特にファンタジーに求めたいのは、世界観の作り込み、小さな箱庭や舞台でかまいませんが、情景がわからない作品はつらいです。

世界観がしっかりした作品はよほど冒険的なストーリー展開でないかぎりおおむね成功するのではとおもいます。
あ、そうだそうだ、こういう読者さんにはお勧めしておこう。

姉妹冒険者物語
http://ncode.syosetu.com/n3919cg/

僕この作品、世界観が驚くほどしっかりしていて、地に足付いていて凄いと思うんですが、ストーリー面での娯楽性が低いせいかこんな評価ptで埋もれてるんですよ。
もったいねぇなぁと思うんですが、これが『小説家になろう』の現実だとも思うわけです。

まあ、これこそ「よほど冒険的なストーリー展開」なのかな。
とにかくもったいない。もっと評価されていい。
>世界観がしっかりした作品はよほど冒険的なストーリー展開でないかぎりおおむね成功するのではとおもいます

それは多分、ある程度の要求ラインを満たしている作品の話ですね。
読者がスッと物語の世界に入り込めるような仕組みを、適確に備えた作品。
プロとしての最低限の水準とでも言いましょうか。

テンプレだとこの水準を、自動的にクリアできるという話ですね。
中堅ワナビレベルだと、世界観を緻密に作る人ほど読者を置いてけぼりにする書き方をしてしまいがちなので、初心者の書いたテンプレに負けちまうわけですな。
[一言]
なろうでは、少年ジャンプの連載漫画の要素が求められます。シリアスでもいいのですが、徹底的に引っ張って次回も読みたくなるようなあざとい手法が必要です。
exactly!
[良い点]
まぁうん、それなりに纏まっているし、言わんとしていることも分かるのだが、最初から結論ありきで、且つそのゴールがあまりにも志が低いというか。
例えば同人誌の例えの部分は、結論にあわせた強引なつじつまあわせだと思いますし、一人称の部分もねぇ。それが手っ取り早く書き易いからという事情の方が大きいのではとも思いますし。

まぁ結局テンプレ程度の内容は要は枯れ木も山の賑わい。つまらないものでもないよりはあったほうがマシというものでしかありません。結果的に作り上げたものが枯れ木になってしまうというのはいいとは思いますが、最初からそれを目指し、それ以上のものも求めないというのもどうかなと。
例えば欝展開というのものね。結局その反応はとってつけたような欝だったからなのではとしか。
  • 投稿者: popesyu
  • 2015年 11月09日 22時17分
同人誌は確かにちょっと強引だったかも。
でも一人称の有益性は、確かにあると思います。

鬱展開に関しては、一般的な小説というかドラマの書き方では、「とにかく主人公やその周囲を徹底的に虐める、ストレスを与える」っていうのが、定石なんですよ。
池井戸潤のドラマとか見ていれば分かりやすいかと思うのですが、必ず主人公が苦境に陥って、そこからの逆転劇が視聴者をワクワクさせる。
この苦境っていうのがストレスなり鬱展開で、逆転劇っていうのがカタルシスなんですが。

ただこの定石に従っていると、なろうでは評価されにくい側面がある、という話です。
[一言]
なろうテンプレは伊達じゃない!
その結論には完全に同意します。

しかし、そうなると例外的に高評価を受けている作品はどういった理由で評価されているのでしょうか。

4のストレス展開についてだけに着目しても、『盾』や『用務員』などはどういう条件を満たし、高評価を得たのでしょうか。

『盾』はある程度予想できます。
まず、ストレス展開は前半でしかもハイペースな更新によってスピーディに済ませたのが一つの理由だと思います。

しかし『用務員』はどうなんでしょう。
ふるいにかけ、残ったのが今のファンだということもできますが、それならある程度ストレス展開にも需要があるという結論になります。

そして、感想欄でも見かけられることですが、『用務員』の読者は訓練され、鬱展開に慣らされているのです。
読者を調教してしまう『用務員』、最強かよ、と思ってしまいます。

いかぽんさんに、このエッセイに当てはまらないけれど評価されている「例外」についての考察をぜひやっていただきたいです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 11月09日 21時51分
管理
4つ上の感想が、なんとなく鋭い気がします。

底辺作者的感覚だと、評価ポイント4桁中盤以降が雲の上の世界という感触だったので、累計上位とかよく分かりません(笑)
[一言]
荒木飛呂彦の漫画術、私も読んでますよ〜(´・Д・)」次回作の時には、キャラクター・シートを作ろうと、コピーしてます。←安易な取り込み方(^◇^;)
数十万作の中から淘汰されて上位に行くからには、そのサイトの存在価値に合う理由がある。後はどう取り込んでいくか? 自分の立ち位置を確認するためにも、一度ガッツリと自覚的にテンプレに挑むのも、有意義ですよね。いまだジャンルがホットな内に。
>いまだジャンルがホットな内に

これはときどき思います。
僕とか、なんかテンプレ書けば評価貰える気になってますけど、そのうちこの状況って大崩壊する日が来るんじゃないか、やるなら今のうちなんじゃない?っていう。
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